日下部篤也「反転術式で焼き切れた術式を治療…?乙骨!」 乙骨憂太「無理!……とは言えないですよ。実際五条先生が今やっちゃってるし、領域で術式が焼き切れる感覚って肉体の損傷とはまったく話が変わってきてですね……なんと言うか故障してなくてもオーバーヒートしてしまったら機械は異常動作をを起こすし冷却を待つしか無いじゃないですか」 禪院真希「反転術式では故障は治せても冷却はできないってことか?」 乙骨憂太「そう思ってたんだけど、僕の認識が甘かったってことになるよね (いや…本当か?何かとんでもない無茶を五条先生はしているんじゃないか…)」
五条悟「もっと拡げられるでしょ効果範囲」 『宿儺が伏魔御厨子の効果範囲を最大まで広げようとした瞬間』 日下部篤也「馬鹿か!?何考えてんだ!?」 五条悟「無量空処」 『五条悟が再び領域を展開した』 猪野琢真「また同じことを繰り返す気か!?」 家入硝子「そんな甘っちゃんじゃないアイツは」 冥冥「成程…」 西宮桃「今度はなかなか壊れないよ?」 日車寛見「結界の対内条件と対外条件を逆転させたのか」 秤金次「つまりこの結界は」 虎杖悠仁「外側からの攻撃に強い!」 日下部篤也「なんでホイホイ領域の要件を変更できるんだよ」
五条悟「仕切り直そう」 五条悟「(マジかよ…宿儺は領域を展開しながら展延を使えるのか!慣れか?さっきより出力も上がっている…まあ不可能ではないか。展延中に使えないのは肉体に刻まれた生得術式!一度領域に付与した術式なら話は別だ。まあだったらなんだっつー話!)」 五条悟「(何だ!?僕の領域内で宿儺の必中術式がオフになっている!)」 羂索「無量空処の影響を受けないのは、五条悟本人と彼に触れている者だけだろう」 宿儺「(俺はすでに体験している)」
『宿儺は五条悟の領域を外側から破壊するため効果範囲を渋谷より絞り威力を上げていた。五条悟の領域内で伏魔御厨子の必中命令を消す縛りにより領域外での威力を更に上げ、無量空処は五条悟に触れることで凌ぐ。再び五条悟の領域が崩壊した』 宿儺「仕切り直しだな」 虎杖悠仁「なんで!?」 日下部篤也「おそらく宿儺も何かしらの条件を変更したんだ」 鹿紫雲一「おい、アイツが死んだら今度こそ俺が出るからな。邪魔すんなよ」 宿儺「(傷が浅い)」 五条悟「ガキの頃習ってさ、領域を会得してからほとんと使わなくなったけど悪くないんじゃない?」 日下部篤也「落花の情か!」 「何それ!」 「知らない」 「知らない」 「知らない」 星綺羅羅「さっきから篤ちゃん詳しすぎて引くんだけど」 日下部篤也「御三家秘伝の領域対策だ」 パンダ「秘伝なのに日下部知ってんだな」 日下部篤也「触れたものを自動で呪力で弾く呪力操作のプログラムだ。それこそ無量空処みてぇな複雑な術式効果には意味ねぇけど、宿儺の斬撃みたいなシンプルな術式相手ならかなり役に立つ。簡易領域みたいに剥がされるもんでもないしな」 脹相「だが無傷とはいかない。領域の出力に対抗できるほどの術ではない」 家入硝子「十分だ。五条は反転術式で焼き切れた術式を治せる。最小限治療の時間を稼げればいい」 乙骨憂太「(…本当に?)」
五条悟「領域展開」 虎杖悠仁「また!?」 猪野琢真「いや今度は」 冥冥「だがこれは悪手じゃないか?結界の範囲を広げることで少なからず領域の精度は下がるはずだ」 秤金次「デカい!」 鹿紫雲一「宿儺の効果範囲を丸ごと結界内に納めるつもりか!」 日下部篤也「だからなんでコロコロ領域の要件を変更できんだよ!」 日車寛見「外側から破壊されることがなくなっても内側で負けたら意味がない」 西宮桃「…待って結界が…どんどん…」 「ちっっっっさ」 |