柳町岳「次の暗号は“飛行機襲え”」
柳町岳「飛行機を襲うっていったらハイジャック。つまり高い所にあるジャックだから」
柳町岳「講堂のあの時計のコンセントが刺さってる電源ジャックが臭いと思ったわけよ」
村田匠「何か書いてあるか?」
柳町岳「誇りまみれで読みにくいけど、「う」って書いてあるぜ」
村田匠「3番目の暗号は“絵描き行くな”だから美術室に来てみたけど…」
村田匠「あそうそう…行くなっていえば、屋上で風景画描くの禁止になったんだよな」
市橋聖子「たしか風で画板があおられて落ちそうになった子がいたとか…」
市橋聖子「“絵を描きに行くな”って事なら、屋上の扉に何か書いてあるのかも」
村田匠「屋上に出るドアのノブの下の方に「ぐ」って書いてあるぞ」
市橋聖子「でも13年間よく消されなかったわね」
小林澄子「その事件以来、鍵がかけられて滅多に屋上に出られなくなって、ノブに触れる人もいなくなったからでは?」
柳町岳「次は4つ目の“医者ウソこくな”だけど」
市橋聖子「それ…私心当たりあるかも」
市橋聖子「あったあった!」
市橋聖子「ベッドの足の影に「し」の文字が書いてある」
柳町岳「けど何で“医者ウソこくな”でベッドの下なんだよ」
市橋聖子「ホラ、体調悪いってウソついて保健室のベッドで授業サボってた子よくいたでしょ?」
柳町岳「で、今までの4つの文字をつなげると「ようぐし」だな」
村田匠「最後の“89のお守り”ってやつはわからなくても」
市橋聖子「もう用具室で決まりね」
小林澄子「でも…たしか用具室って…」
小林澄子「学校の資料が入ってるパソコンは他にもあるんですけど、パスワードロックがかかってないパソコンはこれだけなので」
若狭留美「成程…それにしてもずいぶん年季が入ったパソコンですね」
小林澄子「ええ。私が図書委員をやってた頃は新品だったんですけどねぇ。まぁこんな感じで本の整理をやってました」
コナン「(成程…だから“図書委員 宮野明美”の文字の向きはああだったのか)」
コナン「(すべてわかったよ。タイムカプセルの隠し場所もその捜索をあの人が妨害しているって事も)」
宮野明美〈勇気を出して〉
ラム「ヘイ!並盛り10人前!」
ラム「帝丹小学校でやんすね!」
コナン「このパソコンも結構古いけど役に立ってるのに…古くなったから無くしちゃうなんて」
コナン「ホラ、このキーボードだってボタンの位置とかほとんど同じだから、新しいのに変えなくてもずーっと使えるよ?」
「(キーボード!)」
「(くそ…どこだ!?一体どこを探せば…)」
コナン「やっぱりお兄さんだったんだね」
コナン「タイムカプセル探しを邪魔してたのは」
コナン「消防士の柳町岳さん」
若狭留美「成程…それにしてもずいぶん年季が入ったパソコンですね」
小林澄子「ええ。私が図書委員をやってた頃は新品だったんですけどねぇ。まぁこんな感じで本の整理をやってました」
コナン「(成程…だから“図書委員 宮野明美”の文字の向きはああだったのか)」
コナン「(すべてわかったよ。タイムカプセルの隠し場所もその捜索をあの人が妨害しているって事も)」
宮野明美〈勇気を出して〉
ラム「帝丹小学校でやんすね!」
コナン「このパソコンも結構古いけど役に立ってるのに…古くなったから無くしちゃうなんて」
コナン「ホラ、このキーボードだってボタンの位置とかほとんど同じだから、新しいのに変えなくてもずーっと使えるよ?」
「(キーボード!)」
「(くそ…どこだ!?一体どこを探せば…)」
コナン「やっぱりお兄さんだったんだね」
コナン「タイムカプセル探しを邪魔してたのは」
柳町岳「邪魔って何の事だよ」
コナン「美術室の時計の7の辺りにも「ぐ」って書いてあったよ?」
コナン「“行くな”で197…19時7分だと解いても答えが見つかるように」
コナン「そして暗号の4番目の“医者ウソこくな”もそう。身長計の裏にも「し」って書いてあったよ。身体検査の時、背伸びして身長にウソをついていた生徒もいただろうから」
コナン「最初の暗号の“モネ見せられる”は校長室の絵の裏の壁に「よ」って書いてあったけど」
コナン「その前にボクが見た時にはそんな文字書いてなかったし」
コナン「よーするに柳町さんは暗号から思いつく色々な場所に偽の答えを残しまくってたんだ」
コナン「最初に分かれて回った時にこっそり」
コナン「でも一か所だけ最初に回った時に書き残せなかった答えがある。それは暗号の2つ目の“飛行機襲え”から連想されるハイジャック。つまり高い所の電源ジャック。講堂の時計の電源ジャックだよ」
コナン「最初に回った時にあんな所にハシゴで登って文字書いてたら、さすがに怪しまれちゃうけど、後で自分が登って「う」って書いてあると言えば、多分そのあと誰も確認しに登って来ないだろうしね」
コナン「宮野明美さんがこの同窓会に来られないって」
柳町岳「ああ…明美から返事が来ねぇから住んでるマンションに行ってみたら…」
柳町岳「もう何日も帰ってねぇ感じだったからよ」
小林澄子「でもどうしてこんな事を…」
