フョードル「あなたは全てを知っている様でいてその実なにも知らない。最早この霧の拡散は止まらず、この星は死の果実デッドアップルとなる」
フョードル「ささやかながら僕からのプレゼントとです。そう、異能を集める結晶の欠片」
フョードル「これであなたが特異点だ」
澁澤龍彦「全て思い出した。私が本当に求めたのは異能ではなく己の異能に抗う運命に打ち勝つ生命の輝き、君が見せた輝きだったのだ」
「霧のエリアが拡大を始めました!」
「拡大速度120km!」
「拡大速度120km!」
「英国特務機関から通信コールです」
坂口安吾「時計塔の従騎士か」
坂口安吾「時計塔の従騎士か」
デイム・アガサ・クリスティ爵「ご機嫌麗しゅう。欧州諸国を代表して貴国の危機的状況に同情致しますわ」
デイム「つきましては、世界への霧の蔓延を未然に防ぐ為に」
デイム「焼却の異能力者を派遣して差し上げました」
坂口安吾「焼却の異能力者!?…発動予定時刻は?」
デイム「きっちり三十分後。夜明けとともに…」
坂口安吾「(ヨコハマが…焼かれる?)」
芥川龍之介「纏鎧!」
泉鏡花「私はあの人に光の世界に行って欲しいだけ。あの男は私がやる」
泉鏡花「夜叉白雪!」
澁澤龍彦「自らの異能力を取り戻す者が二人もいたとはな」
泉鏡花「異能力を取り戻すのは私達二人だけじゃない!」
森鷗外「これも計算の内なのだろうね太宰君…ま、人の心配をしている場合ではないのだが」
エリス「大好きよリンタロウ」
森鷗外「可愛すぎるよエリスちゃん…私には切り刻めない」
泉鏡花「夜叉白雪!」
澁澤龍彦「自らの異能力を取り戻す者が二人もいたとはな」
泉鏡花「異能力を取り戻すのは私達二人だけじゃない!」
エリス「大好きよリンタロウ」
森鷗外「可愛すぎるよエリスちゃん…私には切り刻めない」
福沢諭吉「奇遇だな森先生」
澁澤龍彦「すでに死んでいる者をどうやって殺す!」
中島敦「どんなに逃げても虎はついてくる…心臓の鼓動から逃げられないのと同じなんだ…なぜならお前は僕の生きようとする力だから」
中島敦「今ならお前の声がよく聞こえるよ。お前の言葉がよくわかる。わかってるさ」
中島敦「みんなの命が燃えてる」
中島敦「同じ言葉をお前に返すよ。ぼやぼやしてると置いてくよ」
中島敦「来い!白虎!」
澁澤龍彦「君達の生命の輝き!確かに受け取った!だがその輝きでは足りんな!」
澁澤龍彦「君の存在を私に告げたロシア人は私に言った。龍こそが異能の持つ混沌、本来の姿だと!」
澁澤龍彦「ならば白虎をまとう君は全ての異能に抗うものだな」
芥川龍之介「クズめ…ようやくか」
澁澤龍彦「また私を殺すのかね?中島敦君」
中島敦「どんなに逃げても虎はついてくる…心臓の鼓動から逃げられないのと同じなんだ…なぜならお前は僕の生きようとする力だから」
中島敦「今ならお前の声がよく聞こえるよ。お前の言葉がよくわかる。わかってるさ」
中島敦「みんなの命が燃えてる」
中島敦「同じ言葉をお前に返すよ。ぼやぼやしてると置いてくよ」
中島敦「来い!白虎!」
澁澤龍彦「君の存在を私に告げたロシア人は私に言った。龍こそが異能の持つ混沌、本来の姿だと!」
澁澤龍彦「ならば白虎をまとう君は全ての異能に抗うものだな」
芥川龍之介「クズめ…ようやくか」
澁澤龍彦「また私を殺すのかね?中島敦君」
中島敦「あるべきものをあるべき場所に戻すだけだ」
澁澤龍彦「勘違いするな。責めてなどいない!」
中島敦「3人で力を合わせないと僕らの居場所を守れない」
中島敦「もう一度、夜叉白雪を呼べるね?」
芥川龍之介「鏡花…人虎…わかっているな!?何をすべきか」
中島敦「ああ…わかってるさ…鏡花ちゃん、君の嫌いたくなかった夜叉白雪は君の言葉に必ず答える」
澁澤龍彦「勘違いするな。責めてなどいない!」
中島敦「もう一度、夜叉白雪を呼べるね?」
芥川龍之介「鏡花…人虎…わかっているな!?何をすべきか」
中島敦「ああ…わかってるさ…鏡花ちゃん、君の嫌いたくなかった夜叉白雪は君の言葉に必ず答える」
中原中也「こんなトコで何してやがる」
中原中也「太宰のポンツクなら無事だぞ」
中原中也「おい!肩貸せや」
江戸川乱歩「異能力者でない僕がここに戻ったって事は、うまくいったって事だな」
江戸川乱歩「敦もなかなかやる様になったじゃないか…え?太宰」
太宰治「敦君…今回私はね…」
中島敦「太宰さんはこの町を守ろうとしたんですよね」
太宰治「私がそんな事するいい人間に見える?」
中原中也「太宰のポンツクなら無事だぞ」
中原中也「おい!肩貸せや」
江戸川乱歩「異能力者でない僕がここに戻ったって事は、うまくいったって事だな」
江戸川乱歩「敦もなかなかやる様になったじゃないか…え?太宰」
中島敦「太宰さんはこの町を守ろうとしたんですよね」
太宰治「私がそんな事するいい人間に見える?」
中島敦「見えますけど…」
中島敦「一度は彼を殺した記憶を忘れたみたいに、もう一度あの過去に蓋をすることはできるんじゃないかと思う。でもこれでいいんだ」
中島敦「少なくとも今はみんなと町を守れた事を誇りに思うし、そうやって鏡花ちゃんやみんなと生きていく方が幾分か素敵だと思うから」
中島敦「少なくとも今はみんなと町を守れた事を誇りに思うし、そうやって鏡花ちゃんやみんなと生きていく方が幾分か素敵だと思うから」
森鷗外「太宰君が単独で動いているなら、君の力が必要になると思った。露払いにね」
中原中也「俺は前座って事ですか」
森鷗外「真打ちを決めるのは太宰君だ」
中原中也「で、その見返りは?」