アベル「正直驚いたよ。アビス…彼の悪魔の目に対応できる学生がレイン以外にもいたなんてさ」
アベル「レインより魔法が使えるなんて事は考えられないが…もしかして君…」
アベル「急にどうしたんだい?」
マッシュ「いや…あの…何でもないです。続けて下さい」
アベル「君はかなり有用な人材なようだね」
アベル「だが、君の様に優れている人間ならわかるハズだ。この世が真の平等ではない事に」
アベル「僕は許せないんだ。劣等遺伝子がね」
マッシュ「それってつまり魔法が使えないとか…」
アベル「ああそうだ。処分する」
アベル「現状は生ぬるい隔離をしているだけだ。僕はその仕組みを変える。もちろんその他落ちこぼれも、そいつらを庇う人間もだ」
マッシュ「庇う人間…」
レグロ〈マッシュ、本当に優しくて素直な子じゃのう〉
アベル「君はかなり有用な人材なようだね」
アベル「だが、君の様に優れている人間ならわかるハズだ。この世が真の平等ではない事に」
アベル「僕は許せないんだ。劣等遺伝子がね」
マッシュ「それってつまり魔法が使えないとか…」
アベル「ああそうだ。処分する」
アベル「現状は生ぬるい隔離をしているだけだ。僕はその仕組みを変える。もちろんその他落ちこぼれも、そいつらを庇う人間もだ」
マッシュ「庇う人間…」
レグロ〈この歳で後方2回宙返りじゃと!?〉
レグロ〈ほれ、ワシのシュークリームも〉
レグロ〈言う前から食べとる!〉
レグロ〈ハハ…マッシュお前はワシの自慢の息子じゃ〉
アベル「そう…理解できないんだな。君は頭が少し劣っているようだ。劣等遺伝子は処分しなきゃ」
アベル「その人形の中には酸が入っているんだ。気をつけた方がいい」
マッシュ「あっそう」
マッシュ「それとさ、レモンちゃんはどこにやったの?」
アベル「レモン?誰の事を言ってるかわからないが、僕はみんなから魔力を貰っているだけだよ」
マッシュ「だけ?でもそれでみんな体調が悪くなってる」
アベル「言ったろう。強き者が弱き者から奪うのは当然の権利」
アベル「(こいつ…前会った時よりも…)」
マッシュ「だけ?でもそれでみんな体調が悪くなってる」
アベル「言ったろう。強き者が弱き者から奪うのは当然の権利」
アベル「(こいつ…前会った時よりも…)」
アベル「ぜひ面白いもの見せてほしいね」
アベル「手出ししていいなんて僕言ったかな?申し訳ないけど手出しは禁止だ」
アベル「君がルールを守れないのなら彼はバラバラになってしまう」
マッシュ「そうですか…そういう事するんですかアナタ」
アベル「まぁ君が友人をバラバラにしてもいいんだけど」
アベル「じゃないと先に君が壊れちゃう」
アベル「(武器の方が負けた?)」
マッシュ「あ、そういえば金のコイン欲しいって言ってましたよね」
アベル「やっと渡す気になったのかい?」
マッシュ「ええ、そんなに欲しいなら…」
マッシュ「ゴメンナサイ。コインが僕になついてるみたいで」
アベル「君の揚げ足取りにも飽きたよ。付き合ってあげられなくてごめんね」
アベル「マリオネスチェンジ」
アベル「君は僕からすればただの屁理屈が得意なウサギに過ぎない」
アベル「コインは僕が貰い受ける」
アベル「何だこれは」
マッシュ「はっ!何故懐に隠してた僕のシュークリームがここに…」
アベル「(しかし何故だ…完全に人形化していたのに勝手に動き出すなんて…)」
アベル「(僕の人形化は脳からの電気信号を遮断し意識的な体の自由を奪う。動けるハズがない)」
アベル「(まさか脊髄反射か!?確かに僕の魔法は側だけを人形化し、傀儡で操る…中身はあくまで人間そのもの。人形化してから自発的に動かせるとしたら、脊髄反射以外考えられない)」
アベル「(つまり、無意識の防衛反応)」
アベル「(そんなに嫌だったのか…シュークリームをとられるのが)」
アベル「いいだろう。認めてあげよう」
アベル「僕は人形から魔力を抽出できるんだ。抽出した魔力は僕が利用できる」
アベル「最強の呪文で君を潰そう」
アベル「(しかし何故だ…完全に人形化していたのに勝手に動き出すなんて…)」
アベル「(僕の人形化は脳からの電気信号を遮断し意識的な体の自由を奪う。動けるハズがない)」
アベル「(まさか脊髄反射か!?確かに僕の魔法は側だけを人形化し、傀儡で操る…中身はあくまで人間そのもの。人形化してから自発的に動かせるとしたら、脊髄反射以外考えられない)」
アベル「(つまり、無意識の防衛反応)」
