高木刑事「それぞれ理由があったようで…」
高木刑事「万引き常習犯の社本鶴美は、駐輪場の街灯の鉄柱に手錠と自転車の防犯用ワイヤーでつながれていました」
佐藤刑事「なるほど」
佐藤刑事「このワイヤーの輪に手錠の鎖を通してたのね」
佐藤刑事「こんな感じで」
高木刑事「万引き常習犯の社本鶴美は、駐輪場の街灯の鉄柱に手錠と自転車の防犯用ワイヤーでつながれていました」
佐藤刑事「なるほど」
佐藤刑事「このワイヤーの輪に手錠の鎖を通してたのね」
佐藤刑事「こんな感じで」
高木刑事「手錠もワイヤーも殺害された氷高警部補の物だったそうです」
佐藤刑事「でも直接手錠を鉄柱に通せばいいのに何でワイヤーを?」
佐藤刑事「でも直接手錠を鉄柱に通せばいいのに何でワイヤーを?」
高木刑事「呼ばれたけど来る途中で別の場所に行けと指示されたそうです。神社の入り口でケンカがあったようで」
川野寅彦「そうこうしてる内に交番のおまわりが来ちまったってわけよ」
佐藤刑事「慌ててたって事は氷高警部補に見つかったと自覚してたのね?」
川野寅彦「ああ、あの万引き女を追いかける姿を見てデカだって直感したからな」
服部平次「その半グレの連中の血ィで刑事さん殴った時に付いた返り血を隠したかったんちゃうやろな?」
川野寅彦「何だと!?大体俺ならノボリなんか使うかよ!この拳で殴ってるっつーの!」
佐藤刑事「あんた自分の立場わかってんの!?」
光本兵我「僕は逃げなかった…というか刑事さんに見つかったなんて思っていませんでした。境内のどこかに置き忘れた財布をウロウロしながらずっと探していましたので」
光本兵我「お金はもちろんキャッシュカードや車のキーも入っていたので…そしたらこの刑事さんに呼び止められて…」
佐藤刑事「なるほど…つまり氷高警部補が見つけた指名手配犯は自分以外にもう一人この境内にいて、自分はそれとは関係なく偶然捕まったって言いたいのね?」
光本兵我「は…はい」
コナン「の割りにはズボンの裾に泥が跳ねまくってるね」
光本兵我「僕は逃げなかった…というか刑事さんに見つかったなんて思っていませんでした。境内のどこかに置き忘れた財布をウロウロしながらずっと探していましたので」
光本兵我「お金はもちろんキャッシュカードや車のキーも入っていたので…そしたらこの刑事さんに呼び止められて…」
佐藤刑事「なるほど…つまり氷高警部補が見つけた指名手配犯は自分以外にもう一人この境内にいて、自分はそれとは関係なく偶然捕まったって言いたいのね?」
光本兵我「は…はい」
服部平次「ああそれはあんたのホクロかいな」
佐藤刑事「ちなみにあんた達がこの神社に来た理由って何なの?」
光本兵我「僕は職業柄というか…詐欺のアイテムとして縁結びのお守りを買いに来たんです。無事お守りを買って帰ろうと思ったら財布がないのに気づいて…10万円ぐらい入ってたと思いますけど」
社本鶴美「ふかしてんじゃないよ!3千しか入れてなかったクセに」
光本兵我「何で」
佐藤刑事「ちなみにあんた達がこの神社に来た理由って何なの?」
光本兵我「僕は職業柄というか…詐欺のアイテムとして縁結びのお守りを買いに来たんです。無事お守りを買って帰ろうと思ったら財布がないのに気づいて…10万円ぐらい入ってたと思いますけど」
社本鶴美「ふかしてんじゃないよ!3千しか入れてなかったクセに」
光本兵我「何で」
社本鶴美「あんたの財布、私がスッたからさ」
光本兵我「このアマ!お前のせいで逃げるに逃げられなかったじゃねぇか!」
コナン「もしかしたら、この雪ダルマのそばにある箱に入れちゃったんじゃない?」
佐藤刑事「それは真っ先に鑑識さんに調べて貰ったけど血液反応は出なかったわ」
