Tokyo Revengers |
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原作(Original Story): 和久井健(Ken Wakui)
TVアニメ『東京リベンジャーズ』 第27話ネタバレ
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第27話 Stand alone |
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CAST |
🔷花垣武道 Hanagaki Takemichi CV.新祐樹 🔷佐野万次郎 マイキー MIKEY CV.林勇 🔷龍宮寺堅 ドラケン Ryuguji Ken CV.福西勝也 🔷松野千冬 Matsuno Chifuyu CV. 狩野翔 🔷三ツ谷隆 Mitsuya Takashi CV. 松岡禎丞 🔷柴八戒 Shiba Hakkai CV.畠中祐 🔷河田ナホヤ スマイリー Kawata Nahoya CV.河西健吾 🔷武藤泰宏 ムーチョ Muto Yasuhiro CV. 小野大輔 🔷稀咲鉄太 Kisaki Tetta CV.森久保祥太郎 🔷半間修二 Hanma Shyuji CV.江口拓也 🔷羽宮一虎 Hanemiya Kazutora CV. 土岐隼一 🔷千堂敦 アッくん Sendo Atsushi CV. 寺島拓篤 🔷山本タクヤ Yamamoto Takuya CV. 広瀬裕也 🔷鈴木マコト Suzuki Makoto CV. 武内駿輔 🔷山岸一司 Yamagishi Kazushi CV.葉山翔太 🔷橘日向 Tchibana Hinata CV.和氣あず未 🔷柴柚葉 Shiba Yuzuha CV.小松未可子 🔷柴大寿 Shiba Taiju CV.杉田智和 🔷乾青宗 Inui Seishu CV.榎木淳弥 🔷九井一 Kokonoi Hjime CV.花江夏樹
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OPENING |
ホワイトノイズ | Official髭男dism |
ENDING |
傷つけど、愛してる。 | ツユ |
AIRDATE |
2023年1月21日 |
柴大寿「コイツを殴り殺せ!同じ東卍としてのケジメだ!」
柴八戒「兄貴…ソイツはこの辺が黒龍のシマだって事知らなかったんだ…だから…」
花垣武道「(あの八戒が別人みてぇにびびってる)」
柴大寿「んなこたぁ聞いてねぇぞ。オレの命令が聞こえねぇのか?テメェは東卍である前にオレの弟だ」
柴大寿「つまりオレの命令は絶対だ。ファミリーの絆は仲間のソレより上だろ?」
柴大寿「柚葉ぁ、テメェの躾の問題だぞ。あとでたぁっぷり教えてやる」
花垣武道「兄妹って言ったって柚葉は女だぞ!テメェは女を妹を殴んのかよ!?」
柴大寿「柴家の問題に口出すんじゃねぇゾ、クソガキ!八戒見とけよ。兄ちゃんが代わりに尻拭いしてやる」
柴大寿「これが絆だ!」
橘日向「いい加減にしなよ!」
柴柚葉「やめろヒナ!」
橘日向「でも黙って見てられない!」
柴八戒「兄貴!やめてくれ!お願いだ!」
柴大寿「ハッカーイ、人にモノを頼むときは交換条件が必要だろ!?」
柴大寿「ちゃんと見合うモノ差しだせよ。じゃなきゃあ、コイツはここでくたばる」
