コナン「(今回の事件…)」
コナン「(関門海峡をどう渡ったかを証明しなければならない。カメラに映らずに潮のうねるあの関門海峡を横断する方法って一体何なんだ…)」
毛利蘭「先生!父は大丈夫なんでょうか!」
「大きなこぶができていますが大した事ありません。全治2週間って所ですかね」
小五郎(コナン)「おお蘭!心配かけてすまなかったな」
毛利蘭「本当に心配したんだから!」
コナン「(関門海峡をどう渡ったかを証明しなければならない。カメラに映らずに潮のうねるあの関門海峡を横断する方法って一体何なんだ…)」
毛利蘭「先生!父は大丈夫なんでょうか!」
「大きなこぶができていますが大した事ありません。全治2週間って所ですかね」
小五郎(コナン)「おお蘭!心配かけてすまなかったな」
毛利蘭「本当に心配したんだから!」
大井宏樹「お怪我は大丈夫なんですか?」
小五郎(コナン)「見ての通り私はなんともありません。捜査は責任もって継続させて頂きます」
泉谷楓「あの毛利さん…お話があります…実は…」
毛利蘭「本当に大丈夫なの?」
毛利小五郎「当たり前だ。それに…」
コナン「おじさんが襲われたって事は捜査の方向性が間違ってない証拠だもんね」
毛利小五郎「そういう事だ」
小五郎(コナン)「見ての通り私はなんともありません。捜査は責任もって継続させて頂きます」
泉谷楓「あの毛利さん…お話があります…実は…」
毛利小五郎「当たり前だ。それに…」
コナン「おじさんが襲われたって事は捜査の方向性が間違ってない証拠だもんね」
毛利小五郎「そういう事だ」
毛利蘭「だったらこれからどうするつもり?」
毛利小五郎「まずは腹ごしらえでもしに行くか!」
コナン「いいねそれ!ボク行きたいお店があるんだ!」
藤井真一「やぁ名探偵!また会えるなんて感激だな!」
コナン「泉谷さんの鍋には敵わないね」
毛利小五郎「おい!失礼だぞ!」
コナン「いいねそれ!ボク行きたいお店があるんだ!」
藤井真一「やぁ名探偵!また会えるなんて感激だな!」
コナン「泉谷さんの鍋には敵わないね」
毛利小五郎「おい!失礼だぞ!」
藤井真一「ハハ…そうでしょうね。このままてっちりグランプリに挑んでも勝負にならない事はわかっていますよ」
コナン「ところで泉谷さんの特別な鍋がなくなった事はよかったって思ってるの?」
藤井真一「僕は聖人じゃないんでね。正々堂々戦うよりも戦いを有利に運ぶ方が好みというべきだろう。とはいえ法律に背いてまで勝とうとする程強欲じゃないからね」
大江原悟「こちらが診断書です」
コナン「ところで泉谷さんの特別な鍋がなくなった事はよかったって思ってるの?」
藤井真一「僕は聖人じゃないんでね。正々堂々戦うよりも戦いを有利に運ぶ方が好みというべきだろう。とはいえ法律に背いてまで勝とうとする程強欲じゃないからね」
大江原悟「こちらが診断書です」
毛利小五郎「成程…確かに全治3か月と書いてありますな」
コナン「ねぇおじさん、このお店のメニューにてっちりはある?」
大江原悟「いや、てっちりはないけど、それに似た料理なら用意できるよ」
大江原悟「海峡ふくのアクアパッツァでございます」
コナン「ねぇおじさん、このお店のメニューにてっちりはある?」
大江原悟「いや、てっちりはないけど、それに似た料理なら用意できるよ」
大江原悟「海峡ふくのアクアパッツァでございます」
毛利小五郎「なんとも贅沢な料理ですな!」
コナン「もし参加してたとしたら…」
大江原悟「もちろん参加するなら絶対に負けなくはないね」
コナン「そうだよね」
毛利小五郎「もしもし?……何!?小林が逃げ出した!?」
大井宏樹「荷物をまとめてどこかに行こうとしていますね」
大井宏樹「勤務先に確認しましたが、今日は無断欠勤しているそうです。おそらく行き先は…」
コナン「運転手さん!新下関駅に行き先変更して」
コナン「そうだよね」
毛利小五郎「もしもし?……何!?小林が逃げ出した!?」
大井宏樹「荷物をまとめてどこかに行こうとしていますね」
