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Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1105話ネタバレ | |
第1105話 キッドVS安室 王妃の前髪(前編) | |
放送日 | 2023年12月2日 |
OPテーマ | Unraveling Love ~少しの勇気~ (歌 : 倉木麻衣) |
EDテーマ | You & I ( 歌 : 倉木麻衣) |
原作 | 第1076話 挑発 第1077話 煙霧 第1078話 再現 |
CAST | |
江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 毛利蘭 Mori Ran CV. 山崎和佳奈 鈴木園子 Suzuki Sonoko CV. 松井菜桜子 怪盗キッド Kaitō Kiddo CV.山口勝平 安室透 Amuro Toru CV.古谷徹 風見裕也 Kazami Yuya CV.飛田展男 榎本梓 Enomoto Azusa CV.榎本充希子 鈴木次郎吉 Suzuki Jirokichi CV.佐藤正治 中森銀三 Nakamori Ginzo CV.石井康嗣 |
NEXT CONAN's HINT | |
TITLE CARD | |
STORY | |
「ロバノフ王朝の秘宝展」を訪れたコナン、蘭、園子。秘宝展の目玉は、ロボノフ王朝の王妃に受け継がれてきたという世界最大級のガーネットが埋め込まれたティアラ『クイーンズ・バング(王妃の前髪)』。怪盗キッドがティアラを盗むと予告したことで、秘宝展には長蛇の列ができていた。列の中に安室と梓を見つけ、コナンたちは一緒に並ぶことにする。そんな中、梓の提案で安室が暇つぶしのマジックを披露してくれるが……。 | |
毛利蘭「ちょっと園子?わたし達“ロバノフ王朝の秘宝展”に来たんだよね?何でこんなに行列ができてるの?」 毛利蘭「昨夜話した時は割と空いてるから楽に回れるって言ってたじゃない」 鈴木園子「昨日まではね。今朝のニュース観てないの?」 コナン「この秘宝展の目玉はロバノフ王朝の王妃に受け継がれていたという」 コナン「世界最大級のガーネットが埋め込まれたティアラ “王妃の前髪(クイーンズ・バング)” それを今夜盗むって予告したらしいよ」 コナン「最近じゃ令和の魔術師(ウィーザード)って呼ばれて調子に乗ってるあのキザな悪童がね」 榎本梓「ウソ、怪盗キッドが!?」 毛利蘭「あれ?ポアロの梓さんと安室さん、お2人も来たんですか」 榎本梓「お店のエアコンを取り替えるのに半日かかると言われて」 安室透「今日は臨時休業にするから行ってこいとマスターにチケットを」 榎本梓「だからデートとかじゃないですからね」 榎本梓「安室さんはコナン君と一緒に来てる事にしましょう」 毛利蘭「何でわざわざ?」 鈴木園子「別にいいじゃんデート」 榎本梓「シッ」 「あ、ポアロの店員さんだ」 「男の子連れてる」 「甥っ子かなぁ?」 「わっ安室さん♡この前新メニューお勧めしてた」 「どこどこ?私の推し♪」 「アムピ♡」 鈴木園子「そっか、ここって米花町だから」 毛利蘭「ポアロのお客さんいっぱいいるかも」 毛利蘭「でもこの感じだと、あと一時間ぐらいは中に入れそうにないね。キッドが予告した時間は深夜0時みたいだから、お客さんは居られないのに」 鈴木園子「キッド様が盗みに来るお宝をみんな見たいのよ」 コナン「にしても暇だよね?」 榎本梓「じゃあ安室さんのカードマジックは?