- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) 名探偵コナン 第1078話ネタバレ | |
第1078話 再現 | |
サンデー | 2021年36・37合併号 |
配信日 | 2021年8月4日 |
アニメ | 第1105話 キッドVS安室 王妃の前髪(クイーンズ・バング) 前編 第1106話 キッドVS安室 王妃の前髪(クイーンズ・バング) 後編 |
登場人物 | コナン 安室透 風見裕也 怪盗キッド 榎本梓 毛利蘭 鈴木園子 中森銀三 鈴木次郎吉 |
場所 | 鈴木大博物館 |
STORY | |
機動隊員「中森警部、200名余りの隊員が館内を捜索中ですが怪盗キッド発見の報告は未だありません」 中森警部「そんなわけあるか!奴が空を飛び去る姿もこの博物館から逃げる姿も見た奴は誰もいないんだぞ。絶対館内にいるはずだ。こうなったら多少警備の陣形を崩しても構わん。死ぬ気で捜せと伝えろ」 風見裕也「どうやら捜査2課の旗色が悪いようですね。公安としてはどうしましょうか」 📱安室透「はい了解しました。そのように対処します」
安室透「今上から連絡があった。これ以上キッドの件に介入するなと。どうやから中森警部が公安に確認の電話を入れたようだ」 風見裕也「じゃあ早く引き上げた方がよさそうですね」 安室透「ああ、下手に責任を押しつけられたらかなわんからな」 毛利蘭「梓さん」 鈴木園子「いた」 毛利蘭「コナン君に聞きましたよ。梓さんがキッドの大ファンだって」 鈴木園子「もォ抜け駆けしてくれちゃって」 榎本梓「ごめんなさい。でも結局キッド姿見せなかったし」 鈴木園子「そなの?」 鈴木次郎吉「ああ、彼奴は煙と共に襲来してティアラを盗み煙と共に消え失せたよ」 コナン「あのさ、怪盗キッドの居場所ならボクわかるけど」 鈴木次郎吉「おおさすがキッドキラーじゃ!」 コナン「こっちこっち」
風見裕也「ダメですよ。それは重要な証拠品。勝手に触れられては困ります」 榎本梓「キッドのカードの写真を撮って待ち受けにしたいだけなんですけど…この写真があるとラッキーが舞い込んで来そうなんです」 風見裕也「そんな可愛い顔でお願いしてもダメなモノはダメです。お引き取りを」 榎本梓「はぁい」
コナン「止めときな。そいつを今開けると天井に押し潰されちまうぜ?中森警部に仕掛けの電源を入れて貰ったからね」 安室透「トリックはダブルリフトの応用。ケースのフタを開けてるように見せて実は本物のケースはその下に隠している。まず君はこの展示場に白い塗料を噴霧してケースを白くした後、室内が白くモヤってる中、ケースの上に用意していた偽のケースを貼り付けたんだ。さらに塗料が噴霧されたらその境目がわからなくなるようにピッタリとね。当然、後でコナン君が開けても何もないワケさ。最初から何も入ってない偽のケースなんだから」
安室透「そうですよね?怪盗キッドさん」 怪盗キッド「どこでわかった?」 コナン「このベンチの足だよ。犯行前は真ん中の足が少し太かったのに、犯行後には両脇の足と同じ太さになっていた。だからその箱状の何かをトリックに使ったと思ったんだ。まぁ仕込んだのは昼間オメーが客としてここに来た時だろーけど」 怪盗キッド「じゃあオレが風見って公安に変装してるって気づいたのは?」 コナン「手についた塗料だよ。オメーが変装できたのはガスマスクをしてなかった3人。安室さんは指の腹に塗料が付いていて、梓さんは手の甲に付いていたのに、オメーの手の平には小指と薬指の内側から小指球にかけて白い塗料が付いていた。あれは塗料で白く染まった展示ケースの上に偽のケースを貼り付けた時、ピッタリと重ねるには手を添えなければならなかったからだよな?」 コナン「まあ梓さんと安室さんはポアロの新メニューがカルボナーラだと知ってたから本人だとわかったよ。カルボナーラは別名“炭焼き職人風パスタ”だからね」 安室透「それと非番の風見が行っていたのはアイドルフェス。その会場の事をファンは“現場”と呼んでいるのを知っていましたか?」 怪盗キッド「じゃああの時 “現場は大盛況” って答えばよかったのね」 中森警部「その公安もトイレの用具入れから救出済みだ」 鈴木次郎吉「観念せい!もう汝に逃げ場はない」
怪盗キッド「さーてそいつはどうかな」 中森警部「え?ヒモ付き?」 中森警部「おのれキッド!」 怪盗キッド「ケケケこれ超便利♡」 コナン「待てェキッド」 怪盗キッド「よォ名探偵、予告通り“王妃の前髪(クイーンズ・バング)”は頂いて行くぜ。正直公安もいたからもっとてこずると思ってたけど拍子抜けだぜ!ヒャッハー♪んじゃ失礼♪」
怪盗キッド「さてと、いつも通り翼を広げておいとましましょうかねぇ」 安室透「やっとお逢いできましたね、月下の手品師、いや、令和の魔法使いさんでしたっけ?」
怪盗キッド「な…何で!?アンタさっき下にいたじゃねーか!」 安室透「あれは警備配置の確認中に君が眠らせて入れ替わった公安の風見裕也ですよ。カツラとファンデーションで簡単な変装を。君が彼に成り済ます時に警察手帳を見たでしょうから名前ぐらい知ってますよね?」 怪盗キッド「でも声がアンタだったよな?」 安室透「君のように自在に声色を変えられませんから、コナン君の探偵バッジで僕の声を、風見に貸した帽子のツバの裏につけたスピーカーに飛ばしたんです。そう、下の階に置き去りにしたはずの男が再び最上階に現れる、これもまた君が子供だましだとバカにしたダブルリフトでしょうかね」 怪盗キッド「なるほど、下にしたのはドルヲタの公安か」 安室透「一応、風見の為に言っておくと堅物だった彼がアイドルにハマったのは、毛利小五郎を探らせていたその過程で沖野ヨーコに出会ったからで…っていうか…君のその感じどこかで会った気がするんだが」 怪盗キッド「さあ覚えてねぇな。女の子の顔なら忘れないんだけどね」 怪盗キッド「そうそうさっき言ってたよな?子供だましだとバカにしたって…忘れたのか?オレは怪盗キッドだぜ?子供(キッド)なら子供だましでふざけても問題ないだろ?」 安室透「確かに」
『後日、風見さんの所に安室さんから荷物が届いた』 風見裕也「おおーっ!沖野ヨーコさんのCDにカレンダーに写真集に、この前のフェスの円盤まである!まだ発売前なのに…って違うんだ降谷さん!俺は生で彼女の歌が聞きたかったんですよ!」 | |
← 前の話 | 次の話 → |