Tokyo Revengers |
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原作(Original Story): 和久井健(Ken Wakui)
TVアニメ『東京リベンジャーズ』 第36話ネタバレ
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第36話 Last order
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CAST |
🔷花垣武道 Hanagaki Takemichi CV.新祐樹 🔷佐野万次郎 マイキー MIKEY CV.林勇 🔷龍宮寺堅 ドラケン Draken CV.福西勝也 🔷松野千冬 Matsuno Chifuyu CV. 狩野翔 🔷三ツ谷隆 Mitsuya Takashi CV. 松岡禎丞 🔷柴八戒 Shiba Hakkai CV.畠中祐 🔷橘直人 Tachibana Naoto CV.逢坂良太
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OPENING |
ホワイトノイズ | Official髭男dism |
ENDING |
傷つけど、愛してる。 | ツユ |
AIRDATE |
2023年3月25日 |
花垣武道「(嘘だ!三ツ谷君が死んでる!?)」
花垣武道「(嘘だ!嘘だ!三ツ谷君が死んでるなんてそんなワケねぇ!)」
花垣武道「(ヒナも死んでる!?また同じだ…なんも変わってねぇじゃんか!なんなんだよコレ!)」
花垣武道「くそっ 千冬ぅ!ナオトぉ!みんなどこにいんだよおおお!」
花垣武道「この鍵って…前に住んでた…ボロアパートのだ」
花垣武道「(オレんちの匂い…オレ…ここに住んでるんだ)」
花垣武道「高層マンションからまたここか…」
花垣武道「あああ!」
花垣武道「最後に撮った集合写真だ!」
橘直人「ここにいましたか。捜しましたよ。ボクの記憶が上書きされたって事は君が帰ってきたという事です」
花垣武道「ナオト!何が何が起きてるんだナオト…!?」
橘直人「タケミチ君はこれまで姉さんを助ける為、過去に何度もタイムリープしてきましたね。今回の未来はこれまでで最悪です。 姉さんが助かっていない事はもちろん東京卍會の主要メンバーは…全員殺されました」
橘直人「松野千冬、射殺」
橘直人「柴八戒、焼殺」
橘直人「三ツ谷隆、絞殺」
橘直人「龍宮寺堅、斬殺」
橘直人「羽宮一虎も林田春樹も他のメンバーも全て殺されました。稀咲ですら殺されてます」
花垣武道「みんな…死んでる…?そんな…なんで…?」
橘直人「犯人は捕まってません。どこにいるか手掛かりすらない」
花垣武道「マイキー君は!?マイキー君もまさか…殺されたのか!?」
橘直人「心して聞いて下さいタケミチ君。現在、一連の殺人の容疑者として指名手配されてるのが」
橘直人「佐野万次郎です」
花垣武道「テメェふざけんのも大概にしろよ?そんなワケねぇだろ…!?マイキー君がみんなを殺すなんて絕ッ対ェねぇだろ!オイッ!」
橘直人「タケミチ君…ボクも真相が知りたい。佐野万次郎に会って話を聞きたい。それができるのは君だけです。東卍元幹部でありながら、唯一殺されていない君だけなんです」
花垣武道「マイキー君が…あのマイキー君が…東卍幹部をみんなを…殺した?ナオト…本当にマイキー君がやったのか?」
橘直人「タケミチ君に何か心当たりはありませんか?今回のタイムリープで君が手に入れた情報、その中に必ず手がかりがあるはずです。少なくとも過去で君が何かをしたことで現代が大きく変わったんです」
花垣武道「“オレがした事で”ってオレが失敗したって事か?オレは…オレ達は東卍を狂わせた2つの存在を過去で排除できたんだ!黒龍は潰したし!稀咲を東卍から追放できた!全部うまく行ったはずなのに!何がいけなかった?オレが…“マイキー君は一人でもやれる”なんて言っちゃいけなかったのか?」
花垣武道「あと…した事なんて?この写真を撮ったぐらいだ」
橘直人「タケミチ君…その写真…どこにあったんですか?」
花垣武道「どこって…そこのコタツの上に…」
花垣武道「手紙!」
花垣武道「写真…この中に入ってたのか…?」
橘直人「その手紙ちょっと見せてください!」
橘直人「消印…日本じゃない!フィリピン!」
橘直人「この手紙…誰が出したんですか!?」
橘直人「広いですね。手分けしましょう。くれぐれも気をつけてください」
花垣武道「(ここにいる保証なんてない。でももし会えるとしたら初めてだ。初めて現代のマイキー君に会える!どんな風になってるんだ?やっぱ変わってないのかな?)」
花垣武道「(会って…何を話そう…?変わってない?変わってないワケないじゃん!みんなを殺してるかもしれないのに…ここにいるのはオレの知ってるマイキー君じゃないんだ)」
