オールマイト「この車じゃなきゃバラバラだぞ!」
オールマイト「(物盗りの類じゃない!明らかな殺意!加減を知らぬイタズラでなければ狙いは少年との分断!)」
オールマイト「刺客だ!少年が狙われている!」
「オ…オールマイト!?」
緑谷出久「(射線を通さず軌道予想もさせないよう蛇行し這い寄る。レディ・ナガンにワン・フォー・オールよりも高速の移動手段がない以上、彼女がポイント移動するより僕が辿り着く方が速い)」
緑谷出久「(オール・フォー・ワンの、死柄木の居場所を教えてもらう!弾丸は…)」
緑谷出久「(真後ろ!?)」
緑谷出久「どうなってる!? 操作系の個性でサポートでもしない限り真後ろを取るなんて…仲間がいる!?いや近くに敵意や殺意は感じない)」
緑谷出久「(ああそうか!クソ!なんだってその可能性を考えてなかった!?)」
レディ・ナガン「(個性か!?あいつも複数持ち!?) 闇が深ぇな」
煙「ヘイヘイヘイ9代目!前に言ったのもう忘れた!? 煙の出し過ぎはリスクがでかいって。相手はいわば高速移動長距離砲台。煙から出た瞬間撃たれる。逃げ場を失ったよ」
緑谷出久「(逃げません。時間が欲しいだけです)」
煙「あ、それもしかして!?危ないよ」
3代目「推奨しない。君のやろうとしていることはわかる。だが今はまだその域に達していない。自身が言っていた事だ」
エンデヴァー〈まずは無意識下で二つの事をやれるように。それが終わればまた一つ増やしていく〉
3代目「俺の個性はまだ試していない。並列処理にはまず使用感を」
緑谷出久「遅いくらいです。レディ・ナガンから情報を聞ければ、次はもうオール・フォー・ワンと死柄木です。今ここで習得します!」
緑谷出久「3rd!発勁!」
緑谷出久「遅いくらいです。レディ・ナガンから情報を聞ければ、次はもうオール・フォー・ワンと死柄木です。今ここで習得します!」
緑谷出久「3rd!発勁!」
レディ・ナガン「(さっきまでより速い!このガキ煙の中で何かした)」
緑谷出久「(雨で広がらない煙幕)」
緑谷出久「(四方にデコイを放ち撃破のタイミングでナガンが上空にいる事を確認!)」
緑谷出久「(細かい位置はわからないからいきなりは飛び出せない!)」
緑谷出久「(ならナガンの死角になるビルの中を通って位置を確認できたら発勁で確保!)」
緑谷出久「(雨で広がらない煙幕)」
緑谷出久「(四方にデコイを放ち撃破のタイミングでナガンが上空にいる事を確認!)」
緑谷出久「(細かい位置はわからないからいきなりは飛び出せない!)」
緑谷出久「(ならナガンの死角になるビルの中を通って位置を確認できたら発勁で確保!)」
レディ・ナガン「勝ったとでも!?」
レディ・ナガン「言うわきゃねェだろ!」
レディ・ナガン「公安に一通り仕込まれてる」
緑谷出久「何でオール・フォー・ワンにつくんですか!あいつは全部を支配しようと企んでる!何で!あなたはヒーローだったハズなのに!」
緑谷出久「何でオール・フォー・ワンにつくんですか!あいつは全部を支配しようと企んでる!何で!あなたはヒーローだったハズなのに!」
レディ・ナガン「つくられた正義しか見えてない…そんな色に染まった人間には理解できねェさ」
緑谷出久「(後ろ!?)」
レディ・ナガン「疲れちまったのさ。沢山殺した。ハリボテの社会を維持する為に 」
レディ・ナガン「ヒーローへのテロを謀計していたとあるグループ…ヴィラン組織と癒着し名声と金を得ていたヒーローチーム」
公安会長〈ナガン…必要な事だ。表のヒーローたちが紡いでくれた希望を誰かが維持しなければ…〉
レディ・ナガン〈維持して…その先に何がある?〉
レディ・ナガン「また誰かが真実に蝕まれる」
