鈴木園子「さすが米花デパート!他のデパートと違ってにぎわってるね」
鈴木園子「そういえば今日がきんちょは?」
毛利蘭「誘ったんだけど、なんか博士と約束があるんだって」
コナン「おい博士!始まるぞ!」
鈴木園子「あっそ、じゃあ今日は女子二人で思いっきり楽しんじゃおう」
鈴木園子「ん?」
毛利蘭「どうかした?」
鈴木園子「あれよあれ!」
毛利蘭「歩美ちゃん!哀ちゃん!」
吉田歩美「こんにちは」
鈴木園子「何してんの?二人で」
灰原哀「吉田さんがピアノの発表会で着る服を見たいっていうから」
吉田歩美「あー!みんなあれ見て!」
鈴木園子「佐藤刑事は何で米花デパートに?」
佐藤刑事「それはもちろんタダノフルーツパーラーで期間限定梨スイーツをゲットする為よ」
毛利蘭「へぇ~目暮警部ってそんなお茶目なトコあったんですね」
佐藤刑事「おっかしいでしょ」
鈴木園子「あ!おかしいっていえば、さっき変な人見かけたんです」
毛利蘭〈あの人なんか変じゃない?〉
鈴木園子〈何が?〉
毛利蘭〈洋服見てないのよ〉
鈴木園子〈ホントだ〉
毛利蘭〈なんかブツブツ言いながら天井見て歩いてる〉
吉田歩美「そういう人だったら歩美達も見たよ。ね?哀ちゃん」
灰原哀「ええ、あれは6階の子供服売り場の前のアートギャラリーだったわ」
吉田歩美〈あの人、変だよね。飾ってある絵じゃなくて壁ばっかり見てるよ〉
毛利蘭「ねぇ園子、だったらあの人も…」
鈴木園子「ああ!あの屋上の」
毛利蘭「みんなと会う少し前なんですけど、ブツブツ言いながら空を見上げてる人がいたんです」
佐藤刑事「もしかしたら私も見たかも…おかしな人」
毛利蘭「佐藤刑事も?」
佐藤刑事「限定スイーツの行列に並ぼうと思って急いでた時」
佐藤刑事「何かブツブツ言いながらベビーカーを押してる人がいたの。よく見たら、その人の押してるベビーカー、子供が乗ってなかったのよ」
鈴木園子「ぐ…偶然って怖いよね…」
灰原哀「辺りを見回しながら何かをブツブツ話している人が4人よ?これが偶然ですませられる?たとえばブツブツ話していたのは無線か何かで連絡を取り合っていたとか…」
佐藤刑事「強盗の下見…」
鈴木園子「もしかしてその強盗団が狙ってるのって」
鈴木園子「これじゃない!?」
佐藤刑事「強盗の下見…」
鈴木園子「もしかしてその強盗団が狙ってるのって」
鈴木園子「これじゃない!?」
毛利蘭「ハリー・ムルザバエフ…デザインダイヤモンドコレクション特別催事」
鈴木園子「今はマスク展が行われてるけど、この後このフロア全体がムルザバエフのダイヤで埋め尽くされる事になるのよね~」
鈴木園子「警備態勢ってどうなってんの?」
高橋和夫「営業時間内は40人態勢で各フロアを警備しています。営業終了後は、出入口を施錠し搬入口以外の出入りはできなくなります。言うまでもありませんが、人の出入りは厳重にチェックされますし警備が6人態勢でモニターを常時監視、3時間に一回巡回警備を行います」
高橋和夫「さらにムルザバエフの催事の時には人数を倍に増やす予定です。どこにも死角はありませんし、何も見逃しやしませんよ」
高橋和夫「各扉に設置したセンサーが異変を感知すればすぐに応援が駆けつけるようになってます」
佐藤刑事「この映像のデータはどこに保管を?」
高橋和夫「さらにムルザバエフの催事の時には人数を倍に増やす予定です。どこにも死角はありませんし、何も見逃しやしませんよ」
高橋和夫「各扉に設置したセンサーが異変を感知すればすぐに応援が駆けつけるようになってます」
佐藤刑事「この映像のデータはどこに保管を?」
高橋和夫「クラウドで一括管理しています。万一ここが襲撃されてもデータはここにはありませんから安心です」
毛利蘭「屋上はどうなんでしょう。あの男の人、屋上で風向きを確認するような仕草をしてたから…」
毛利蘭「たしかこの辺です」
毛利蘭「屋上はどうなんでしょう。あの男の人、屋上で風向きを確認するような仕草をしてたから…」
毛利蘭「たしかこの辺です」
吉田歩美「あ!あの人!」
