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Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1103話ネタバレ | |
第1103話 青春小説に罪の匂い | |
放送日 | 2023年11月11日 |
OPテーマ | Unraveling Love ~少しの勇気~ (歌 : 倉木麻衣) |
EDテーマ | …and rescue me (歌 : Rainy) |
CAST | |
江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 毛利小五郎 Mori Kogoro CV. 小山力也 毛利蘭 Mori Ran CV. 山崎和佳奈 目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林 高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉 佐藤美和子 Sato Miwako CV.湯屋敦子 正村中 CV.岡野浩介 𠮷成義人 CV.西宮豪 片岡弘樹 CV.浜田賢二 竹内千種 CV.中島沙樹 |
NEXT CONAN's HINT | |
TITLE CARD | |
STORY | |
小五郎は、小説家の正村中に“交通事故で亡くなった靖木泰三の身元調査”を依頼される。靖木は仲の良かった友人もおらず、職場も転々としていた様子。調査中、靖木の実家から出てきた市議会議員・片岡弘樹も中学の同級生だったが、たまたま訃報を聞いただけで親しかったわけではないという。数日後、調査報告のために正村の自宅を訪ねた小五郎は、そこで正村が血を流し倒れているのを発見。さらに小五郎も襲われてしまう! | |
正村中「うん、そうだけど死人の身元調査って変?」 毛利小五郎「いえ…別に…」 正村中「あーよかった。とにかく知りたいのはそいつの交友関係。特にやべぇヤツがいないかどうか」 片岡弘樹「靖木君とは中学が一緒でした」 毛利小五郎「親しかったんですか?」 片岡弘樹「いえ…とくには」 毛利小五郎「それなのに弔問に行かれたんですか」 片岡弘樹「まあこれでも市議会議員ですからね。いろいろあるんですよ。でも香典とか法に触れることはしてませんから」 「先生コピー終わりました」 片岡弘樹「ありがとう」 片岡弘樹「よかったらどうぞ。お知り合いにも」 「辞めた理由?執筆に専念したいとか言ってたな」 毛利小五郎「執筆?」 「小説書いてたみたいです」毛利小五郎「正村さん!?大丈夫ですか!」 毛利小五郎「何だ?」 毛利小五郎「誰だ!」 毛利蘭「お父さん!」 毛利小五郎「よう蘭」 毛利蘭「ようって…大丈夫なのお父さん」 毛利小五郎「ああ、まだちょっとズキズキするが大丈夫だ」 コナン「それで?犯人はどんな奴だったの?」 毛利小五郎「それが…見てないんだ。いきなり目に何か吹き掛けられて」 毛利蘭「何かって?」 目暮警部「唐辛子の辛味成分が検出されたから、市販の催涙スプレーだろう」 目暮警部「ああ、今雑誌で連載している正村さんの小説を打ち切らないと命はないという内容の手紙が何通も」 毛利小五郎「いわゆるおやじ狩りというやつですな」 目暮警部「今までの正村さんの小説は爽やかな青春小説が人気だったそうで、今度の新作は正村さんの新境地と話題だったらしい」 目暮警部「ところで正村さんの手帳に書かれていたこのメッセージなんだが、どういう意味かわかるかね?」 毛利小五郎「S・A・M・Eは英語でSAME!日本語で同じという意味です。つまり数字の222は同じ数字だが、215は違う!という事ですよ」 目暮警部「うーん…だからなんだね…」 目暮警部「何だね毛利君」 毛利小五郎「どうして正村さんが私に靖木さんの交友関係の調査を依頼されたのか、その理由がわかったんです!」 毛利小五郎「連載が始まったのは靖木さんが亡くなった後!つまり正村さんは靖木さんが送って来た原稿を元にして新作を書き出した」 毛利小五郎「ところが連載中止を求める脅迫状が送られてきて正村さんは靖木さんの小説がフィクションではなく実際に起こった事件ではないかと疑った。その時の仲間が事件が明るみになる事を恐れて脅迫状を送ってきたと考え調査依頼に来たんですよ!」 目暮警部「なるほど」 毛利小五郎「しかし正村さんが連載を止めないので口封じのために殺害…」 毛利小五郎「ばっちりです」 毛利蘭「ありがとうございます」 竹内千種「いいえ、仕事ですから」 毛利小五郎「ほう、そうですか。どのへんが?」 毛利蘭「写真とかないですか?」