アベル「(そんなに嫌だったのか…シュークリームをとられるのが)」
アベル「僕は人形から魔力を抽出できるんだ。抽出した魔力は僕が利用できる」
アベル「最強の呪文で君を潰そう」
アベル「マリオネスセコンズ ハーム・パペット」
アベル「ハーム・パペットは半径100mを人形化させる。人形化は糸に体がついてからノータイムで始まる。もちろん糸は君には視認できない」
アベル「どうやって人形化を…」
マッシュ「糸をちぎりました」
アベル「貴族でありながら身分が低い者に対して分け隔てなく接していた」
アベル「母は言っていた。私達はたまたま恵まれて生まれただけなのだと」
アベル「そんな優しい母がある日刺された」
アベル「いつもの様に母が食べ物を貧しい人々に配っていた時だ。食べ物を一人占めしたい男が抵抗した母を刺したんだ」
アベル「彼は言った。“お前らはいつも良い思いをしているから刺されても当然だ”と」
アベル「人は生まれながらに善なのだと信じていたのだ。貴族生まれのお嬢様…世間を知らないお嬢様…優しい母はいなくなった…」
アベル「母は間違っていた。甘やかす必要などなかったんだ。底辺にいる人間は然るべくしている。決して相容れない」
アベル「僕は目的の為優秀な人材を集めた。アビスを始め現状に強く不満を持つ人間を…」
アベル「借りてはならない力にも手を出した。目的の為だ。僕の考えは変わらない」
アベル「そうだな…人形にしてた生徒を解放しよう。僕の負けだ」
マッシュ「あざます。あ、でも君もお母さんの為にって事だからあんま悪い人じゃないんですね。なんかちょっと安心しました」
アベル「マリオネスリベレイション」
フィン「マッシュ君!レモンちゃん!よかった!無事だったんだね!」
レモン「本当に本当にありがとうございました」
マッシュ「うん。よかった無事で」
アベル「マリオネスリベレイション」
フィン「マッシュ君!レモンちゃん!よかった!無事だったんだね!」
レモン「本当に本当にありがとうございました」
マッシュ「うん。よかった無事で」
レモン「この人たらしが!」
マッシュ「ドットくん」
ケイソクモ「カンストクモ!カンストクモ!」
「何でバレたのかな」
レイン「疑わしきは罰する。手っ取り早いからな」
セル・ウォー「何だ…騙されていたのか。せっかくここの学生の顔に変えたのに」
レイン「無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)、裏社会で暗躍する闇魔法組織。貴様らの様なドブネズミがこの学校に来る理由は何だ。言え。くだらなければ殺す」
セル「探しもの。僕達にはとてもとてもとても大切なね。ちょうどこの学校にあるはずなんだ」
セル「おっかしーなぁ…アベルに探させてたんだけど全然見つからなくて…本当役に立たなくて…」
レイン「答えになってないぞ貴様」
セル「バカだな。言うわけないだろう。仲もよくないのに…人から情報を聞き出すにはまず相手の心を開かないと」
セル「これ、コモンセンスだよ」
セル「あ、ダメダメ…こんな事してる場合じゃない。用済みのアベルを殺しに行くんだった。ごめん。君の相手はできないや」
ジョン・ピエール「ここから先は連続殺人鬼兼カニバリスト、ジョン・ピエールがお相手いたします」
レイン「(まずい。奴の実力は恐らく神覚者と同等)」
レイン「(あいつらでは太刀打ちできない)」
「何でバレたのかな」
レイン「疑わしきは罰する。手っ取り早いからな」
セル・ウォー「何だ…騙されていたのか。せっかくここの学生の顔に変えたのに」
レイン「無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)、裏社会で暗躍する闇魔法組織。貴様らの様なドブネズミがこの学校に来る理由は何だ。言え。くだらなければ殺す」
セル「探しもの。僕達にはとてもとてもとても大切なね。ちょうどこの学校にあるはずなんだ」
セル「おっかしーなぁ…アベルに探させてたんだけど全然見つからなくて…本当役に立たなくて…」
レイン「答えになってないぞ貴様」
セル「これ、コモンセンスだよ」
セル「あ、ダメダメ…こんな事してる場合じゃない。用済みのアベルを殺しに行くんだった。ごめん。君の相手はできないや」
ジョン・ピエール「ここから先は連続殺人鬼兼カニバリスト、ジョン・ピエールがお相手いたします」
レイン「(まずい。奴の実力は恐らく神覚者と同等)」
レイン「(あいつらでは太刀打ちできない)」