柴八戒「やめるよ…東卍を…やめるよ…兄貴を支える為に黒龍に入る…」
柴八戒「だからタケミっちを離せ!交換条件だ!」
花垣武道「…ウウ…」
柴八戒「大丈夫かタケミっち」
橘日向「タケミチ君!よかったタケミチ君!」
花垣武道「(そうだ、オレボコられて)」
花垣武道「ごめんな八戒…オレのせいで東卍を…」
柴八戒「オマエのせいじゃねぇよ。前から決めてたんだ」
柴八戒「それより柚葉をかばってくれてありがとな。ビックリしたろ?黒龍の総長がオレの兄貴で」
羽宮一虎〈十一代目黒龍総長柴八戒、噂じゃ金の為に先代を殺して黒龍を乗っ取ったクソヤローだ〉
花垣武道「(先代を殺す…ってことはこいつ…)」
柴八戒「オレ、黒龍でやることがあるんだ」
花垣武道「(まさかっ!八戒が兄貴を殺すってことか?)」
花垣武道「(少しずつわかってきた。未来の一虎君の言う事が確かなら八戒は実の兄である黒龍総長・大寿を殺す)」
花垣武道「(そして八戒が黒龍を乗っ取って東卍に合流したらあの未来に繋がっちまう!)」
花垣武道「(じゃあ、八戒が兄貴を殺すのを止めればいいのか? それはなんか違うような…八戒がトップだろうと大寿がトップだろうと黒龍のヤバさは変わんねぇ気がするし…じゃあオレが黒龍と戦う?)」
花垣武道「(それは無理!絶対無理!稀咲に黒龍…問題が増えていく…でもオレが解決しなきゃ!) 誰にも頼れねぇ。オレ一人でやるしかねぇんだ」
千堂敦「何ゴチャゴチャ言ってんだ」
山岸一司 「キモミチ」
花垣武道「オマエら…なんでウチに!?」
千堂敦「お見舞いに決まってんだろ!? 」
鈴木マコト「オマエさぁ、隊長なんだから自覚持てよ!」
山本タクヤ「あんま無茶するとオレら壱番隊も支えられねぇぞ」
花垣武道「え?オレら壱番隊って…オマエら東卍に入ったの!?」
「はあ!?入ってるよそりゃ」
松野千冬「オマエが入れたんだろ?」
花垣武道「(千冬…)」
松野千冬「ん?なんだこの間は」
花垣武道「いや…何でもない」
千堂敦「しかし、均衡を破ったのは黒龍か」
山本タクヤ「タケミチをボコったとなれば火種としては十分」
花垣武道「え?」
山本タクヤ「“え”じゃないだろ!オマエは今や東卍の隊長の一人なんだから!」
松野千冬「“殺人部隊”それが奴らの売り文句だ。バリバリの武闘派よ」
松野千冬「黒龍は長い間、関東の不良達の頂点に君臨し続けてきたチームだ。その中でも十代目黒龍は歴代最狂最悪」
松野千冬「その理由は一つ。絶対的君主柴大寿。元々東卍と黒龍には深い因縁がある。なんせ東卍の結成理由が他ならぬ黒龍なんだからな」
松野千冬「当時、奴らのシマに住んでいた一虎君と黒龍がモメていて、その一虎君を助ける為に仲間が集まってチームを作った。それが東京卍會だ」
松野千冬「黒龍に正面からぶつかり、そしてぶっ潰した東卍は一躍有名なチームになった」
山岸一司「でも一度ぶっ潰してんなら今回も余裕なんじゃね?」
松野千冬「余裕じゃねぇよ。その時東卍が潰したのは九代目黒龍。面子が今とは全く違う」
松野千冬「東卍に壊滅させられ消えていくはずだった黒龍を蘇らせたのが柴大寿」
松野千冬「チーム名こそ受け継いでるが、大寿は黒龍をそれまでとは別モンに変えた」
松野千冬「特攻服を一新してメンバーを軍隊のように育て、見た目から憧れる存在にしたんだ」
鈴木マコト「でも一新って…全員分揃えたらメッチャ金かかるだろ?」
千堂敦「オレらとそう変わんねぇ歳だろ?」
松野千冬「ああ、2コ上だ」
