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Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1101話ネタバレ | |
第1101話 不死身男のプライド | |
放送日 | 2023年10月21日 |
OPテーマ | RAISE INSIGHT (歌 : WANDS) |
EDテーマ | …and rescue me (歌 : Rainy) |
CAST | |
江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 毛利小五郎 Mori Kogoro CV. 小山力也 目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林 高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉 千葉和伸 Chiba Kazunobu CV.千葉一伸 島至 CV.宮内敦士 町側貞子 CV.嶋方淳子 広瀬葵 CV.甲斐田裕子 筑波峻一 CV.丹沢晃之 乃木岳人 CV.岩崎ひろし |
NEXT CONAN's HINT | |
TITLE CARD | |
STORY | |
コナンと小五郎はツクバ総業社長・筑波の遺体を発見。ビルの屋上から落ちたことが死亡の原因で、懐には謎のメッセージが入っていた。会社に話を聞きに行くとメッセージの“三度目の正直”という言葉に社員たちは反応。筑波は数日の間に二度襲われていたのだ。「犯人が襲撃を成功させた」と捜査を始めようとするが、そこに筑波の叔母が駆け付け「自殺を仄めかすような連絡があった」と言う。他殺と自殺の両面で捜査が始まるが……。 | |
筑波峻一「やあみんな!待たせたね」 筑波峻一「いやしかし参ったよ。昨日また襲われてねぇ」 「またですか」 筑波峻一「ああ、これで二度目だ。大方この私、筑波峻一の実業家としての辣腕ぶりを妬んでだろう」 「それで警察には…」 広瀬葵「社長が届けける必要はないと…」 筑波峻一「私は無敵で不死身だからね。今度襲ってきたら返り討ちにしてやる!はっははは!」 『翌日』 高木刑事「亡くなっていたのは米花町に住む筑波峻一さん40歳。ツクバ総業の社長のようです。死亡推定時刻は昨夜20時から22時の間」 高木刑事「このビルの屋上から転落して亡くなったものと思われます」 千葉刑事「屋上の様子を見ると、誤っての転落とは考えにくいですね」 高木刑事「それから遺体のポケットからこんなものが…」 目暮警部「何だこれは」 毛利小五郎「脅迫状なんじゃ…」 コナン「犯行声明ともとれるんじゃない?」 高木刑事「そう思ってツクバ総業の幹部の方に来て頂いてます」 乃木岳人「こんなものが社長の服に…」 島至「3度目の正直って…まさか…」 目暮警部「何か思い当たることでも?」 島至「社長は2度殺されかけてるんです、何者かに」 「!!」 目暮警部「犯人に心当たりなどは?」 乃木岳人「いえ、社長は自分を妬む者の仕業だろうと」 乃木岳人「貞子さん」 目暮警部「どなたですか」 乃木岳人「社長の叔母上にあたり、誰よりも心を許していた方で…」 町側貞子「昨夜電話があったんです」 町側貞子「いつもとは別人のようなボソボソと思いつめた口調で…強気を演じるのにもう疲れたと…」 目暮警部「筑波さんの通話履歴は?」
高木刑事「最後の通話は昨夜、町側貞子さんにかけたものです。時刻は21時40分」 目暮警部「死亡推定時刻とも一致するな」 広瀬葵「あの…実は昨日の夕方電話があったんです。社長に世話になったことがあるという方からで」 広瀬葵「社長が精神科クリニックから出てくるのを見かけて、ひどく思いつめた様子だったので心配して電話したということでしたが…その事をお伝えすると社長は…」 筑波峻一〈別人だよ。私ではない〉 巡査「ここが須蛸2丁目の交差点です」 高木刑事「この交差点で信号待ちをしていたら」 毛利小五郎「一昨日の14時頃」 巡査「一昨日の14時頃ですか?だとしたらありえません。一昨日はここで昼前から映画の撮影があって一般の人は入れなかったんです。勿論車両も入れませんでした」 高木刑事「ここが最初に襲われた現場ですね」 毛利小五郎「このホームで地下鉄を待っていたら」 毛利小五郎「犯人に突き落とされ」 コナン「それじゃあ映ってるかもしれないね」 「当日その時間帯は電気系統のトラブルでこの駅は閉鎖されてたんです」 高木刑事「では自殺の線も?」 