キール「ありえるわね。この海猿島から横須賀の岸まで1・2キロ…十分泳いで渡れる距離だし」
ベルモット「いや、もしそうならたき火の痕跡をわざわざ砂に埋めて隠したりしないんじゃない?」
ジン「まだ泳げねぇんだよ。この島に辿り着くのに体力を使い切っちまっただろうからな。まぁ時間をおいて海から逃げようとしても俺達の船が目を光られている」
ジン「どのみちねぇってワケだ。息を切らしたFBIの逃げ場はな」
キャメル「はい。海猿島のカフェに入ってコーヒー豆の麻袋を三つ入手しました」
キャメル「一つは中身が入っていたので抜かせて貰いましたが…」
キャメル「あとカフェに隣接する観光案内所から粘着テープとカッターナイフを」
沖矢昴「カフェならストローがあるハズ。それも拝借しておけ」
コナン「それと今キャメルさんが持ってるもの教えてくれる?」
キャメル「ペンライトにFBIのIDとGPSの壊れたスマホにそれと連動しているインカム」
キャメル「あ、そう言えば出かける前に赤井さんに頂いたハンチング帽も捨てずに持ってます」
コナン「赤井さん、その帽子ってもしかして…」
キャメル「ペンライトにFBIのIDとGPSの壊れたスマホにそれと連動しているインカム」
キャメル「あ、そう言えば出かける前に赤井さんに頂いたハンチング帽も捨てずに持ってます」
コナン「赤井さん、その帽子ってもしかして…」
キャメル「はい」
キャメル「了解」
ウォッカ「しかしRUMの旦那にも驚くぜ」
「!!」
ウォッカ「しかしRUMの旦那にも驚くぜ」
「!!」
キャンティ「旦那って…アンタRUMの顔見た事あるかい?」
ウォッカ「イメージだよ。大男だとか、女の様な男だとか、老人とか義眼とか色々噂されてるが」
ウォッカ「ジンの兄貴が言うには確かなのは義眼だけで後はRUM本人が流したブラフらしいよ」
キャンティ「じゃあジンはRUMに会った事あるんだね」
ウォッカ「ジンの兄貴が言うには確かなのは義眼だけで後はRUM本人が流したブラフらしいよ」
キャンティ「じゃあジンはRUMに会った事あるんだね」
ウォッカ「すまねぇ」
キャンティ「何だ?床に大量に散らばってる黒い粒」
キャンティ「何だ?床に大量に散らばってる黒い粒」
ジン「大人しく出て来たら苦しまずに死なせてやる」
キャメル「赤井さん…」
沖矢昴「待てキャメル…もう少し引きつけろ」
コナン「目標までの距離1334.2ヤード…左からの風…プラス1度」
沖矢昴「よしキャメル…走れ!」
キャンティ「撃つよ」
キール「いつも通り頭を」
キャメル「赤井さん…」
沖矢昴「待てキャメル…もう少し引きつけろ」
コナン「目標までの距離1334.2ヤード…左からの風…プラス1度」
沖矢昴「よしキャメル…走れ!」
キール「いつも通り頭を」
ベルモット「海に投げるのよ」
ベルモット「地上で手榴弾が投げられた場合、爆発までの数秒で5mぐらい離れ、手榴弾に足を向けて地面に伏せれば助かる可能性はあるけど」
ベルモット「水中で爆発した場合は、その圧力波が肺や心臓を押し潰し、その周辺の生物の命を確実に絶つ事ができる」
ベルモット「地上で手榴弾が投げられた場合、爆発までの数秒で5mぐらい離れ、手榴弾に足を向けて地面に伏せれば助かる可能性はあるけど」
ベルモット「水中で爆発した場合は、その圧力波が肺や心臓を押し潰し、その周辺の生物の命を確実に絶つ事ができる」
コナン「しゅ…手榴弾!?赤井さん!」
コルン「なみかぜ公園、誰かいる」
キール「そこから撃ってジンが投げた手榴弾に当てたっていうの?」
