サンジ「まいったぜ…」
チョッパー「ごめんよサンジ…おれ本に夢中になっちまってて…」
ハットリ「世界中に全く同じ成長をする木があるか?帆船はほぼ木材でできているから、船も大きさも曲線も全て木の形に左右される。だから同じ設計図を使っても全く同じ船は二度と造れねェのさ」
ハットリ「例えば、そんな船を造ったとしてそれが全く別の船であると最も強く感じてしまうのは、きっとお前達自身だ!クルッポー!」
アイスバーグ「ンマー…船の寿命だ。いい機会じゃねェか。諦めて新しい船を買って行け。金はあるんだろ?聞けば船はキャラベルだそうだな。そもそもそんな古い型の船じゃあこの先の航海も厳しかろう」
ルフィ「いいや、乗り換えるつもりはねェ。おれ達の船はゴーイングメリー号だ!まだまだ修理すれば絶対走れる!大丈夫だ!今日だって快適に走ってたんだ!なのに急にもう航海できねェなんて信じられるか!お前らあの船がどんだけ頑丈か知らねェからそう言うんだ!」
アイスバーグ「沈むまで乗りゃあ満足か…呆れたもんだ…てめェ!それでも一船の船長か!」
アイスバーグ「話は終わりだな。よく考えて船を買う気になったらまた来い。世話してやる。有り金3憶出せば最新の船でも造ってやれる。カリファ」
ルフィ「ウソップだっ!」
ルル「一緒にいたというか、抱えられて連れてかれてたというか」
ルフィ「うりゃああああああ!」
ルフィ「待ってろよウソップ~~~!金~~~~!」
「これはひでェ…」
「どこのどいつだ」
ナミ「ウソップ!しっかりしろ!やったのはフランキー一家なの!?」
ウソップ「ハァ…ハァ…大金…全部…奪われた…みんなに会わせる顔がねェよ…やっとメリー号を直してやれるハズだったのに…」
ナミ「ウソップ、ここでじっとしててね」
ゾロ「渡ってきたからこそだろ。人間なら波を越える度強くもなるが船は違う。痛みをただ蓄積するだけだ」
サンジ「腑に落ちねェ。第一ウソップの奴がコレ聞いたら何ていうか…」
チョッパー「おれ!メリー号が好きだぞ!」
チョッパー「ごめんよサンジ…おれ本に夢中になっちまってて…」
サンジ「病気じゃねェよ!」
サンジ「青キジの言葉がよ…頭を過るんだ」
サンジ「とにかくこのままじゃ拉致があかねェ。一旦メリー号に戻ろう。何でもなきゃ彼女も直帰って来る」
ルフィ「メリー号が直せねェって何でだ!」
ルフィ「おめェらすげェ船大工じゃねェのかよ!金ならいくらでもあるのに!」
カク「いくら金を出そうと、もうあの船は元には戻らんのじゃ。よくもまァ…あの状態でここへ辿り着けたもんじゃとむしろ感心する程のもんでな」
パウリー「竜骨ってわかるか?」
パウリー「船首から船尾までを貫き支える、船において最も重要な木材だ」
パウリー「船造りはまずそいつを据える事から始まり、船首材、船尾材、肋根材…肋骨、肘材、甲板梁…全ての木材をその竜骨を中心に緻密に組み上げていく。それが船だ」
パウリー「船の全骨格の土台である竜骨は船の命。そいつがひどく損傷したからといって挿げ替えるなんて事ァできねェってわけさ。それじゃあ船を一から造るのと同じ事だからな」
サンジ「青キジの言葉がよ…頭を過るんだ」
サンジ「とにかくこのままじゃ拉致があかねェ。一旦メリー号に戻ろう。何でもなきゃ彼女も直帰って来る」
ルフィ「おめェらすげェ船大工じゃねェのかよ!金ならいくらでもあるのに!」
カク「いくら金を出そうと、もうあの船は元には戻らんのじゃ。よくもまァ…あの状態でここへ辿り着けたもんじゃとむしろ感心する程のもんでな」
パウリー「竜骨ってわかるか?」
パウリー「船首から船尾までを貫き支える、船において最も重要な木材だ」
パウリー「船造りはまずそいつを据える事から始まり、船首材、船尾材、肋根材…肋骨、肘材、甲板梁…全ての木材をその竜骨を中心に緻密に組み上げていく。それが船だ」
パウリー「船の全骨格の土台である竜骨は船の命。そいつがひどく損傷したからといって挿げ替えるなんて事ァできねェってわけさ。それじゃあ船を一から造るのと同じ事だからな」
ルフィ「何でだよ!」
