ドラケン「これより新年一発目!東京卍會全体集会を始める!」
ドラケン「長い間東卍が対立してきた黒龍と一度は和平協定が結ばれた」
ドラケン「だが、実の兄弟である弐番隊副隊長柴八戒と黒龍総長柴大寿の確執が原因でそれは破綻した」
ドラケン「そして東卍は一番隊トップ二人のの独断専行があっものの、弐番隊隊長三ツ谷、最終的にマイキーとオレも加わり」
ドラケン「柴大寿以下、黒龍本体との戦いに勝利した!」
ドラケン「この件についてみんなの前で話したい奴らがいる! 」
柴八戒「始まりはオレのしみったれた嘘だった。その嘘を突き通す為にオレは家族を…東卍を巻き込んだ」
柴八戒「そして事はデカくなり東卍対黒龍の抗争にまで発展しちまった。全てオレの責任だ。みんなすまなかった」
武藤泰宏「気にすんな八戒!抗争の火種なんてよ、終わっちまえばどうでもよくなるモンだ」
河田ナホヤ「それに黒龍には勝ったんだ!結果オーライっしょ!なぁ!みんな!?」
「そーだそーだ!頭上げろ八戒!」
花垣武道「うん」
ドラケン「次!乾青宗!九井一!前へ!」
乾青宗「十一代目黒龍乾青宗だ」
九井一「同じく九井一」
九井一「十代目黒龍は東卍に負けた。総長である柴大寿は引退。オレらは十一代目として黒龍を継いだ」
乾青宗「十一代目黒龍乾青宗だ」
九井一「同じく九井一」
九井一「十代目黒龍は東卍に負けた。総長である柴大寿は引退。オレらは十一代目として黒龍を継いだ」
花垣武道「(黒龍がオレの下につく…? なんで…) マイキー君の判断なんすか?」
乾青宗「いきなり信じろとは言わねぇ。力が必要な時は言え。手を貸す」
稀咲鉄太「はい」
松野千冬「マイキー君に稀咲の裏切りは一応報告した。でもまさかマイキー君がこう出るとは思わなかった。一度は隊長クラスまで認めた奴だぜ?クビとはな」
稀咲鉄太「何言ってんだよマイキー?冗談だろ?」
マイキー「こんな場で冗談なんて言わねぇよ。クビだ」
半間修二「オイオイ待てよマイキー。稀咲がクビなら当然オレも東卍を出る。つまりよぉ東卍総勢450人のうち元愛美愛主50人、元芭流覇羅300人が全て抜ける。そしたら東卍は100人に萎んじまうんだぜ?それでもいいのか?」
マイキー「構わねぇ。そもそも東卍はデカくなりすぎた」
稀咲鉄太「でかくなりすぎた?何言ってんだよマイキー!?それが東卍の目的だろ!?」
マイキー「ならクリスマス決戦をけしかけたのも東卍をでかくする為か?タケミっち達をけしかけ大寿を殺させるために柚葉にナイフを渡した。そうだな?」
マイキー「東卍をでかくする為オマエの汚ねぇやり口に今まで目を瞑ってきた。それももう終わりだ」
稀咲鉄太「違う!アンタは弱ってた!大寿は東卍を脅かす存在だ!オレはアンタの為に動いたんだ!」
ドラケン「オイ!誰が前に出ていいっつったよ?」
半間修二「稀咲の話を聞けやコラ」
ドラケン〈稀咲はマイキーに心酔してた〉
長内信高〈8.3抗争での稀咲の目的は抗争に乗じてドラケンを殺し、空いた東卍のナンバー2の座に座る事だったからだ〉
ドラケン〈稀咲が東卍に入ったのは始からマイキーが目当てだったんだろうな〉
稀咲鉄太〈オレは自分を知っている〉
稀咲鉄太〈月は一人じゃ輝けない〉
花垣武道「(計算があって言ってるワケじゃない…コイツの…マイキー君への思いは理屈じゃないんだ)」
ドラケン「これで集会は終わりだ!解散!」
花垣武道「(あっけねぇ… これで…ミッション成功なのか!?)」
マイキー「はぁ疲れたぁ!どぉ?ケンチン」
ドラケン「もうちょいもうちょい…マイキー、ちょっとエンジンかけてみろよ」
マイキー「かかった!」
ドラケン「よしオッケーだ」
マイキー・ドラケン「よっしゃい!」
マイキー「ようし!さっそくアイツ呼んでくる!」
ドラケン「もう近くまで来てる頃じゃね?さっき連絡したろ」
マイキー「待ちきんない!」
ドラケン「もうちょいもうちょい…マイキー、ちょっとエンジンかけてみろよ」
マイキー「かかった!」
ドラケン「よしオッケーだ」
マイキー・ドラケン「よっしゃい!」
マイキー「ようし!さっそくアイツ呼んでくる!」
ドラケン「もう近くまで来てる頃じゃね?さっき連絡したろ」
マイキー「待ちきんない!」
ドラケン「子供か」
マイキー「いいからいいから!千冬!まだ放すなよ」
マイキー「で、もう一個のエンジンがほっとかれたからオレとケンチンでコツコツ部品集めてやっと完成したのがコイツ」
花垣武道「へぇ!なんかロマンがあるなぁ!」
マイキー「だろ?オマエにやる」
ドラケン「ウチの壱番隊隊長が単車持ってねぇなんてカッコつかねぇだろ?」
マイキー「ハハ!そうそう」
花垣武道「そんなレベルじゃねぇっすよ!」
花垣武道「そんなレベルじゃねぇっすよ!」
マイキー「よぅし!レクチャーしてやろ!」
花垣武道「へ?クラッチ?」
花垣武道「そっちじゃわかんねぇっす!右か左で言ってくんないと!」
マイキー「なにキレてんだよ」
マイキー「むせ込んじまいそうな灰色の空の下でさ」
マイキー「うん、じゃあ約束なタケミっち」
松野千冬「この先どうなるんだろうな…黒龍がオレらの下について稀咲たちが東卍から出ていって…今や壱番隊が東卍で一番でかくなっちまった」
松野千冬「元黒龍の奴らに裏があるとしても大寿は死ななかったし、稀咲を東卍から追い出せた。オマエのここでのミッションはもうない。だから帰るんだろ?未来に」
松野千冬「元黒龍の奴らに裏があるとしても大寿は死ななかったし、稀咲を東卍から追い出せた。オマエのここでのミッションはもうない。だから帰るんだろ?未来に」
花垣武道「うん…」
松野千冬「お別れだな。オマエの生きる場所は12年後。ここじゃね」
松野千冬「お別れだな。オマエの生きる場所は12年後。ここじゃね」
松野千冬「ヒナちゃんやアッくん…みんなの生きてる12年後だ」
花垣武道「オレ…オレ… 千冬!今までありがとうな!オマエがいなかったらここまで来れなかった!オマエはオレの一生で一番のマブダチだ!」
松野千冬「12年後にまた会おう!それまで少しだけお別れだ」
花垣武道「忘れないでください!場地さんの目指したモノを!心を強く持ってください!マイキー君なら一人で時代を創れます!」
マイキー「タケミっち…」
松野千冬「泣かすなよバカヤロー…」
花垣武道「あの…もう一ついいですか?記念写真撮りません?」
『もうこの時代のみんなには会う事はないから』
マイキー「ふぁ~ん」
花垣武道「(誰だっけ)」