レディ・ナガン「(こいつ!弾道から私のパターンを分析して)」
レディ・ナガン「使えるどころか運命の糸だな。ターゲットの確認用としておまえも連れてくぞ」
オーバーホール「条件がある」
レディ・ナガン「私怨の肩代わりはしないよ」
オーバーホール「契約はとっくに履行したぞ!早くオヤジに会わせろ!」
レディ・ナガン「(ジャムるリスクを伴うがここからは弾速を上げる。ヒーロー教育が最も嫌がる事だ。それがどんな人間であれ己の過失で死なれちゃ寝覚めが悪いだろ!?)」
レディ・ナガン「(思考が増えて判断を迷えば動きは鈍る!そこを仕留める!)」
レディ・ナガン「(あり得ねぇ!弾に追いつきやがった!いやそれ以上に銃口を向け発砲する頃には、もう方向転換にシフトしていた!こいつは!)」
緑谷出久「話は後だ治崎」
3代目「(先程はワン・フォー・オール45%・危機感知・煙幕・黒鞭・発勁、そして浮遊を矢継早にスイッチし使用。結果処理が追いつかず動きが止まってしまった。先刻の事でそれを知り今ワン・フォー・オールと黒鞭・発勁に絞った。そしてまだ片足分の発勁の蓄積を残している)」
緑谷出久「(擬似100%)」
緑谷出久「(マンチェスタースマッシュ)」
緑谷出久「銃身を砕いた!終わりですレディ・ナガン!」
レディ・ナガン「(迷いなく…敵だと認識した上で…まるでそうする事が当然かのように…いつからだっけ)」
〈君のその右腕で社会をより良くしよう〉
レディ・ナガン「(綺麗事に吐き気を催すようになったのは…)」
緑谷出久「銃身を砕いた!終わりですレディ・ナガン!」
レディ・ナガン「(迷いなく…敵だと認識した上で…まるでそうする事が当然かのように…いつからだっけ)」
〈君のその右腕で社会をより良くしよう〉
レディ・ナガン「(綺麗事に吐き気を催すようになったのは…)」
緑谷出久「闇を知ってるあなたなら!これから照らすべき方向もわかるハズだ!僕らと一緒に戦って下さい!あなたの心はまだヒーローのままです!」
レディ・ナガン「おまえは本もの…」
緑谷出久「ナガーーーン!」
ホークス「死んじゃ駄目です!先輩!」
エンデヴァー「デク!オールマイトから報告を受けた!遅れてスマン!雨は苦手でな…状況を!ナガンの他に敵は!?」
緑谷出久「向こうのビルの屋上に治崎が!」
ホークス「死んじゃ駄目です!先輩!」
エンデヴァー「デク!オールマイトから報告を受けた!遅れてスマン!雨は苦手でな…状況を!ナガンの他に敵は!?」
緑谷出久「向こうのビルの屋上に治崎が!」
緑谷出久「ホークス!本人の意思とは思えないタイミングで爆発しました!ナガンはオール・フォー・ワンから個性を付与されていた!恐らくなにか仕掛けをされて!」
ホークス「俺はホークス!あなたの後釜だ!オール・フォー・ワンなんかに唆されよってから!あなたの事は知ってる!」
ホークス「あの子と戦ったならわかったハズだ!放り投げるにはまだ時期尚早だったって!知ってる事を教えて下さい!希望を次に繋いで下さい!」
オーバーホール「黙ってろ病人め!」
緑谷出久「エリちゃんにしてきた事覚えてる?」
オーバーホール「壊理…ああそうだ…壊理がいればオヤジを巻き戻して…」
緑谷出久「謝りたい人がいるんだね。その気持ちをもしエリちゃんに向ける事ができたなら、レディ・ナガンとの約束を僕が引き継ぐよ」
オーバーホール「壊理…ああそうだ…壊理がいればオヤジを巻き戻して…」
緑谷出久「謝りたい人がいるんだね。その気持ちをもしエリちゃんに向ける事ができたなら、レディ・ナガンとの約束を僕が引き継ぐよ」
エンデヴァー「レディ・ナガンと治崎廻確保だ!警察に連絡!ナガンは救急に連れていく!」
緑谷出久「(オール・フォー・ワン…!)」