コナン「暗号じゃなくてこの本に書いてあるんだ。215は事件のあった日付。ほらここ」 毛利小五郎「“あれは雪がちらつく2月15日のことだった” 本当だ!」 コナン「あとサメも出てくる。少年達が襲った被害者の男性がサメのぬいぐるみを持ってたんだって」 毛利小五郎「この後出てくる予定だったのかもしれないな」 毛利小五郎「とにかく犯人は小説を読んで自分達のこととわかり、正村さんに脅迫状を送ったが連載中止にならず殺害にいたったって事か」 コナン「(!待てよ)」 コナン「ねぇ目暮警部、犯人は小五郎のおじさんに催涙スプレーを使ったんだよね?正村さんには?」 コナン「(あった!事件があったのは2月15日じゃなく2月22日だったんだ!だから215を消して222に…)」
目暮警部「事件の謎が解けたんだね?毛利君」 小五郎(コナン)「はい。今からご説明します。小説家正村中さんの元に“連載は中止しろ。さもなくば命はない”という脅迫状が舞い込み、その後正村は殺害されました。では誰がその脅迫状を送ったのか」 小五郎(コナン)「送られた脅迫状には右側の端に94ミリ間隔で小さな横線の汚れがついていました」 小五郎(コナン)「そして同じ汚れが片岡さん、あなたからもらったビラにもついていました。1枚だけじゃない。もらったビラのすべてに。恐らくレーザープリンターのドラムユニットの汚れだと思われます。あなたの事務所でコピーされたビラと同じ汚れが脅迫状についていたということは」 片岡弘樹「ええそうです。私が出しました。しかし脅迫ではありません。おやじ狩りを題材にするような青少年に悪影響を与える有害図書を許すわけにはいかなかった」 小五郎(コナン)「ですがそれは過去にあなた達がやったことですよね?」 片岡弘樹「やってませんよ」 𠮷成義人「やりました」 片岡弘樹「お前!」 佐藤刑事「ですが先日はやってないとおっしゃいましたよね?」 𠮷成義人「2月15日ですよね?そう小説に書いてあった」 小五郎(コナン)「ええ、ですがそれは間違いだったんです。正しくは2月22日。正村さんもそれを知らず間違いを犯人から知らされそれをメモにとった」 小五郎(コナン)「犯人は正村さんが日付を間違えたことが許せなかったのかもしれない。でもしようがないです。なぜなら正村さんは20年前の集団暴行事件にはまったく関係がなくそれに加わっていたのは、小説の元になった体験談を書いた靖木さんだったからです」 竹内千種「ごめんなさい。検温に来たんだけど…」 毛利蘭「すいません…今ちょっと…」 小五郎(コナン)「いいんだ蘭。そろそろ来る頃だと思ってましたよ」 小五郎(コナン)「あの日、集団暴行に遭いその後命を落とした被害者、竹内有治さんはあなたのお父さんですよね?竹内千種さん」 小五郎(コナン)「竹内さん、正村さんを殺害したのはあなたですね?あの日あなたのお父さんは恐らく修繕にでも出していたんでしょう」 小五郎(コナン)「大切にしていたあなたのサメのぬいぐるみを持って帰宅途中」 小五郎(コナン)「片岡さん達に襲われた」 小五郎(コナン)「正村さんは脅迫状の件で警戒していたが、女性と油断して招き入れてしまった。竹内さん、最初から正村さんを殺害するつもりだったんですか?」 竹内千種「違います。私はただこの人達が何をやったか知って貰いたかったんです!あの事件の後、父は死ぬまで入院生活を送らなければなりませんでした。母も介護疲れから家庭崩壊…」 𠮷成義人「すみませんでした!」 竹内千種「やっぱり動転して…仲間が来たんじゃないかと…」 小五郎(コナン)「私がこの病院に搬送されたのに驚かれたでしょう」
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