呪術廻戦38話 | 第2期14話『陀艮の領域展開“蕩蘊平線”』ネタバレ | Jujutsu Kaisen

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原作(Original Story): 芥見下々(Gege Akutami) TVアニメ『呪術廻戦』 第38話ネタバレ
第38話 揺蕩
放送日	2023年10月26日
OPテーマ	SPECIALZ (歌 : King Gnu)
EDテーマ	more than words (歌 : 羊文学)
原作	第102話 第106話 - 第109話
CAST
伏黒恵 Fushiguro Megumi CV.内田雄馬 冥冥 MEIMEI CV.三石琴乃 憂憂 UI UI CV.三瓶由布子 羂索 KENJAKU CV.櫻井孝宏 疱瘡婆(疱瘡神) Hōsōgami CV.村井雄治 禪院真希 Zenin Maki CV.小松未可子 禪院直毘人 Zenin Naobito CV.中田譲治 七海建人 Nanami Kento CV.津田健次郎 陀艮 DAGON CV.三宅健太 陀艮(呪胎時) CV.遠藤綾

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STORY
夏油 傑の皮を被った何者かが呼び出した特級特定疾病呪霊と対峙する冥冥と憂憂。冥冥は、状況を冷静に分析し、憂憂とある策を打つ。一方重面を撃破した七海は、真希、直毘人と合流するが、能力未知数の呪霊と遭遇する。直毘人は術式を発動し、素早い攻撃を仕掛けるが…。
冥冥「フム、成程ね」 冥冥「(①棺桶に拘束 ②墓石で埋葬 ③3カウント開始。ここまでがこの領域の必中効果)」 冥冥「(特定疾病呪霊だ)」 冥冥「(3カウント以内に棺桶から脱出できなければ、私はその病に罹り死ぬ！)」 冥冥「(厄介なのはこの墓石。あと2回もくらえばいつもの動きができなくなる。その状態で夏油君と戦いたくはないな)」 冥冥「憂憂無事かい？」 憂憂「はい、姉様」 冥冥「(領域内で呪力の強い者を反射で標的にしているのだろう)」 冥冥「(領域に巻き込まれた烏は2羽)」 冥冥「(やはりね。王手を指すには、攻撃対象を憂憂に移し、私が自由に動く時間を稼ぐしかない)」 冥冥「(だが憂憂は墓石攻撃を一度でもくらえば死ぬ)」 冥冥「憂憂、私のために死んでくれるかい？」 憂憂「いいのですか？姉様のために死んでも」 憂憂「(私が呪力を解放すると同時に姉様は呪力を抑えた！全て理解しましたよ姉様…！)」 疱瘡神「墓」 冥冥「私が、ただの荷物持ちであの子を連れているとでも？」 憂憂「(姉様の命懸けは、私にとって呪術使用許可の相言葉！)」 『シン・陰流 簡易領域』 冥冥「憂憂の役割は領域対策。他人に借りを作るのは性に合わなくてね。その辺はあの子に任せてある」 冥冥「術師にとって最もインスタントに能力を底上げする方法、何だと思う？」 憂憂「それは命を懸けた縛り…ですよね、姉様！そう！姉様の術式“黒鳥操術”！その真骨頂“神風(バードストライク)”！」 憂憂「烏に自死を強制させ、その代価として本来微弱である動物(烏)の呪力制限を消し去り、相手へ体当りさせる！」 憂憂「“神風(バードストライク)”を防ぐことができた人間は、五条悟を除いて存在しない」 五条悟「フフフ」 冥冥「さぁ皆、本丸だよ。私のために死んでくれるかい？」 羂索「やるじゃないか」 羂索「最近の術師にしては」 『22：20 井之頭線 渋谷駅 アベニュー口』 禪院直毘人「五条悟が封印か…狐につままれたようだ」 七海建人「私もです。ただ、偽物とはいえ夏油さんが絡んでる。その辺に種があるのかと」 禪院直毘人「俺としてはこのまま五条家の衰退を肴に一杯…」 禪院真希「やる気がねぇなら帰れよ」 禪院直毘人「帰れ…か。それは真希、オマエのほうだろ。なあ、七海1級術師殿」 七海建人「真希さん、これに関しては直毘人さんの言う通りに」 禪院真希「酔っぱらいよりは役に立つさ」 七海建人「飲んでるんですか？」 禪院直毘人「飲んれらいよ」 七海建人「(一人の方がマシだったなんてことはないよな)」 禪院真希「七海サン」 七海建人「えぇ…ここは私が」 禪院直毘人「オマエ達、ちと鈍すぎるな」 禪院真希「見えました？」 七海建人「…いえ (術式…だよな)」 禪院直毘人「貴様、一体何人喰ったんだ？」 陀艮「じょうごぉ…まひとぉ…はなみぃ…」 陀艮「はな…みぃ…よくも…よくも花御を殺したな！」 禪院直毘人「成程、弱いハズだ」 禪院直毘人「まだ呪胎だったというわけか」 禪院真希「水！」 禪院真希「なんつー物量だよ」 禪院直毘人「呪霊よ、アニメーションが１秒に何フレームあるか知っているか？」 