産屋敷耀哉「そうか倒したか!上弦を!」
産屋敷あまね「耀哉様」
産屋敷耀哉「百年、百年もの間変わらなかった状況が…今変わった」
産屋敷耀哉「わかるか?これは兆しだ。運命が大きく変わり始める。この波紋は広がってゆくだろう」
産屋敷耀哉「周囲を巻き込んで大きく揺らし、やがてはあの男の元へ届く!鬼舞辻無惨、お前は必ず私たちが私たちの代で倒す!我が一族唯一の汚点であるお前は」
産屋敷耀哉「わかるか?これは兆しだ。運命が大きく変わり始める。この波紋は広がってゆくだろう」
産屋敷耀哉「周囲を巻き込んで大きく揺らし、やがてはあの男の元へ届く!鬼舞辻無惨、お前は必ず私たちが私たちの代で倒す!我が一族唯一の汚点であるお前は」
鬼舞辻無惨「妓夫太郎が死んだ。上弦の月が欠けた」
童磨「誠に御座いますか?それは申し訳ありませぬ。妓夫太郎は俺が紹介した者故。どのように御詫び致しましょう…目玉を…ほじくり出しましょうか?それとも…」
鬼舞辻無惨「必要無い。貴様の目玉など」
鬼舞辻無惨「妓夫太郎は負けると思っていた。案の定、堕姫が足手纏いだった」
鬼舞辻無惨「始めから妓夫太郎が戦っていれば勝っていた。そもそも毒を喰らわせた後まで戦い続けず…」
鬼舞辻無惨「くだらぬ。人間の部分を多く残していた者から負けていく」
鬼舞辻無惨「だがもうそれもいい。私はお前たちに期待しない」
鬼舞辻無惨「産屋敷一族を未だに葬っていない。青い彼岸花はどうした?」
鬼舞辻無惨「なぜ何百年も見つけられぬ。私は貴様らの存在理由がわからなくなってきた」
半天狗「お許しくださいませ!どうかどうか!」
黒死牟「返す言葉もない。産屋敷、巧妙に姿を隠している」
童磨「俺は探知探索が不得意だからなあ…如何したものか…」
玉壺「無惨様!私は違います。貴方様の望みに一歩近づくための情報を私は掴みました。ほんの今しがた…」
鬼舞辻無惨「私が嫌いなものはは変化だ」
鬼舞辻無惨「状況の変化、肉体の変化、感情の変化、凡ゆる変化は殆どの場合、劣化だ。衰えなのだ。私が好きなものは不変。完璧な状態で永遠に変わらないこと」
玉壺「(ああ~無惨様の手が私の頭に~いい!とてもいい!)」
鬼舞辻無惨「百十三年振りに上弦を殺されて私は不快の絶頂だ。まだ確定していない情報を嬉々として伝えようとするな」
鬼舞辻無惨「これからはもっと死に物狂いでやった方がいい。私は上弦だからという理由でお前たちを甘やかしすぎたようだ。玉壺、情報が確定したら半天狗と共に其処へ向かえ」
黒死牟「お前の為に言っているのではない。序列の乱れ、ひいては従属関係に皹が入ることを憂いているのだ」
童磨「あーなるほどね★」
黒死牟「猗窩座よ、気に喰わぬのならば入れ替わりの血戦を申し込むことだ」
童磨「いやぁしかしだよ、黒死牟殿、申し込んだ所で猗窩座殿は我らに勝てまいが…」
黒死牟「そうか、励むことだ」
童磨「さよなら黒死牟殿」
竈門炭吉「わかりました。ならばせめてあなたのことを後世に伝えます」
継国縁壱「必要無い」
継国縁壱「時代が変わろうとも、そこに至るまでの道のりが違おうとも、必ず同じ場所に行きつく」
栗花落カナヲ「目が覚めて良かった」