伏黒津美紀「恵」 伏黒恵「おう」 伏黒津美紀「何年ぶり?私はあんまり時間経ってる感じしないんだけど…」 伏黒恵「1年と7か月…大体」 伏黒津美紀「そっかーそりゃ歩くのも難しいわけだ」 伏黒恵「…死滅回游のこと聞いたか?」 伏黒津美紀「うん、五条さんのことも。昔から2人が何か大変な仕事をしてるのは分かってたけど……」 伏黒恵「何も心配いらない。俺と俺の仲間がなんとかできる。なんならツミキはもうちょい寝とけ」 伏黒津美紀「ふふ相変わらず減らす口」
虎杖悠仁「(もう少し…これが終わればもう伏黒は大丈夫。あとは天使に宿儺を俺ごと消してもらって獄門疆“裏”から五条先生を解放してもらう。そしたらもっと大丈夫。初めからこうしてればよかったのかもしれない。あの時伏黒を助けてそのまま消えれば良かったんだ。ありがとう。俺に役割をくれて。これ以上はもう)」 伏黒津美紀「ルール追加。プレイヤーの結界の出入りを可能にしてちょうだい」 虎杖悠仁「……は?」 コガネ「承認されました!〈総則〉12、プレイヤーは結界を自由に出入りすることができる」 伏黒津美紀「闘う場所は好きに選びたいじゃない」 伏黒恵「オマエ……誰だ」 万「誰だ……?ですって?あなたのお姉さんだよ!伏黒恵!」
伏黒恵「(受肉したやつは器の脳から現代の知識を得る。だから脹相や宿儺、受肉タイプのプレイヤーは問題なく現代でも行動できる。なら器の記憶を読み取り器本人として振り舞うことも可能なはずだ。なんで俺は津美紀が覚醒タイプのプレイヤーだと決めつけていたんだ?)」 万「なんてね♡」 虎杖悠仁「伏黒!どうなってんだ!?伏黒!」 万「私は万。昔の連中にならまだ通じるかもね」 伏黒恵「なんで…今まで!」 万「あなた達が私に勝手に説明したんでしょう?死滅回游とその離脱プラン。労せず100点貰えるなら貰うわよ。千年ぶりの戦いよ。場所も相手も好きに選びたいわ。初めてはやっぱりスクナ。じゃあね。待ってるわよ」 来栖華「追います」 虎杖悠仁「ああ!」 宿儺「契闊」 宿儺〈条件は2つ。俺が契闊と唱えたら一分間体を明け渡すこと。そしてこの約束を忘れること〉
宿儺「おっと、小僧との縛りでな。この一分間は誰を殺しても傷つけてもならんことになっている」 伏黒恵「宿儺!?なんで!」 宿儺「もっともここからは賭けだがな」 伏黒恵「(何のつもりだ!?)」 宿儺「クッ…クックック!つくづく!愚かな小僧だ!“誰も傷つけない”という縛りに自分自身を入れていない!」 伏黒恵「布瑠部由良由良湯」
宿儺「覚えているか?面白いものが見れると言ったろう小僧」 |