阿笠博士「何かわかったか新一」
コナン「犯人も犯人が使ったトリックも何もかもな」
阿笠博士「じゃが5話が終わったばかりじゃぞ?残りまだ5話もあるのに」
「予行演習!?」
吉田歩美「そうです。歩美達みんなの頭の中であのおじさん達がどうやって泥棒するのか考えてデパートのおじさんに教えてあげるの」
佐藤刑事「事件を整理するのにもいいかもね」
佐藤刑事「あの男達についてどんな事でもいいから思い出してちょうだい」
コナン「犯人も犯人が使ったトリックも何もかもな」
阿笠博士「じゃが5話が終わったばかりじゃぞ?残りまだ5話もあるのに」
吉田歩美「そうです。歩美達みんなの頭の中であのおじさん達がどうやって泥棒するのか考えてデパートのおじさんに教えてあげるの」
佐藤刑事「事件を整理するのにもいいかもね」
佐藤刑事「あの男達についてどんな事でもいいから思い出してちょうだい」
吉田歩美「じゃあ予行演習やろう!」
鈴木園子「いい!?私達があの強盗団になったつもりで想像をふくらませるのよ」
鈴木園子「いい!?私達があの強盗団になったつもりで想像をふくらませるのよ」
鈴木園子「売っぱらってお金にかえるんでしょ?」
コナン「ああ間違いねぇ!」
阿笠博士「しかしさっき言ってた犯人と違うんじゃが…」
佐藤刑事「そこまでよ!3人共建造物侵入の現行犯で逮捕します!」
佐藤刑事「今頃下で逃走車に乗ってる仲間も確保されてるハズよ!」
「ど…どうして…」
鈴木園子「アンタ達が昼間熱心に下見してたのを見たからよ!」
「だからって何で今夜来るってわかったんだよ!」
佐藤刑事「それは明日で終了する世界のマスク展で展示されている」
佐藤刑事「プロレスの覆面マスクを狙っているからでしょ?」
「!!」
佐藤刑事「展示が終わってしまえば盗み出すチャンスがなくなってしまうから」
佐藤刑事「あのマスクはメキシコの有名なマスク職人、モレイラの最高傑作」
佐藤刑事「メキシコプロレス界の伝説的なチャンピオン、エルデストサンがタイトルマッチの時に実際に使用していたマスクで値段がつけられない程の価値があるそうじゃない」
「でも何で俺達がそれを狙ってると…」
佐藤刑事「展示が終わってしまえば盗み出すチャンスがなくなってしまうから」
佐藤刑事「あのマスクはメキシコの有名なマスク職人、モレイラの最高傑作」
佐藤刑事「メキシコプロレス界の伝説的なチャンピオン、エルデストサンがタイトルマッチの時に実際に使用していたマスクで値段がつけられない程の価値があるそうじゃない」
吉田歩美「それはね、おじさん達の髪型だよ」
鈴木園子「4人全員がどこかのプロレスラーみたいな髪型をしてれば、プロレス好きだって事はすぐにわかるわ」
佐藤刑事「それにあなた達が下見を終えて揃って乗り込んだ車に貼ってあったステッカー」
佐藤刑事「熊出没注意とI♥CARASだけど、このCARASっていうのは鳥のカラスじゃなくて」
佐藤刑事「スペイン語で顔」
佐藤刑事「つまりプロレスラーが被る覆面の事」
佐藤刑事「プロレス好きで尚且つ覆面好きとなったら、狙いはモレイラのあの覆面以外考えられないわ」
佐藤刑事「さあ観念しておとなしくお縄につきなさい」
鈴木園子「探偵女子ファイブの大勝利ね!」
鈴木園子「4人全員がどこかのプロレスラーみたいな髪型をしてれば、プロレス好きだって事はすぐにわかるわ」
佐藤刑事「それにあなた達が下見を終えて揃って乗り込んだ車に貼ってあったステッカー」
佐藤刑事「熊出没注意とI♥CARASだけど、このCARASっていうのは鳥のカラスじゃなくて」
佐藤刑事「スペイン語で顔」
佐藤刑事「つまりプロレスラーが被る覆面の事」
佐藤刑事「プロレス好きで尚且つ覆面好きとなったら、狙いはモレイラのあの覆面以外考えられないわ」
佐藤刑事「さあ観念しておとなしくお縄につきなさい」
鈴木園子「探偵女子ファイブの大勝利ね!」
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