羂索「ごめんね」 佐々木「誰?」
羂索「ここに結界を張った術師だ。ここは選ばれたんだ。死滅回游の場にね。残念ながら別に名誉なことではないよ」 佐々木「殺し合い…??自宅でそれは勘弁してもらえませんか」 羂索「あっはっはっ、面白いね君は。少し離れた所に刑場跡があるんだ。結界の中心はそこだよ、半径5・6キロってとこかな。かなり無理をして作った結界だからね。あまり理不尽な条件づけはできないんだ。はじめから結界の内側にいる君達には結界を出る権利がある。一度だけね。君が望めば目が覚めたら結界の外さ。どうする?」 佐々木「目が覚めたらって…これは夢なの…?」 羂索「夢と現実の間。呪いさ。気をつけて。ゆっくりだ。外にはもう気の早い連中がいる。そうだ、言い忘れる所だった。息子と仲良くしてくれてありがとう」
井口「佐々木!」 佐々木「井口!よかったー知ってる奴いて…!ここ…どこ?」 井口「勾当台と広瀬通りの間くらいだ。それより見ろ。どう見るよ、オカ研として」 『11月1日 06:02 仙台結界』佐々木「夢の話していい?」 井口「皆してるよ、ロン毛で袈裟の男だろ」 佐々木「じゃあ、井口もされた?息子がどうのって…」 井口「?…いやそれは初耳だ」 佐々木「虎杖…?」
虎杖悠仁「やっぱいねぇなー!天使!」 パンダ「本名じゃないんだろ。オマエの宿儺みたいな」 伏黒恵「天元様は東京の結界…第2結界にいるって言ってたな」 秤金次「姿は分かってんのか?」 伏黒恵「見れば分かるそうです」 秤金次「大丈夫かそれ…ま、いいや。オレとパンダが東京第2、伏黒きゅんと虎杖が第1、綺羅羅は結界外で待機、でいいな」 パンダ「根拠は?」 秤金次「得点だけ見れば一番強い鹿紫雲と俺がやんのが順当だろ」 星綺羅羅「えー私仲間外れぇ?」 秤金次「パンダは鼻が利くから天使捜しに注力しろ。乙骨から連絡ねぇってことは結界の中じゃ携帯は使えねぇ。外の状況を把握できる奴はいた方がいい」 星綺羅羅「はぁい」
虎杖悠仁「待って。俺と伏黒は別の方がいいかも…宿儺が…」 伏黒恵「うるせぇ」 虎杖悠仁「うるせぇ!?」 伏黒恵「先輩達3人の役割は動かせない。我儘言うな」 虎杖悠仁「ワガママ!?こっちは心配してやってんだろ」 伏黒恵「オマエそれ毎回言うつもりか?面倒くせぇ。時間の無駄だ」 パンダ「ケンカすんな」 『11月12日 12:00東京 (津美紀の死滅回游参加宣誓期限まで7日と12時間)』 コガネ「よぉ、俺はコガネ!この結界の中では死滅回游って殺し合いのゲームが開催中だ!一度足を踏み入れたらお前もプレイヤー!それでもオマエは結界に入るのかい!?」
「あぁ問題ない」 |