オールマイト「(おまえは弟子が辛い時何もしてやれなかった)」
オールマイト「(最早足を引っ張るだけだ)」
オールマイト「(オールマイトよ)」
ステイン「それは英雄への冒涜か?取り消せ愚人」
オールマイト「ヒーロー殺しステイン…私が現役の頃は決して姿を見せなったくせに…まさかこんな形で先延ばしになっていた面会が実現するとはね」
ステイン「何を言っている」
オールマイト「ああそうか…捕まってから色々あったんだ。私はオールマイトだよ」
ステイン「違う!おまえはオールマイトじゃない!贋物め!ここは英雄の聖地!此の地で英雄の名を騙るおまえは何者だ?何故騙る!?言え!」
オールマイト「騙るか…確かに…昔から何かせずにはいられない性質でね…」
オールマイト「無力でも動かずにはいられなかった。世界を良くしたかった。そして走り終えた」
オールマイト「その結果がこうだ。命に替えても守らねばならない弟子に休めの一言すら掛けられなかった」
「またかけてある!もう!いい加減懲りろっての」
ステイン「日に一度脱ヒーロー派による冒涜を浄化している。恐らく近くの避難所からだろう。避難所の人間には傍迷惑な行いだろうな」
オールマイト「無駄な危険を!彼女は一体?」
ステイン「オールマイトが最後に救った女だ」
〈オールマイト…お願い…救けて!〉
ステイン「オールマイトはいかなる時も笑ってその身を人々に捧げた!それは個性に依るものではない!オールマイトという人間がそのようにしか生きられぬのだ!」
ステイン「魂に刻まれたその信念を人は称えた!おまえ如きがオールマイトを量るな!」
〈オールマイト…お願い…救けて!〉
ステイン「オールマイトはいかなる時も笑ってその身を人々に捧げた!それは個性に依るものではない!オールマイトという人間がそのようにしか生きられぬのだ!」
ステイン「魂に刻まれたその信念を人は称えた!おまえ如きがオールマイトを量るな!」
上鳴電気「お湯の温度は42℃」
「脱がせー!洗えー!」
切島鋭児郎「用法・容量は守らなきゃあダメだぜ」
常闇踏陰「過ちを謝したにしては変化が無いな」
爆豪勝己「1番になんのを諦めたわけじゃねぇ。全員ライバルなのは変わんねー」
爆豪勝己「てめー含めてなぁデ…いずく」
常闇踏陰「過ちを謝したにしては変化が無いな」
爆豪勝己「1番になんのを諦めたわけじゃねぇ。全員ライバルなのは変わんねー」
爆豪勝己「てめー含めてなぁデ…いずく」
爆豪勝己「俺の辞書に無理なんて言葉ねンだよ!」
緑谷出久「皆ありがとう。そして迷惑かけてごめん」
芦戸三奈「そだよーワン・フォー・オールねー。言ってよねー。手紙のおかげでもう驚きとかそういうのは無いんだけどさ」
轟焦凍「緑谷が一番眠ィだろ。寝かせてやれよ。何の為に連れ戻したんだよ」
芦戸三奈「そだよーワン・フォー・オールねー。言ってよねー。手紙のおかげでもう驚きとかそういうのは無いんだけどさ」
轟焦凍「緑谷が一番眠ィだろ。寝かせてやれよ。何の為に連れ戻したんだよ」
轟焦凍「大丈夫か?」
緑谷出久「大丈夫…っていうかまだ眠れなくて」
緑谷出久「大丈夫…っていうかまだ眠れなくて」
轟焦凍「なんで」
緑谷出久「オールマイトに酷い事をして」
緑谷出久「そんな オールマイトは十分力になってくれてます」
オールマイト「(自分はもう現役ではないと…私自身が決めつけていた。ステインよ、地を這ってでも私も戦うぞ! 少年たちに灯る火の征く先を見届けるために)」
オールマイト「(自分はもう現役ではないと…私自身が決めつけていた。ステインよ、地を這ってでも私も戦うぞ! 少年たちに灯る火の征く先を見届けるために)」
緑谷出久「オールマイト、トンカツ弁当とても力になりました!僕はきっとオールマイトから離れてしまったから…あんな風に…だから一緒に」
芦戸三奈「もう!?どこに!?」
轟焦凍「徒に人前に出れねぇよ。親父を見ると荼毘の影がチラつくからな」
轟焦凍「荼毘の兄弟、エンデヴァーの息子、内心ではきっと俺の存在も未だ不安だろう」
切島鋭児郎「家庭事情で…悔しいよなぁ…轟が何かしたわけじゃねぇのになぁ」
轟焦凍「したよ…血に囚われて原点を見失った。でも今は違うから。違うって事を証明する」
轟焦凍「皆に安心してもらえるように」
切島鋭児郎「く~~漢だよおめぇは!俺何だか涙が出てくるよ!」
耳郎響香「避難してる人たち全員が全員見方が変わったワケでもないか…あれだね…なんかあれ」
