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SPY×FAMILY | |
原作(Original Story): 遠藤達哉(Tatsuya Endo) TVアニメ『SPY×FAMILY』 第27話 | |
第27話 ボンドの生存戦略 / ダミアンの野外学習 | |
放送日 | 2023年10月14日 |
OPテーマ | クラクラ (歌 : Ado) |
EDテーマ | トドメの一撃 (歌 : Vaundy) |
挿入歌 | Little steps |
原作 | 第39話、第40話 |
CAST | |
ロイド・フォージャー Loid Forger CV.江口拓也 アーニャ・フォージャー Anya Forger CV.種﨑敦美 ヨル・フォージャー Yor Forger CV.早見沙織 ボンド・フォージャー Bond Forger CV.松田健一郎 ダミアン・デズモンド Damian Desmond CV.藤原夏海 エミール・エルマン Emile Elman CV.佐藤はな ユーイン・エッジバーグ Ewen Egeburg CV.岡村明香 ヘンリー・ヘンダーソン Henry Henderson CV.山路和弘 グリーン先生 Mr. Green CV.白熊寛嗣 |
アーニャ「たいだのきわみ」 ヨル「アーニャさん、宿題やらないとまた先生に怒られちゃいますよ」 アーニャ「うぃー」 アーニャ〈アーニャとかくれんぼー!〉 ヨル〈キャー停電よー〉 ヨル〈ボンドさんにサプライズです。こっちこっち〉 〈とうとう見つけたぞ8号。おまえには死んでもらう〉 アーニャ〈ボンドォー!〉 ロイド〈泣いてやるな。こいつも最後は幸せだったさ〉 アーニャ〈なにっ、おわかれのあいさつをしたい?〉 ボンド〈ボフ〉 アーニャ「アーニャしゅくだいでいそがしい。あそんでるひまない」 ヨル「あら、いけない。ごめんなさいボンドさん!ドッグフード切らしてたのに買ってくるの忘れてしまいました!今日はロイドさんも帰るの遅いようですし…ボンドさんのお夕飯も私がありもので何とか作ってみますね」 ボンド「ボフッ?」 ヨル〈ボンドさん、ごはんできましたよ〉 ヨル〈ボンドさーーーん〉 ヨル「ワンちゃんのNG食材はロイドさんがメモしてくれたから問題なし!」 ヨル〈ごはんですよー〉 アーニャ〈ははをおこらせたらころされるからきをつけろ〉 アーニャ〈ボンドぉーーーう〉 ヨル〈だって私のごはんを嫌がるんですもの〉 ロイド〈ボンドじゃないか!どうした!?〉 ロイド〈おおっ、仕留めてくれてありがとう!お陰で早く帰れるよ!〉 ヨル「えっ!?ボンドさん!?ボンドさーーん!?」 「んだこの野良犬?」 ヨル〈よそでエサなんかもらって悪いこ!〉 ロイド「(例によって無茶なオーダーのため情報を集める時間はなかった)」 ハンドラー〈今すぐ行ってこい〉 ロイド「(変装による潜入はできない。強引に忍びこむほかないな…)」 ボンド「ボーフ!ボーフ!」 ロイド「なぬっ!?(ボンド!?なぜこんな所に!?)」 ロイド「静かにしろ!敵に見つかる!ていうかおまえだけか?ヨルさんやアーニャは?散歩の途中で抜け出してきたのか?何だか知らんが家へ戻れ!オレは仕事中なんだ」 ロイド「おい待て!そっちは敵の巣だ!」 ロイド「(人のいないルートを先導してくれてる…?そこまで訓練させた覚えはないが…以前に身につけたものか)」 ロイド「(そういえばボルン社はプロジェクトアップルとの関与が噂されていたな。おまえまさかそれを知ってここに?自分の…いや実験体にされた仲間の仇を討つために…?)」 ボンド「…?ボフ!」 ロイド「よし共に任務をやりとげよう!情報がない分おまえの鼻に頼るのも悪くない」 ボンド「ボフッ」 〈ったく課長のやつ何だって呼び戻しやがったんだ…〉 〈不具合が見つかったんだと〉 ロイド〈まずい!連中戻ってきた!オレが敵を引きつけておく!おまえは先に帰れ!こいつは長期戦になる〉 ヨル〈どこに行ってたんですか!