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SPY×FAMILY | |
原作(Original Story): 遠藤達哉(Tatsuya Endo) TVアニメ『SPY×FAMILY』 第26話 | |
第26話 ちちとははをびこうせよ | |
放送日 | 2023年10月7日 |
OPテーマ | クラクラ (歌 : Ado) |
EDテーマ | トドメの一撃 (歌 : Vaundy) |
原作 | 第3巻 EXTRA MISSION:2 |
CAST | |
ロイド・フォージャー Loid Forger CV.江口拓也 アーニャ・フォージャー Anya Forger CV.種﨑敦美 ヨル・フォージャー Yor Forger CV.早見沙織 ボンド・フォージャー Bond Forger CV.松田健一郎 フランキー・フランクリン Franky Franklin CV.吉野裕行 |
VISUAL | |
TITLE CARD | |
STORY | |
〈ガーデン〉の仕事で負傷したヨルは、痛みをこらえながら帰宅。その様子にロイドは、自分が彼女を不機嫌にさせたと勘違い! 翌日、ロイドはヨルの機嫌を取るためにデートに誘い、ヨルも普通の妻としての行動を学ぶため張り切ってこれを受ける。そしてお留守番のアーニャは、フランキーとともにデート中の二人を尾行するのであった。 |
ヨル「はい、接客終了致しました。いえすぐに帰宅します」 ヨル「あっいえ、牛乳と卵を買ってきてくれと夫に頼まれましたので。はい、では」 「(あれが噂の殺し屋“いばら姫”!) 」 「死ねバケモノ!」 アーニャ「ちち、アーニャあにめがみたい。にゅーすつまんない」 ロイド「ダメだ (公開メディアひとつからでも読み取れる情報は山程あるからな)」 ロイド「わかった。チャンネル変えていい」 アーニャ「わくわくっ」 ヨル「ただいま帰りました」 ロイド「おかえりヨルさ…」 ヨル「これ…んぎゅ…牛乳と卵です…」 ロイド「え…あ…ありがとうございます。あの…どこか具合でも…?」 ヨル「いえ、そういうわけでは…ただ少し…あ…いえ」 ヨル「(言えません。武装勢力との戦闘中に銃でお尻を撃たれてすごく痛いですとは絶対に言えません…ッ!処置はしましたが…)」 アーニャ「(じゅ…じゅうでうたれた…?)」 アーニャ「ははしぬ?」 ヨル「大丈夫ですよアーニャさん。私疲れたので先にお休み致しますね (一晩寝たらきっと治ってますよね)」 ロイド「(ヨルさんが不機嫌に…!まさか買い物を頼んだことで…!?きっとそうだ。契約結婚のはずなのに知らずに甘えを積み重ね不満を募らせてしまったに違いないッ!)」 アーニャ「(はは、じゅうでうたれてもしなない。すごい)」 ロイド「(まずい…まずいぞ!家族の不和は任務の失敗を意味するッ!全力で状況の回復に努めねば…!)」 アーニャ「(ちちまとはずれ)」 ロイド「(一晩経って機嫌が直ればいいが…)」 ロイド「(直らなかった…)」 ヨル「(治らなかった…いたい…)」 ロイド「(機嫌を…!機嫌をとらねば!)」 ロイド「ヨルさん、今日は休日ですし、デートでもしませんか?」 ヨル「デデっ…!?」 ヨル「 (デート…)」 ミリー〈こないだカレシとクルージングデートしちゃって~♡ヨル先輩ってどんなデートするんです?〉 ヨル〈え?したことないです〉 カミラ〈ウソ!?結婚してからだってデートくらいいするでしょ!?〉 ヨル〈あっいや、えっと…〉 ヨル「(デートなるものを経験しておかないと偽装夫婦だと疑われてしまうかもしれません…)」 ロイド「あのっ…体調が優れないようでしたらいんです」 ヨル「致します!せっかくの機会ですので学ばせて頂きます!」 ロイド「学…?」 ヨル「さっそく着替えてきますね!」 アーニャ「アーニャもいく!でーとわくわく」 ロイド「仕方ないだろ。アーニャひとり家においとくわけにもいかんし、これは家族の秩序を保つという重要な任務なのだ」 フランキー「ぬぐっ…毎度毎度足元見やがってる」
ロイド「お手を」 ロイド「(昨晩のうちにヨルさんを楽しませるデートプランを862通り練っておいた!ぬかりはない!)」 ヨル「あのすみません…(座るとお尻にダメージが…) 私歩いてデートがしたいです…」 ロイド「え…!?(怒ってる!?まだ怒ってるのか!?くっ…これで794通りのプランがボツになった!)」 ロイド「そ…そうですね。気負わずにブラブラ行きましょうか」 アーニャ「ちちとははしんぱい…」 フランキー「こんなガキんちょに心配されるようじゃあいつもおしまいだな。ほら、おこちゃまは部屋でアニメでも見てろー」 〈ゆけボンドマン!奴を尾けて世界の平和を守るのだ!〉 アーニャ「モジャモジャ!」 アーニャ「アーニャちちとははをびこうしたい!」 フランキー「何だそれ、めっちゃ面白そうだな!やるか!」 アーニャ「びこう!」 