松野千冬「大寿が他の不良と違うのは暴力を売ること。大寿はただの武闘派じゃない。金持ちと繋がって兵力を渡す代わりに金を得ている」
千堂敦「金の為にケンカしてるってことか?」
松野千冬「とにかく今の黒龍は九代目とは別モノ。今東卍とモメれば…」
千堂敦「ただじゃ済まねぇな…」
花垣武道「モメる必要なんかねぇよ。これはオレと黒龍の問題だ。東卍は関係ねぇ。オレ一人で片付ける」
松野千冬「タケミっち、ちょっと付き合え」
花垣武道「千冬…わかってるよ…一人で抱え込むなって言いてぇんだろ?(でも、見てきた未来がヤバ過ぎんだよ) 仲間がいるって言いてぇのはよくわかってる。でも…(アッくんもオマエも死んじゃうんだぜ!だからオレは)」
松野千冬「ハハ!そんな事言いにきたんじゃねぇよ。たださ、楽しく行こうぜ?」
松野千冬「場地さんはさ、オマエを追い詰める為に東卍を託したんじゃねぇよ」
松野千冬「怒ってんぞ場地さん “何下向いてんだよクソミチ”って」
花垣武道「一人じゃない!千冬…オレ…っ!オレ未来から来たんだっ!」
松野千冬「は…?何言ってんだオマエ?“未来から来た”?」
花垣武道「(ヤベェ…止まんねぇ…どんどん溢れ出てくる)」
花垣武道「(自分が死んだ日、過去に行った事)」
花垣武道「(死んだヒナを助ける為に東卍に入った事、12年前の今日にしか戻れない事)」
花垣武道「(マイキー君の事、ドラケン君の事)」
花垣武道「(稀咲)」
花垣武道「(そして千冬の未来)」
花垣武道「(タイムリープの事は人に話さない、そう誓っていた。現代にどういう影響を及ぼすかわからないから!でもコイツなら!現代でもオレのために死んでくれた千冬なら!心がゆるんじまった)」
松野千冬「オレが稀咲に殺される?」
花垣武道「(言っちまった!全部ぶちまけちまった…これってまずいよな?どうしよう!)」
松野千冬「オレ…死ぬんだな…」
花垣武道「…なんちゃって…冗談だよ冗談ハハハ…」
松野千冬「なんとなく気付いてた」
松野千冬「いやまさか未来から来たと思ってなかったけど、考えてみりゃあオマエは変なトコが多いし、いつもと雰囲気が違う時があったし、芭流覇羅との決戦の前、オマエは場地さんにこう言った」
花垣武道〈どうか…死なないで〉
松野千冬「離れていたから何を話していたか詳しくはわかんねぇ」
松野千冬「けど確かにそう言った。オマエは場地さんが死ぬ事を知ってたんだな。だからあんなに必死だった」
花垣武道「…ああ…知っていたのに止めれなかった…場地さんを救えたのに…」
松野千冬「すげぇなオマエ…一人で戦ってたんだろ?誰も褒めてくんねぇのに…胸張れよタケミっち!大事なのは結果じゃねぇ! 誰も見てねぇのに逃げずに戦った。オレはオマエを尊敬する」
花垣武道「信じてくれるのか?こんな嘘みてぇな話…」
松野千冬「当たり前だバカ!相棒だろ?」
花垣武道「(やっぱりコイツに話してよかった!)」
松野千冬「ハハ!オマエの涙腺ガバガバな! なんか腹減ったな」
松野千冬「しっかし、オレ稀咲に殺されんのかー」
松野千冬「食う?」
花垣武道「うん」
松野千冬「未来の事でもムカつくわー!稀咲はやっぱり場地さんの仇なんだな?」
花垣武道「ああ間違いねぇ。ハッキリと未来の稀咲の口から聞いた」
松野千冬「絕ッ対ェブッ殺す!でも今じゃねぇ。稀咲率いる参番隊は隊員数100人。さらに元芭流覇羅から新設された陸番隊もいる。それに対してオレとオマエは新造壱番隊、まだうまく機能してない」
