マッシュル | 第3話『神覚者になる為に』ネタバレ | MASHLE

MASHLE

原作(Original Story): 甲本一(Hajime Kōmoto) TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』 第3話ネタバレ

第3話 マッシュ・バーンデッドと怒らせちゃいけない人
放送日	2023年4月21日
OPテーマ	Knock Out (歌 : 岡崎体育)
EDテーマ	シュークリーム・ファンク (歌 : フィロソフィーのダンス)
CAST
🔷マッシュ・バーンデッド Mash Burnedead CV.小林千晃 🔷フィン・エイムズ Finn Ames CV.川島零士 🔷レモン・アーヴィン Lemon Irvine CV.上田麗奈 🔷ロイド・キャベル Lloyd Cabell CV.白井悠介 🔷トム・ノエルズ Tom Noels CV.駒田航 🔷ファルマン・クレゴス Farman Cregos CV.青山穣 🔷ウォールバーグ・バイガン Wahlberg Baigan CV.麦人 🔷ナレーション CV.平田広明

EPISODE GUIDE
← 前の話	次の話 →

ENDCARD

マッシュ「フィンくん、明日の授業で使うほうき貸してくれないか？」

マッシュ「ほうきと間違えてごぼう持ってきちゃったんだ」

フィン「ごぼう！？ほうきとごぼうを間違えたの！？」

マッシュ「うっかりね」

フィン「いいよ、貸すよ」

マッシュ「やっぱいい奴だな君は」

先生「今からほうきの乗り方を学びます」

先生「ほうきに魔法を伝え“飛べ”と強く命令します。そしてまたがり、魔力を調節し浮かせます。それでは始め」

「飛べ！」
「飛べ！」

マッシュ「飛べ」

マッシュ「飛べ…飛べ…と…」

「とんだ劣等生が混じり込んでるな」


マッシュ「飛べ」

「え？」

「ずるしやがったなテメェ！しらじらしいぞ！言う前に跳ねたじゃねぇか」

先生「それじゃタイム測定を始めます」

「ちょうどいい。アレでおれと勝負しろ」

マッシュ「いいよ」


「(フン…バカが、オレは編入生と違ってここの中等部の時からほうきに乗ってんだ)」

先生「よーい」



先生「イヤァアア！世界新よ！ワールドレコード！ワールドレコード！」

フィン「(僕はちゃんと見てたぞ)」

フィン「(スタートと同時にほうきを投げ)」

フィン「(すぐさま飛び出して)」


フィン「(飛び乗った)」

フィン「(いやどゆこと？)」

「てめぇ！さてはズルしたな！？」


キャベル「まあまあ騒ぐなって。ごめんごめん。こいつ僕の友達なんだ」

キャベル「僕はロイド・キャベル。以後よろしく」

マッシュ「おいもキャベツ？」

キャベル「君かなり面白いね。放課後またここに来なよ。待ってるよ」

キャベル「おい～なに負けてんだよ～ホントなさけないよな」

キャベル「言われた事もできないなんて」

キャベル「僕はからかってこいって言ったんだけど…まあいいか。楽しそうなオモチャ見つけたし」

マッシュ「何なのあの人？」

フィン「キャベルくんは僕と同じ内部進学組さ」

マッシュ「でも何でみんな怯えていたんだい？」

フィン「それは…彼が魔法局の高官の息子だからさ」

フィン「簡単な話…逆らうと退学させられるんだ」

フィン「ここの教頭がかなり深い関係らしくて少しでも気に入らないと辞めさせられるんだ」

フィン「だから皆言う事聞くんだ。怖いからね」

『放課後である』

マッシュ「たまにはいいな。自分で作るのも」

マッシュ「ん？何か忘れてる気が…」

マッシュ「まぁいいか」

マッシュ「ん？なんてこった。僕の教科書がボロボロに」

キャベル「こんにちは。昨日来なかったけど何してたの？」

マッシュ「あ、ごめんなさい。シュークリーム作ってました」

キャベル「それよりさ君、神覚者を狙ってるでしょ？僕のいう事聞いてくれたら、君の事教頭に推薦してあげるけど？」

マッシュ「えっ、やった。やります」

キャベル「でも無条件ってのも変だろ？」

マッシュ「確かに」

キャベル「とりあえず、それ運んでおいてよ」

マッシュ「うっす」

キャベル「飲み物」

マッシュ「うす」

キャベル「肩もんで」

マッシュ「うす」