轟焦凍「ん?耳郎?」
切島鋭児郎「家庭事情で…悔しいよなぁ…轟が何かしたわけじゃねぇのになぁ」
轟焦凍「したよ…血に囚われて原点を見失った。でも今は違うから。違うって事を証明する」
轟焦凍「皆に安心してもらえるように」
切島鋭児郎「く~~漢だよおめぇは!俺何だか涙が出てくるよ!」
轟焦凍「ん?耳郎?」
ホークス「これはデクが捕えた刺客の証言とも合致。オール・フォー・ワンは身体を完成させるより早くワン・フォー・オールを手中に収めたがっている」
ホークス「真意がどうあれタルタロス襲撃から2ヶ月とするとオール・フォー・ワン・死柄木を先手で討てる猶予はあと1ヶ月。そう思っていた」
ホークス「ステインによってオールマイトへ渡されたタルタロスの警備記録。手紙は強烈なオールマイトへのラブレター。ステインはオールマイト以外にこの情報を渡すつもりはなかった」
ベストジーニスト「まさかヒーロー殺しがヒーローを後押しするとはな」
「女!女女女!女をまた集められる日が来るなんて!」
ステイン「(何が起きている…ここが堕ちるようであれば外はもう)」
ステイン「情報がいる」
「赤黒血染…死柄に与した…渡さんぞ」
「赤黒…貴様は人か…獣か…」
オールマイト「ああ」
塚内直正「しかし殺人犯にこうも救われちゃ形無しだね」
塚内直正「しかし殺人犯にこうも救われちゃ形無しだね」
玉川三茶「死柄木弔の中に宿ったオール・フォー・ワンの意識と本体がシンクロしているワケですね」
オールマイト「そこだよ三茶くん。個性に宿る意識を介した思考の共有。私もワン・フォー・オールでも同様の事があった。問題はそいつが双方向ではないということだ」
オールマイト「只あの時は違った。少年に触れられた時、いや直接触れられる程に近付いた時、意識体の思いが私に流れ込んできた」
オールマイト「オール・フォー・ワンのソレが仮にワン・フォー・オール以上のシンクロ率だとしても…水深約500mに幽閉されていた本体が地上にいる死柄木の具体的な思考を受け取れるものだろうか…」
玉川三茶「あるんじゃないですか?双子のアレ的な…」
塚内直正「それもあるかもしれんが、今回奴らは電波でやりとりしていた。電波の個性を所持していれば受信する事も可能なハズ。事実、記録に残っていた電波の波形は会話のようになっていた」
玉川三茶「解析済んだんですよね?やりとりの内容は?」
オールマイト「38日で完成させる」
玉川三茶「え?セ…セントラルの研究でもちゃんと…二ヶ月って…」
オールマイト「研究されることもその結果もブラフにする。本体と意識体の間でしか分からないこの交信が奴の本当のスケジュールならば」
オールマイト「器としての死柄木弔はあと3日程で完成する」
玉川三茶「え?セ…セントラルの研究でもちゃんと…二ヶ月って…」
オールマイト「研究されることもその結果もブラフにする。本体と意識体の間でしか分からないこの交信が奴の本当のスケジュールならば」
オールマイト「器としての死柄木弔はあと3日程で完成する」
「ヒーローの力はそのまま内政力に直結する。自国から飛び立てばその分抑止力は低下し均衡が崩れる」
「大規模派遣の際には犯罪シンジケートが活性化するものだが今回は異常だ。まるで示し合わせたかのように各国の内政が荒らされている」
「しかしホークス・エンデヴァー、なによりあのオールマイトの頼みを我々は無碍にできません」
「ウチのサラームは我慢の限界です。うわ言のように“オール・フォー・ワン伸す”と」
「我が国のビッグ・レッド・ドットも同じく友を助けるのに何故手続きが要るのだと…」
「そこなんだが…行っちゃった…ウチの我慢できずに全部スッ飛ばして行っちゃった…」
「俺たち知りませんからね!スター!」
スターアンドストライプ「行くことは決定しているんだ!早いか遅いだけさ。それにオールマイト直々のお願いだぜ? 」
スターアンドストライプ「マスターが困ってる!二の足を踏む理由がどこにあるのさ!」
「そこなんだが…行っちゃった…ウチの我慢できずに全部スッ飛ばして行っちゃった…」
「俺たち知りませんからね!スター!」
スターアンドストライプ「行くことは決定しているんだ!早いか遅いだけさ。それにオールマイト直々のお願いだぜ? 」
スターアンドストライプ「マスターが困ってる!二の足を踏む理由がどこにあるのさ!」