アマリリス「本当に行くの?海の向こうに?」
「ほら行こう」
「マジか…ツートップ来ちった」
「キリサメだ!」
浅霧幻「もしかしてその光線って…」
石神千空「お抱えの戦士共が何か特別な武器を投げた…」
石神千空「もし石化現象がルールもくそもねぇ何でもありのファンタジーなら、そもそも人類に勝ち目はねぇ。だがアマリリス、てめぇの話でわかった。少なくとも」
石神千空「①効果範囲あり」
石神千空「②投げて使う。つまり使用者も石化する」
石神千空「③石化の連鎖はブチ切りゃ止まる」
石神千空「そこにはルールがある。ルールさえありゃそれは全部科学だ。科学で戦えんなら負けねぇよ」
コハク「明日その頭首達が来ると言っていなかったか?」
コハク「(もしや船内で誰か石化せずに生き残っているかもしれない。ならば私が近くから大声で伝えれば)」
キリサメ「何をしているの?どこの集落の人?」
コハク「(まるで気づかなかった!)」
コハク「ラボだ!」
イバラ「ん?」
コハク「絶対ラボが欲しい!それだけでいい!なんとか!」
キリサメ「…ラ…ボ?」
ソユーズ「(そうか!島のみんなは聞いた事ない単語だから、科学王国の仲間にだけ通じる秘密の連絡になるんだ!)」
浅霧幻「ほ~ら~ラボくん!早く行ってあげて~彼女のとこ」
ソユーズ「(ラボくん?千空が?)」
コハク〈ラボだ!絶対にラボが欲しい!〉
コハク「その通り!私とラボは恋人同士でな!」
キリサメ「と…ともかく早く帰りなさい!」
石神千空「くく…んな三文芝居も船内に生き残りがいねぇなら意味もねぇがな」
『数時間前』
羽京・龍水「(手榴弾の類!)」
石神千空「ああ…数千年前の…忘れもしねェ。だいぶ規模は違うみたいだがな…」
アマリリス「石化の能力は頭首一族の妖術だって言われている。だけど私は見たの。あの時船に頭首様なんて乗っていなかった」
石神千空「もし石化現象がルールもくそもねぇ何でもありのファンタジーなら、そもそも人類に勝ち目はねぇ。だがアマリリス、てめぇの話でわかった。少なくとも」
石神千空「①効果範囲あり」
石神千空「②投げて使う。つまり使用者も石化する」
石神千空「③石化の連鎖はブチ切りゃ止まる」
石神千空「そこにはルールがある。ルールさえありゃそれは全部科学だ。科学で戦えんなら負けねぇよ」
コハク「明日その頭首達が来ると言っていなかったか?」
アマリリス「うん」
アマリリス「毎年各集落に18歳過ぎて後宮に嫁ぐ綺麗な子を選抜に来るの。選抜という名の強制だけどね」
アマリリス「後宮に入りこめればきっと石化武器をとるチャンスがある!」
コハク「でも肝心な石化武器を持っていたのは、女子の戦士キリサメだったのだろ?」
アマリリス「毎年各集落に18歳過ぎて後宮に嫁ぐ綺麗な子を選抜に来るの。選抜という名の強制だけどね」
コハク「でも肝心な石化武器を持っていたのは、女子の戦士キリサメだったのだろ?」
浅霧幻「バトれる人と一緒に行かないとリームーなんじゃないの?」
アマリリス「でも一緒に後宮に入り込めるような戦える女子なんてどこに…」
コハク「なるほど!私も一緒にそのカワイイ選抜とやらに選ばれればよいのだな!」
石神千空「見てくれなんざ大した問題じゃねぇ」
アマリリス「でも一緒に後宮に入り込めるような戦える女子なんてどこに…」
コハク「なるほど!私も一緒にそのカワイイ選抜とやらに選ばれればよいのだな!」
石神千空「見てくれなんざ大した問題じゃねぇ」
浅霧幻「ビューティーコハクちゃん大改造計画スタートだよ~♪モテは科学!」
アマリリス「まずはドレスから」
石神千空「手持ちの道具じゃにっちもさっちもいかねぇ」
石神千空「この先どうしてもラボがいる」
石神千空「船のラボさえゲットすりゃこの島で戦える」
石神千空「手持ちの道具じゃにっちもさっちもいかねぇ」
石神千空「この先どうしてもラボがいる」
石神千空「船のラボさえゲットすりゃこの島で戦える」
石神千空「あの今来たアホ程でけぇおじさんが頭首か?」
コハク「(もしや船内で誰か石化せずに生き残っているかもしれない。ならば私が近くから大声で伝えれば)」
キリサメ「何をしているの?どこの集落の人?」
コハク「(まるで気づかなかった!)」
コハク「ラボだ!」
イバラ「ん?」
コハク「絶対ラボが欲しい!それだけでいい!なんとか!」
キリサメ「…ラ…ボ?」
浅霧幻「ほ~ら~ラボくん!早く行ってあげて~彼女のとこ」
ソユーズ「(ラボくん?千空が?)」
コハク〈ラボだ!絶対にラボが欲しい!〉
コハク「その通り!私とラボは恋人同士でな!」
キリサメ「と…ともかく早く帰りなさい!」
石神千空「くく…んな三文芝居も船内に生き残りがいねぇなら意味もねぇがな」
羽京・龍水「(手榴弾の類!)」
銀狼「(光が止まった?助かった?ギリギリで…)」
銀狼「(そうだ!羽京が矢でチッって掠ってちょっとだけズラしてくれたからその分…)」
銀狼「金狼…ねぇ…金狼…」
銀狼「(うえ!誰か来る!隠れるトコ)」
コハク「ラボだ!」
銀狼「(そうだ!羽京が矢でチッって掠ってちょっとだけズラしてくれたからその分…)」
銀狼「金狼…ねぇ…金狼…」
銀狼「(うえ!誰か来る!隠れるトコ)」
「銀狼かぁ…」