キャベル「なんか面白い事して」

マッシュ「うす」

マッシュ「また教科書破れてる」

マッシュ「フィンくんの教科書見せてくれない？」

フィン「え？ごめん…他の人に見せて」

マッシュ「ありがとう」

マッシュ「いや～助かった」

フィン「昨日もほうき貸してくれてありがとう。これお礼のシュークリーム」

マッシュ「でも本当によかったよ。君みたいないい人と友達になれて」

キャベル「ごめんごめん。こぼしちゃったから拭いとしてくれない？」



マッシュ「すっごいキレイになってしまった」

マッシュ「ん？あれ？」

キャベル「教科書は飽きたな。次は服でも燃やして来いよ」

キャベル「なぁ、フィン」

フィン「もうできないです」

キャベル「ふーん」

キャベル「君は間違ってる」

キャベル「間違えたら頭をつけて謝らないと」


フィン「マ…マッシュくん」

マッシュ「何してるの」

キャベル「謝って貰ってるんだ。彼が調子にのっちゃったからね」

マッシュ「大丈夫？フィンくん」

フィン「マッシュくん…僕だった…君の教科書ボロボロにしたの僕だっだ」

フィン「命令されて…怖くて逆らえなくて…けど君は僕の事いい奴だって…友達だって言ってくれたのに…」

フィン「本当にごめん…ごめんよ…」

マッシュ「謝るのはお前の方」

フィン「そんな事したら退学に…」

マッシュ「重要？それ」

マッシュ「あれ？やっぱまずいかも」

マッシュ「やってしまったかもしれない」　

ファルマン・クレゴス(教頭)「ええ、その通りやってくれましたね。一部始終見て貰いました」

ファルマン「この事を暴力事件としてフィン・エイムズ、マッシュ・バーンデッドお前達二人を学内会議にかける。少し考えればわかるだろ？身分が違うんだ。君らとこの子じゃ。バカなお前に私が教えてやる」

ファルマン「これがこの世界の仕組ミィイイイ」

ファルマン「私に手を出しましたね。私はあなたのような一生徒、いつでも退学にできるのですよ」

ファルマン「レピオスオカペ」

ファルマン「なんだこれはぁ！土ィ！？」


ファルマン「何してるの？」
マッシュ「埋めます」

ファルマン「こんなことしてただで済むと思うのか！？」

マッシュ「あなたが僕をいつでも退学させられるように、僕もいつでもあなたを埋められる」

ウォールバーグ・バイガン(校長)「君を早急に辞めさせるよう魔法局から通達がきておる」

校長「この国の最高法定機関は魔法局じゃ。この国を支配してると言ってもいい。その中枢を担っているのが神覚者達じゃ。この学校は神覚者となる人材を魔法局へ送り出しておる」 


校長「しかしじゃ…心優しき者が損をする、そんな世界はもっとあってはならん」

校長「魔法局の中枢を任される神覚者という役割は人の心をおもんばかれなければならない。だからこそワシはぜひとも君のような人間に神覚者になってもらいたいと考えておる」

マッシュ「言われなくてもそのつもりですけど」

校長「では具体的な方法を説明しておこう」

校長「神覚者に選ばれるにはまず学校で一番をとらなければならない。その為には授業・行事を通じて級硬貨(コイン)を集める必要がある」

校長「コインには金・銀・銅の三種類あり、課題によって与えられるコインの種類が違う。例年通りに行けば、金のコインを一定数持つ者が…」

校長「ん？気絶してる」

校長「マッシュ…マッシュ」

マッシュ「すみません。情報量が多すぎてつい…」

校長「すまん。簡潔に言い直そう。学校の行事や授業でよい成績を残してできる限り多くのコインを集めるのじゃ。教頭先生と魔法局の事についてはワシがなんとかする」

校長「よいなマッシュ、期待しておるぞ」

マッシュ「うす」

「そこのキノコ頭くん！」

トム・ノエルズ「アドラ寮の体表としてドゥエロに出てくれないか！」

トム「すごかったんだろ？授業で！試合は明日だ！よろしく頼むよ！ハッハ！」

「期待してるぜ」

「世界新出したんだって？」

「今日の試合は楽勝だな！」

マッシュ「僕…ほうき乗れないんだけど…」

「何だあいつ？全然飛ぶ気配がないぞ」

「やる気がないんだったら帰れ！」

「ふざけてんのか！」

マッシュ「帰りたい」

『じいちゃんとの平穏な暮らしを取り戻す為、飛べ！飛ぶんだマッシュ！』