吉田歩美「キャンプー♪キャンプー♬」
吉田歩美「(どうして灰原さんだけ“ちゃん”じゃないんだろ…みんな灰原さんって呼んでるし…転校生で大人っぽいから仕方ないけど…)」
吉田歩美「(でも友達だったら区別なんかしちゃだめだよね)」
「キャンプ♬キャンプ♬」
コナン「前前!」
阿笠博士「あ!?」
円谷光彦「何なんですかもう!」
小嶋元太「おー!でっけぇ車だな~」
阿笠博士「キャンピングカーのようじゃのう」
福浦玲治「コラ、ガキ共!」
福浦玲治「汚ぇ手でベタベタ触ってんじゃねぇよ」
白藤泰美「私達の親友の大切な車なんだから」
白藤泰美「ねぇ晴華さん」
天堂晴華「ええ、でも触るくらいならこの車を貸してくれた私の伯父も起こらないと思うけど」
藤浦玲治「ガキには優しいじゃねぇか。オレが車ん中でタバコ吸ってたらあんなに嫌がるのによォ」
天堂晴華「玲治君は吸いすぎなの」
白藤泰美「そんな優しい晴華さんに玲治はホレたんでしょ!?」
藤浦玲治「うるせぇよ」
阿笠博士「いやあ、あなた方の車でしたか。申し訳ありませんでしたな」
円谷光彦「珍しかったからつい…」
吉田歩美「ごめんなさい」
小嶋元太「でもオレ達の手汚くねぇぞ」
天堂晴華「ごめんなさいね」
飯合拓人「おい泰美ちゃん!ちょっと見てくれないか?」
飯合拓人「そろそろいい焼け具合になったと思うんだけど」
小嶋元太「おおー!うまそー!」
円谷光彦「ずいぶん高そうなお肉ですね」
白藤泰美「じゃあ一緒に食べる?まだ余ってるし」
飯合拓人「ああでもそれは夜の分だから」
白藤泰美「足らなくなったら晴華さんの財布借りてふもとのスーパーに買い出しに行けばいいじゃない」
白藤泰美「ねえ?晴華さん」
阿笠博士「ホー、大学のサークル仲間ですか」
白藤泰美「ええ、名前はアウトドア同好会」
天堂晴華「そんな事ないよ。料理上手な泰美さんや運転がうまい玲治君」
天堂晴華「山菜採りや釣りが得意な飯合君と違って私は何の取り柄もないから、お金ぐらいしか出せないもの」
白藤泰美「あ~私は何もできないお嬢様。お金ぐらいしか出せないの…なんて一度でいいから言ってみたいよね」
天堂晴華「山菜採りや釣りが得意な飯合君と違って私は何の取り柄もないから、お金ぐらいしか出せないもの」
白藤泰美「あ~私は何もできないお嬢様。お金ぐらいしか出せないの…なんて一度でいいから言ってみたいよね」
藤浦玲治「どうだ?」
飯合拓人「惜しい!10秒31」
吉田歩美「あれ、このベルト、この前沖野ヨーコちゃんがつけてたのと同じだ」
白藤泰美「そうよ!でもね、これ見つけたのは私の方が先なんだから」
飯合拓人「最近、泰美ちゃんはいつもそれ使ってるよね」
飯合拓人「惜しい!10秒31」
吉田歩美「あれ、このベルト、この前沖野ヨーコちゃんがつけてたのと同じだ」
白藤泰美「そうよ!でもね、これ見つけたのは私の方が先なんだから」
飯合拓人「最近、泰美ちゃんはいつもそれ使ってるよね」
吉田歩美「そうだ!お昼のお礼に晩ご飯は私達の所で食べて」
天堂晴華「それがさっきから姿が見えないのよ」
天堂晴華「自転車がなくなってるから、どこかに出かけたみたいだけど…」
飯合拓人「もしかしたら、あそこへ行ったんじゃないかな…ちょうどいい時間だし」
吉田歩美「あそこって?」
天堂晴華「自転車がなくなってるから、どこかに出かけたみたいだけど…」
飯合拓人「もしかしたら、あそこへ行ったんじゃないかな…ちょうどいい時間だし」
吉田歩美「あそこって?」
飯合拓人「ここから車で5分ぐらい登った所にあるとっておきの場所さ」
飯合拓人「危ないじゃないか!」
天堂晴華「ええ、4年前ここでキャンプした時に偶然見つけたんです」
藤浦玲治「バカ言うなよ。だったらここに来る途中の道に泰美が落ちてた筈だぜ」
飯合拓人「でも泰美ちゃんどこ行っちゃったんだろう…絶対あの場所に先回りしてると思ったんだけど…」
藤浦玲治「いた…いたよ…泰美が…」
高木刑事「亡くなったのは白藤泰美さん22歳、大学生です」
監察医「頭部の出血から見て恐らく何かに頭を強く打ちつけて亡くなったかと…」
飯合拓人「でも泰美ちゃんどこ行っちゃったんだろう…絶対あの場所に先回りしてると思ったんだけど…」
藤浦玲治「いた…いたよ…泰美が…」
監察医「頭部の出血から見て恐らく何かに頭を強く打ちつけて亡くなったかと…」
目暮警部「たしかに…で、死亡推定時刻は?」
吉田歩美「その時は誰も倒れてなかったもん」
藤浦玲治「ああ、道に落ちてたのは木の柵くらいだよ」
高木刑事「木の柵?」
藤浦玲治「ホラ、山の上に柵が見えるだろ?」
藤浦玲治「あそこが花火を見た場所なんだけどよ、柵の一部が抜けてその下の道に落ちてたから、急ブレーキで躱したんだ」
飯合拓人「上へ行ってみたら、抜けたと言うより誰かに壊されたみたいになってて…」
飯合拓人「もしかして泰美ちゃんが自転車で柵を破って落ちたんじゃないかと思いましたけど…」
目暮警部「自転車?」
天堂晴華「キャンピングカーに乗せていた自転車です。それがなくなっていたので、彼女を捜すのを兼ねて山の上のあの場所へ行ったんです。彼女、先回りとかするの好きでしたから…」
コナン「(これは!)」
目暮警部「ウーム…折れた柵のそばに自転車のタイヤの跡がありますな。やはりここから転落したのか」
目暮警部「ここに来た時、タイヤの跡には気づかなかったのかね?」
目暮警部「自転車?」
天堂晴華「キャンピングカーに乗せていた自転車です。それがなくなっていたので、彼女を捜すのを兼ねて山の上のあの場所へ行ったんです。彼女、先回りとかするの好きでしたから…」
コナン「(これは!)」
目暮警部「ウーム…折れた柵のそばに自転車のタイヤの跡がありますな。やはりここから転落したのか」
目暮警部「ここに来た時、タイヤの跡には気づかなかったのかね?」
高木刑事「自転車を見つけました!ガードレールの外の茂みの中にひっかかっていたようです!」
目暮警部「よし。タイヤの跡照合してみろ」
目暮警部「誰かがタイヤの跡をつけて偽装工作をし事故死に見せかけた…殺人」
高木刑事「犯人はキャンピングカーから自転車をいつでも持ち出す事もできる…」
目暮警部「ああ、泰美さんのサークル仲間であるあの3人の中の誰かという可能性が高い」
高木刑事「犯人はキャンピングカーから自転車をいつでも持ち出す事もできる…」
目暮警部「ああ、泰美さんのサークル仲間であるあの3人の中の誰かという可能性が高い」