斗南「あの白鯨事件においてヨコハマの町と市民の命を救ったのも彼らの功績だ。これら武装探偵社の多大なる安全貢献をここに称え」
斗南「祓魔梓弓章を叙する」
斗南「君達探偵社は国の誇りだ」
「たどしたら特捜本部は恥の上塗りだな」
斗南「恥じる必要などない。それだけ武装探偵社が優秀な機関という事だ」
「これは斗南司法次官」
「これは斗南司法次官」
斗南「非公式だが、鯨型飛行兵器の墜落阻止も探偵社の功績だよ」
斗南「武装探偵社は遠からず、この国の中枢を担う組織になるだろう」
中島敦「うおおおおお!」
国木田独歩「言ったろう。直線で攻撃するな。力に使われるな。これまでもお前は虎の力に溺れた時に負けている。一言で言うなら」
斗南「武装探偵社は遠からず、この国の中枢を担う組織になるだろう」
国木田独歩「言ったろう。直線で攻撃するな。力に使われるな。これまでもお前は虎の力に溺れた時に負けている。一言で言うなら」
国木田独歩「見ての通り議員は上半身の皮を剥がれ裏返しに着せられています」
国木田独歩「同一犯による犯行が今週4件起きています」
国木田独歩「沿岸警備隊副司令。頭部に腐食性劇薬を浴び死亡」
国木田独歩「国防省対外治安局の局長秘書。空気圧縮機で超高圧空気を投入され毛穴から全血液を吹き出し死亡」
国木田独歩「最後に軍警の一等軍吏。“自殺草”と呼ばれる南米原産の激痛植物を脇に埋められ密室に放置。自ら頭を壁に打ちつけ脳挫傷で死亡」
福沢諭吉「天人五衰とは六道輪廻の最高位たる天人が死の間際に現す五つのサインの事だ」
福沢諭吉「衣裳垢膩。衣服に垢と油が染み出す」
福沢諭吉「頭上華萎。頭上の華鬘が萎れ腐る」
福沢諭吉「身体臭穢。身体が汚れ臭い出す」
福沢諭吉「腋下汗出。腋の下から汗が流れる」
中島敦「待ってください!殺人は4件なのに」
国木田独歩「不楽本座がまだない」
中島敦「じゃ…殺人はもう1件起きる…」
国木田独歩「乱歩さん!」
坂口安吾「太宰君と連絡が取れないのですが居所ご存知ありませんか?」
中島敦「いえ」
坂口安吾「では社のみなさんに伝えてください。連続殺人の被害者ですが、当日の護衛人員や予定内容は政府関係者の手で改ざん・操作されていた形跡がありました」
中島敦「あなたは確か司法省の…」
斗南「なぁに…そこの店でコーヒーを嗜んでいる時に君を見かけたものだから」
中島敦「(虎の嗅覚を使えば……コーヒーの匂いがしない)」
中島敦「で…では僕はカメレオンのエサやりとか色々あったりするので」
中島敦「失礼しまーす!」
斗南「まぁいい…武装探偵社が今日滅ぶ運命はすでに決定済みだ」
条野採菊「1着は何番の馬ですか?」
太宰治「(そうか…目は不自由) 9番だよ」
中島敦「(虎の嗅覚を使えば……コーヒーの匂いがしない)」
中島敦「で…では僕はカメレオンのエサやりとか色々あったりするので」
中島敦「失礼しまーす!」
斗南「まぁいい…武装探偵社が今日滅ぶ運命はすでに決定済みだ」
条野採菊「1着は何番の馬ですか?」
太宰治「(そうか…目は不自由) 9番だよ」
条野採菊「どうも。あなた当てましたね?」
太宰治「おや、わかるのかい?」
条野採菊「ええ、発汗・体温・筋肉の音…光を失ってかえって見えるものが増えましたよ。あなたの明日の運命も当てられますよ」
条野採菊「あなたに明日は来ません。元マフィア幹部・太宰治」
条野採菊「共謀殺人138件・恐喝312件・詐欺その他625件の容疑で逮捕する」
斗南「諸君、猟犬が探偵社員の一人を逮捕したそうだ」
条野採菊「ええ、発汗・体温・筋肉の音…光を失ってかえって見えるものが増えましたよ。あなたの明日の運命も当てられますよ」
条野採菊「あなたに明日は来ません。元マフィア幹部・太宰治」
条野採菊「共謀殺人138件・恐喝312件・詐欺その他625件の容疑で逮捕する」
「おお!ついに」
斗南「35人殺しの庇護」
斗南「マフィアとの癒着」
斗南「女医には軍医時代、患者殺害の容疑がある」
斗南「これらを公開し武装探偵社を屠る。我ら秘密会議の悲願の時だ」
「斗南先生」
「例の書類が揃いました」
「福沢が大戦末期に受けた継戦論者への暗殺指示書です」
斗南「これを公表すれば武装探偵社は存続不可能。暗殺標的の一覧は?」
斗南「35人殺しの庇護」
斗南「マフィアとの癒着」
斗南「女医には軍医時代、患者殺害の容疑がある」
斗南「これらを公開し武装探偵社を屠る。我ら秘密会議の悲願の時だ」
