羽生「ちょっと甘井〜ずっと合図待ってんだけど」 甘井凛「あ…いやそう言われましても。誰か来ない事にはどうしようも…」 羽生「は?何アンタ、口答えすんの?」 甘井凛「違っ…!あのっ…!すんません勘弁してください…!」 羽生「あんまナメてると轢き殺すわよ」
伏黒恵「警戒すべきは受肉した過去の術師だ」 虎杖悠仁「俺もそう思ったぜ。説明してくれだぜ、伏黒君」 伏黒恵「…わかってねぇな。1000年前の連中もいる。100年や200年でも命の価値が今とまるで違う。しかも術師だぞ。戦って死ぬのは当たり前、戦って死にたい、なんならそのために羂索と契約したのかもな。鹿紫雲や日車は過去の術師の可能性が高い。まともな交渉は期待するな」 虎杖悠仁「あと好戦的なのは呪霊か」 伏黒恵「特に夜はな。津美紀と同じ巻き込まれた現代人の術師ならむしろ積極的に情報交換できると思う」 コガネ「よお、俺はコガネ!この結界の中では死滅回游って殺し合いのゲームが開催中だ。一度足を踏み入れたらオマエもプレイヤー!それでもオマエは結界に入るのかい!?」 伏黒恵「あぁ問題ない」 コガネ「伏黒恵が死滅回游へ参加しました。総則(ルール)を参照しますか?」 伏黒恵「いい、必要ない」 コガネ「ちぇ」 伏黒恵「虎杖、まずは日車の情報収集だ。いくぞ」 虎杖悠仁「応!」
虎杖悠仁「げぇ!?(伏黒がいねぇ!?)」 『死滅回游の結界は侵入したプレイヤーを設定された9つの地点にランダムで転送する。死滅回游の総則にはない結界の法則(ルール)。9つの地点には奴らがいる』 甘井凛「来た!」 虎杖悠仁「プレイヤー?誘導灯!?」 『総則にない現象に動揺したプレイヤーを狙う初心者狩り』
羽生「(コイツ固いな…!大抵の奴はこれでミンチになるのに…ピンピンしてる。只者じゃないわ) ダーリン合流しましょ」 羽生「(瓦礫!さっき握り込んでいたのか!呪力も籠っている!)」 虎杖悠仁「(簡単に落ちたな…日車のこと聞かねえと。そしたら伏黒捜さねぇと)」 羽場「なんじゃあワレェ!人の女になにしとんのじゃ!」 虎杖悠仁「コッチに聞けばいいか」 甘井凛「羽場さんが出てきた…羽生さんはやられたのか?アイツ…どこかで…虎杖!?」
麗美「いたぁい。いたいよぉ。どぉしてこんなことするのぉ?」 伏黒恵「そっちが襲ってきたんだろうが」 伏黒恵「(クソッ…!想定外のはぐれ方をした) どうだ?(鵺でも見つけられない。死滅回游の結界は渋谷よりずっと広い。多分2km離れているな…でも目指す場所はお互い決まってる)」 伏黒恵「日車という術師を知っているか?」 麗美「男って女は殴ればなんでも言うこと聞くと思ってるよね」 伏黒恵「答えろ💢」 麗美「はい、すみません。日車ってアイツでしょお?100点とってる」 伏黒恵「何処にいるか分かるか?」 麗美「…ふーん、成程そういうことね。教えてあげてもいいけど、私のお願いも聞いて欲しいなぁ」 伏黒恵「言ってみろ」 麗美「言って?くだ…?教えて?くだ…?」 伏黒恵「言え」 麗美「はい。私の騎士になって?」 伏黒恵「分かった。それでいい」
麗美「私ってそんなにイジり代ない?」 伏黒恵「時間がないんだ。早くしろ。前歩け」 麗美「分かってんの!?騎士って命懸けで私を守んのよ!?」 伏黒恵「オマエの言ってることが本当ならな。嘘だったら分かるな?(俺は虎杖とは違う。自分で100点獲ってもいいんだ)」 麗美「オマエはやめて。麗美って呼んで」 |