ハンコック「出航は明朝。九蛇の海賊団にシャボンディ諸島まで送らせる。今夜は出航に向けて骨を休めておけ」
ルフィ「明日には島を出られるんだ!早くみんなに会いてェな!」
デージー「しかもこんな祝いの場に」
コスモス「蛇姫様が許したなんて信じられない」
ラン「もしかしたら、蛇姫様が仕掛けた罠なのかも」
ラン「あの男にたらふくご馳走を食べさせておき油断させスキをついて地獄へ叩き落とす」
コスモス「蛇姫様が許したなんて信じられない」
ラン「もしかしたら、蛇姫様が仕掛けた罠なのかも」
ラン「あの男にたらふくご馳走を食べさせておき油断させスキをついて地獄へ叩き落とす」
デージー「その役目は私達って事ね」
ラン「準備はいい?男を始末する!」
ラン「待って!様子が変よ」
ルフィ「フザけんなよお前ら!いい加減にしろ!」
ルフィ「何で歌わねェんだよ!」
ルフィ「宴ってのはな!こうするもんだろうが!ヨホホホホホ♪ヨホホホホホ♪」
ルフィ「フザけんなよお前ら!いい加減にしろ!」
ルフィ「何で歌わねェんだよ!」
ルフィ「宴ってのはな!こうするもんだろうが!ヨホホホホホ♪ヨホホホホホ♪」
ルフィ「ビンクスの酒を届けにゆくよ♬海風気まかせ波まかせ♬」
「ハハハハハハハ!」
ネリネ「仕方ないじゃない。あなたもう明日出航でしょ!?記念に一度男に触りたいってコ達に…」
ネリネ「ほら!大人気!」
ルフィ「お前何勝手に商売してんだよっ!」
ルフィ「あーあ、食べ物こんだけしか持ってこれなかったよ」
ハンコック「明日の朝…」
ネリネ「ほら!大人気!」
ルフィ「お前何勝手に商売してんだよっ!」
ルフィ「あーあ、食べ物こんだけしか持ってこれなかったよ」
ハンコック「明日の朝…」
ルフィ「七武海?誰が?」
ニョン婆「ん?蛇姫じゃ」
ニョン婆「ん?蛇姫じゃ」
ルフィ「わ…わからんかった」
ニョン婆「新聞ニャど読んどらんニョか」
ニョン婆「新聞ニャど読んどらんニョか」
ルフィ「おォ…読んどらん…あーおどろいた」
ニョン婆「蛇姫がこの国の皇帝並びに九蛇海賊団の船長となったのは11年前。あのコはまだ若かったが、たった一度の遠征でその首に8千万の懸賞金をかけられた」
ニョン婆「元々と轟いておった九蛇の悪名と相俟って中枢の者達は即座に蛇姫を警戒し、七武海への加盟を勧めて来たニョじゃ。だが、今やその称号も剥奪の危機。というニョも…」
ニョン婆「呆れた男じゃ…無知にも程がある。ただその話はな、あくまで予測じゃ。しかし十中八九戦いは起こる」
ニョン婆「世界政府は打って出たのじゃ。白ひげは仲間の死を決して許さぬ男。それを知ってなお」
ニョン婆「白ひげの優秀な部下ポートガス・D・エースの公開処刑を発表した」
ルフィ「エースが処刑!?」
ルフィ「黒ひげ…」
ニョン婆「中枢の者達は突然手に入った大物エースという海賊の身柄を大きく利用し今回の」
ルフィ「バーサン!」
ルフィ「兄ちゃんなんだよ!エースはおれの兄ちゃんなんだよ!」
ニョン婆「何と!」
ニョン婆「まことか!?そなたの兄!?」
ニョン婆「中枢の者達は突然手に入った大物エースという海賊の身柄を大きく利用し今回の」
ルフィ「兄ちゃんなんだよ!エースはおれの兄ちゃんなんだよ!」
ニョン婆「何と!」
ニョン婆「まことか!?そなたの兄!?」
ルフィ「どうしよう…公開処刑ってどこでやるんだ!?」
ニョン婆「ああ、海軍本部を有する町、マリンフォードの広場…一週間後とあるニョで今から実質6日後か」
ルフィ「えー!?すぐじゃんか!ここからシャボンディ諸島まで何日かかるんだ!?」
ニョン婆「まあ一週間以上はかかると思った方がよいな」
ルフィ「そんなかかったら仲間達に会う前にエースの方は全部終わっちまうよ!じゃここからエースのいるとこまでは?」
ルフィ「えー!?すぐじゃんか!ここからシャボンディ諸島まで何日かかるんだ!?」
ニョン婆「まあ一週間以上はかかると思った方がよいな」
ルフィ「そんなかかったら仲間達に会う前にエースの方は全部終わっちまうよ!じゃここからエースのいるとこまでは?」
ニョン婆「幽閉中のインペルダウンへじゃと海賊船なら一週間、海軍船なら4日」
ルフィ「何で?海軍の船はそんなに速ェのか!?」
ニョン婆「世界政府専用の海流があってニョう…」
ニョン婆「エニエスロビー」
ニョン婆「インペルダウン」
ニョン婆「海軍本部」
ニョン婆「海流を流し込み、3つの機関へ到達できる。つまり、門が開かなければただ渦に乗り続けるだけ」
ニョン婆「海賊船などはむしろその渦を避けて行かねばならぬ為、どうしても遠回りになる」
ニョン婆「まさか兄のビブルカードか!?」
ニョン婆「別名“命の紙”といってな、持ち主のおる方角と生命力を示す」
ルフィ「強ェ兄ちゃんをおれが助けたいなんて…エースに怒られるだけだ。でも…」
ルフィ「悪ィみんな…おれちょっと寄り道してくよ」
ニョン婆「それがどれ程無謀な事か…この戦争がいかなる規模のものかわかって言うのじゃな?嵐の中にアリが一匹飛び込むも同じ事!何もできずただ弾かれて終わりという結果もある!」
ルフィ「どうなるかは関係ねェ!とにかく行きてェ!これをどっかで黙ってやり過ごす事なんておれにはできねェ!」
ニョン婆「今世界一重要な囚人を助けるか…そのチャンスが万に一つもあるとすれば、今幽閉されておる大監獄に行くべきじゃな」
ニョン婆「マリンフォードの処刑場に連行されれば、海軍大将と」
ニョン婆「七武海がそのガードを固めてしまう」
ニョン婆「とはいえ、おぬしの兄が現在最重要囚人である以上、監獄の警備網も確かな戦力が傾けられておって当然。中に侵入するなどまず不可能」
ニョン婆「待て待て!そんな力技では解決できぬ!これもまた可能性はうすいが、今日まで頑なに断り続けておる七武海の強制招集、蛇姫がもしこれに応じてくれれば、それに乗じておぬしを軍艦に乗せる事ができる」
ルフィ「軍艦に!?海軍船があんのか!?じゃ、おれあの女に頼みに行く!」
ニョン婆「どうしたエニシダ?慌てて…」
エニシダ「よかった!今ちょうどニョン婆様を呼びに行こうと…」