花垣武道「雲泥の差だな…」
松野千冬「ああ、ワクワクするな!」
松野千冬「オマエはこれから誰にも負けねぇ壱番隊を創るんだタケミっち。ゼロからのスタートだけどオマエならできる」
松野千冬「黒龍だろうが稀咲だろうがぶっ潰せ!オレが最後まで支えてやる!それが全部話してくれたオマエへのオレの答えだ!」
松野千冬「これからもよろしくな」
花垣武道「よーし!やってやんぜ!(ありがとう千冬) 相棒!」
松野千冬「あっタケミっち、オマエオレのラーメン全部食った!?」
花垣武道「え?うん…くれたじゃん」
松野千冬「バカ!一口食ったら普通返すだろ!?」
河田ナホヤ「まさか八戒が黒龍総長の弟だとはな」
武藤泰宏「知ってたんだろ三ツ谷?」
半間修二「黒龍とかメンドくせ」
稀咲鉄太「やるしかねぇだろ」
ドラケン「幹部全員集まったな?」
マイキー「入れ!」
ドラケン「みんなも知ってる通りこの前タケミっちが黒龍のアタマにボコられた。タケミっちがウチの壱番隊隊長と知った上での暴挙」
ドラケン「つまりこれは黒龍の宣戦布告だ」
河田ナホヤ「ナメやがって、やっちまおうぜ」
武藤泰宏「一回ぶっ潰したチームだ。余裕だろ?」
三ツ谷隆「潰したのは九代目、今の十代目は別物だ」
河田ナホヤ「大体よぉー!タケミっちは黒龍のシマがわかんなくてしょうがねぇとして、テメェは何でそこへタケミっち連れてくんだよ?そもそもテメェらが喋ってるとこ見たことねぇぞ!あァ!」
武藤泰宏「八戒テメェ、黒龍の回し者なんじゃねぇのか!?コノヤロ」
河田ナホヤ「総長の弟だしなぁ?」
武藤泰宏「それを隠してやがったしなぁ!?」
花垣武道「ちょ…ちょっと待ってくださいよ!八戒はそんなつもり…」
武藤泰宏「テメェは黙ってろ!」
松野千冬〈いいかタケミっち、次の幹部会でおそらく八戒は東卍をやめる。そしてオマエの言う未来に繋がる。未来を変えるには八戒の東卍離脱は絶対に阻止するべきだ〉
花垣武道「(この場に向けて千冬と策は練った!)」
柴八戒「言い訳するつもりはねぇ。煮るなり焼くなり好きにしてくれ」
柴八戒「奴と兄弟である時点でその覚悟はしている。だから総長!弐番隊副隊長、柴八戒、本日をもって東京卍會をやめさせていただきます!」
マイキー「それでいいのか?」
花垣武道「ちょっと待ったぁあ!異議アリです!」
花垣武道〈でもどうすれば八戒の東卍離脱を阻止できるんだ?〉
松野千冬〈オレに策がある。まずはプランAだ〉
花垣武道「マイキー君、一旦落ち着いて考えましょう!これでも食べて!」
花垣武道「どら焼きです!」
花垣武道「どーぞ!」
マイキー「いらね」
マイキー「邪魔」
ドラケン「ふざけてんのかテメェ!」
松野千冬〈心配するなタケミっち!もしも、万が一!失敗してもプランBがある〉
松野千冬〈困ったときはこのメモを見ろ〉
花垣武道「(プランB!)」
花垣武道「(気合い!)」
花垣武道「(ウソだろ!?千冬!)」
花垣武道「(忘れてた…コイツ…バカだった…こんなんで八戒を止めれるワケねぇし、このままじゃ抗争になっちまいそうだし、どうしよう!?)」
ドラケン「どうする?マイキー」
マイキー「弐番隊の事だ。三ツ谷が決めろ」
柴八戒「タカちゃんゴメン…もう決めた事なんだ」
三ツ谷隆「そんな顔すんな八戒…わかってっから」
柴八戒「タカちゃん…」
柴八戒「お世話になりました!」
三ツ谷隆「は?何言ってんだ?」
三ツ谷隆「オレは認めねぇよ」