ごはん食べなさい!〉 ボンド「ボフ!ボフ!」 ロイド「ん?安心しろ。所員はあらかた退勤した」 ロイド「…まさか…」 「ったく課長のやつ何だって呼び戻しやがったんだ…」 「不具合が見つかったんだと」 「納期も早まったし無茶苦茶だぜ」 「鍵が開いてる…」 「オイ何だこれ!?」 『ゲロリマスはいただいた 怪盗T』 ロイド「そうか、ボルン社に一矢報いたいのがそんな嬉しいか。よかったな。よし帰りにスーパーに寄ってごちそうでも作ってやるか」 ボンド「ボッフ♪ボッフ♪」 エミール「ダミアンさまー?早く起きないと点呼に遅れますよ」 ヘンリー「点呼に遅れた罰としてメイドロンの手伝いをすること。それが終わるまで寮から外出を禁ずる」 ヘンリー「珍しいな。休日とはいえ自堕落な生活はノットエレガントだぞ、ミスターデズモンド」 ダミアン「気をつけます」 ダミアン「早くステラ取らなきゃいけないしな」 ユーイン「がんばりすぎですよ…今日はホラ、寮先生が映画に連れてってくれるらしいですよ!新作の“海底二万歩”観られるかも!」 エミール「帰りはウィンプソンズでローストビーフだって!早く終わらせて合流しましょう!ローストビーフ!」 ダミアン「行かねーよ。オレは部屋で勉強すんだ」 エミール「えーっ、せっかくの休日なのに!」 ダミアン「行かねーったら行かねー!」 ユーイン「そんなぁ~」 ダミアン「(オレはあいつらとは違う。あいつらが遊んでる間にオレは努力して上に行くんだ)」 ダミアン「(父上にまたほめてもらうために)」 エミール・ユーイン「ありがとうございます!」 ダミアン「な…何だよおまえら…外出はどうした」 エミール「罰です!」 ユーイン「さっさと終わらせましょう!」 ダミアン「遊びなんて行かねーってば!」 エミール「ダミアンさまのへそまがり!ガリ勉!」 ダミアン「いいよ。オレなんかにつきあわなくて。おまえらだけでも楽しんでこいよ」 エミール「まあよく考えたらこんな天気のいい日に映画館とかあいつらセンスないですね」 ユーイン「そうです。イマドキのトレンドは洗濯です」 ユーイン「それにホラ!インペリアル・スカラーごっこもできますよ!」 ダミアン「おおっ!」
ユーイン「ふはははステラがほしかったらここまで来い!」 ダミアン「てめーそのマントはオレのだ!」 「コラあんたたち!ちゃんと働きなさいよ!」 ヘンリー「(エレガント!その友情、プレシャスエレガント!)」 グリーン「ピクニックでも行きたそうな顔だな少年!?」 ダミアン「思ってないです!」 ヘンリー「ふむ…作業中の私語・悪ふざけ、おまえたちには新たな罰を与える」 ダミアン「うわああああああああ」 グリーン「はっはっはっ!ピクニックは楽しいな!敷地内で川下りができるなんてイーデンは素晴らしいだろ?」 ダミアン「死ぬ死ぬ!死ぬって!」 グリーン「安心したまえ。私は元海兵大隊の腕っこきだよ!大船に乗ったつもりで楽しむとよい!よーし、このまま下流の湖まで突っ走ろうか!気持ちのいい場所だぞ!」 グリーン「適度な運動は脳にも良いのだ。机に向かうだけが効率的学習とは限らんぞ」 ユーイン「適度じゃないですーッ!」 グリーン「ほら、貴様たち!左側必死に漕がないと岩に激突するぞ!」 ダミアン「先生!目の前滝がー!」 「ダミアンさまぁーー!」 ダミアン「うわぁー助けろ!オレはデズモンド家次男だぞー!」 ユーイン「今行きますー!」 エミール「うばぁーオレはエルマン家の跡取りだぞ!」 ユーイン「オレはエッジバーグ家のごぼべーっ」 エミール「せ…せめてダミアンさまだけでも生き残って…」 ユーイン「そうです!我々の分まで夢を叶えてください…」 ダミアン「おまえら…」 ユーイン「早くボートへ!我々の命が尽きる前に!」 グリーン「盛り上がってるとこすまんが、足つくし流れも全然速くないぞ。私が漕いでたから速かっただけだ」 エミール「へっくし!」 グリーン「ほらさっさと薪集めて火を起こさんとカゼ引くぞ!」 