ルフィ「ホントか!よかったーっ!」
ウソップ「すまねェ…おれが不甲斐ねェばかりに…面目ねェ!」
ウソップ「大事な金をおれは!おれは!」
ウソップ「じゃあやっぱり金は戻らねェのか…」
ルフィ「ああそれもフランキーってのが帰って来ねェとわかんねェんだ」
ルフィ「ああそれもフランキーってのが帰って来ねェとわかんねェんだ」
ウソップ「すまねェ…」
ルフィ「もしダメでもよ、まだ一億ベリーもあるんだからいいよ。気にすんな!」
ルフィ「ゴーイングメリー号には世話になったけど、この船での航海はここまでだ」
ウソップ「…今…何て言った…」
ルフィ「何度も言わせんじゃねェよ!メリー号はもう直せねェんだ!どうしても直らねェんだ…そうじゃなきゃこんな話しねェ!」
ウソップ「この船だぞ…今おれ達が乗ってるこの船だぞ!」
ルフィ「そうだ…もう沈むんだこの船は」
ウソップ「何言ってんだお前ルフィ」
ウソップ「一流と言われる船大工達がもうダメだって言っただけでお前は帰ってきたのかよ!」
ウソップ「今までずっと一緒に海を旅して来た、どんな波も!戦いも!一緒に切り抜けてきた大事な仲間をお前はこんな所で見殺しにする気かァ!」
ルフィ「じゃあお前に判断できんのかよ!この船には船大工がいねェから!だからあいつらに見て貰ったんじゃねェか!」
ウソップ「今まで通りおれが修理してやるよ!元々そうやって旅を続けて来たんだもんな!」
ルフィ「お前は船大工じゃねェだろう!ウソップ!」
ウソップ「それがどうした!だがな、職人の立場をいい事に所詮は他人の船をあっさりと見限るような無責任な船大工なんかおれは信じねェ!」
ウソップ「おれの知ってるお前ならそんな奴らの商売口上より、このゴーイングメリー号の強さをまず信じたハズだ!そんな歯切れのいい年寄りじみた答えで船長風吹かせて何が決断だ!見損なったぞルフィ!」
ウソップ「今まで通りおれが修理してやるよ!元々そうやって旅を続けて来たんだもんな!」
ルフィ「お前は船大工じゃねェだろう!ウソップ!」
ウソップ「それがどうした!だがな、職人の立場をいい事に所詮は他人の船をあっさりと見限るような無責任な船大工なんかおれは信じねェ!」
ウソップ「おれの知ってるお前ならそんな奴らの商売口上より、このゴーイングメリー号の強さをまず信じたハズだ!そんな歯切れのいい年寄りじみた答えで船長風吹かせて何が決断だ!見損なったぞルフィ!」
ウソップ「フザけんな!」
ウソップ「だったら乗り換えるなんて答えが出るハズがねェ!」
ウソップ「いいんだルフィ…それがお前の本心だろ」
ルフィ「何だと」
ウソップ「使えねェ仲間は次々に切り捨てて進めばいい。この船に見切りをつけるんなら、おれにもそうしろよ」
ウソップ「正直におれはもうお前らの化け物じみた強さにはついて行けねェと思ってた」
ウソップ「ルフィ、お前は海賊王になる男だもんな。おれは何もそこまで高みへ行けなくていい。思えばおれが海へ出ようとした時にお前らが船に誘ってくれた。それだけの縁だ」
ウソップ「意見が食い違ってまで一緒に旅をする事はねェよ」
ウソップ「おれはこの一味をやめる」
ウソップ「ルフィ!お前とはもうやっていけねェ。最後まで迷惑かけたな。この船は確かに船長であるお前のもんだ」
ウソップ「今夜10時!またおれはここへ戻って来る!そしたらメリー号を懸けて決闘だ!お前を倒してメリー号は貰って行く!それでおれとお前達との縁も終わりだ!」