ハットリ「似た船なら造ってやれるが厳密に言って同じ船はもう誰にも造れねェ。この世に全く同じ船は二つと存在し得ねェのさ」
ハットリ「似た船なら造ってやれるが厳密に言って同じ船はもう誰にも造れねェ。この世に全く同じ船は二つと存在し得ねェのさ」
ハットリ「世界中に全く同じ成長をする木があるか?帆船はほぼ木材でできているから、船も大きさも曲線も全て木の形に左右される。だから同じ設計図を使っても全く同じ船は二度と造れねェのさ」
ハットリ「例えば、そんな船を造ったとしてそれが全く別の船であると最も強く感じてしまうのは、きっとお前達自身だ!クルッポー!」
アイスバーグ「ンマー…船の寿命だ。いい機会じゃねェか。諦めて新しい船を買って行け。金はあるんだろ?聞けば船はキャラベルだそうだな。そもそもそんな古い型の船じゃあこの先の航海も厳しかろう」
ルフィ「いいや、乗り換えるつもりはねェ。おれ達の船はゴーイングメリー号だ!まだまだ修理すれば絶対走れる!大丈夫だ!今日だって快適に走ってたんだ!なのに急にもう航海できねェなんて信じられるか!お前らあの船がどんだけ頑丈か知らねェからそう言うんだ!」
アイスバーグ「沈むまで乗りゃあ満足か…呆れたもんだ…てめェ!それでも一船の船長か!」
アイスバーグ「話は終わりだな。よく考えて船を買う気になったらまた来い。世話してやる。有り金3憶出せば最新の船でも造ってやれる。カリファ」
カリファ「はい」
カリファ「どうぞ、ご検討を。新型から中古までのカタログです。値段の参考を」
ルル「アイスバーグさん!ゲート前にお客が来てますぜ。また世界政府のお役人の様で…追い返しましょうか?」
アイスバーグ「ンマー、そうだな、いねェと言え。しかしまたすごい寝グセがついてるぞ、ルル」
ルル「おっとイカン!こりゃ失礼」
コーギー「待ちたまえアイスバーグ君!いるじゃないですか」
パウリー「おいおめェら隠れろ!政府の役人だっ!」
アイスバーグ「ンマー、これァどうもコーギー。今日はおれァいねェんで」
カリファ「どうぞ、ご検討を。新型から中古までのカタログです。値段の参考を」
アイスバーグ「ンマー、そうだな、いねェと言え。しかしまたすごい寝グセがついてるぞ、ルル」
ルル「おっとイカン!こりゃ失礼」
コーギー「待ちたまえアイスバーグ君!いるじゃないですか」
パウリー「おいおめェら隠れろ!政府の役人だっ!」
アイスバーグ「ンマー、これァどうもコーギー。今日はおれァいねェんで」
カク「ん?何言うとる?ワシァ今日フランキー一家など見かけてもおらんぞ?」
ルル「おかしいな…確かにおめェの長げェ鼻を確認したんだが」
ルフィ「ウソップだっ!」
ルル「一緒にいたというか、抱えられて連れてかれてたというか」
ルフィ「うりゃああああああ!」
ルフィ「待ってろよウソップ~~~!金~~~~!」
「どこのどいつだ」
ナミ「ウソップ!しっかりしろ!やったのはフランキー一家なの!?」
ウソップ「ハァ…ハァ…大金…全部…奪われた…みんなに会わせる顔がねェよ…やっとメリー号を直してやれるハズだったのに…」
ナミ「ウソップ、ここでじっとしててね」
サンジ「本当かよ!」
ゾロ「そう言ってた」
チョッパー「もう直せない?金があってもか?じゃあメリーはどうんなるんだ?」
ゾロ「さァな…最終的には査定の結果を聞いたルフィ達がどう判断するかだ」
サンジ「しかし…話しが極端すぎるぜ。だってお前みろ!船はいつもと変わらねェし、イーストブルーからこんなトコまで一緒に渡って来たじゃねェか!」
チョッパー「もう直せない?金があってもか?じゃあメリーはどうんなるんだ?」
ゾロ「さァな…最終的には査定の結果を聞いたルフィ達がどう判断するかだ」
サンジ「しかし…話しが極端すぎるぜ。だってお前みろ!船はいつもと変わらねェし、イーストブルーからこんなトコまで一緒に渡って来たじゃねェか!」
ゾロ「渡ってきたからこそだろ。人間なら波を越える度強くもなるが船は違う。痛みをただ蓄積するだけだ」
サンジ「腑に落ちねェ。第一ウソップの奴がコレ聞いたら何ていうか…」
チョッパー「おれ!メリー号が好きだぞ!」
ゾロ「全員そうさ。だが傷が深すぎて打つ手はねェそうだ」