「おお~~~~っ」 ダミアン「あったけぇ~」 エミール「あ~なんか落ち着いたらハラへってきたぁ~」 グリーン「濡れたついでに川で魚でも獲るか!」 ユーイン「えっサンドイッチとか用意してないんですか!?」 グリーン「そんなシャレたもんありはせん。イーデン生なら現地調査だ!糸や網はやるから各自工夫してやってみろ」 「え~~っ」 ダミアン「うまーっ!」 ユーイン「ですね!」 グリーン「そうだろうそうだろう。ウィンプソンズのローストビーフも悪かないが、自分で獲った獲物にはかなわん」 ダミアン「(はっ!なに楽しんでんだオレは…こんなことしてる間にも他のやつらは勉強を…)」 グリーン「そよ風か気持ちよくないか少年?ゆらめく炎や爆ぜる音、木々のざわめき、土の匂い…こうやって五感に身を任せてぼんやりするのも悪くないだろう?」 ダミアン「ぼけっとしててもインペリアル・スカラーにはなれないです」 グリーン「おや、知ってるかい?最新の脳科学ではね、ぼんやりしてる間、脳はすごく活性化してるというんだ。記憶や創造性なんかに関係していると言われててね、著名なクリエイターやアスリートたちもぼんやりする時間を大事にしてるらしいぞ」 グリーン「ぼんやりしてればステラ8つなんてあっという間に取れちゃうかもなハハッ」 エミール「ギャハハ!ウッソでぇー」 ダミアン「ぼんやりぼんやりぼんやり」 エミール「ダミアンさまそれはあまりぼんやりじゃない気が…」 ユーイン「(案外単純だなこの人)」 ダミアン「ステラ!?行く!」 ユーイン「ダミアンさま、ステラにとり憑かれすぎです」 グリーン「そういや今南部の方じゃピクニックと称して第三国経由で西に亡命する者が増えてるそうだ」 ダミアン「え…先生オレたちを西に売ろうと…?」 グリーン「はっはっはっ!2~3km歩いた程度じゃ亡命はできんよ」 ユーイン「なんで西に行っちゃうんだろ?」 エミール「西の方がお菓子がおいしいのかな」 グリーン「何でだろうなぁ?オスタニアの夜空だってこんなに素敵なのになぁ」 ユーイン「大丈夫です!ダミアンさまが大人になったら、オスタニアをもっといい感じにしてくれるのです」 ダミアン「オイ」 グリーン「おっ貴様は政治家志望か?立派だな」ダミアン「父上が…そうだから…」 グリーン「そうか、うん、何かを目標にがんばれるのは素晴らしいことだ」 ユーイン「ちなみにオレの夢は宇宙飛行士です!」 グリーン「そうか!かっこいいな!」 エミール「オレはオレは…特にないです!」 グリーン「そうかないか!それも結構!」 エミール「あっやっぱお菓子をたくさん食べて暮らしたいです!」 グリーン「すばらしい!何だその夢!では真剣に考えねばな!どうしたらその環境が作れるか!どうしたらたくさん食べても健康を維持できるか!」 エミール「えーめんどい」 ユーイン「すげー!水面に星が映って宇宙みたいだ!」 グリーン「見ろ少年!星が掴めそうだぞ!」 ダミアン「しょーもな!」 グリーン「ハハハ!無駄足だったか?」 ダミアン「…いや…キレイだと思います」 グリーン「そうだな、うん、キレイだ」 ユーイン「宇宙ってでっかいですねー」 ダミアン「だなー」 エミール「星ってお砂糖まぶしたみたいでおいしそうですよねー」 ダミアン「ははっ!何だよそれ!はははっ!」 ユーイン「ダミアンさま笑った!ははは!」 ダミアン「んだよ、うっせー」 グリーン「おーい、そろそろ帰るぞー。そういやこれ野外学習だったな。貴様たちちゃんとレポート書くのだぞ?」 ダミアン「うげぇ~っ、帰ったらシャワー浴びてすぐ寝たい」 グリーン「おっ健康的だな少年!」 グリーン「ヘンダーソン先生、3人の野外学習レポートお持ちしました」 ヘンリー「ありがとうグリーン先生。彼らは羽を伸ばせていたかね?」 グリーン「ハハッだといいですが」 ヘンリー「ふむ、そいつはエレガント」 『いろいろ見たりやったりして楽しかったです ダミアン・デズモンド』 | |
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