「斗南先生」
「例の書類が揃いました」
「福沢が大戦末期に受けた継戦論者への暗殺指示書です」
斗南「これを公表すれば武装探偵社は存続不可能。暗殺標的の一覧は?」
「面接はすでに設定済みです」
斗南「ほぉ…いつだ?」
「半年間お世話になりました」
ニコライ「さてここでクイーーーズ!なぜ私はあなたを殺さなかったのでしょーーか?」
ニコライ「正解は~~死ぬ前にあなたは席に戻るのを嫌がるからだァ!」
太宰治「やられたねぇ。追跡には気づいていたが、あの猟犬部隊が相手では人混みに逃げ込んでも無駄か…」
条野採菊「聞こえます。あなたの憤り。いずれそれは罰への恐怖へと落ちる。その瞬間が待ち遠しい」
太宰治「君とは気が合いそうだね。一つ教えてくれ。なぜ今頃私を逮捕しに来た?」
条野採菊「指紋・録音・写真…まるで消されていたスイッチが再び灯ったように急に証拠が復活したのです」
小栗虫太郎「最初から私の異能力を…“完全犯罪”を取り消し罪を復活させる為に…私を引き入れたのか!」
ニコライ「ハーイ!めちゃくちゃごきげんよう!」
ニコライ「武装探偵社の諸君~君達に4つの情報を伝える~」
ニコライ「一つ目!政府の偉い人達を楽しい機械で拘束した」
ニコライ「チェーンソーを使った人体切断ショー!時間が来れば真っ二つ!」
ニコライ「さてここでクイーーーズ!なぜ私はあなたを殺さなかったのでしょーーか?」
ニコライ「正解は~~死ぬ前にあなたは席に戻るのを嫌がるからだァ!」
条野採菊「聞こえます。あなたの憤り。いずれそれは罰への恐怖へと落ちる。その瞬間が待ち遠しい」
太宰治「君とは気が合いそうだね。一つ教えてくれ。なぜ今頃私を逮捕しに来た?」
条野採菊「指紋・録音・写真…まるで消されていたスイッチが再び灯ったように急に証拠が復活したのです」
小栗虫太郎「最初から私の異能力を…“完全犯罪”を取り消し罪を復活させる為に…私を引き入れたのか!」
ニコライ「武装探偵社の諸君~君達に4つの情報を伝える~」
ニコライ「一つ目!政府の偉い人達を楽しい機械で拘束した」
ニコライ「チェーンソーを使った人体切断ショー!時間が来れば真っ二つ!」
国木田独歩「不楽本座か…」
ニコライ「2つ目!探偵社以外の人間が踏み込めば即座にチェーンソーを起動する!3つ目!チェーンソーの起動は18時ちょうど」
ニコライ「そして4つ目!」
ニコライ「ヤバーイ!今気づいたけど4つもなーーい!うわっどうしよう!」
ニコライ「放送事故だこれ!」
江戸川乱歩「状況はわかった。気をつけろ。探偵社だけは妨害を許可するなんて条件、罠を疑わない方がどうかしてる」
国木田独歩「敵の目的…乱歩さんでもわかりませんか?」
ニコライ「2つ目!探偵社以外の人間が踏み込めば即座にチェーンソーを起動する!3つ目!チェーンソーの起動は18時ちょうど」
ニコライ「そして4つ目!」
ニコライ「ヤバーイ!今気づいたけど4つもなーーい!うわっどうしよう!」
ニコライ「放送事故だこれ!」
江戸川乱歩「状況はわかった。気をつけろ。探偵社だけは妨害を許可するなんて条件、罠を疑わない方がどうかしてる」
国木田独歩「敵の目的…乱歩さんでもわかりませんか?」
江戸川乱歩「心配するな。手がかりの前まで来た」
中島敦「(正面から突っ込むのは危険か…やっぱり地下の避難用通路を使うしかないか…)」
ニコライ「さすがの動き、噂以上だ」
ニコライ「虎少年…私の名はニコライ」
中島敦「(マントに入れた手が別空間に…) 物質転送系の異能力者か!」
ニコライ「せいかーーーいっ!私の異能力はマントと離れた空間を接続する!範囲は役30m! 」
ニコライ「地上にある電柱を落としてみた☆」
種田山頭火「道化師ニコライ、魔人フョードル…他3人も特1級の異能力者」
三田村〈この国の屋台骨を腐らす寄生虫、異能力者を一掃してやる!〉
江戸川乱歩〈なるほどね~“V”は異能力者を駆逐すべく結成された異能力者組織か…〉
江戸川乱歩「(Vはファイブ!つまり天人五衰の事だったのか!)」
種田山頭火「そして内一人は“互いが知りたい情報を交換する能力”を持つ…この傷はそいつにやられた…」
種田山頭火「情報を盗まれた…ここからな…その代わり連中の目的もわかった」
江戸川乱歩「すぐに特務課に連絡する!治療しないと!」
種田山頭火「情報を盗まれた…ここからな…その代わり連中の目的もわかった」
江戸川乱歩「すぐに特務課に連絡する!治療しないと!」
