- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第R141話ネタバレ | |
第R141話 犯行現場は激セマ店 | |
放送日 | 2023年11月25日 |
OPテーマ | Unraveling Love ~少しの勇気~ (歌 : 倉木麻衣) |
EDテーマ | …and rescue me (歌 : Rainy) |
CAST | |
江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 毛利小五郎 Mori Kogoro CV. 小山力也 毛利蘭 Mori Ran CV. 山崎和佳奈 目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林 高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉 中村進 CV.廣田行生 扇千尋 CV.彩木香里 三島さつき CV.真山亜子 篠原真雄 CV.岡野浩介 |
NEXT CONAN's HINT | |
TITLE CARD | |
STORY | |
小五郎はゴールデン横丁の小料理屋「さつき」にいた。他には常連客の会社員・中村進、日舞講師・扇千尋、フリーター・篠原真雄がおり、店内は四人の客だけでいっぱいだ。女将・三島さつきは狭いカウンター内で接客するために工夫をしているらしい。常連客たちと親しくなった小五郎は話に花を咲かせる。扇がトイレに立ったのをきっかけに店の外に出る小五郎たち。各々が用事を済ませ店に戻ろうとすると絶命したさつきの姿があった。 | |
『競馬ファンの会社員 中村進(64)』 『日本舞踊の師匠 扇千鶴(35)』 三島さつき「土曜は馬好きの常連がよく集まるのよ」 毛利小五郎「ほお~」 毛利小五郎「そうですか、何を隠そう、私もなんですよ」 篠原真雄「あれ?ちょっと見せてください」 三島さつき「あら、お客さんステキね」 扇千尋「もう少しで退職金が出るんやなかった?」 三島さつき「発表会をやるくらいだからさぞかしお教室の方も繁盛してるんでしょうね!?」 三島さつき「板前になりたいなら魚に目がきくようにならないと…ね?篠原君」 毛利小五郎「何で知ってるんすか」 中村進「またやったのか」 扇千尋「ちょっとお手伝いへ。ほらほら立った立ったレディのお通りやで」 中村進「狭い店だ。仕方ねぇ」 篠原真雄 「ATMが閉まる前にお金をおろしてこなくちゃ」 高木刑事「凶器の包丁の柄には“さつき”という焼印がありました」 高木刑事「店内には物色されたような跡はありませんでした」 毛利小五郎「事件当時、私も含め客は全員店の外に出ていました」 目暮警部「事件が起きた5分間、皆さんがどこで何をしていたのかを教えて頂きたい」 中村進「何です」 毛利小五郎「あなたはタバコを買いに行くといって店を出てから横丁を右に曲がっていった」 毛利小五郎「ところが確か帰りは反対の方向から戻ってきましたね。どうして反対側から帰って来たんですか?」 目暮警部「これはどういうお金ですか?」 中村進「…実は女将に弱みを握られていて…会社から横領した金を競馬につぎ込んでいたことを会社にばらすと言われて女将に強請られてたんだ」 中村進「でも俺はやってない!本当に大通りのコンビニに行ってたんだ!」 高木刑事「ところで篠原さん、この手帳には所々篠原さんの名前とアジとかイカとか書かれているのですが、これは?」 篠原真雄「僕は魚市場でバイトしてるんで時々注文を受けてたんです。その記録じゃないですか」 目暮警部「店を出た5分間は何をしていました?」 篠原真雄「持ち合わせがなかったので近くのATMにおろしに行きました」 篠原真雄「明細もあります」
コナン「(ジュースか…女将は下戸って話だったな)」 コナン「(今日は必要ねぇか)」 目暮警部「それではみなさん署の方でもう少し詳しい話を」 小五郎(コナン)「警部、その必要はありませんよ。私がこの場で事件を解決してみせます」 目暮警部「毛利君、犯人がわかったのかね」 小五郎(コナン)「ええ、まな板の上に残されたブランデーグラスが私に犯人を教えてくれました」 小五郎(コナン)「私は大丈夫。それより、店のカウンターの上を見てください」 小五郎(コナン)「扇さんはワイン、中村さんは日本酒、私はビール、篠原はサワーを飲んでいました」 小五郎(コナン)「棚の一番上を見てください」 小五郎(コナン)「棚の上のブランデーのボトルが少し動かされていますね。おそらく犯人は店を出た後、外から店に電話をかけたんです」 小五郎(コナン)「そして棚の一番上にある高級ブランデーを注文した」 小五郎(コナン)「背の低い女将をブランデーをとるには、棚と壁に体を密着させるようにして背伸びしなければならない」 小五郎(コナン)「犯人はそこを狙って壁の隙間から包丁を刺しこみ」 目暮警部「店の外から刺しただって!?」 小五郎(コナン)「店の裏には人が一人通れる軒下があります」 小五郎(コナン)「犯人は軒下から電話をかけ、女将を壁際へおびき寄せ」 小五郎(コナン)「隙間から包丁を刺しこんで殺害したのです」 小五郎(コナン)「包丁は予め店から盗み出してあったのでしょう」 小五郎(コナン)「皮肉なことに女将が倒れる拍子に」 小五郎(コナン)「そのイスが回り」 目暮警部「なんだって!?」
小五郎(コナン)「洋食の料理に使う洋包丁は柄をビスで止めていますが」 小五郎(コナン)「和包丁は柄に刃をさし込んでいるだけ。簡単に外せるんですよ」 小五郎(コナン)「犯人は私達に遺体を発見させ、自分は心配するフリをしてカウンターへ入った」 小五郎(コナン)「そして刺した包丁の刀身に柄を戻し」 小五郎(コナン)「女将を抱き起して見せた」 小五郎(コナン)「そう、さし込み式の包丁を使うそのトリックができたのは、最初に駆け付けた篠原さん、あなただけです」 目暮警部「彼にはアリバイがある」 篠原真雄「確かな証拠でもあるんですか?」 小五郎(コナン)「あなたが見せた明細の入った封筒、汚れがついていますね。それ、鉄錆ですよね」 小五郎(コナン)「犯行時、おそらくあなたは柄のない包丁の刀身をハンカチで包んで握っていた」 小五郎(コナン)「そのためトタンの鉄錆がハンカチに付着した」 小五郎(コナン)「それに気づかずあなたはハンカチと封筒を同じポケットに入れたため」 小五郎(コナン)「鉄錆が付着したんです」 中村進「女将は恩人じゃなかったのか?」 | |
← 前の話 | 次の話 → |