大井宏樹「勤務先に確認しましたが、今日は無断欠勤しているそうです。おそらく行き先は…」
コナン「運転手さん!新下関駅に行き先変更して」
毛利小五郎「おいボウズ!何勝手に仕切ってんだ!」
コナン「あ、わかった。きっと昨日頭を殴られたから記憶が混乱してるんだね」
毛利蘭「お父さん、よく小林さんが逃げるって予想できたわね」
コナン「待って!」
コナン「おじさん!」
小林康「これでもくらえ!」
毛利蘭「お父さんは怪我してるんだから無理しないでここにいて!」
コナン「逃げなくても大丈夫だよ」
小林康「大丈夫なもんか…逃げないと捕まっちまうんだ」
コナン「そんな事ないよ。小五郎のおじさんが」
コナン「おじさん!」
小林康「これでもくらえ!」
毛利蘭「お父さんは怪我してるんだから無理しないでここにいて!」
コナン「逃げなくても大丈夫だよ」
小林康「大丈夫なもんか…逃げないと捕まっちまうんだ」
コナン「そんな事ないよ。小五郎のおじさんが」
コナン「泉谷さんの所に匿名の連絡があったんだよ。小林さんのアリバイがウソだって」
コナン「おそらく犯人は小林さんのアリバイがない日を狙って犯行に及んでいる」
コナン「執行猶予中の小林さんがアリバイを偽証する事も見越してね」
コナン「っておじさんが言ってたよ」
コナン「そしてこれもおじさんが言ってたんだけど、二年前小林さんを唆して泥棒に入らせたのも同じ犯人で今回の犯罪計画に組み込まれてる可能性が高いんだってさ」
コナン「おそらく犯人は小林さんのアリバイがない日を狙って犯行に及んでいる」
コナン「執行猶予中の小林さんがアリバイを偽証する事も見越してね」
コナン「っておじさんが言ってたよ」
コナン「そしてこれもおじさんが言ってたんだけど、二年前小林さんを唆して泥棒に入らせたのも同じ犯人で今回の犯罪計画に組み込まれてる可能性が高いんだってさ」
毛利蘭「壇ノ浦の戦いで二位尼と三種の神器と一緒に入水したのね」
コナン「おじさんがこっそりボクに教えてくれた事がね」
大井宏樹「了解しました」
コナン「それからもう一つ、集合場所なんだけど…」
毛利蘭「こんな所で何をするつもりなんですか?」
小五郎(コナン)「それでは鍋が完成した所で事件を解明していきましょう」
小五郎(コナン)「今回の泉谷さんの鍋窃盗事件。発端は二年前の窃盗未遂から始まります」
小五郎(コナン)「犯人は小林さんをうまく焚き付け犯罪行為に走らせた後に」
小五郎(コナン)「小林さんの逮捕を受けて今回の犯行を計画し、念入りに準備を重ね犯行に及んだ」
小五郎(コナン)「今回の泉谷さんの鍋窃盗事件。発端は二年前の窃盗未遂から始まります」
小五郎(コナン)「犯人は小林さんをうまく焚き付け犯罪行為に走らせた後に」
小五郎(コナン)「小林さんの逮捕を受けて今回の犯行を計画し、念入りに準備を重ね犯行に及んだ」
小五郎(コナン)「鍋を盗んだ上に罪は小林さんになすりつけ、一見犯行はうまくいったかのように思いましたが、念入りに準備をしすぎた結果、逆に墓穴を掘る事になったようです」
小五郎(コナン)「今回の事件、容疑者全員にアリバイがありました。まぁ小林さんのアリバイは偽装でしたがね」
小五郎(コナン)「そして偽装を告発された事により結果、小林さんは容疑者リストから除外される事になる。これは犯人の失策でしたね。このタイミングで匿名の通報なんてする人間は犯人以外にいないでょうから」
伴啓介「はあ!?そんなウソだ!出まかせ言うんじゃない!」
伴啓介「楓は俺を好きなんだよ!だから俺のもんなんだ!」
伴啓介「楓!」
泉谷楓「最初からこうしておけばよかった」
大井宏樹「伴さんを解雇してら護身術を学ぶ為ボクシングジムに通い始めたそうです」
大井宏樹「彼のような直情型人間に今回のような犯罪は不可能でしょうな」
伴啓介「楓は俺を好きなんだよ!だから俺のもんなんだ!」
伴啓介「楓!」
泉谷楓「最初からこうしておけばよかった」
大井宏樹「伴さんを解雇してら護身術を学ぶ為ボクシングジムに通い始めたそうです」
大井宏樹「彼のような直情型人間に今回のような犯罪は不可能でしょうな」