花垣武道「(12年経って変わっちゃったマイキー君かもしれないんだ… 勢いで来ちゃったけどよく考えたらやばくね?オレ!会った途端に殺されるかもしれない…いや!殺す為に呼び出したのかも!帰るか?)」
花垣武道「(ここって…)」
マイキー〈むせ込んじまいそうな灰色の空の下でさ、天井ぶっ壊れた廃墟に大量のスクラップ〉
花垣武道「(いつか話したあの場所で)」
花垣武道「(ここだ!マイキー君のお兄さんがバブのエンジンを見つけた場所!なんか…感動…)」
マイキー「タケミっち?」
花垣武道「あの…元気…でしたか…(やっと会えたんだ やっと…)」
マイキー「うん」
花垣武道「あの…あの…」
花垣武道「(やっと…やっと…!マイキー君に辿り着いたんだ)」
花垣武道「あの…あの…すいません」
マイキー「泣き虫は相変わらずか?」
マイキー「ここにわざわざ呼んだのは頼みがあってね」
花垣武道「頼み?」
マイキー「ここに来て兄貴の事思い出したらさ色んな思い出が溢れてきて…」
マイキー「ガキの頃は色んな奴らと殴り合って…わかりあって笑いあって…泣いたりしてそうやって東卍は大きくなっていったんだなぁって…」
マイキー「懐かしくなっちゃった」
花垣武道「(会ってみて確信した!やっぱりマイキー君はマイキー君だ!三ツ谷君を…みんなを殺してるワケない!)」
花垣武道「(あの東卍のマイキー君が殺すワケない!)」
マイキー「東卍は変わっちまった」
マイキー「タケミっち…なんで東卍を出てったんだよ?」
マイキー「一緒にいて欲しかった」
マイキー「兄貴のように叱って欲しかった。なんとか一人で頑張ったんだ」
マイキー「でも抑えられなかった…オレがオレでなくなる事を…東卍を出てくオマエを引き止めようとしたオレにケンチンは…こう言った」
ドラケン「やめろマイキー」
マイキー「あ?オレに命令すんのか?テメェ」
三ツ谷隆「オレもドラケンに賛成だ」
マイキー「三ツ谷」
三ツ谷隆「あいつはこれからの東卍に向いてない」
ドラケン「アイツを巻き込まないでやってくれ」
花垣武道「あの二人が…そんな事を…?」
マイキー「ああ…最高の奴らだよな…そんな奴らを…」
マイキー「オレは殺した」
マイキー「タケミっち…あの頃の東卍はもういない」
マイキー「アイツらはみんな…みんなオレが殺した」
マイキー「だから頼む…オマエが終わらせてくれ」
マイキー「オレを殺せ」
マイキー「オレの夢を」
花垣武道「何言ってんだよ?マイキー君…やめてくださいよ!ワケわかんないですよ!会っていきなり“オレを殺せ”なんて…オレはマイキー君に会いたかっただけなのに!」
マイキー「会いたかっただけ…八戒も死に際同じような事言ってたっけ…」
柴八戒「マイキー君…」
柴八戒「最後にまたタケミっちと…みんなで騒ぎたかったな…」
花垣武道「八戒…死に際…?」
マイキー「夢を叶えるのは難しいね」
マイキー「不良の時代を創る…その道目指して東卍は突き進んで行ったはずなのに…いつの間にかこんなんになっちまった」
マイキー「初めて人を殺した時…」
マイキー「何も感じなかった」
マイキー「そして思ったよ。世の中の難しい事って大抵、人を殺せば簡単に解決するって」
マイキー「邪魔なもんは消しちまえばいいんだって」
花垣武道「違うよ!?マイキー君!マイキー君は変わってねぇ!あの頃のまんまだよ!」
マイキー「やめろタケミっち」
花垣武道「オレ目ぇ見てわかるもん!なんにも変わってねぇよ!」
マイキー「やめろ」
花垣武道「変わってないよ!だから…だから!消すとかそうゆうのやめてよ!」
マイキー「オマエは何なんだ!」
マイキー「言い残す事はあるか?」
マイキー「千冬」
松野千冬「花垣武道を覚えていますか?」
松野千冬「いつかマイキー君を捜して訪ねてきます」
松野千冬「その時のあいつはまるで時を超えたように昔のまんまです。アイツの目をしっかり見てやってください」
松野千冬「アイツの目に嘘はないから…どうか信じてあげてください」
マイキー「そんな目でオレを見るな!」
マイキー「銃を拾えタケミっち…オレを殺すかオマエが死ぬかだ」
花垣武道「マイキー君!マイキー君!」
橘直人「タケミチ君近寄っちゃダメだ!」
橘直人「セーフティがかかってる!?殺す気はなかったのか!?」
花垣武道「マイキー君!マイキー君!」
花垣武道「マイキー君!」
マイキー「橘ナオトか… ありがとう…たぶん…タケミっちにはムリだったから…やっと終わるんだね…」
マイキー「オレの人生は苦しみだけだった…」
花垣武道「そんな事言わないでマイキー君!」
花垣武道「オレ!変えれるから!オレ過去に戻れるんだ!やり直せるんだ!こんな現代にならないようにオレ頑張るから!絕ッ対ェ…絕ッ対ェ諦めないから! だからそんな悲しい事言わないでっ!」
マイキー「ありがとう…タケミっち…オレを慰めてくれるんだな…」
マイキー「嘘でも嬉しいよ…」
マイキー「タケミっち…オマエの手…」
マイキー「あったかい」