竈門炭治郎「(よし!いける!)」
竈門炭治郎「(何だ!俺の後ろに…)」
竈門炭治郎「(後ろに何かいる!)」
竈門炭治郎「(喜・怒・哀・楽…どの鬼とも違う匂いだ!何が来た?どうする?)」
竈門炭治郎「(硬い!これ以上斬れない!禰豆子の血の効力も途切れた)」
不死川玄弥「炭治郎!避けろ!」
竈門炭治郎「(ダメた!判断を誤った!この位置じゃ俺にも当たるから玄弥も鉄砲が撃てない!)」
竈門炭治郎「(いや、六体目じゃないのか?喜怒哀楽…他の鬼の気配が消えてる)」
不死川玄弥「(今はどういう状況だ!?あいつ、さっきまで怒りの鬼だった)」
不死川玄弥「(炭治郎の刀が、おそらくあの小さい鬼の頚を斬りかけた時)」
不死川玄弥「(怒りの鬼が両手を掲げた)」
不死川玄弥「(瞬き一度の間に引き寄せられたのは、喜の鬼と楽の鬼)」
不死川玄弥「(肉が捻り潰されるようにして、二体の鬼は吸収された!)」
不死川玄弥「(もう一つ瞬きする間に、怒りの鬼は哀絶の元へ移動!何か抗議するように哀絶は口を開いたが、声を発する間もなく吸収!)」
不死川玄弥「(あれは何だ!?三体の鬼を吸収!?合体したのか!?)」
不死川玄弥「(分裂じゃねぇのにさらに若くなった!子供だ)」
不死川玄弥「(本体だと思われるジジイを抜いた状態での合体!)」
竈門炭治郎「(しまった!本体が囲われる!) 待って!」
「!!」
竈門炭治郎「(息が詰まる…なんて威圧感だ…心臓が痛い…)」
憎珀天「何ぞ?貴様、儂のする事に何か不満でもあるのか」
憎珀天「のう、悪人、共めら」
不死川玄弥「(重い…声が…威圧が…手足に力が入らなくなる…立てられねぇ)」
竈門炭治郎「…どうして俺達が悪人…なんだ…」
憎珀天「弱き者をいたぶるからよ。のう、先程貴様らは掌に乗るような小さく弱き者を斬ろうとした」
玉壺「先にこのあばら屋の中を拝見いたします」
玉壺「一体何を大事にここを守ろうとしているのか」
時透無一郎「(肺に残っている空気で)」
時透無一郎「(まだなんとか一撃出せる)」
時透無一郎「(霞の呼吸、壱ノ型)」
時透無一郎「(垂天遠霞!)」
時透無一郎「(こんなに刃こぼれした刀じゃ当然か)」
時透無一郎「(ダメだな。終わった。応援が来てくれるといいけど)」
時透無一郎「(お館様、俺は死ぬから、せめて二人、柱を頼みます)」
竈門炭治郎「どうしてそう思うんだ?」
竈門炭治郎「先の事なんて誰もわからないのに」
時透無一郎「(何だ?違う…炭治郎にはこんな事言われてない。言ったのは誰だ)」
鉄穴森鋼蔵「ダメだ!この中には入らせない!」
時透無一郎「(何それ…結局人任せなの?一番ダメだろそんなの)」
竈門炭治郎「一人でできることなんてほんのこれっぽっちだよ。だから人は力を合わせて頑張るんだ」
時透無一郎「誰も僕を助けられない。みんな僕より弱いから。僕がもっとちゃんとしなきゃいけなかったのに…判断を間違えた。自分の力を過大評価していたんだ無意識に…柱だからって…」
竈門炭治郎「無一郎は間違ってない。大丈夫だよ」
時透無一郎「(いくつも間違えたから僕は死ぬんだよ)」
小鉄「時透さん!」
小鉄「死なせない!時透さん頑張って!」
