烏鷺亨子「(ドルゥヴの式神が消えていく!)」 石流龍「コガネ」 コガネ「はぁ~い♡」 石流龍「仙台結界で1分以内に点に動きがあったプレイヤーを出せ」 コガネ「かしこまりました♡」 『乙骨憂太 得点:035 変更:00回 滞留結界:仙台』 石流龍「乙骨…」 烏鷺亨子「(最近点を上げてた奴ね。鬱陶しい式神が消えたのはいいけど、問題はこれで)」 石流龍「(俺がここまで近づいても反応がなかったのは乙骨で手一杯だったってわけだ。おそらくこれは)」 烏鷺・石流「(黒沐死が動く!)」 石流龍「面白くなるな」 烏鷺亨子「チッ最悪」
「乙骨さん…」 乙骨憂太「もう出てきて大丈夫ですよ」 乙骨憂太「少し休憩しましょう。スタジアムは今倒したとても強い術師の縄張りでした。まだ暫く誰も迂闊には近づかないと思います」 「何の音だ!?」 「イヤァ見て!」 乙骨憂太「走ってスタジアムの中に…!急いで」
乙骨憂太「(1人間に合う)」 乙骨憂太「(このゴキブリ本体か…!一匹一匹に呪力が宿り強化されている!単体ではどうということはないが群れで動かれると脅威になる!)」 乙骨憂太「リカ!落とせ!」 リカ「はぁい」
石流龍「(出力はまぁまぁ。驚くべきは呪力の総量!)」 烏鷺亨子「(底が見えない!式神(?)も強力!ドルゥヴ殺しはマグレじゃない!つーかやっぱ黒沐死キモッ)」 乙骨憂太「コガネ、アレもプレイヤー?」 コガネ「あぁ!黒沐死ってんだ!」 『黒沐死はドルゥヴ・ラクダワラとの相性を悪いと見るや否やドルゥヴの結界内での生存を休眠導入条件として眠っていた。無限の食欲を持ち食べただけ単為生殖を行う。黒沐死の覚醒直後の飢餓状態。黒沐死は食事を妨げる乙骨を本能のまま貪り喰うことを決めた』
乙骨憂太「(物資が有限な以上、結界の出入りを可能にするルールをいつかは追加しなければならない。だが) 呪霊のプレイヤーもいるのか…(ドルゥヴや黒沐死のように攻撃範囲が広く無差別に人間を襲うプレイヤーを結界の外に出すわけにはいかない。他の結界にも似たプレイヤーはいるかもしれない。それらを全て排除してからとなる。結界どうしの連絡は不可欠だ。伏黒君の提案した2つのルール…更に、連絡手段の確立、結界の出入り、事態の収拾には最低でも4回のルール追加が必要だ。皆、渋谷で消耗してる。体にも気持ちにも余裕がない。先生…先生に二度も親友を殺させない。羂索は僕が殺す。僕一人で400点獲る)」 |