日下部誠「羽場はどこだ!」
日下部誠「どういう事だ…」
安室透「彼はここにはいない。あなたが見ていたのは、合成映像だ」
日下部誠「そうか…」
安室透「耐熱カプセルを破壊するつもりか?」
コナン「いや、太平洋まで軌道を変えられるだけの爆薬だよ」
安室透「フッ…なんて事考えるんだ」
安室透「風見、至急動いてくれ……ああ公安お得意の違法作業だ」
「公安鑑識が押収した爆発物の中で最も威力の大きいものです」
風見裕也「足はつかないのか?」
「廃棄期限が迫っている為、記録さえ書き換えれば大丈夫です」
風見裕也「よし、お願いします」
風見裕也「問題ありません」
安室透「フッ…なんて事考えるんだ」
安室透「風見、至急動いてくれ……ああ公安お得意の違法作業だ」
風見裕也「足はつかないのか?」
「廃棄期限が迫っている為、記録さえ書き換えれば大丈夫です」
風見裕也「よし、お願いします」
風見裕也「問題ありません」
風見裕也「そちらのアドレスにカプセルの予想軌道データを送ります」
安室透「ああ」
羽場二三一「境子!」
橘境子「二三一…まさか生きていたなんて…」
橘境子「二三一…まさか生きていたなんて…」
風見裕也「本当に…恐ろしい人ですね」
橘境子「あなたも協力者だったなんて…それも公安検事の!」
コナン「境子先生、あなたも協力者だったんですね。それも風見刑事の」
橘境子「ボウヤ、聞いたわね?何故二三一を雇ったのかって…」
橘境子「司法修習生を罷免された彼に、公安警察は要注意人物として目をつけた」
橘境子「それで私に彼を雇い行動を報告するよう命じた」
橘境子「でも二三一と働くうちに何故か強く彼に惹かれるようになって…」
羽場二三一「私も同じだった。だからこそ、こんな事になって本当にすまないと思う」
橘境子「ええ」
橘境子「公安から容疑者を有罪にするよう言われて調査を進めてたわ」
橘境子「そんな時、その容疑者が出入りするゲーム会社で彼が捕まった」
橘境子「彼がなぜそんな事をしたのか、わからなかった。彼を助けるよう公安警察に必死に頼んだ。でも彼は自殺した。公安警察を恨んだわ」
橘境子「事務所を畳み、協力者として復讐の機会を狙ってたの」
橘境子「公安から容疑者を有罪にするよう言われて調査を進めてたわ」
橘境子「そんな時、その容疑者が出入りするゲーム会社で彼が捕まった」
橘境子「彼がなぜそんな事をしたのか、わからなかった。彼を助けるよう公安警察に必死に頼んだ。でも彼は自殺した。公安警察を恨んだわ」
橘境子「事務所を畳み、協力者として復讐の機会を狙ってたの」
コナン「そんな時に、小五郎のおじさんを無罪にするように弁護を命じられたんだね」
橘境子「ええ、なぜ公安警察が彼を無罪にしたいのかわからなかったけど、それなら有罪にしてやろうと思った」
コナン「無関係な人達を巻き込んで!?」
橘境子「仕方なかったのよ!まさか…公安警察の保護で生きていたなんて…知っていたら…こんな事にも…」
橘境子「二三一は今あなた達の協力者なんでしょ?彼は何番なの?」
橘境子「私は2291よね…じゃ彼は何番なの!?」
安室透「橘境子、あなたを公安警察の協力者から解放する」
安室透「いいな?風見」
風見裕也「違法な作業は自らカタをつけなきゃならない。それが公安でしたね」
風見裕也「羽場はここにいる。あなたはもう自由だ。彼に会いたいなら」
橘境子「思い上るな!」
橘境子「あんたの協力者になったのも私の判断!あんたを裏切ったのも私の判断!彼を愛したのも私の判断!私の人生全てをあんた達が操っていたなんて思わないで!」
橘境子「さよなら」
羽場二三一「境子…」
安室透「どんなに憎まれようと最後まで彼女を守れ。それが…」
風見裕也「我々公安です」
安室透「君のお陰で日本をおとしめるテロリストを逮捕できた」
橘境子「思い上るな!」
橘境子「あんたの協力者になったのも私の判断!あんたを裏切ったのも私の判断!彼を愛したのも私の判断!私の人生全てをあんた達が操っていたなんて思わないで!」
橘境子「さよなら」
羽場二三一「境子…」
安室透「どんなに憎まれようと最後まで彼女を守れ。それが…」
風見裕也「我々公安です」
コナン「いつテロだと思ったの?」
コナン「それで容疑者を作ったんだね」
安室透「その容疑者をできるだけ早く警察から公安の言いなりになる公安検察に移したかった」
コナン「だから境子先生を弁護士として送り込み、事故の線を潰した所で小五郎のおじさんを解放した」
風見裕也「NAZUから予測落下地点が出ました!このままじゃあと5分でカジノタワーに落下します!」
コナン「安室さん!」
安室透「しっかり掴まってるんだ!」
コナン「(死ぬかと思ったぜ…にしてもすげぇな)」
コナン「この建築中のビルに向かって!」
コナン「安室さん!」
安室透「しっかり掴まってるんだ!」
コナン「この建築中のビルに向かって!」
安室透「一ミリでもいい!ずらせるか?」
コナン「そのつもりだよ。5…4…3…2…1…」
コナン「まだ謎は解けてないよ。どうして小五郎のおじさんを巻き込んだの?」
安室透「フッ…僕は立場上、公に捜査できないし、彼を事件に巻き込めば、君は必然的に協力者になる。そうすれば、君の本気の力が借りられるだろ?」
コナン「買いかぶりすぎだよ」
安室透「フッ…僕は立場上、公に捜査できないし、彼を事件に巻き込めば、君は必然的に協力者になる。そうすれば、君の本気の力が借りられるだろ?」
コナン「買いかぶりすぎだよ」