目暮警部「ああ、都内のどの精神科にも筑波さんが受診した記録はないそうだ」 千葉刑事「目暮警部!書斎に気になるものが!」 高木刑事「自殺と他殺の見分け方?」 目暮警部「何の為に筑波さんはこんな検索を」 千葉刑事「それからこんなことも調べていて…」 「!!」 毛利小五郎「筑波さんはある人物Xを自殺に見せかけて殺害しようと企んだんですよ」 毛利小五郎「しかし警察を欺くのは難しいと分かり、別の手でいくことにした」 毛利小五郎「執拗な襲撃犯をデッチ上げ」 毛利小五郎「その上でターゲットXを殺害」 毛利小五郎「ところが逆に筑波さんの方が返り討ちにあってしまった」 毛利小五郎「その結果、犯行声明が使われないまま筑波さんの衣服に残ってしまったため、3度目の襲撃で筑波さんが殺害されたかのような状況ができあがってしまったんです」 毛利小五郎「だがXはそれで墓穴を掘った。最後に連絡するであろう相手が町側貞子さんだと知っといたということは筑波さんの身近な人間。さらにそいつは筑波さんの死を自殺と判定させるため彼女を現場に呼び出した」 目暮警部「つまりそれは…」 乃木岳人「私です。社長とご対面したいだろうと貞子さんをお呼びしたのは。待ってください。ということは社長は返り討ちにあってしまったんですか?だとしてもそれは私ではない」 乃木岳人「確かに私はあの三代目と対立していました。でも目障りなら私をクビにすればいいだけです。社長は気づいたんですよきっと…殺人なんて何とバカな企てをしたのかと…その自己嫌悪から貞子さんに別れの電話を入れ自ら命を…おそらくそれが真相ではないかと…失礼」 高木刑事「自殺で片をつけたいようですね乃木さん」 乃木岳人「はなせ!」
広瀬葵「社長の人物像?」 コナン「うん、知りたいんだって、小五郎のおじさんが」 広瀬葵「スタイリッシュだったわねとにかく。人の目に自分がどう映るかを何より気にして弱みやカッコ悪さを見せるのが死ぬ程嫌いだったの」 コナン「(やっぱりそういう人だったらあり得る)」 乃木岳人「強気そうに見えていたのは演じてきたということだろう」 島至「そしてついに演じるのに疲れ…」 乃木岳人「自分でも電話で認めたらしい。所詮自分は見せかけだけの負け犬だったんだとな」
毛利小五郎「警部殿、何か進展でもありましたか?」 小五郎(コナン)「私は思い違いをしていました。本当はXなど存在せず筑波さんは誰の殺害も考えてはいなかった。筑波さんが企んだのは自殺することです」 小五郎(コナン)「二度殺害されかけたという嘘や犯行声明はその自殺を他殺に見せかれる為の工作だったんです。5年間も攻め続ければ筑波さんも疲れを覚えたはず」 小五郎(コナン)「だが人一倍体裁を気にする筑波さんには今更路線変更はできない。カッコ悪いからです。そこで絶頂期にある今、死んで幕を下ろそうと思った。しかし自ら死を選ぶのもカッコ悪い事と思った筑波さんはそれを他殺に見せかけようとした」 目暮警部「では検索して調べていたのは、他殺を自殺に見せかける方法ではなく」 小五郎(コナン)「自殺を他殺に見せかける方法だったんです。でもそれが困難だとわかり、ならば本当に自分を手にかけて貰おうと思ったんでしょう」 小五郎(コナン)「誰かに乱暴でもはたらき、その誰かに正当防衛で自分を殺害させようと。だがコレもよくない。そもそもの非が自分にあることになりカッコ悪い」 小五郎(コナン)「やはり自殺し他殺に見せかけようと思い直し名案を思いついた。辣腕実業家ゆえ、妬まれ襲われ遂に殺害された…」 小五郎(コナン)「そう見せかけられれば警察を欺ける上、名を残せるとも思ったんでしょう。伝説の不運児として」 小五郎(コナン)「昨夜、町側貞子さんに電話をかけたのは、筑波さんを殺害した犯人…それはあなたですよね。乃木岳人さん!」 乃木岳人「まだ毛利さんは私のことを…」 小五郎(コナン)「でもそんなこと今朝貞子さんは言ってはいなかった。なのにあなたは知っていた。知り得たのは筑波さんを装って電話をかけた張本人なんですよ乃木さん」 小五郎(コナン)「筑波さんが疎ましく葬りたいと思ってきたあなたは、また襲われたと聞き急ぐ必要があった」 目暮警部「しかし筑波さんを殺害したいと思っていたのであれば、その人物に任せればよいのでは?」 | |
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