小五郎(コナン)「その通り」
小五郎(コナン)「そして残る容疑者は藤井さんと大江原さん、あなた達二人です」
小五郎(コナン)「泉谷さんの鍋を盗んだ犯人は…あなたですよね?大江原さん」
大江原悟「冗談は止してください!僕の姿は関門海峡のどのカメラにも映っていなかったハズだ!」
小五郎(コナン)「大江原さんは泳いで関門海峡を渡ったんだ」
小五郎(コナン)「ダイビングのドライスーツを着込めば、南極の海だって泳げるし、スーツの浮力がある中で足ヒレをつければ、カナヅチだって泳ぎ切る事は可能な筈だ」
小五郎(コナン)「あなたが私に送ってくれた契約農家での写真、あなたの右腕についていたのは」
小五郎(コナン)「腕時計ではなくダイバー用のコンピューターですよね」
小五郎(コナン)「問い合わせで確認しましたが、あなたはダイビングのライセンスを持っていますよね」
藤井真一「だとしてもあの潮の流れの速さを人が泳いで渡るなんて…」
小五郎(コナン)「壇ノ浦の戦い、なぜ平家が敗れたのかご存知ですか?」
毛利蘭「わかった!潮目が変わったのね!」
小五郎(コナン)「そう、優勢だった平家は潮目が変わり源氏の逆襲を受け総崩れとなり滅亡したと言われています」
小五郎(コナン)「潮目が変わる瞬間を狙って」
小五郎(コナン)「一気に関門海峡を泳ぎ切ったんだ」
小五郎(コナン)「一日に潮目は4回変わる。調べれば潮目が変わる時間もすぐにわかるハズ。ですよね?」
大江原悟「お見事です。でも無理ですよ。だって僕足を骨折してたんですよ」
小五郎(コナン)「あなたの診断書によれば、事件が起きたのは全治3か月の骨折をしてから2か月と15日目。私も今全治2週間の2日目ですがこの通り。つまりあなたの診断書も鉄壁のアリバイとはならないんですよ」
大江原悟「でも僕がやったという確たる証拠もどこにもありませんよね?」
小五郎(コナン)「そして残る容疑者は藤井さんと大江原さん、あなた達二人です」
小五郎(コナン)「泉谷さんの鍋を盗んだ犯人は…あなたですよね?大江原さん」
大江原悟「冗談は止してください!僕の姿は関門海峡のどのカメラにも映っていなかったハズだ!」
小五郎(コナン)「ダイビングのドライスーツを着込めば、南極の海だって泳げるし、スーツの浮力がある中で足ヒレをつければ、カナヅチだって泳ぎ切る事は可能な筈だ」
小五郎(コナン)「あなたが私に送ってくれた契約農家での写真、あなたの右腕についていたのは」
小五郎(コナン)「腕時計ではなくダイバー用のコンピューターですよね」
小五郎(コナン)「問い合わせで確認しましたが、あなたはダイビングのライセンスを持っていますよね」
藤井真一「だとしてもあの潮の流れの速さを人が泳いで渡るなんて…」
小五郎(コナン)「壇ノ浦の戦い、なぜ平家が敗れたのかご存知ですか?」
毛利蘭「わかった!潮目が変わったのね!」
小五郎(コナン)「そう、優勢だった平家は潮目が変わり源氏の逆襲を受け総崩れとなり滅亡したと言われています」
小五郎(コナン)「一気に関門海峡を泳ぎ切ったんだ」
小五郎(コナン)「一日に潮目は4回変わる。調べれば潮目が変わる時間もすぐにわかるハズ。ですよね?」
大江原悟「お見事です。でも無理ですよ。だって僕足を骨折してたんですよ」
小五郎(コナン)「あなたの診断書によれば、事件が起きたのは全治3か月の骨折をしてから2か月と15日目。私も今全治2週間の2日目ですがこの通り。つまりあなたの診断書も鉄壁のアリバイとはならないんですよ」
大江原悟「でも僕がやったという確たる証拠もどこにもありませんよね?」
泉谷誠「間違いありません!この料理はあの鍋を使って作られています」
小五郎(コナン)「宝の鍋を奪った人物が、その鍋を手に入れたらどうするか…きっと自分で使わずにはいられないハズだ。それも自分の料理を評価される場なら尚更ね」
小五郎(コナン)「宝の鍋を奪った人物が、その鍋を手に入れたらどうするか…きっと自分で使わずにはいられないハズだ。それも自分の料理を評価される場なら尚更ね」