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Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第R139話 | |
第R139話 池のほとりの怪事件 | |
放送日 | 2023年10月7日 |
OPテーマ | RAISE INSIGHT (歌 : WANDS) |
EDテーマ | …and rescue me (歌 : Rainy) |
CAST | |
江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 吉田歩美 Yoshida Ayumi CV.岩居由希子 円谷光彦 Tsuburaya Mitsuhiko CV.大谷育江 小嶋元太 Kojima Genta CV.高木渉 灰原哀 Haibara Ai CV.林原めぐみ 高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉 堀田刑事 CV.小上裕通 木俣泉 CV.金月真美 二本松二郎 CV.浪川大輔 袋小路 CV.木村雅史 職員 CV.太田真一郎 職員 CV.菅原淳一 主婦 CV.堀越真己 大家 CV.林玉緒 金融業者 CV.私市淳 |
NEXT CONAN's HINT | |
TITLE CARD | |
STORY | |
コナン、少年探偵団は米花中央公園に向かう途中、高木刑事と千葉刑事に偶然会う。昨夜、近くに住む袋小路の家に泥棒が侵入し、300万円近くが盗まれたという。袋小路は長身の痩せた犯人を目撃するが、目出し帽に軍手をつけていたため、人相もわからず、指紋も残っていないという。この後、コナンらが公園に行くと、米花署員たちが池に潜む攻撃的なパックリガメを捕獲しようと悪戦苦闘していた。コナンらはパックリガメの捕獲を見物に来たのだ。元太はカメを無責任に捨てた飼い主を捜し出そうと提案。その矢先、コナンは見物人の中に不審な人物、木俣泉を見つける。コナンが声をかけると、泉は恋人ができてカメが邪魔になり、昨日の朝捨てたと告白。だが、この直後に自分が飼い主だと主張する二本松二郎が現れる。コナンは泉が飼い主と言っている事を二本松に告げる。すると、二本松は嘘だと白状し、小さい頃にミドリガメを捨てた罪滅ぼしのためにパックリガメを引き取りたいと明かす。結局、泉が二本松にカメを引き渡す事になり、一件落着と思いきや、パックリガメは次々に発見され、合計4匹見つかってしまう。すると、二本松は全部引き取りたいと職員に訴える。そのやさしさに感動した光彦は二本松の両手を握りしめ、二本松が片方の人差し指に包帯を巻いている事に気付く。この後、二本松はミドリガメに関して間違った発言をする。コナンは二本松がミドリガメを飼った事はないと気付き、何か別の企みがあると推理する。コナンらは企みを調べるため、二本松のアパートへ行き、大家さんから話を聞く。すると、二本松に借金がある事が判明。その頃、公園では2匹目のパックリガメが捕獲される。二本松は4匹捕まったら引き取ると職員に伝え、公園を後に。コナンらはそんな二本松を尾行し、カメ4匹の内の1匹にだけ関心を持っている事がわかる。さらにコナンらは二本松と借金取りの話を盗み聞き。お目当てのカメが手に入れば100万円の借金が返せるというが…。 |
少年探偵団「高木刑事!」 高木刑事「やあ君達か」 円谷光彦「何か事件ですか?」 高木刑事「ああ、あそこの袋小路さんってお宅にね、昨日の夜遅くに…」 高木刑事「というわけでまんまと逃げられてしまった。盗まれた現金は300万円。犯人は手袋をしてたんで指紋は取れないし、目出し帽で人相も不明。痩せた背の高い男って事ぐらいしか手掛かりがなくてね」 高木刑事「で、せめて逃げた足取りを掴もうと目撃者を探しているんだ」 小嶋元太「少年探偵団の出番じゃねぇな」 円谷光彦「急ぎましょう!僕らは中央公園に!」 「いた!」 円谷光彦「間違いありません。あれはパックリガメですよ」 コナン「元々日本にはいねぇかカメだからな。こっそり捨てたんだぜ。多分飼いきれなくなって」 円谷光彦「通称“パックリガメ”。主な生息地は北アメリカからメキシコ。性格は攻撃的で顎の力が強く人の指くらい簡単に嚙みちぎってしまう」 コナン「じゃあこうしよう!捨てた飼い主ならペットショップを片っ端から当たればきっとわかるぜ!パックリガメは大食いだから餌にする小さな魚やザリガニなんかをしょっちゅう買いに行ってたハズさ!」 コナン「(当たりか?)」 「あにたがあのパックリガメを飼ってたんですか?」