中島敦「(戦闘の強さだけじゃない!この異能力なら奇襲・強盗・盗聴・誘拐なんでもできる!)」
中島敦「(政府要人を殺したのはコイツか!)」
中島敦「なぜだ!なぜ人を殺す!それもあんな残酷な方法で!」
ニコライ「その質問、殺した4人も尋ねたよ。で、回答だが実は2種類ある」
ニコライ「1コはコレ!楽しいからだァ!」
中島敦「うわあああああああ」
ニコライ「楽しくて楽しくて!最高に興奮するからだ!」
ニコライ「人間性皆無の怪人に殺される。理不尽だがわかりやすい。納得と共に死ねる」
ニコライ「けれども君は殺人標的じゃない。だから2コ目本当の理由を言おう」
ニコライ「僕は完全に正気だ。殺しの邪悪を理解し人並の罪悪感も感じている。君は鳥が好きか?僕は好きだ。重力にとらわれず飛翔する完全な自由。僕はそれを求める。だから天人五衰に入った」
種田山頭火「天人五衰が盗み出した一片の頁は封印された“本”本体と同じ力を持ってる。しかし元々“本”には制約がある」
種田山頭火「それは書かれた内容が物語としての因果整合性を持たねばならぬ事。本の現実への上書き能力はなぜか物語的整合性が求められる。おそらくそういう能力の異能力者が拵えたのじゃろう…」
江戸川乱歩「種田長官!」
中島敦「(政府要人を殺したのはコイツか!)」
中島敦「なぜだ!なぜ人を殺す!それもあんな残酷な方法で!」
ニコライ「その質問、殺した4人も尋ねたよ。で、回答だが実は2種類ある」
ニコライ「1コはコレ!楽しいからだァ!」
中島敦「うわあああああああ」
ニコライ「楽しくて楽しくて!最高に興奮するからだ!」
ニコライ「人間性皆無の怪人に殺される。理不尽だがわかりやすい。納得と共に死ねる」
ニコライ「けれども君は殺人標的じゃない。だから2コ目本当の理由を言おう」
ニコライ「僕は完全に正気だ。殺しの邪悪を理解し人並の罪悪感も感じている。君は鳥が好きか?僕は好きだ。重力にとらわれず飛翔する完全な自由。僕はそれを求める。だから天人五衰に入った」
種田山頭火「それは書かれた内容が物語としての因果整合性を持たねばならぬ事。本の現実への上書き能力はなぜか物語的整合性が求められる。おそらくそういう能力の異能力者が拵えたのじゃろう…」
江戸川乱歩「種田長官!」
中島敦「鳥の自由!?その為に殺人を!?全然わからない!」
ニコライ「だろうね。理解したのは結局フョードル君だけだった」
ニコライ「では次のクイーーーズ!今の私の話どこかからがウソでしょーーか!ハハハハハハハ!ダマされた!?道化師の言葉に耳を貸してはならない!夜眠れなくなるからねぇ」
ニコライ「さぁて、足は返すよ」
ニコライ「では次のクイーーーズ!今の私の話どこかからがウソでしょーーか!ハハハハハハハ!ダマされた!?道化師の言葉に耳を貸してはならない!夜眠れなくなるからねぇ」
ニコライ「さぁて、足は返すよ」
宮沢賢治「ラジャー」
国木田独歩「あとは俺に続け」
ニコライ「やぁ先生!もうすぐ下半身とお別れだけど感想は?」
ニコライ「ワーウ!その強い正義感に免じてあなただけは助けよう☆」
ニコライ「これで救援を呼ぶといい」
「救出班、状況は?」
「謎の異能力者に装甲車をひっくり返されました!」
「なに!?」
「少尉どう思う?人質は本部長級の要人ばかりだ。やはり真実かもしれん。天人五衰が政府関係者だという噂は…」
ニコライ「やぁ先生!もうすぐ下半身とお別れだけど感想は?」
ニコライ「ワーウ!その強い正義感に免じてあなただけは助けよう☆」
ニコライ「これで救援を呼ぶといい」
「救出班、状況は?」
「謎の異能力者に装甲車をひっくり返されました!」
「なに!?」
「少尉どう思う?人質は本部長級の要人ばかりだ。やはり真実かもしれん。天人五衰が政府関係者だという噂は…」
ニコライ「これは脱出だ。道徳という生理的洗脳からの…聞け!我が自由意志の絶叫を!」
「狙撃を許可する!」
「大尉!秘密会議の議題は、武装探偵社の有罪性を告発する会議だったと!」
江戸川乱歩「国木田!すぐに逃げろ!」
江戸川乱歩「不楽本座とは、席に戻るのを嫌がるとは探偵社の事だ!」
斗南「天人五衰の正体は」
斗南「武装探偵社だ!」
「大尉!秘密会議の議題は、武装探偵社の有罪性を告発する会議だったと!」
江戸川乱歩「国木田!すぐに逃げろ!」
江戸川乱歩「不楽本座とは、席に戻るのを嫌がるとは探偵社の事だ!」
斗南「天人五衰の正体は」
斗南「武装探偵社だ!」