柳町岳「怖かったんだ…」
柳町岳「昔あった音楽室のボヤは俺が近所の悪ガキと学校に忍び込んで花火やってたのが原因だって明美にバラされるのが怖かったんだよ!」
柳町岳「だから多分…タイムカプセルにはその事を書いた告白文が入ってると思うぜ…現役の消防士が放火犯だったっていうシャレにならねぇ事実がな」
柳町岳「卒業式の日、明美の奴が俺に…」
宮野明美〈勇気を出して柳町君〉
柳町岳「昔あった音楽室のボヤは俺が近所の悪ガキと学校に忍び込んで花火やってたのが原因だって明美にバラされるのが怖かったんだよ!」
柳町岳「だから多分…タイムカプセルにはその事を書いた告白文が入ってると思うぜ…現役の消防士が放火犯だったっていうシャレにならねぇ事実がな」
柳町岳「卒業式の日、明美の奴が俺に…」
宮野明美〈勇気を出して柳町君〉
柳町岳「って言ってたから…あれは自首しろって事だっただろうし…」
市橋聖子「私もカプセルが見つかったら、明美のメッセージを抜かなきゃと思ってた…」
市橋聖子「国語のテストの時、前の席の明美の答えを丸写しした事があって…明美と2人で先生に呼び出された事があったから…」
村田匠「実は僕も…賞を取ったあの絵…」
村田匠「本当は明美ちゃんも同じ場所で描いてて…明らかに彼女の方が上手だったのに賞を取ったのは僕だけだったから…」
村田匠「きっと彼女はその事をメッセージに…」
コナン「んなワケねぇっつーの!優しくて思いやりがあってクラスの人気者の彼女がそんなネガティブなメッセージを残すワケねぇっつってんだよ!」
市橋聖子「私もカプセルが見つかったら、明美のメッセージを抜かなきゃと思ってた…」
市橋聖子「国語のテストの時、前の席の明美の答えを丸写しした事があって…明美と2人で先生に呼び出された事があったから…」
村田匠「本当は明美ちゃんも同じ場所で描いてて…明らかに彼女の方が上手だったのに賞を取ったのは僕だけだったから…」
村田匠「きっと彼女はその事をメッセージに…」
コナン「んなワケねぇっつーの!優しくて思いやりがあってクラスの人気者の彼女がそんなネガティブなメッセージを残すワケねぇっつってんだよ!」
コナン「だからもう見つけたんだよ」
コナン「あの暗号の“図書委員 宮野明美”って文字は他の文字と書いてある向きが違ってたでしょ?」
コナン「あれは図書委員の役目をこなす自分を表したもの。だから名前の所は自分のイスの位置で」
コナン「暗号の所はキーボード。暗号に書かれた通りに」
コナン「キーボードを90度時計回りに起こして最初の“もねみせられる”のキーをつなげると…」
コナン「し」
コナン「あの暗号の“図書委員 宮野明美”って文字は他の文字と書いてある向きが違ってたでしょ?」
コナン「あれは図書委員の役目をこなす自分を表したもの。だから名前の所は自分のイスの位置で」
コナン「暗号の所はキーボード。暗号に書かれた通りに」
コナン「キーボードを90度時計回りに起こして最初の“もねみせられる”のキーをつなげると…」
コナン「し」
コナン「次の“ひこうきおそえ”は」
コナン「い」
コナン「3つ目の“えかきいくな”は、“ゆくな”って読めば」
コナン「く」
コナン「4つ目の“いしゃうそこくな”は」
コナン「こ」
コナン「5つ目の“89のおまもりやくな”の89はファンクションキー。図書室のキーボードに合わせると…」
コナン「い」
コナン「く」
コナン「4つ目の“いしゃうそこくな”は」
コナン「こ」
コナン「5つ目の“89のおまもりやくな”の89はファンクションキー。図書室のキーボードに合わせると…」
小林澄子「それで?カプセルは?」
小嶋元太「見つけたぜ」
吉田歩美「小屋の天井に貼ってあったの」
円谷光彦「屋根が二重になっててカモフラージュしてありました」
村田匠「明美ちゃんのメッセージは…」
コナン「それは多分、花火をやってた悪い友達と“勇気を出してつるむのやめようよ”って事だったんじゃない?」
柳町岳「成程…明美らしいや…」
市橋聖子「今思えば、先生に呼び出された後、明美がよく一緒に勉強しようって図書室に誘ってくれてそれで成績が上がったんだよね」
村田匠「じゃあの時、自分の絵をコンクールに出品しなかったのは僕に自信を持たせる為だったのかも…」
コナン「タイムカプセルの中けっこう探したんだけど手紙なんて入ってなかったぜ。写真なら入ってたけどな」
コナン「裏に貼ってあるシールをはがせば聞こえるぜ。13年前のお姉さんの声が」
✉宮野明美「妹、志保へ…IQが高いあなたは海外に留学させられ、多分、父と母の研究を引き継がされるんだろうけど、これだけは覚えておいて。たとえ会えなくても父も母も勿論私もあなたが大好き」
✉宮野明美「お母さん言ってたよ。銀色の弾丸は正義の弾だって。たがら志保もその弾のようにどこまでも真っすぐ飛んで自分が正しいと思った事は貫いて。この言葉が妹に届く事を願って…明美」
村田匠「なぁピザ屋さんと」
柳町岳「寿司屋さんはいたけど」
「来た来た!」