二本松二郎「あ、すいません。僕は二本松といいます。3丁目のアパートに住んでるんですが、昨日ちょっと目を離した隙に逃げられて…お願いします!一刻も早く捕まえて僕に返してください!」 木俣泉「何を言ってるのあの人…カメは私の…」 コナン「ねーねー、あのカメって本当にお兄さんのなの?」 二本松二郎「ははっ間違う訳ないよ。あんな珍しいカメなんだし」 コナン「でも変だよ。あのお姉さんも自分が昨日捨てたんだっって言ってるよ?」 二本松二郎「まさか…本当の飼い主が現れるなんて…」 円谷光彦「どうして自分のカメだなんて」 二本松二郎「いや…その…つまり罪滅ぼしがしたかったんだよ」 二本松二郎「子供の頃、縁日で買ったミドリガメを育ててたんだ。でも、世話をするのが段々面倒になってしまって…」 二本松二郎「で、今朝この池でパックリガメが目撃って聞いてやっぱり捨てられたに違いないと…カメには何の罪もないし可哀そうに思って…だから僕が引き取って飼ってやろうと思ったんだ。昔捨てたミドリガメへのお詫びにね」 小嶋元太「いい人だな」 二本松二郎「木保さん、あのカメを僕に譲ってください。大切に飼ってやりたいんです。お願いします」 木保泉「私の方こそお願いします」 円谷光彦「捕まえたんですね!」
「あ…いや…そうじゃなくて…ほれ」 円谷光彦「二匹いた!」 「こっちにもいるわ!」 小嶋元太「つーことは…全部で…」 二本松二郎「4匹…」 「二本松さん、あなたのカメってどれなんですか」 二本松二郎「その…いいんです。この池のパックリガメは全部まとめて僕に引き取らせてください」 「全部!?」 二本松二郎「だってどのカメも捨てられたんだ。可哀そうです」 円谷光彦「二本松さん…あなたは本当に心優しい人ですね」 円谷光彦「あれ?その指、どうかしたんですか?」 二本松二郎「あ、これは…別に…ハハ…」 小嶋元太「うわっ!」 二本松二郎「気をつけて。そうなんだ!いきなり噛みついてくるんだよ!そいつ!」 円谷光彦「えー!?あの人がですか!?」 コナン「このミドリガメってのは甲羅が鮮やかな緑色をしているのは子亀の時だけで、育つにつれてどんどん黒ずんでいくんだ。本当に飼った事があるなら知ってるハズだ」 コナン「ついでに言えば、あの人はカメを可愛いなんて思っちゃいない。ていうより恨んでるみたいだった」 二本松二郎〈そうなんだ!いきなり噛みついてくるんだよ!そいつ!〉 円谷光彦「一体何を企んでいるのか化けの皮を剥いでやります」 円谷光彦「お金に困ってるようですね」 二本松二郎「これならいけるな。けど、あの一匹だけと思ってたのに…4匹もとはなぁ…はぁ…」 二本松二郎「わかってる!利子を入れて100万だろ!?金はもうできたんだ。ただちょっと事情があって…今日か明日には必ず返せるから」
二本松二郎「はぁ…あのカメ共早く捕まってくれよ」 円谷光彦「何です?」 コナン「これって…今朝高木刑事が言ってたよな!?昨夜の窃盗犯、手袋と目出し帽だったって」 吉田歩美「高木刑事探してくる!」 コナン「もしかすると二つの事は無関係じゃないかも知れねぇ」 円谷光彦「どの二つですか?」 コナン「昨夜の窃盗事件と二本松さんがこの池のパックリガメを手に入れたがってる事がさ」 高木刑事「ええ!?なら、その二本松っていう男が昨夜の泥棒だって言うのかい?」 コナン「うん、そしてあの指の包帯、あの指の怪我って証拠の品をここで処分しようとした時に嚙まれたんじゃないかと思うんだ。パックリガメに」 円谷光彦「コナン君、あの人が犯人なら既に300万円を手に入れたのにどうして借金が返せないんでしょう」 コナン「あぁ…そこなんだよ」 「4匹め!これが最後だ!」 「え!?ここにパックリガメがいるって今朝通報してきた人かい?名前は言わなかったけど、男で電話の声は若かったね」 コナン「(多分あの人、自分じゃ捕まえられないから市役所に…)」 「うわー大きい!何でも入っちゃいそう!」 「しゅうちゃんダメ!危ないわよ」 コナン「(まさか…でもあり得なくもねぇな)」 二本松二郎「えー!?引き取らせてくれない!?」 「いやあ手続きが色々必要で一週間は時間をください」 二本松二郎「そ…そんなに…」 二本松二郎「たしか304」 二本松二郎「おかしいな」 円谷光彦「無理ですよ!いくらやっても」 コナン「一週間分の料金を払っておきたいんでしょ!?3日以上預けっぱなしだと事故扱いで管理会社に荷物は回収されちゃうもんね」 コナン「残念だけどコインロッカーってのは鍵をさし込まないと、お金は入れられない仕組みになってるんだよ」 高木刑事「そのロッカー、開けさせてもらいます」 二本松二郎「警察!?」 高木刑事「二本松さん、そのお金はどういうお金なんですか?」 | |
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