佐藤刑事「カプセルか…私達の頃はミカンだったんだけどな…雪ダルマの目って」
服部平次「(何だ今の…“ドシッ”っちゅう音は…)」
コナン「(何か雪の上に落ちたような…)」
高木刑事「おおっ!気をつけてください!まだ所々凍ってるんで」
コナン・平次「(凍ってる!?)」
服部平次「なぁ、階段の上に蛇口あったよな?」
服部平次「(何だ今の…“ドシッ”っちゅう音は…)」
コナン「(何か雪の上に落ちたような…)」
高木刑事「おおっ!気をつけてください!まだ所々凍ってるんで」
コナン・平次「(凍ってる!?)」
コナン「ああ…目の前にあった凶器にな」
毛利蘭「(この二人の感じ…間違いない。この人、服部君だ)」
川野寅彦「おいおい勘弁してくれよ。その刑事さんを殴って階段から落とした凶器がまだ見つかってねぇんだろ?」
毛利蘭「(この二人の感じ…間違いない。この人、服部君だ)」
川野寅彦「おいおい勘弁してくれよ。その刑事さんを殴って階段から落とした凶器がまだ見つかってねぇんだろ?」
光本兵我「ノボリの棒でしたよね?」
服部平次「ちゃうちゃう。凶器がノボリの棒っちゅうんは、犯人が仕掛けたフェイクや」
服部平次「氷高警部補が階段から落ちて亡くなった後、ホンマの凶器を隠す為に」
服部平次「そばに立ってたノボリを抜いて旗を取り」
服部平次「その旗に刑事さんの血ィ付けて階段の途中に捨てて」
服部平次「ノボリの棒は同じ棒がぎょーさん入ってた箱に混ぜて逃げよったんや」
服部平次「そしたら犯人が刑事さん殴った凶器は血ィが付いてるハズのノボリの棒っちゅう事になり、その箱ん中に血ィがついた棒がないんやったら、犯人がその棒だけ持って逃げたように見えるからの」
コナン「あれ?聞こえなかった?」
コナン「したでしょ?“ズシッ”って音が」
コナン「その後、あのバケツ被ってる雪ダルマの目が取れて落っこちたよね?」
コナン「って事は、あの被ってるバケツの中にあった何かが雪ダルマの頭に落ちたって事」
高木刑事「おお!こ…氷!?」
佐藤刑事「って事は元々凍ってたバケツを被せてて氷が解けて雪ダルマの頭に落ちたのね」
服部平次「そら多分…階段の上の蛇口ん所に置いてあったバケツやで。恐らく犯人は殺害された刑事さんに階段の上で捕まりそうになって」
服部平次「思わずそのバケツつかんで振り回したら」
コナン「したでしょ?“ズシッ”って音が」
コナン「その後、あのバケツ被ってる雪ダルマの目が取れて落っこちたよね?」
コナン「って事は、あの被ってるバケツの中にあった何かが雪ダルマの頭に落ちたって事」
高木刑事「おお!こ…氷!?」
佐藤刑事「って事は元々凍ってたバケツを被せてて氷が解けて雪ダルマの頭に落ちたのね」
服部平次「そら多分…階段の上の蛇口ん所に置いてあったバケツやで。恐らく犯人は殺害された刑事さんに階段の上で捕まりそうになって」
服部平次「思わずそのバケツつかんで振り回したら」
服部平次「刑事さんの頭に当たって階段から落ちてしもたんやろ」
服部平次「そのバケツを雪ダルマに被せてさっき言うたようにノボリの棒が凶器やと錯覚させる偽装をしたちゅうこっちゃ」
佐藤刑事「でもその犯行…この3人なら誰でもできそうね」
川野寅彦「俺には無理なんじゃないか?」
服部平次「そのバケツを雪ダルマに被せてさっき言うたようにノボリの棒が凶器やと錯覚させる偽装をしたちゅうこっちゃ」
川野寅彦「俺には無理なんじゃないか?」
服部平次「あんた、俺に挑発された時」
服部平次「サウスポーのボクサーの構えしてたからのォ」
服部平次「それから結婚詐欺師のアンタ、アンタもそうや」
