📺「先日連続して7人の外国人が殺害された事件ですが、未だ犯人は捕まっておらず、被害者の7人の身元もわかっておりません」
📺「犠牲者の一人がFBIの捜査官ではないかという未確認の情報もありましたが、FBIに問い合わせした所、事実無根との事でした」
毛利小五郎「ったく…FBIなわけねぇだろ!映画やテレビじゃあるめーし」
コナン「(ぶっちゃけFBIだけど…)」
コナン「(しかし、米花町のビルから転落した遺体の懐からFBIのIDカードをそのままくすねてジェイムズさん達に返したのは正解だったな)」
コナン「(亡くなったのがFBIの捜査官となると大事になって赤井さん達が日本に居づらくなるだろうし)」
コナン「(もっとも、10人以上の死傷者を出した為、FBI本部から帰還命令が出て、かなりの人数が本国に戻ったようだが…)」
コナン「(気になるのは二つ。父さんと赤井さんが話してた…お茶会)」
コナン「(それとキャメルさんが聞いたラムの正体…“ふざけた名前”…赤井さんやFBIの人達は心当たりがないと言ってたし…)」
コナン「(安室さんに聞いても、はぐらかされそうだし…)」
コナン「(あと相談できるのは…)」
毛利蘭「じゃお昼はコナン君とポアロで食べてね」
コナン「(ぶっちゃけFBIだけど…)」
コナン「(しかし、米花町のビルから転落した遺体の懐からFBIのIDカードをそのままくすねてジェイムズさん達に返したのは正解だったな)」
コナン「(亡くなったのがFBIの捜査官となると大事になって赤井さん達が日本に居づらくなるだろうし)」
コナン「(もっとも、10人以上の死傷者を出した為、FBI本部から帰還命令が出て、かなりの人数が本国に戻ったようだが…)」
コナン「(気になるのは二つ。父さんと赤井さんが話してた…お茶会)」
コナン「(安室さんに聞いても、はぐらかされそうだし…)」
コナン「(あと相談できるのは…)」
毛利蘭「じゃお昼はコナン君とポアロで食べてね」
毛利小五郎「そういや今日大阪から来るんだったな」
毛利蘭「なんならコナン君も連れてく?」
遠山和葉「せやな。アタシらと杯戸神社に行こうか」
コナン「う…うん」
毛利蘭「うわっ!すごい行列!この神社こんなに混んでんの初めて見た」
遠山和葉「今日は15日やから特別な日やねん。“15縁”って事でこの日限定の縁結びのお守りとか御朱印が貰えんねん」
遠山和葉「ん?あの単語帳見てはる人も縁結びのお守り欲しいんやろか?受験生やったら“合格祈願”買うたらええのに…」
遠山和葉「めっちゃ老けてる受験生やなァ…10浪ぐらいしてるんとちゃう?」
遠山和葉「っていうか蘭ちゃんは地元なのにこの神社知らなかったん?」
遠山和葉「ん?あの単語帳見てはる人も縁結びのお守り欲しいんやろか?受験生やったら“合格祈願”買うたらええのに…」
遠山和葉「めっちゃ老けてる受験生やなァ…10浪ぐらいしてるんとちゃう?」
遠山和葉「っていうか蘭ちゃんは地元なのにこの神社知らなかったん?」
毛利蘭「うん…和葉ちゃんはどこで知ったの?」
遠山和葉「平次や!この前スマホガン見してたから声かけたら」
遠山和葉「平次ビックリしてスマホ落としてしもて、そのスマホ拾った時に見えた“杯戸神社”という文字が気になってもうてなァ…後でネットで調べたら縁結びの神社で有名やってわかってん」
コナン「(もしかしたらあいつ…)」
コナン「フフッ…」
コナン「ちょっと境内回って来てもいい?」
服部平次「しゃーないやろ」
服部平次「縁結びの神さんの力貰いに来たんや。運気アップしたろォ思てな」
服部平次「って事で来てみたら和葉とお前らがおってビックリしてお面つけたっちゅうワケや」
コナン「とにかくあの二人に出くわしたらやべぇから、お面の裏に変声機貼っ付けといてやるよ」
毛利蘭「あれ?コナン君誰と話してんの?」
コナン「この人は…」
