「金を出せ」
吉田歩美「犯人は捕まったんでしょ?」
岡本寿里亜「そうなんだけど…そもそもどうして弟は米花町なんかに来てたのか…」
コナン「何か問題でも?」
岡本寿里亜「だって、強盗被害に遭う少し前、電話で話したとき寿飛太は…」
📱岡本寿飛太「今、和井葉町に来てるんだよね、俺」
灰原哀「和井葉町と米花町じゃ全く方向が違うわ」
岡本寿里亜「そう。でも何でウソをついてまでどうしてこんな町に…」
斉門高太郎「寿里亜君、どういうことなんだ?寿飛太君がよりによってこんな町で」
コナン「ねぇ、どうしてそんなに米花町を嫌ってるの?」
岡本寿里亜「それは…」
岡本寿里亜「狩場ユズル…作詞家の」
吉田歩美「その人、ヒット曲いっぱいの超売れっ子だよね」
斉門高太郎「だが性根が腐っとるので破門した。しかし、あろうことかヒットメーカーとなり作詞家連盟の理事長の座にもつき…」
狩場ユズル〈誰とは言わないが、何年もヒット曲がないのに理事の一人として居座り続けている死に損ないを恥知らずと僕は呼びたいハハハハハ!〉
岡本寿里亜「あいつは破門された恨みで先生を誹謗しているの」
斉門高太郎「それは聞き流せばいいのだが、許せんのは奴の詞は盗作だらけだと言う事だ」
斉門高太郎「何件も訴えられながら誤魔化し続け、更に恐ろしいのは連盟の中に奴のやり口を真似る者が出ている事で」
岡本寿里亜「その狩場ユズルがこの米花町に住んでるの。そして私の元カレ水谷漣君との別れもそのせいで…狩場が米花町に家を建てたと知ったんで、その水谷君に言ったのよ私」
岡本寿里亜「私達二人共意地っ張りだから…結局ケンカ別れを…その水谷君も今もまだこの米花町に住んでるの」
斉門高太郎「寿飛太君はその水谷君という彼に好感を持っていた様で、前に私に洩らした事があってね」
岡本寿飛太〈似合いのカップルだと思うんすが、仲直りは無理なんでしょうか〉
岡本寿里亜「その狩場ユズルがこの米花町に住んでるの。そして私の元カレ水谷漣君との別れもそのせいで…狩場が米花町に家を建てたと知ったんで、その水谷君に言ったのよ私」
岡本寿里亜「私達二人共意地っ張りだから…結局ケンカ別れを…その水谷君も今もまだこの米花町に住んでるの」
岡本寿飛太〈似合いのカップルだと思うんすが、仲直りは無理なんでしょうか〉
水谷漣「来るわけないだろ。どうしてお前の弟が今更俺のとこに来るんだよ」
円谷光彦「どうして寿飛太さんが米花町に来たのか、その答えを僕達が探しあててみせます!」
コナン「これは手がかりになるんじゃないかな」
岡本寿里亜「どうして寿飛太が連盟なんかに…確認してみます」
岡本寿里亜「お世話になっております。岡本寿里亜です。弟がそちらに電話したハズなんですが、どのような用件で」
「はい、その電話かわかりませんが、発信者番号非通知の匿名の人物から不穏な電話が一本ありまして…」
〈天誅を下してやる!狩場ユズルにな〉
岡本寿里亜「あ…ありがとうございました」
岡本寿里亜「寿飛太は狩場ユズルを殺害しようとしてたの?その為に狩場の住むこの米花町に来た…そして凶器に使う包丁を買い、連盟に殺害予告を入れ成功するようにと願をかけた…」
岡本寿里亜「まさか寿飛太が殺害を計画していたなんて……これ…ナースステーションに預けてきます」
斉門高太郎「私が持とう。さぁ行こう」
岡本寿里亜「お世話になっております。岡本寿里亜です。弟がそちらに電話したハズなんですが、どのような用件で」
「はい、その電話かわかりませんが、発信者番号非通知の匿名の人物から不穏な電話が一本ありまして…」
〈天誅を下してやる!狩場ユズルにな〉
岡本寿里亜「あ…ありがとうございました」
岡本寿里亜「寿飛太は狩場ユズルを殺害しようとしてたの?その為に狩場の住むこの米花町に来た…そして凶器に使う包丁を買い、連盟に殺害予告を入れ成功するようにと願をかけた…」
岡本寿里亜「まさか寿飛太が殺害を計画していたなんて……これ…ナースステーションに預けてきます」
斉門高太郎「私が持とう。さぁ行こう」
コナン「(神社から持ち帰った時にこんなバンダナは…さっきなかったものが今はあるって事は…もしかして)」
コナン「真犯人が一旦確保したが、結局使わなかったから返してきたんだよ。そしてそう考えれば、あのお粗末な電話での犯行予告にも納得がいく」
コナン「だがわからない事も多い。だから皆で手分けして」
