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SPY×FAMILY | |
原作(Original Story): 遠藤達哉(Tatsuya Endo) TVアニメ『SPY×FAMILY』 第30話 | |
第30話 越境作戰 | |
放送日 | 2023年11月4日 |
OPテーマ | クラクラ (歌 : Ado) |
EDテーマ | トドメの一撃 (歌 : Vaundy) |
原作 | 第44話 - 第45話 |
CAST | |
ロイド・フォージャー Loid Forger CV.江口拓也 アーニャ・フォージャー Anya Forger CV.種﨑敦美 ヨル・フォージャー Yor Forger CV.早見沙織 ボンド・フォージャー Bond Forger CV.松田健一郎 フランキー・フランクリン Franky Franklin CV.吉野裕行 ユーリ・ブライア Yuri Briar CV.小野賢章 ガーデンの店長 Shopkeeper CV.諏訪部順一 マシュー・マクマホン Matthew McMahon CV.堀内賢雄 シルヴィア・シャーウッド Sylvia Sherwood CV.甲斐田裕子 オルカ・グレッチャー Olka Gretcherdebut CV.遠藤綾 グラム Gram CV.大井麻利衣 ゼブ Zeb CV.寺島惇太 |
STORY VISUAL | |
TITLE CARD | |
STORY | |
ヨルは〈いばら姫〉の任務として、豪華客船での市役所の業務を装いながら、裏組織のグレッチャー家の生き残り、オルカとその子どもを国外に逃がすため護衛することに一方、アーニャは福引でクルーズ船の旅行を引き当てる! その船は、奇しくもヨルが任務で乗る船と同じだった。大波乱のバカンスが始まる――!! | |
ヨル「こんにちは。相変わらずステキな庭ですね店長」 ガーデン店長「…そうでしょう。水を与え剪定をし丹念に手入れをしてやれば世界はこんなにも美しいままでいられる」 ガーデン店長「いらっしゃい、いばら姫」 ガーデン店長「ははは失礼」 ガーデン店長「家庭を持って鈍ってやしないかと危惧しましたが、お変わりないようですね。安心して次の接客を任せられます」 ヨル「はい!いつでも悪者さんを亡き者にいたします!」 ガーデン店長「頼もしいですね…ですが今回の業務は護衛です」 ヨル「護衛?」 ガーデン店長「グレッチャーファミリーをご存知で?代々義をもってこの国の裏社会を取りまとめてきた一大勢力です。少し前、内部抗争によってボスとその息子2人が殺されました」 ガーデン店長「グレッチャー家で唯一生き残ったのが…オルカ・グレッチャーとその息子。今は隠れ家に匿われていますが」 ガーデン店長「組織を乗っ取った男が血眼になって捜していましす。莫大な懸賞金をかけ国内外の殺しのプロたちが動き出したとの噂も」 ガーデン店長「我々は彼女らを安全な第三国に亡命させることにしました。脱出ルートは海。沿岸警備の目をかいくぐるため一般客船にて沖合まで出たのち、第三国の船とランデブーします」 ガーデン店長「貴女にはその引き渡しが無事終わるまで側についていただきたい」 ヨル「殺し屋さんたちからこのマフィアさんを護る…」 ガーデン店長「まあ接敵せずに済むならそれに越したことはありませんが、万が一の保険としてです。殺された先代は私にとっても恩義のあった方でしてね、ぜひ頼まれていただきたい」 ヨル「はぁ…えっと…でも市役所の方のお仕事は…あと何日も空けるなら家族への言い訳も考えないと…」