服部平次「縁結びの神さんの力貰いに来たんや。運気アップしたろォ思てな」
服部平次「って事で来てみたら和葉とお前らがおってビックリしてお面つけたっちゅうワケや」
コナン「とにかくあの二人に出くわしたらやべぇから、お面の裏に変声機貼っ付けといてやるよ」
毛利蘭「あれ?コナン君誰と話してんの?」
コナン「この人は…」
毛利蘭「うん。お守りも御朱印もね」
遠山和葉「そういや買う直前におかしい事あったな」
服部平次「今の悲鳴」
服部平次「いや、もしそうなら体を守る為に肘とか手ェを突くハズやのに、その跡がほとんどない」
服部平次「ちゅう事はや…誰かがこの人を気ィ失わせた後、階段からおとした…」
服部平次「殺人っちゅうこっちゃ」
服部平次「凶器は多分階段の途中に投げ捨てられてる血ィ付いたこのノボリの旗からして」
服部平次「犯人は被害者を階段の上から旗付きのノボリで殴って落として殺害して、旗付きやと目立つからノボリの棒だけ抜いて逃げたんや」
遠山和葉「けど何で受験生がそんな目に…」
服部平次「ちゅう事はや…誰かがこの人を気ィ失わせた後、階段からおとした…」
服部平次「殺人っちゅうこっちゃ」
服部平次「凶器は多分階段の途中に投げ捨てられてる血ィ付いたこのノボリの旗からして」
服部平次「犯人は被害者を階段の上から旗付きのノボリで殴って落として殺害して、旗付きやと目立つからノボリの棒だけ抜いて逃げたんや」
遠山和葉「けど何で受験生がそんな目に…」
コナン「受験生じゃないよ」
コナン「ほら、この人が持ってる単語帳…この人はおそらく指名手配された犯人の顔を記憶して街中にその犯人がいないか見渡し」
コナン「見つけたら職質して逮捕する見当たり捜査班の刑事さんだよ」
コナン「ほら、この人が持ってる単語帳…この人はおそらく指名手配された犯人の顔を記憶して街中にその犯人がいないか見渡し」
コナン「見つけたら職質して逮捕する見当たり捜査班の刑事さんだよ」
遠山和葉「せやったら、この人が言うてた“3人も”って…3人の指名手配犯を見つけたっちゅう事?」
コナン「うん、だから高木刑事に連絡してこの神社から誰も出さないように頼んで」
高木刑事「境内をくまなく調べたらなんと3人共まだ境内にいたんです」
高木刑事「それがあの3人です」
高木刑事「万引きの常習犯の社本鶴美」
高木刑事「無免許でひき逃げした川野寅彦」
高木刑事「結婚詐欺師の神内恭麻」
佐藤刑事「そして、更に殺人の罪を上塗りした犯人があなた達の中にいるかもしれないって事よね」
高木刑事「殺害されたのは、警視庁刑事部捜査共助課…見当たり捜査班の氷高創志警部補31歳」
高木刑事「頭部の打撲痕及び遺体が全く受け身を取っていない事などを踏まえると」
高木刑事「階段の上で何者かに殴られ気絶。階段を転げ落ちて頭を強打し亡くなったものと思われます」
高木刑事「頭部の打撲痕を鑑識さんに詳しく調べて貰わないとはっきりとは言えませんが、恐らく血のついたノボリの旗が階段の途中に放置されている事から」
高木刑事「犯人は階段の上から旗が付いたままのノボリで被害者の頭部を殴り気絶させて階段から落とし殺害」
高木刑事「旗が付いたままだと目立つ為、ノボリの棒だけ抜き、それを持って逃走したのではないかと…」
高木刑事「今現在捜査員達が境内をくまなく捜索中ですが、まだ見つかっていません」
コナン「(何か残らざるをえない理由があったのか?)」
コナン「(それと凶器と考えられるノボリの棒…)」
コナン「(あんな大きな物が何でまだ発見されてないんだ?いくら広いとはいえ、たかが神社の境内…)」
コナン「(本当にあの棒が凶器なのか?)」
コナン「(あと一つ…蘭はともかく)」
コナン「(声が違うだけで服部だと気づかないものなのか…)」
遠山和葉「コナン君?」
コナン「うわっ!」
遠山和葉「何難しい顔して考えとんの?」
コナン「あ…平次兄ちゃんどうしてるかなぁって…」