小鉄「絶対出すから!俺が助けるから!」
時透無一郎「(僕が斬れないのに君が斬れるハズない)」
時透無一郎「(僕なんかよりも優先すべき事があるだろ…里長を守れ)」
時透無一郎「(そんな事君には無理か…せめて持てるだけ刀を持って逃げろ)」
時透無一郎「(何してる!後ろだ!気づけ!後ろに)」
小鉄「隠れてこんな事してたんですね」
小鉄「でもどうしてそこまでする必要があるんですか?」
竈門炭治郎「(何だ!俺の後ろに…)」
竈門炭治郎「(後ろに何かいる!)」
竈門炭治郎「(喜・怒・哀・楽…どの鬼とも違う匂いだ!何が来た?どうする?)」
竈門炭治郎「(硬い!これ以上斬れない!禰豆子の血の効力も途切れた)」
不死川玄弥「炭治郎!避けろ!」
竈門炭治郎「(ダメた!判断を誤った!この位置じゃ俺にも当たるから玄弥も鉄砲が撃てない!)」
竈門炭治郎「禰豆子!」
竈門炭治郎「禰豆子大丈夫か!」
竈門炭治郎「(大丈夫だ。手も足も再生している)」
憎珀天「弱き者をいたぶる鬼畜…不快…不愉快…極まれり」
憎珀天「極悪人共めが」
竈門炭治郎「(六体目の鬼…さらに出て来た!もういい加減にしてくれ!)」
竈門炭治郎「禰豆子大丈夫か!」
竈門炭治郎「(大丈夫だ。手も足も再生している)」
憎珀天「極悪人共めが」
竈門炭治郎「(六体目の鬼…さらに出て来た!もういい加減にしてくれ!)」
竈門炭治郎「(いや、六体目じゃないのか?喜怒哀楽…他の鬼の気配が消えてる)」
不死川玄弥「(今はどういう状況だ!?あいつ、さっきまで怒りの鬼だった)」
不死川玄弥「(炭治郎の刀が、おそらくあの小さい鬼の頚を斬りかけた時)」
不死川玄弥「(怒りの鬼が両手を掲げた)」
不死川玄弥「(瞬き一度の間に引き寄せられたのは、喜の鬼と楽の鬼)」
不死川玄弥「(肉が捻り潰されるようにして、二体の鬼は吸収された!)」
不死川玄弥「(もう一つ瞬きする間に、怒りの鬼は哀絶の元へ移動!何か抗議するように哀絶は口を開いたが、声を発する間もなく吸収!)」
不死川玄弥「(分裂じゃねぇのにさらに若くなった!子供だ)」
不死川玄弥「(本体だと思われるジジイを抜いた状態での合体!)」
竈門炭治郎「(しまった!本体が囲われる!) 待って!」
「!!」
竈門炭治郎「(息が詰まる…なんて威圧感だ…心臓が痛い…)」
憎珀天「何ぞ?貴様、儂のする事に何か不満でもあるのか」
憎珀天「のう、悪人、共めら」
不死川玄弥「(重い…声が…威圧が…手足に力が入らなくなる…立てられねぇ)」
憎珀天「弱き者をいたぶるからよ。のう、先程貴様らは掌に乗るような小さく弱き者を斬ろうとした」
竈門炭治郎「その人達がお前に何をした?その全員が命をもって償わなければならない事をしたのか?」
竈門炭治郎「大勢の人を殺して喰っておいて被害者ぶるのはやめろ!」
竈門炭治郎「捻じ曲がった性根だ。絶対に許さない!」
竈門炭治郎「悪鬼め!お前の頚は俺が斬る!」
憎珀天「言う事はそれだけか?儂が喰った人間共に貴様の身内でもいたのか」
竈門炭治郎「大勢の人を殺して喰っておいて被害者ぶるのはやめろ!」
竈門炭治郎「捻じ曲がった性根だ。絶対に許さない!」
竈門炭治郎「悪鬼め!お前の頚は俺が斬る!」