手が空いた時に見せてくれるアレ」 安室透「でもカードがないと」 鈴木園子「あ、わたし持ってるよ」 安室透「持ってるの?」 鈴木園子「キッド様関係の時はいつも!もしかしたらサインもらえるかもって」 鈴木園子「ハートのAね」 安室透「それをカードの束の上に置いてひっくり返し、一番上のカードをカードの束の中に入れちゃいます」 安室透「ハートのA、どこに行ったと思います?」 毛利蘭「カードの束の中に…」 安室透「じゃあ一番上のカードをめくってみてください」 毛利蘭「すごーい」 鈴木園子「ハートのAが戻ってる」 毛利蘭「本物のマジシャンみたいです」 鈴木園子「安室さんならキッド様と渡り合えちゃうかも」 安室透「そんな大袈裟ですよ」 コナン「でも安室兄ちゃんならいけるかもね」 「ダブルリフトからのダブルターンオーバー」 安室透「え?」 「ちょいとカードお借りしやすよ」 「実は2枚重ねている。その2枚をカードの束にひっくり返して重ねる時に2枚を少しズラして」 「後ろに隠れていたカードが目立つように上に重ねるとベスト」 榎本梓「あれ?さっきの人いなくなってる」 鈴木園子「何だったんだろうね」 コナン「キッドキラーって呼ばれているボクを挑発しに来たんだよ。実はボク今夜秘宝展を主催した鈴木次郎吉さんに呼ばれてるし」 中森警部「何ィ?公安だと?公安がここに何の用だ?」 風見裕也「3日後に再来日するイングラム王国のセリザベス女王がこの秘宝展を楽しみにされてるのは御存知ですよね?」 鈴木次郎吉「ああ、先日警察が視察に来ておったわい。何も不備はないと帰って行ったから問題はないはずじゃが…」 風見裕也「それは今朝、怪盗キッドが予告するまでの話です。“ロバノフ王朝秘宝展”の目玉であるあの“王妃の前髪(クイーンズ・バング)”が盗まれでもしたら女王が落胆され急遽移動ルートを変更すると言い出される可能性がある」 鈴木次郎吉「話しても構わんが、その前にお前さんの後ろにいる金髪の男は誰なんじゃ?」 安室透「名探偵毛利小五郎先生の一番弟子、安室透です。今日は毛利先生に頼まれてキッドキラーだというコナン君の助手を」 毛利蘭「そうなんですか?」 安室透「そういう事にしといてください」 鈴木次郎吉「では女性陣には退室してもらおうか。キッドが化けてるかもしれんし」 鈴木園子「別室のモニターで観てるね伯父様」 中森警部「んじゃ対策を話す前にいつもの儀式だ」 安室・風見「儀式?」 中森警部「どうやらキッドの変装じゃなさそうだな」 風見裕也「こんなに頬をつねられるとは」 安室透「我慢しろ」 鈴木次郎吉「それでコナン君、何か気づいたのかのォ?」 コナン「うん、他の展示場と比べてここはやけに天井が低いことと四方に妙なポールが立ってる事」 コナン「天井の真ん中に四角い穴が空いてる事と、その真下にティアラの展示ケースがある事」 コナン「そしてそのケースに鍵らしき物が付いていないって事を踏まえると」 コナン「ケースのフタを開けると天井がドーンって落ちてくるんじゃないの?」 鈴木次郎吉「おおさすがはキッドキラーじゃ。じゃあ実際に仕掛けを作動させた映像を見せてやろう」 鈴木次郎吉「ケースのフタが開くとどうなるか…」 鈴木次郎吉「一瞬にして天井が落下する絡繰じゃ。それを避けるには展示ケースの上に乗らなくてはならん」 鈴木次郎吉「じゃがケースには天井の穴に装着されたカーボンナノチューブで出来た網が被さり、彼奴は逃げ場を失うという寸法じゃよ」 風見裕也「ええ、ですが念の為に今の仕掛けの見取り図とこの展示室の写真と館内の機動隊員の人数と配置を私の携帯に」 中森警部「まぁいいか、外部に漏らさんでくれよ」 風見裕也「もちろん」 安室透「受け取ったら僕のスマホに」 風見裕也「はい」