ガーデン店長「その点はご心配なく。役所の仕事として帯同できるよう偽装プランを作ってもらいました」 ガーデン店長「詳しくは後程部長さんの方から」 ユーリ「はっ!?姉さん!?」 ヨル「珍しいですね、この電車で」 ユーリ「ああうん、ちょっと出張の帰りでね (ほんとは政治犯の逮捕に…)」 ヨル「おつかれさま。ウチでご飯でも食べてく?」 ユーリ「いいのかい!?」 ユーリ「あーいややっぱやめとくよ。家にはロッティがいるし、それにまだ仕事が残ってるしね (盗聴記録の整理とか)」 ヨル「もう~いつになったら仲良くしてくれるの?」 ユーリ「仲良くしない」 ヨル「ちゃんとご飯食べてる?靴下も脱ぎっぱなしはダメですよ?」 ユーリ「姉さん、ボクもう子どもじゃないよ」 ヨル「そう…そうよね」 🔊「フォーグ広場ーフォーグ広場ー」 ユーリ「いつまでも姉さんに甘えてばかりじゃいられないからね。こないだ甘えたけど」 ユーリ「姉さんこそ何かあたったらボクを頼ってよ (ロッティならすぐに処刑してあげるから) じゃあまた」 店員「さあさあセントラルモール半期に一度の大抽選会だよー!お買い物30ダルクごとに抽選券一枚プレゼント!」 店員「(クルーズ旅行はオレのもんだ。そのために仕込みもしてある)」 店員「おっ次はお嬢ちゃんの挑戦かい?当たるといいねー」
ヨル「えっ!?」 ロイド「デパートの福引でこいつが1等を当てちゃいまして…」 ヨル「まあすごい」 ロイド「(できすぎて何か罠を疑っている)」 アーニャ「(ちちなんでもうたがう)」 ロイド「ペアチケットなのでせっかくだしヨルさんどうですか?ボクは仕事だし」 アーニャ「アーニャうみいったことないからわくわくっ」 ボンド「ボーフボーフ♪」 アーニャ「ボンドはお留守番」 ボンド「ガーン!」 ヨル「クルーズ船プリンセス・ローレライ!?これ今度私がお仕事で乗る船です!しかも同じ金曜出航の便」 ロイド「え…?船上で仕事?」 ヨル「はい。市が有名百貨店の誘致をするとかでそこの偉い方を接待するそうで」 ロイド「ああ最近の都市開発の一環ですかね」 ヨル「(本当は要人さんを殺し屋さんたちから護るお仕事ですが)」 アーニャ「(ころしやばとるのおしごと!?)」 ヨル「(なので万が一お2人が同じ船に乗ってしまうとちょっとお仕事がやりづらくなってしまう可能性が…どうしましょう…)」 〈ははをこまらせたらダメ。おでけけがまんしろ〉 〈そんなのしらん。アーニャおふねでぷかぷかしたい。おまえもほんとはそうおもってる〉 〈……たしかに…いっしょにいってははのしごとてつだえばいっせきにちょうかもしれない〉 〈おまえ、すなおになれ。さっきからずっとうみいきたいっていっている〉 アーニャ「アーニャふねのりたいのりたい!」 ヨル「困りました…」 ロイド「うーん…明日職場で有給取れないか聞いてみます」 ハンドラー「別に構わんぞ。病院の方も休めるよう調整させとこう」 ロイド「あ…ありがとうございます」 ハンドラー〈ふざけるな!すりきれて粉になるまで働け〉 「本部からブラックな労働を諌められたとかられないとか…」 ハンドラー「まあアーニャ嬢のケアや教育も〈梟〉のうちだ。エージェント黄昏よ、休暇という名の任務を十全に遂行してこい」 アーニャ「おでけけおでけけ♪」 アーニャ「ちちとははといっしょにおでけけひさしぶり!」 ヨル「そうですね。私は仕事ですが」 ヨル「あっ次で降りる駅ですね!(でももし…もしこれでいばら姫の仕事を最後にしたなら…)」
アーニャ「でっか~~~~~い!」 アーニャ「わくわくわくわくわくわくわくわーくっ!」 ロイド「落ちつけ」 ヨル「じゃあ私は役所の方たちと合流するのでここで。可能でしたら連絡いたしますね」 ロイド「ボクたちだけ遊んじゃってすみません」 アーニャ「ははがんばれ」 ロイド「オスタニアの威信をかけた豪華客船だからな」 アーニャ「はやくたんけんしよう!」 ロイド「部屋に荷物置いてからだ」 アーニャ「すいーとるーむわくわくっ」 アーニャ「まちがえてけいむしょにきてしまったようだ。ここじゃない」 ロイド「ここだ。三等船室なんてこんなもんだ」 アーニャ「アーニャのだいぼうけんじかいさくにごきたいください」 ロイド「くじで当てた旅行なんだから贅沢言うな」 アーニャ「でもアーニャ2だんべっどはじめて!アーニャうえにすむ!」 ロイド「好きにしろ。落ちるなよ。ヨルさんたちは一等船室だろうなー」 アーニャ「ははだけずるい。せれぶ」 ロイド「まあ接待の仕事だからな」 ゼブ「アルハウス百貨店店舗開発部のファーシル・グレイです。こっちは妻のシャティ。