江戸川乱歩「(ん?監視カメラ?数秒前までなかった絶対に)」
江戸川乱歩「(現実改変…頁の力か…という事は…)」
国木田独歩「乱歩さん!ご無事でしたか!」
江戸川乱歩「種田長官を止血処理をして逃亡中だ。長官の意識が戻れば証言してもらえるかもしれんが、望み薄だろうな」
江戸川乱歩「これは例の本を使った現実改変だ。本は異能力者が作ったのでは…と長官は言っていたが…多分違う。アレは異能のさらに上の何かだ」
江戸川乱歩「その証拠に虫太郎くんの現実改変の異能は記憶の改ざんまではできなかった」
江戸川乱歩「今回はそれが起こっている」
泉鏡花「確かにある…私達が人質を拉致し殺した記憶が…」
江戸川乱歩「政府には記憶を読む異能力者がいる。調査されれば死罪は確実」
江戸川乱歩「その証拠に虫太郎くんの現実改変の異能は記憶の改ざんまではできなかった」
江戸川乱歩「今回はそれが起こっている」
泉鏡花「確かにある…私達が人質を拉致し殺した記憶が…」
江戸川乱歩「政府には記憶を読む異能力者がいる。調査されれば死罪は確実」
「何!?」
「まさかわざと血を出して血圧を下げガスの浸透を遅らせたのか!?」
与謝野晶子「知ってるかい?心臓が止まっても人はしばらく生きてる。2分程ね。そして探偵社じゃ瀕死は無傷だ!異能力」
「うっ…ガスを吸わない為だけに一度死ぬとは…」
「だが我々の突入を読みきらねば不可能…どうやって…?」
与謝野晶子「知ってるかい?心臓が止まっても人はしばらく生きてる。2分程ね。そして探偵社じゃ瀕死は無傷だ!異能力」
「だが我々の突入を読みきらねば不可能…どうやって…?」
国木田独歩「俺は一度見たものなら手帳で再現できる」
国木田独歩「そして暗号通信機は、お前達軍警との共同作戦で何度も使っている」
国木田独歩「そいつで助けを呼べ。すぐに手当てすれば助かるハズだ」
「大尉!巨大な弾頭体がこちらに接近中!」
国木田独歩「そして暗号通信機は、お前達軍警との共同作戦で何度も使っている」
国木田独歩「そいつで助けを呼べ。すぐに手当てすれば助かるハズだ」
「大尉!巨大な弾頭体がこちらに接近中!」
「何!?」
福地桜痴「くう~~!相変わらず肩こりに効くな!この船は!」
「手をあげて膝をつけ!探偵社の仲間か!?今の速度で激突すれば中の人間など粉砕されるハズ!」
福地桜痴「その通り最悪の乗り心地だ」
条野採菊「待ちなさい」
福地桜痴「くう~~!相変わらず肩こりに効くな!この船は!」
「手をあげて膝をつけ!探偵社の仲間か!?今の速度で激突すれば中の人間など粉砕されるハズ!」
福地桜痴「その通り最悪の乗り心地だ」
条野採菊「待ちなさい」
「いつの間に!」
福地桜痴「残りも来たか」
「そうだ。国内全部隊から最高の人材を集め結成された5人。特殊制圧作戦群・甲分隊」
「部隊を束ねる長にして生ける伝説。福地桜痴」
「超五感により万物を把握する無明の王。条野採菊」
「純粋な戦闘能力では部隊最強。末広鐵腸」
「味方が畏れ敵は更に畏れる血荊の女王。大倉燁子」
「しかしここには4人しか…5人目はどこに…」
「部隊を束ねる長にして生ける伝説。福地桜痴」
「超五感により万物を把握する無明の王。条野採菊」
「純粋な戦闘能力では部隊最強。末広鐵腸」
「味方が畏れ敵は更に畏れる血荊の女王。大倉燁子」
「しかしここには4人しか…5人目はどこに…」
「5人目は誰も知らん」
国木田独歩「多少は距離を稼いだか…」
谷崎潤一郎「携帯が通じません」
国木田独歩「電波封鎖だ。次は物理封鎖が来る。俺達5人の異能力では手も足も出ん」
谷崎潤一郎「くそ!こんな所で!ナオミが犯罪者にされてるかもしれないのに!」
宮沢賢治「皆さん!10年目の果樹園です。村にいた頃、10年間かけて育てた果樹園が一晩の嵐で全部倒れた事があります。一度も収穫してないのにです」
宮沢賢治「きょとんとして、それからみんなで少し笑ってもう一度苗を植えました」
宮沢賢治「10年を最初からやり直す為に」
宮沢賢治「嵐が探偵社にひどい事しました。でもいいんです。最悪の嵐と恵の雨は結局同じものなんですから。行きましょう皆さん。嵐を超えて…結局僕達はこの回る地球という岩の上で生きる事をやめられないんですから」
国木田独歩「賢治の言う通りだ。嵐を切り抜け探偵社を再建する。その為にもまずは逃げ伸びなくては!」
「あの…何か?」
谷崎潤一郎「携帯が通じません」
国木田独歩「電波封鎖だ。次は物理封鎖が来る。俺達5人の異能力では手も足も出ん」
谷崎潤一郎「くそ!こんな所で!ナオミが犯罪者にされてるかもしれないのに!」
宮沢賢治「皆さん!10年目の果樹園です。村にいた頃、10年間かけて育てた果樹園が一晩の嵐で全部倒れた事があります。一度も収穫してないのにです」