風見裕也「ですが降谷さん何で急に怪盗キッドなんですか?」 安室透「だから言っただろ?セリザベス女王の機嫌を損なわない為に」 風見裕也「しかし噂によると怪盗キッドは何かの大きな宝石を探していて、目当ての宝石じゃなければ盗まずに逃げたり、持ち主に返したりしてるって言うじゃないですか。んなモン放っといてもどーせ」 安室透「今回が目当ての宝石だったらどうする?」 風見裕也「…ですよね」 『今夜零時、貴方達が白昼夢に現を抜かしている間に“王妃の前髪”をバッサリ切り取ってご覧に入れましょう 怪盗キッド』 中森警部「キッドはワシら警察を眠らせる気だ。用意してたガスマスクを人数分持ってこい」 機動隊員「はい」 コナン「(白昼夢は日中、目が覚めてる状態で見る幻覚の事。でも予告時間は深夜0時。どういうことだ?)」 機動隊員(キッド)「(さーて今宵はどいつに化けてやろうかねぇ)」 中森警部「現在23時1分、怪盗キッドの予告時間の深夜0時まで1時間を切った。誰一人展示ケースに近づけるなよ」 コナン「じゃあ安心だね」 風見裕也「えーっ!最後まで居させてくださいよ。気になるじゃないですか」 中森警部「ん?どうかした公安」 風見裕也「あ、いえ」 安室透「館内の警備体制を実際に見て確認したいそうですよ」 中森警部「疑ってんのか」 風見裕也「ええ、自分の目しか信用しない性分なので」 中森警部「わかったよ。好きにしろ」 安室透「2人で手分けして確認するぞ」 風見裕也「はい」 榎本梓「コ…ナ…ン…君!」 コナン「梓姉ちゃん!?蘭姉ちゃん達と一緒に部屋でモニター観てるんじゃなかったの?」 榎本梓「眠くなったから帰ろうと思ったんだけど、気になって来ちゃった」 コナン「来ちゃったって…中森警部がよく通してくれたね」 榎本梓「警部さんウチの常連だからなんとかお願いして」コナン「(そういえば鉄狸の事件の時ポアロに来てたな)」 コナン「でも何で来ちゃったの?」 榎本梓「私今まで誰にも言わなかったけど怪盗キッドの大大大ファンでブログのハンドルネームを“月下の給仕人”にするぐらいリスペクトしてるの」 榎本梓「ウチの店で園子ちゃんがキッド様って騒いでたから感化されてテレ臭くて園子ちゃん達にはまだ言ってないんだけどね」 コナン「へー(怪しい)」 安室透「あれ?梓さんいいんですか?ここにいても」 榎本梓「あ、はい、端っこで大人しくしてるならと」 中森警部「予告の一分前だ。総員ガスマスクを装着しキッド襲来に備えろ」 風見裕也「おの我々のガスマスクは」 中森警部「あるわけないだろ」 安室透「ですよね」 風見裕也「何も起きませんね」 安室透「いや、白くモヤってる?」 機動隊員「警部!空調から白い煙が」 風見裕也「ただの煙じゃないですよコレ」 安室透「白い塗料を霧状にして噴霧しているんだ。梓さんハンカチで口を」 榎本梓「はい」 中森警部「くそ…白くて何も見えん。中森だ。空調に仕かけられた異物を排除し空調を正常に戻せ」 鈴木次郎吉「大丈夫。あの通りケースのフタは閉じたまま…」 鈴木次郎吉「バカな」
コナン「いやカードだけ置いて盗んだフリをしてるだけかも」 鈴木次郎吉「彼奴がよく使う手じゃな」 中森警部「天井の仕掛けの電源を切れ。ワシが直接確かめてやる」 安室透「待ってください。もしもあなたがキッドだった場合、ケースのフタを開けた瞬間にティアラをくすねて懐に忍ばせ」 安室透「ケースの中身はキッドに盗まれて何も無かったように見せかけられるのではないでしょうか」 | |
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