コナン「真犯人が一旦確保したが、結局使わなかったから返してきたんだよ。そしてそう考えれば、あのお粗末な電話での犯行予告にも納得がいく」
コナン「だがわからない事も多い。だから皆で手分けして」
コナン「もし企んでいたんならやってる事に一貫性がないでしょ?」
コナン「今回の出来事にはもう一人の人物が関与していてそのXこそ、狩場さんの殺害を目論んでいた張本人なんだ」
コナン「寿飛太さんが米花町へ行く事をたまたま知ったんだろうね」
コナン「そして今日Xは雑貨店から出て来た寿飛太さんに正体がバレないように変装か何かをして近づき」
コナン「適当な口実で人気のないあの神社へ連れて行き」
コナン「睡眠薬でも使って眠らせ」
コナン「本殿の裏手に運び込んだ。人目から隠す事で寿飛太さんのアリバイを奪う為にね」
コナン「今回の出来事にはもう一人の人物が関与していてそのXこそ、狩場さんの殺害を目論んでいた張本人なんだ」
コナン「寿飛太さんが米花町へ行く事をたまたま知ったんだろうね」
コナン「そして今日Xは雑貨店から出て来た寿飛太さんに正体がバレないように変装か何かをして近づき」
コナン「適当な口実で人気のないあの神社へ連れて行き」
コナン「睡眠薬でも使って眠らせ」
コナン「本殿の裏手に運び込んだ。人目から隠す事で寿飛太さんのアリバイを奪う為にね」
コナン「そしてXは寿飛太さんの持ち物を狩場さん殺害の現場に残し、犯人の遺留品と思わせる為にバンダナを頂いた」
コナン「さらにXは寿飛太さんの携帯に犯行予告の通話履歴も残した」
コナン「鉄パイプを持って狩場さんの家に向かうも」
コナン「留守だと知り庭に潜んだ。帰宅した所を襲おうとね」
コナン「拝殿を目にして拝んだんじゃないかな」
コナン「そこでデイパックがないのに気づいて戻ろうとした時に運悪く強盗に襲われた」
コナン「一方、狩場さんを待ち伏せし続けていたXも殺害を決行できなくなったんだ。寿飛太さんが救急車で運ばれた連絡を受けた事でね」
コナン「救急搬送されたんだから、寿飛太さんには完璧なアリバイができちゃったんだ。だから犯人役に仕立てられなくなったXは、狩場さんの殺害を諦め病院へ駆けつけてきたんだ」
岡本寿里亜「それって…まさか…」
コナン「そう、斉門さんなんだよXは。でも企ては決行できなかったのに工作の痕跡は残ってしまった。寿飛太さんの携帯の犯行予告の履歴」
斉門高太郎「害悪のまき散らしを何としても食い止める…それは師匠だった私の使命なんだ」
斉門高太郎「そして寿飛太君にもせめて一つくらい役立って貰わんと。才能がありながら君が大成しないのは、あの薄っぺらでチャランポランな弟のせいに違いないのだから」
斉門高太郎「連盟からだ」
📱「ですから狩場理事長は朝から警察に呼ばれていたらしいのですが、脱税容疑で逮捕されたようで…」
📱「また、かねてよりの盗作疑惑に関しても厳しい追及がなされるようなのでもう逃げ切れまいと…取り急ぎ以上です」
📱「また、かねてよりの盗作疑惑に関しても厳しい追及がなされるようなのでもう逃げ切れまいと…取り急ぎ以上です」
コナン「寿飛太さんがウソをついていたのは本当の事が言えなかったからなんだ」
水谷漣「ハハハ…一昨日寿飛太君から連絡を貰った時、姉ちゃんには内緒にしてくれと言われたんでとぼけるしかなかったんだよ」
コナン「訪ねる口実だったんじゃない?本当は寿里亜さんとの婚約を復活してくれるようお願いする為とか?」
コナン「だって、寿里亜さんがケンカ別れしたままの元カレを訪ねようとしてたんだもの」
岡本寿里亜「え!?でも水谷君は…」
水谷漣「ハハハ…一昨日寿飛太君から連絡を貰った時、姉ちゃんには内緒にしてくれと言われたんでとぼけるしかなかったんだよ」
岡本寿里亜「でも何の為に寿飛太が水谷君を訪ねるのよ」
コナン「包丁を買ったのは凶器としてじゃないんだから、料理を作ろうとしてたんだよ」
水谷漣「うん、新しい料理を考えたから試食してくれって。けどウチにはまともな包丁はないぞって言ったからだろ」
岡本寿里亜「でもどうして水谷君に試食を?」
コナン「訪ねる口実だったんじゃない?本当は寿里亜さんとの婚約を復活してくれるようお願いする為とか?」
円谷光彦「だって寿飛太さんは言ってたんですよね?二人は似合いのカップルだって」
寿里亜・水谷「うん!待ってる♡」