陀艮「呪霊ではない。私は陀艮(だごん)」 禪院直毘人「昨今の解像度やフレームレートを上げたがる風潮」 陀艮「花御、漏瑚、真人にも」 禪院直毘人「4Kやら60fpsやら」 陀艮「我々には名前があるのだ！」 禪院直毘人「無粋だとは思わんか！」 禪院直毘人「おっと」 七海建人「(ダメージなし…というよりHPが果てしない感触だな)」 禪院直毘人「1級が2人も揃って祓えんとは。由々しき事態だな」 禪院真希「(クソ！あの時ジジィが術式出してなかったら、私はあのまま殺られてた。恥だ…！)」 禪院直毘人「水の防壁か…同時に大技は出せるのか？呪力過多、術式もまだまだ手数があるな。ならばどうする？簡単だ。技を出す前に速度で潰す！」 陀艮「ありえん！」 禪院直毘人「(滞空できるんだもんなぁ。俺でも上に逃げる)」 陀艮「(術式が発動できない！)」 陀艮「(この男！この男のせいだ！)」 陀艮「(速い！恐らく漏瑚よりも！)」 『投射呪法(とうしゃじゅほう) 禪院直毘人の術式』 『1秒を24分割、己の視覚を画角とし、あらかじめ画角内で作った動きを後追い(トレース)する』 『術式発動中、直毘人の掌に触れられた者も24分の1で動きを作らねばならず』 『失敗すれば動きがガタつき1秒間フリーズする』 『リスクはある。作った動きは途中で修正できないこと』 『過度に物理法則や軌道を無視した動きを作れば自らもフリーズすること』 『それでも彼は天性のコマ打ちセンスと時間感覚で五条悟を除き、最速の術師と呼ばれるに至った』 禪院直毘人「させんよ」 陀艮「領域展開 蕩薀平線(たううんへいせん)」 禪院真希「(式神！これが領域の必中！当たるまで気づかなかった…いや、当たるまでそこに存在しなかったのか！)」 禪院直毘人「秘伝“落花の情(らっかのじょう)”」 『落花の情。御三家に伝わる対領域の術。簡易領域のように自らは領域を展開せず、必中の術式が発動し触れた瞬間、カウンターで呪力を解放し身を守る』 陀艮「(やはりあの男は違う。小手調べは済んだ。力を髭の男7：スーツの男3に調整)」 陀艮「術式解放 死累累湧軍(しるるゆうぐん)」 七海建人「真希さん！式神は真っすぐにこちらに向かってくるわけではない！次の瞬間には私達の肉を抉っている！」 七海建人「考えては駄目です！触れられたと感じたら片っ端から叩き落として下さい！ほとんど呪力のないアナタにはそれしか」 禪院真希「七海サン！」 禪院直毘人「(式神の勢いが一向に衰えない…まさかこの領域に付与された術式は)」 禪院直毘人「チッ」 禪院直毘人「落下」 陀艮「海は万物の生命、その源」 陀艮「弱い」 陀艮「オマエが一番…！」 陀艮「死累累湧軍は際限なく湧き出る式神だ」 禪院真希「弱ぇって言うならよぉ、一撃で殺せや、タコ助！」 陀艮「ならばオマエも二人のように食い尽くしてやる」 伏黒恵「真希さん！」 禪院真希「恵！」 禪院真希「(オマエって奴は本当に)」 禪院真希「(クソ生意気な後輩だよ！)」 伏黒恵「(アイツだ！あのタコが、この領域の主！)」 陀艮「自ら私の領域に侵入するとは…愚かな」 陀艮「何」 陀艮「(この領域内での必中効果が消えている。あの少年、領域を展開している！)」 陀艮「(今、私と彼は領域の綱引きをしている状態！改めて必中効果を得るには、まずは彼の領域を潰さねばならないというわけか！)」 陀艮「容易い」 七海建人「二人は」 伏黒恵「猪野さんはリタイア、虎杖は別行動です」 七海建人「君は私が守ります。領域に集中して下さい」 陀艮「(あの男、およそ一分…死累累湧軍に耐えたのか！？髭の男も！)」 禪院直毘人「たかが右腕一本、さりとて71年物。高くつくぞ」 七海建人「(この状況が続けば勝機はある。続けばだ！)」 伏黒恵「七…海さん！」 伏黒恵「あのタコは今、俺と領域の押し合いをしていると思っています。でも俺の狙いは違う。領域…この結界にわずかでも穴を空ける！入ってきた穴はもう塞がってます」 伏黒恵「内から外は難しいですが、人一人通れるくらいの穴をほんの数秒もたせることはできる。五条先生じゃないんだ。一日にそう何回も領域展開なんてできないハズ」 伏黒恵「全員で領域の外に出れば勝てます。結界の縁は俺の足下、入ってきた時に触れたから分かる。いつでもいけます！三人同時に飛び込めば！」 七海建人「君だけ残るなんてことは無しですよ？」 伏黒恵「命は懸けても、捨てる気はありません」 七海建人「二人共！集合！」 陀艮「(少年の護りを固めるか。こちらとしてもまとまって…)」 陀艮「！否！」 七海建人「(バレた！？だがもう遅い！)伏黒君の足下へ！」
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