憎珀天「では貴様に関係なかろう」
竈門炭治郎「関係あるとかないとかじゃない!そのような人、この後同じような思いをする人、俺はこれ以上出させない!」
憎珀天「そいつらとも貴様は関係なかろう」
竈門炭治郎「人が人を助ける事に何の理由がいる!?そんな事もわからないお前の方こそ鬼畜だろ!」
憎珀天「そいつらとも貴様は関係なかろう」
竈門炭治郎「人が人を助ける事に何の理由がいる!?そんな事もわからないお前の方こそ鬼畜だろ!」
玉壺「先にこのあばら屋の中を拝見いたします」
玉壺「一体何を大事にここを守ろうとしているのか」
時透無一郎「(肺に残っている空気で)」
時透無一郎「(まだなんとか一撃出せる)」
時透無一郎「(霞の呼吸、壱ノ型)」
時透無一郎「(垂天遠霞!)」
時透無一郎「(こんなに刃こぼれした刀じゃ当然か)」
時透無一郎「(ダメだな。終わった。応援が来てくれるといいけど)」
時透無一郎「(お館様、俺は死ぬから、せめて二人、柱を頼みます)」
竈門炭治郎「どうしてそう思うんだ?」
竈門炭治郎「先の事なんて誰もわからないのに」
時透無一郎「(何だ?違う…炭治郎にはこんな事言われてない。言ったのは誰だ)」
鋼鐵塚蛍「なんという技術…すばらしい!」
玉壺「おーい、そこの人間」
鋼鐵塚蛍「作者は誰なのだ?なぜ自分の名を刻まず…いやわかる…わかるぞ」
玉壺「(こいつ…!何と言う集中力!この玉壺に気づかぬ程の没頭!気に食わぬ!私とてこれ程集中した事はない!芸術家として負けている気がする!)」
鉄穴森鋼蔵「やめろ!鋼鐵塚さん!」
鋼鐵塚蛍「作者は誰なのだ?なぜ自分の名を刻まず…いやわかる…わかるぞ」
玉壺「(こいつ…!何と言う集中力!この玉壺に気づかぬ程の没頭!気に食わぬ!私とてこれ程集中した事はない!芸術家として負けている気がする!)」
鉄穴森鋼蔵「やめろ!鋼鐵塚さん!」
時透無一郎「(君からそんな事言われてないよ)」
竈門炭治郎「絶対どうにかなる。諦めるな。必ず誰かが助けてくれる」
竈門炭治郎「絶対どうにかなる。諦めるな。必ず誰かが助けてくれる」
時透無一郎「(何それ…結局人任せなの?一番ダメだろそんなの)」
竈門炭治郎「一人でできることなんてほんのこれっぽっちだよ。だから人は力を合わせて頑張るんだ」
時透無一郎「誰も僕を助けられない。みんな僕より弱いから。僕がもっとちゃんとしなきゃいけなかったのに…判断を間違えた。自分の力を過大評価していたんだ無意識に…柱だからって…」
竈門炭治郎「無一郎は間違ってない。大丈夫だよ」
時透無一郎「(いくつも間違えたから僕は死ぬんだよ)」
小鉄「時透さん!」
小鉄「死なせない!時透さん頑張って!」
小鉄「絶対出すから!俺が助けるから!」
時透無一郎「(僕が斬れないのに君が斬れるハズない)」
時透無一郎「(僕なんかよりも優先すべき事があるだろ…里長を守れ)」
時透無一郎「(そんな事君には無理か…せめて持てるだけ刀を持って逃げろ)」
時透無一郎「(傷口を押さえろ!早く逃げろ!僕の所に来るな!助けようとするな!君にできる事はない!)」
次回予告
小鉄「隠れてこんな事してたんですね」
小鉄「でもどうしてそこまでする必要があるんですか?」