服部平次「右目の下に何かついてる言われて左手伸ばしよった。つまり左利きで間違いない」
服部平次「残るは右手で眼鏡触ってた」
服部平次「右利きのスリのオバハン。あんたしかおれへんな」
社本鶴美「はあ!?世の中右利きだらけじゃない!何でそれで犯人にされちゃうのよ!私には無理だって!」
コナン「無理じゃないよ。自転車置き場のその防犯ワイヤーを使って本当にできるかどうかやってみる?」
コナン「こんな感じにつながれてたんだよね?」
高木刑事「ああ」
服部平次「サウスポーのボクサーの構えしてたからのォ」
服部平次「それから結婚詐欺師のアンタ、アンタもそうや」
服部平次「右目の下に何かついてる言われて左手伸ばしよった。つまり左利きで間違いない」
服部平次「残るは右手で眼鏡触ってた」
服部平次「右利きのスリのオバハン。あんたしかおれへんな」
コナン「無理じゃないよ。自転車置き場のその防犯ワイヤーを使って本当にできるかどうかやってみる?」
コナン「こんな感じにつながれてたんだよね?」
高木刑事「ああ」
コナン「できたワイヤーの輪に拳をくぐらせれば…」
コナン「後はワイヤーを引き抜くだけ」
高木刑事「おお!すごい!抜けた!」
佐藤刑事「こんな事よく知ってたわねコナン君」
コナン「テレビのマジックショーでやってたんだ」
佐藤刑事「つまり、駐輪場の真ん前には交番があり」
佐藤刑事「氷高警部補から連絡が行っているとすると、そこから出るのはリスクがある。だから神社の境内を通って」
佐藤刑事「別の出口に出ようとしたら、氷高警部補に見つかり、階段を上って逃げようとしたけど」
佐藤刑事「捕まりそうになり、それを振り切る為に」
佐藤刑事「階段の上の立水栓に置いてあった…中の水が凍ったバケツで」
佐藤刑事「氷高警部補を殴り、階段から落として殺害した」
コナン「後はワイヤーを引き抜くだけ」
高木刑事「おお!すごい!抜けた!」
佐藤刑事「こんな事よく知ってたわねコナン君」
コナン「テレビのマジックショーでやってたんだ」
佐藤刑事「氷高警部補から連絡が行っているとすると、そこから出るのはリスクがある。だから神社の境内を通って」
佐藤刑事「別の出口に出ようとしたら、氷高警部補に見つかり、階段を上って逃げようとしたけど」
佐藤刑事「捕まりそうになり、それを振り切る為に」
佐藤刑事「階段の上の立水栓に置いてあった…中の水が凍ったバケツで」
佐藤刑事「氷高警部補を殴り、階段から落として殺害した」
佐藤刑事「そのまま逃げるって手もあったけど、自分を捕まえた事を氷高警部補が誰かに話してる可能性が高く…逃げれば殺人犯として指名手配されるのは必至」
佐藤刑事「あんたの指紋がバケツから出たら言い逃れできないから覚悟しなさいよ!」
社本鶴美「くそっ!やっぱりあのまま逃げればよかった!こんな小細工せずに逃げたら今頃…」
服部平次「同じや。今や誰もがスマホっちゅう小型カメラを持ち歩いてる時代や。誰かに写真撮られて通報され捕まってまうんがオチやで」
服部平次「コソコソ隠れてもすぐに見つかってまう。逃げ場なんかあらへんぞ」
コナン「(お面つけて和葉ちゃんから逃げてるオメーに言われたかねぇと思うけどな)」
服部平次「どんなんって…そんな奴一人知ってるで」
コナン「(アナグラムか…)」
「キャーーーッ♡浪花キッズの光本兵我君よ―♡」
「オレ…元々御朱印集めがめっちゃ好きでこっそり貰いに来ただけや」
コナン「声違くねぇか?」
遠山和葉「観念しいや。最初からもうネタは上がってんねん」
遠山和葉「平次!」
服部平次「ああそうや。御朱印貰いに来たんや。縁結びの神さんの力」
遠山和葉「せやからそれ誰やねん?」
服部平次「は?」
コナン「(いやいやいや)」