子連れで申し訳ない」 エイマン「いえぜひご家族でおくつろぎください」 マシュー「女性の手が必要でしたらこちらのフォージャーに何なりと」 ゼブ「ありがとう」 ヨル「(この方がグレッチャー組のオルカさん)」 ヨル「(写真と全然違う…逃亡のために顔をお変えになったのでしょうか) よろしくお願いします」 ゼブ「よろしく (この女がオルカ姐さんの護衛か…ずいぶんとひょろいけど大丈夫か…?)」 ビーデス「百貨店ほどではありませんが、船内はショッピングも充実しております」 エイマン「早速巡られてみますか?」 ゼブ「(この2人は何も知らない職員なんだよな)ああ…じゃあ…」 オルカ「私はいいわ。部屋でこの子を見てる」 マシュー「そうですか。ではフォージャーを残しておきますので」 「!!」 エイマン「こちらです、グレイさま」 ゼブ「護衛一人だけで大丈夫ですか!?みんなでいた方が…」 マシュー「部屋にいる分にはまあ安全でしょう。我々はまず船内をチェックに…ご安心ください。彼女は強い」 オルカ「そうよ。船内であまりその名を呼んでほしくないけどね」 ヨル「あっ、すみません」 グラム「マmマm」 オルカ「不思議よね。顔を変えたのにちゃんと母親だって認識してくれる。声なのか匂いなのか…まだ視力が弱いからなんでしょうけど」 オルカ「親子でそっくりねーって言ってもらえないのは少し寂しいけど、今はそんなことどうでもいいわ。まあこの子は父親似だからどのみちだけど」 ヨル「オ…オットさま?ステキな方でしたね」 オルカ「あはは、さっきのあいつはただの組員よ。演じて貰ってるだけ。いいやつだけどね」 ヨル「すみません私…」 オルカ「いいのよ。ヤクザ者の宿命だもの…でも少し疲れたわ。ファミリーも財産もいらない。私はただ静かに暮らしたい」 グラム「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 オルカ「よしよしどうしたの」 オルカ「ねぇ用心棒さん、ワガママ言ってもいいかしら?抗争以降ずっと窮屈な生活を強いられてきたの。少しだけ羽を伸ばしたい。この子にも外の空気を吸わせてあげたいわ」 ヨル「えっと…でも部長さんの許可がないと…」 オルカ「お願い。少しでいいの。連中に私の顔はバレてないし、そもそもこの船に乗ってることも知られてないはず」 オルカ「それに、いざという時は守ってくれるんでしょ?」 ヨル「わ…わかりました。少しだけですよ」 オルカ「そんなに挙動不審だと逆に怪しまれない?」 ヨル「いえ敵さんの警戒もあるのですが…」 オルカ「家族がこの船に乗ってる?」 ヨル「はい…夫と娘が…」 アーニャ「ちちー!はやくたんけんおわらせないとふねがしずむー!」 ロイド「沈まない!めったなこと言うな!」 ロイド「(しかし何ともスケールのでかい船だな。著名人も多数乗船してるようだし、万一のテロなどに備えて怪しい人物や船内構造などをチェックしておかねば…いつ・どこに・どんな人間が集まるか把握し)」 アーニャ「ちちたのしんでない」 ロイド「はっ…(いかん。いつものクセが…)」 ハンドラー〈休暇という名の任務を十全に遂行してこい〉 ロイド「(休まねば!全力をもってこの休暇を成し遂げねば…!)」 ロイド「ショーを見に行こうか!」 アーニャ「(ちちまじめ)」 オルカ「ふーん、てか何で連れてきたのよ」 ヨル「いえ…偶然このような事態に…家族は私の裏のお仕事を知りません。なので万が一戦闘になった場合、見られたら困るというか…いや他のお客さまに見られても困りますが」 オルカ「三等乗客なら共通エリアに行かない限り出会わないんじゃないかしら。心配ないわ」 ヨル「そうなのですが~」 オルカ「ずいぶんと気にかけるのね。カモフラージュ用の家族なんでしょ?」 ヨル「そうですね…そうなのでしょうか…」 ヨル「そうですね。早くお外に出ましょう!」 オルカ「あっ待って」 オルカ「これ貸してあげる」 ヨル「あのこれ…」 オルカ「ママ友2人で遊びに来たって雰囲気出せるでしょ?スーツより…もしダンナに見られたとしても遠目ならあなたってわからないんじゃない?」 | |
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