ベルモット「フン…赤井じゃあるまいし」
ウォッカ「どうしやす?さっき撃ったFBIの死体」
ウォッカ「結局殺したFBIの面は拝めずじまい…」
キール「まぁいいんじゃない?殺したんだから」
ベルモット「あら、さっき撃った男の事ならわかるわよ」
ベルモット「アンドレ・キャメル。赤井がかわいがってた運転技術に秀でた捜査官よ」
ベルモット「前にバーボンと組んで、彼から情報を聞き出した事があったから」
コルン「間違いない。こいつ見た。2年前RUMが送って来た写真コイツだった」
ベルモット「アンドレ・キャメル。赤井がかわいがってた運転技術に秀でた捜査官よ」
ベルモット「前にバーボンと組んで、彼から情報を聞き出した事があったから」
コルン「間違いない。こいつ見た。2年前RUMが送って来た写真コイツだった」
コルン「俺、待ち合わせの倉庫、見張らされてた。でも待ち合わせ中止。そしてRUM、写真付きのメール送って来た」
コルン「ライとコイツFBI…見たら撃ち殺せって…」
ラム「懐かしい話ですね」
ラム「今回の件はあの方からお叱りを受けました。少々目立ち過ぎだと…」
ラム「だが、FBIが必死に守ろうとしていた男を葬った事は評価するとも…私としては生け捕りにして色々聞きたかったんですけどねぇ」
キャメル「はい…」
「ハハハハハハハ!」
ジェイムズ「しかしよく無事だったな」
キャメル「コピー用紙ですよ。観光案内所にあったコピー用紙の束を二つ、背中に貼り付けて防弾チョッキの代わりにしたんです」
ジョディ「でもキャメルの服、前も後ろも穴が空いて血まみれだけど…」
「ハハハハハハハ!」
ジェイムズ「しかしよく無事だったな」
キャメル「コピー用紙ですよ。観光案内所にあったコピー用紙の束を二つ、背中に貼り付けて防弾チョッキの代わりにしたんです」
ジョディ「でもキャメルの服、前も後ろも穴が空いて血まみれだけど…」
コナン「それ血じゃなくて血ノリだよ」
コナン「キャメルさんが博士が作った血が噴き出るハンチング帽を持ってたから」
コナン「中に入っている血ノリを二つに分けて背中と胸に貼り付けたんだ」
ジョディ「背中の血ノリは相手に撃たれて飛び散っただろうけど、胸は?」
コナン「キャメルさんが博士が作った血が噴き出るハンチング帽を持ってたから」
コナン「中に入っている血ノリを二つに分けて背中と胸に貼り付けたんだ」
ジョディ「背中の血ノリは相手に撃たれて飛び散っただろうけど、胸は?」
赤井秀一「俺が撃ったんだ。キャメルが背中を撃たれた直後にな」
赤井秀一「血ノリを入れ盛り上がった所にペンライトを貼らせたから…狙いやすかったよ」
コナン「胸から血が出るタイミングはバッチリ!相手の弾がコピー用紙を貫通したかと思ったぐらいだから」
赤井秀一「血ノリを入れ盛り上がった所にペンライトを貼らせたから…狙いやすかったよ」
コナン「胸から血が出るタイミングはバッチリ!相手の弾がコピー用紙を貫通したかと思ったぐらいだから」
キャメル「実は自分も撃たれたかと…背中を強打されてリアルに土血しましたし」
ジェイムズ「成程…彼らはキャメルの顔を見たかった為、頭ではなく背中を撃つと読んでいたわけか」
赤井秀一「ええ、鉄柵を閉め、足を狙わせないようにもしましたから…」
キャメル「助けてくれてありがとう、コナン君」
ジェイムズ「成程…彼らはキャメルの顔を見たかった為、頭ではなく背中を撃つと読んでいたわけか」
赤井秀一「ええ、鉄柵を閉め、足を狙わせないようにもしましたから…」
赤井秀一「ええ」
脇田兼則「ヘイ大将!仕込み手伝いやすぜ!」