石神千空「懐かしいこの景色にお涙止まんねぇわ」
七海龍水「原始のストーンワールドにこんなにも美しい村を築くとは!海も山もこの村も全部が欲しい!」
羽京「やぁ龍水」
浅霧幻「千空ちゃんが設計したジーマーで難しそうな船も少しずつ形になって来たねぇ」
羽京「あ、千空、気球の試運転お疲れ様」
石神千空「ここからは陸と空、両方から攻めていく」
七海龍水「このストーンワールド、新世界の全てが欲しい!」
サガン「宴だからな。龍水の歓迎と千空の石神村の凱旋だ」
石神千空「さぁな…石油見つかるまで一年か二年か…」
七海龍水「見つけるぞ!食料も空からな!絶対に絶対に絶対にだァ!」
羽京「すごい断固たる決意だね…最近気づいたんだけど、こういう世界だと欲張りって悪い事じゃないよね…」
石神千空「ああ!実におありがてぇ。バリバリ頼むぜパイロット!」
石神千空「携帯電話で地上チームと連携して地道に地形図りながら、お目当ての相良油田に迫ってく」
石神千空「俺らはこの目で新世界のワールドマップを作るんだよ」
コハク「あの林はもしや!」
クロム「杉林だな」
七海龍水「見つけるぞ!食料も空からな!絶対に絶対に絶対にだァ!」
羽京「すごい断固たる決意だね…最近気づいたんだけど、こういう世界だと欲張りって悪い事じゃないよね…」
石神千空「ああ!実におありがてぇ。バリバリ頼むぜパイロット!」
石神千空「俺らはこの目で新世界のワールドマップを作るんだよ」
コハク「あの林はもしや!」
クロム「杉林だな」
羽京「建築材の宝庫だね」
羽京「ごめんな」
羽京「感謝して残さず食べるから」
サガン「初めて見るな!こんな詳しい地図は!」
七海龍水「どうだ空の情報量は!食糧マップを作れば、今後は貴様らも魚だけなんて無粋な食事とは」
あるみ「本当に素敵だねぇ…科学は…こんなものがあれば、この先誰も飢えて死んだりせずに済むかも知れないね」
七海龍水「石神村の連中が…人類の生き残りが…これ以上増えなかった理由は食糧問題だ。違うか?」
コハク「私が生まれる前、村は今よりめっぽう大きくて…不漁の年に大勢が亡くなったのだ」
石神千空「狩猟はどっかで限界が来る。更に増えたきゃ農耕しかねぇ」
七海龍水「人類が目指すべきは増える事か?生き物は皆増える為に生まれたのか?そんな事は神しか知らん」
七海龍水「そして神などどうでもいい!俺はただ!美女達の涙を見たくないだけだ!」
七海龍水「この空から種を見つけ出す!始めるぞ千空!農耕!」
石神千空「あーなんせ農耕始めりゃ食糧市場の爆誕で」
石神千空「てめぇの金が火ィ噴くからな!」
七海龍水「ブリオッシュ!スフォリアテッラ!パン・オ・ショコラ!」
大木大樹「石像もだいぶ溜まってきたな」
銀狼「だって組み立てるだけで復活させてないんだもん」
マグマ「とっとと全員叩き起こして働かせまくりゃいいじゃねぇか?」
花田仁姫「むやみに人増やすわけにはいかないんだよ。食糧が足りなくなるからね」
大木大樹「食糧か…俺がもっと頑張って集められれば…」
コハク「案ずるな!今この瞬間から私達は自然の恵みを取るだけではなく」
コハク「知恵と力で自ら食糧を作るのだ!」
上井陽「やーもー限界じゃね?これ暑すぎて」
マグマ「とっとと全員叩き起こして働かせまくりゃいいじゃねぇか?」
花田仁姫「むやみに人増やすわけにはいかないんだよ。食糧が足りなくなるからね」
大木大樹「食糧か…俺がもっと頑張って集められれば…」
コハク「案ずるな!今この瞬間から私達は自然の恵みを取るだけではなく」
コハク「知恵と力で自ら食糧を作るのだ!」
小川杠「大樹君…嬉しそう」
大木大樹「俺の両親は小さい頃に亡くなった。もしも家族を蘇らせられるのなら、俺はどんな事だってする。だがムリだ。だからみんなの家族だけは必ず救う!」
大木大樹「食糧を山ほど作り出して世界中を蘇らせる!この小さな種があればできる!麦とパンこそが俺達のスタートなんだ」
上井陽「でけぇな…大樹の方だけよ…」
大木大樹「俺の両親は小さい頃に亡くなった。もしも家族を蘇らせられるのなら、俺はどんな事だってする。だがムリだ。だからみんなの家族だけは必ず救う!」
大木大樹「食糧を山ほど作り出して世界中を蘇らせる!この小さな種があればできる!麦とパンこそが俺達のスタートなんだ」
上井陽「でけぇな…大樹の方だけよ…」
マグマ「何で俺らのはいきなり伸びんの止まってんだ?」
大木大樹「おお!こっちでも植えていたんだな!気づかなかったスマン!」
大木大樹「粉々にした貝殻だ」
大木大樹「大昔に千空が教えてくれたの覚えていてな」
大木大樹「科学の難しい理屈は俺にはわからんが、念の為作って撒いておいたんだ」
石神千空「ああ、それは土の状態調べろ」
石神千空「アサガオを洗って潰して紙に染みこませる」
浅霧幻「これってもしかして、学校の理科で使ったあれ…リトマス試験紙的なやつ!?」
大木大樹「マグマや陽の土は赤くなったな…俺の土だけ紫色になったぞ」
石神千空「てめぇの勝ちだ大樹。小麦は土が酸性だと育たねぇ。しっかり石灰で中和してたんだよ」
七海龍水「見事だ!全て俺が買い皆に食わせるぞ!」
石神千空「あーやるじゃねぇか食糧王」