フランキー「おまえのパパは勘が鋭いからな、変装して慎重に行くぞ!きがえてこい!」 アーニャ「うぃ!」 フランキー「おまえ、その恰好逆に目立たない…?」 アーニャ「もんだいない」 フランキー「そうか」 アーニャ「(とおくてこころよめない)」 ロイド「(何やってんだあいつら…?またスパイごっこか?何が楽しいんだか…まあこれも家庭円満という任務のためと思って気づかんフリをしといてやろう。フランキーがついてればまあ安全だろうし)」 ヨル「ロイドさん?」 ロイド「えっ…あ…すみません…」 ロイド「ヨルさん、目立つので座っては?」 ヨル「いえ結構 (座るとお尻が…)」 ヨル「(どうしましょう。全然デートに集中できません!せっかく色々と教えてくださってるのに…!)」 ロイド「(どうする。ヨルさんの機嫌が直るどころか悪化している気がする!プランがミスチョイスなのか!?何だ!?ヨルさんの好みは何だ!?リサーチ不足だったのか!?)」 フランキー「あひゃひゃひゃ!ロイドのやつ普段かっこつけてるクセにてんでダメじゃんか!モジャジャジャ!ダッセー!」 アーニャ「モジャモジャせいかくがわるいひと?」 フランキー「ちがーう!この嘲笑は非モテとして当然の権利であって…」 アーニャ「あわれ」 ロイド「(いい加減目障りだなあいつら…)」 ロイド「疲れたしディナーにでもしましょうか」 ヨル「はい」 「ご予約のフォージャーさまですね」 「申し訳ございません。当店はラフな服装の方と18歳未満のお子さまのご入店をお断りさせて頂いてまして…」 フランキー「だとよ。あきらめろ」 「(い…いばら姫!?こんな所に…!?)」 フランキー「どした?トイレでも探してんのか?」
「(間違いない…!あれは昨日アジトに殴りこんできた殺し屋女!なんだってここに…あの惨劇を一人生き残ったことに天の慈悲を感じ同棲してる彼女のためにも足を洗って真っ当に生きようと働き始めた矢先にぃー!そうかい、わかったよ地獄の同志たち、殺りゃいいんだろ!?赤いサーカスの無念、晴らしてやるぜ!)」 アーニャ「(れすとらんにわるものが…!)」 〈しねいばら姫!〉 〈さすがさいきょうのころしやー!まけた!〉 ロイド〈ヨ…ヨルさんころしやだったのか!わかれよう。フォージャーけはおしまいだ…アーニャもすてよう〉 フランキー「ほら行くぞちびっ子」 アーニャ「だめぇーっ!」 フランキー「何だよまだ続けんの?」 アーニャ「かぞくのぴんち!」 フランキー「あ?(まさかこいつ両親の離婚とか心配してんのか?ニセモノの家族なのにそこまで…) し…仕方ねーなぁ。もう少しだけ付き合ってやるよ。よし今度は潜入ごっこだ!」 「食前酒はいかがなさいますか?」 ロイド「じゃあボクは辛口のシャンパーニュで」 ヨル「あ…私は適当なカクテルを」 ロイド「このお店はとても珍しい極東のフグ料理というのがあるんですよ。コースにも入ってるみたいです」 ヨル「へ…へ~」 「すみません。これ3番テーブルのご婦人に」 「(フグの毒をしこたま飲んで地獄へ落ちろいばら姫!)」 アーニャ「モジャモジャはやく!」 フランキー「慌てるな。潜入は慎重に!」 「お待たせいたしました」 ヨル「わ…何だかすごい色と香りですね…」 アーニャ「(ははのんではだめぇーーー!)」 ヨル「(あれ?何だか…)」 『女は毒に対する耐性を持っていた』 ヨル「(ちょっと全身がピリピリしますが座れます!) お腹空いてきちゃいました!お料理楽しみですね!」 ロイド「え…?ええ…(キゲン直った…?酒のおかげ…?)」 「(え?あれ?致死量入れ…あれ?)」 『毒と薬は紙一重です。常人は用法・用量を守って正しくお使いください』 フランキー「どした?」 「(倉庫にある道具で即席爆弾が作れるはず!)」 「(あれとあれとあれで!時限装置は組み込めないから抱えたまま突撃するしかないが…)」 フランキー「そろそろホールの上に出るぞ」 フランキー「真上に来たらおまえをワイヤーで吊り下げて…ってあれ?」 「うおおおおお!?」 「ぐっ…何だこれ!オリーブオイル…?誰だこんな所に…くそっ今はそれどころじゃない!」 「誰だこんなイタズラ仕掛けたの!」 「お?爆弾にちょうどよさそうな容器か…いやこれでは少し小さいな…」 「え?これまさか…え?」 アーニャ「あかいさーかすのひと…」
「(オレの正体を…)」 アーニャ「これにこりたらにどとアーニ…わたしたちにちかづいてはダメ。いいかつぎはない。おまえはきれいさっぱりわるものをやめて」 アーニャ「キャサリンをしあわせにしてやれ」 「(キャサリンのことまで…!フッ…何もかもお見通しか…恐るべしいばら姫…あんなスゲー子どもの仲間までいるなんてよ…住む世界が違った。オレには向いてなかったんだ。何もかも忘れて普通に生きるよ)」 ヨル「なんだか騒がしいレストランでしたね。でもとっても美味しかったです」 | |
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