宮沢賢治「きょとんとして、それからみんなで少し笑ってもう一度苗を植えました」
宮沢賢治「10年を最初からやり直す為に」
宮沢賢治「嵐が探偵社にひどい事しました。でもいいんです。最悪の嵐と恵の雨は結局同じものなんですから。行きましょう皆さん。嵐を超えて…結局僕達はこの回る地球という岩の上で生きる事をやめられないんですから」
国木田独歩「賢治の言う通りだ。嵐を切り抜け探偵社を再建する。その為にもまずは逃げ伸びなくては!」
国木田独歩「車両盗難保険には入っているか?」
末広鐵腸「接敵の前に腹ごしらえを…」
条野採菊「この際言いますが、私は部隊の中であなたが一番嫌いです」
末広鐵腸「嫌い?なぜ?」
条野採菊「あと白米に砂糖!」
条野採菊「羊羹にめんつゆ」
条野採菊「ハッ!ゆで卵を殻ごと食べてる!今すぐ死んでほしい!」
条野採菊「会敵の時まであなたは無能です!黙って静かにしていてください!あと呼吸音と心音もうるさいので極力とめるように」
条野採菊「いた…距離500…同乗者は4人から5名…西へ走行中」
条野採菊「羊羹にめんつゆ」
条野採菊「ハッ!ゆで卵を殻ごと食べてる!今すぐ死んでほしい!」
条野採菊「会敵の時まであなたは無能です!黙って静かにしていてください!あと呼吸音と心音もうるさいので極力とめるように」
条野採菊「いた…距離500…同乗者は4人から5名…西へ走行中」
谷崎潤一郎「これからどうします?」
国木田独歩「潜伏し情報を収集する。もっとも凶悪犯の探偵社を匿う人間がいればの話だが…」
与謝野晶子「1か所心当たりがある。絶対安全な隠れ家だ」
条野採菊「気になりますね。我々にもぜひ教えて頂きたい」
条野採菊「一人足りませんね。和装の少女はどこに?」
与謝野晶子「1か所心当たりがある。絶対安全な隠れ家だ」
条野採菊「気になりますね。我々にもぜひ教えて頂きたい」
条野採菊「一人足りませんね。和装の少女はどこに?」
条野採菊「お見事です。車を消し身体感覚を乱した後、自分ごと引きずり出すとは」
条野採菊「しかし私に幻像は通じません。わざと捕まりました。あなた達から確実に仕留めます」
末広鐵腸「この二人を切ればいいのか?」
条野採菊「しかし私に幻像は通じません。わざと捕まりました。あなた達から確実に仕留めます」
末広鐵腸「この二人を切ればいいのか?」
条野採菊「ええ、少しは役に立ってくださいよ。猟犬最強の剣士さん」
中島敦「どこいくの?僕達も脱出しないと!」
泉鏡花「もう脱出は不可能!私達はここから出られない!」
国木田独歩「賢治!止まってる余裕はない!掴まれ!」
国木田独歩「連中は軍警最強の特殊部隊“猟犬”!全身に異能技師による生体手術を施され常人の数倍の身体能力を持つ!」
条野採菊「今日は見事に役立たずですね鐵腸さん。転職します?」
泉鏡花「もう脱出は不可能!私達はここから出られない!」
国木田独歩「連中は軍警最強の特殊部隊“猟犬”!全身に異能技師による生体手術を施され常人の数倍の身体能力を持つ!」
条野採菊「今日は見事に役立たずですね鐵腸さん。転職します?」
末広鐵腸「よーし、体が温まった」
条野採菊「(あ、はねられて少し怒ってる)」
末広鐵腸「悪の罰せられざるあり善の賞せられざるあり」
国木田独歩「(見えたぞ!抜刀の瞬間)」
国木田独歩「(軍刀が鞘長よりも遥かに長く伸長しさらに屈曲)」
国木田独歩「(それも逃げる車を切る程に長い刀身)」
条野採菊「さて、鐵腸さん、まずは女医の首をはねてください」
「!!」
条野採菊「仲間を治療されると厄介です。それに彼女は死の天使。死んだ方が世の為ですよ」
国木田独歩「やめろ!殺すな!わかった!投降する!」
条野採菊「興味深い心音です。理想主義の国木田さん…あなた今…ほっとしていますね?」
国木田独歩「何だと?」
条野採菊「資料を読みました。あなたの理想は気球のように大きく高い。ですが気球はいつか必ず燃料がつき地に落ちる。あなたはその日に怯えて生きてきた」
国木田独歩「(軍刀が鞘長よりも遥かに長く伸長しさらに屈曲)」
国木田独歩「(それも逃げる車を切る程に長い刀身)」
条野採菊「さて、鐵腸さん、まずは女医の首をはねてください」
「!!」
条野採菊「仲間を治療されると厄介です。それに彼女は死の天使。死んだ方が世の為ですよ」
国木田独歩「やめろ!殺すな!わかった!投降する!」
国木田独歩「何だと?」
条野採菊「資料を読みました。あなたの理想は気球のように大きく高い。ですが気球はいつか必ず燃料がつき地に落ちる。あなたはその日に怯えて生きてきた」
国木田独歩「よせ…」