君島智志「おっ!すっかりなついてるな」
吉田歩美「もうお手伝いすることない?」
君島智志「ありがとう。でももう十分だよ」
円谷光彦「じゃあ何か困ってる事でもいいんです」
君島智志「え?どういうことだ?」
円谷光彦「フフフ…何を隠そう、僕達は」
吉田歩美「困った事は何でもおまかせ!」
君島智志「成程そうか…じゃ君達少年探偵団に一つお願いしようかな」
君島智志「この帽子の持ち主探しをお願いできるかな。これもうすぐ処分になっちゃう落し物なんだ」
円谷光彦「わかりました!任せてください!」
勝見望「新しい空き巣?」
警官「はい。宝石ばかりを狙う変わった空き巣が最近この辺りで多発しています」
勝見望「この家に宝石はないですが…あ、近々買う予定があるので気をつけます」
警官「その空き巣は家主の留守をピンポイントで狙って来ます。どうやら下調べを丹念にしているようです」
円谷光彦「あの…こんにちは。お届け物です」
勝見望「わざわざありがとう」
円谷光彦「僕達、公園の管理人さんに持ち主を探してって頼まれまして」
勝見望「そうか。僕は公園に走りに行くのがルーティンだったからね」
勝見望「しかしどうしてここがわかったんだ?」
小嶋元太「最初は公園で聞き込みをして」
円谷光彦「それから帽子をよく観察しました。観察の結果、その帽子が草野球チームのオーダー品とわかり、作った会社からチーム名を割り出し、チームの方に勝見さんの事を聞いてここまで来たんです」
円谷光彦「それから帽子をよく観察しました。観察の結果、その帽子が草野球チームのオーダー品とわかり、作った会社からチーム名を割り出し、チームの方に勝見さんの事を聞いてここまで来たんです」
円谷光彦「ズバリ“青い紅玉”です」
コナン「青いガーネットっていうタイトルでも知られてるけどな」
円谷光彦「青い紅玉はクリスマスの朝、ガチョウと帽子がホームズのもとに届けられるところから始まります」
円谷光彦「ガチョウは男が引き取り」
円谷光彦「帽子はホームズが引き取ることになりました」
円谷光彦「ホームズはそこから持ち主の特徴を推理します」
円谷光彦「ホームズは帽子から持ち主を追う一方で」
円谷光彦「男がガチョウを食べようとさばいたところ」
円谷光彦「中から宝石が出てきたんです」
コナン「青いガーネットっていうタイトルでも知られてるけどな」
円谷光彦「ガチョウは男が引き取り」
円谷光彦「帽子はホームズが引き取ることになりました」
円谷光彦「ホームズはそこから持ち主の特徴を推理します」
円谷光彦「ホームズは帽子から持ち主を追う一方で」
円谷光彦「男がガチョウを食べようとさばいたところ」
円谷光彦「中から宝石が出てきたんです」
吉田歩美「どうして宝石が出てきたの?」
円谷光彦「それは宝石泥棒が一時的な隠し場所としてガチョウに宝石を飲ませていたんですよ」
円谷光彦「そして犯人は後から宝石を回収に行きますが、ガチョウはもう売れてしまっていたのです」
円谷光彦「それは宝石泥棒が一時的な隠し場所としてガチョウに宝石を飲ませていたんですよ」
円谷光彦「そして犯人は後から宝石を回収に行きますが、ガチョウはもう売れてしまっていたのです」
警官「あれ?君達まだいたのかい?」
コナン「その人何か怪しい感じがしたの?」
警官「いや…多分僕の思い過ごしだよ。それじゃあね」
コナン「ハト…もしかして」
コナン「おそらく君島さんは公園に来るルーティンのある利用者の家に行き、空き巣を働く事を思いついた」
コナン「しかしそこは空き巣警戒地域で盗品を持って逃走は避けたい」
コナン「それでハトを使う事を思いついたんだ。ハトの足に盗品を結びつけてしまえば、宝石を公園で回収できる」
コナン「自身はどんなに調べられても何も出ないってわけだ」
円谷光彦「確かに!それなら宝石専門にならざるを得ないですね。ハトはそんなに大きな物は運べませんから」
警官「いや…多分僕の思い過ごしだよ。それじゃあね」
コナン「ハト…もしかして」
コナン「おそらく君島さんは公園に来るルーティンのある利用者の家に行き、空き巣を働く事を思いついた」
コナン「しかしそこは空き巣警戒地域で盗品を持って逃走は避けたい」
コナン「それでハトを使う事を思いついたんだ。ハトの足に盗品を結びつけてしまえば、宝石を公園で回収できる」
コナン「自身はどんなに調べられても何も出ないってわけだ」
円谷光彦「確かに!それなら宝石専門にならざるを得ないですね。ハトはそんなに大きな物は運べませんから」
コナン「うん」
吉田歩美「君島さんの正体を知った人が復讐に来たのかなぁ」
円谷光彦「かも知れません。床に革靴の足跡がありましたよね?」
円谷光彦「かも知れません。床に革靴の足跡がありましたよね?」
吉田歩美「その足跡は犯人の?」
円谷光彦「あなたが何を探していたのかはわかりませんでしたが、鳥の近くは調べていない様だったので…」
泉谷勇人「成程な…お前なかなか頭の切れるガキじゃねぇか。俺はな、鳥が大嫌いなんだよ」
円谷光彦「あなたは今日の昼間、君島さんを訪ねてきてましたよね」
泉谷勇人「ああそうだ。いつも通り取り引きにな。なのにアイツ、もう俺とは取り引きはやめるだと。俺は一旦引き返したが、説得しに戻って来たんだ」
泉谷勇人「ふざけんなよこのガキ」
吉田歩美「光彦君よく頑張ったよ」
円谷光彦「そうだ宝石」
円谷光彦「そうだ宝石」
小嶋元太「どういうことだ?」
円谷光彦「この忘れ物ボックスに入っていた巾着にビー玉を詰めて渡したんです」
円谷光彦「この忘れ物ボックスに入っていた巾着にビー玉を詰めて渡したんです」
吉田歩美「光彦君すごーい!」
コナン「ああ、まるでホームズの話みてぇだな」
円谷光彦「全然だめですよ。君島さんを襲った犯人には逃げられてしまいましたから」
コナン「それなら問題ないよ。警察にこの公園を包囲して貰ったし今頃捕まってるさ」
「確保!」
円谷光彦「全然だめですよ。君島さんを襲った犯人には逃げられてしまいましたから」
コナン「それなら問題ないよ。警察にこの公園を包囲して貰ったし今頃捕まってるさ」
「確保!」
円谷光彦「(こうして今回も僕のひらめきにより、事件を解決へと導く事ができました)」
円谷光彦「(怖い思いもしましたが…いやいや失敗はつきものです)」
円谷光彦「(またワトソンへの階段を一つ上った事でしょう)」
円谷光彦「(それでは皆さん、またお会いしましょう。このノートには、まだ色んな事を綴っていく予定ですから)」
円谷光彦「こう、ご期待」