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ONE PIECE | |
原作(Original Story): 尾田栄一郎(Oda Eiichiro) ONE PIECE 第1066話ネタバレ | |
第1066話 オハラの意志 | |
配信日 | 2022年11月14日 |
ジャンプ | 2022年50号 |
単行本 | 第106巻 |
アニメ | 第1096話 禁じられた歴史!ある王国の仮説 第1097話 オハラの意志!受け継がれる研究 |
登場人物 | 麦わらの一味 ベガパンク シャカ ジュエリー・ボニー モンキー・D・ドラゴン バーソロミュー・くま エンポリオ・イワンコフ ハグワール・D・サウロ |
STORY | |
「大昔にこんな未来都市が実在したのか!?」 シャカ「あくまで仮設だ。かつて考古学に命を懸けた男がその王国を炙り出し、それはある場所で発見された機械が製造された年代と合致する」 ロビン「その機械は空白の100年に作られたものなの!?」 シャカ「キミはどこまで知っている?22年前、君の故郷オハラは海軍のバスターコールで壊滅した。私はオハラがその王国の存在に気づいてしまった事が原因だと思ってる。空白の100年とは、かつて存在した高度文明のある王国と20の王国の戦いの歴史。戦いに勝った20の王国はその後、世界政府を発足し今の世界を作った。そしてある王国の思想を誰にも継がせない為、歴史からその全てを消し去った」
サンジ「ちょっと待てよベガパンク!もしかしてそれ知った奴は」 シャカ「ああ消される」 ウソップ「うおおい!何勝手に喋っとんじゃァ!」 シャカ「まだ仮説だと言ったろう。しかしニコロビン、オハラがもしこの仮説で消されてたとしたら、それはもう政府が事実と認めた様なものじゃないか?」 ロビン「あなたはどの立場から話をしてるの?オハラの学者達は貴重な資料を研究し続け仮設を立てた。あなた程の地位があれば政府に聞かされるの?」 シャカ「いや、皆同じだ。政府に所属しようが私でも口にすれば消される」 ロビン「だったらどうやって王国の事を調べたの?世界中からかき集めたオハラの文献はもう」 シャカ「オハラの意志は生きてる。あの日、世界は騒然としていた。世界一の知識を誇る学問の島オハラが一夜にしてたった一人の少女を残し壊滅。世界政府の転覆を目論む悪の学者集団としてな」 シャカ「事件から数か月後、私はすっかり焼野原となったオハラへ向かったんだ。死んだ考古学の権威クローバー博士とは少々面識があり花でも手向けようとな」 ロビン「クローバー博士と!?」 シャカ「彼は空白の100年に執着し、世界中の文献を求める冒険家だった。海軍からの逮捕・投獄を10回もくり返し、クローバーは世界一有名な考古学者になった」
シャカ「やがて彼に感銘を受けた学者達がオハラに集い、その島は考古学の聖地となった。その才能ゆえに起きた悲劇と言える。全知の樹すら焼け崩れたオハラに足を踏み入れ私は驚いた。島の中央にある湖にありとあらゆる大量の文献が沈んでいたのだ。おそらくバスターコールで燃えていく島内に学者達は踏み留まり、未来へ残すべき財産を守って死んだのだ。無知な兵士がそれを見た所でその価値には気づくまい。オハラの勝利だ。私はそれを見てあふれる涙を止める事ができなかった」 オルビア〈ロビン、歴史は人の財産。あなた達の生きる未来を私達が諦めるわけにはいかない〉 ロビン「あなたの予想通りオハラは王国を暴いたわ」 シャカ「そうか…では事実」 ロビン「湖の文献は今どこに?」 シャカ「私がパンクハザードへ持ち帰りたい所だったが、上層部の耳に入ると全て終わりだ。実はあの日、こんな奴らに遭遇したんだ」
『22年前 ウエストブルーオハラ バスターコール事件より数か月後』 ベガパンク「(巨人族!?)」 「引き上げろ!」 ベガパンク「(なぜ巨人族が!?どうする…この本の価値を知ってるのか!?)」 ドラゴン「久しぶりだなベガパンク!相変わらず目立つ頭だ。一目でわかる」 ベガパンク「お前は…ドラゴン!?お前がなぜここに!」 ドラゴン「そりゃこっちのセリフだベガパンク。また一段と頭が肥大したな。おれはクローバーのおっさんと面識があってな」 ベガパンク「なんとお前もか!かつては世界中を飛び回るやんちゃな男だったから…彼が世界を滅ぼそうとしたなんてバカげた情報操作だ」 ドラゴン「あの巨人族達気になるか?盗賊じゃない。さっき調べはつけておいた。エルバフからやって来た様だが、彼らはこの文献の価値を知っている。船長は全身に包帯を巻いた妙な男だったが…」 ドラゴン「オハラが命を懸けて残した財産はこのまま歴史から消させやしないと…お前達世界政府がこれに気づいて破棄する様な事にならなくてよかった」 ベガパンク「いや待て。私はそんな…」 ドラゴン「聞いて呆れたぜ。お前がついに政府の飼い犬になったとは…我々自勇軍への勧誘は蹴るのにな」 ベガパンク「バカ言え!私の知恵と技術があった所でお前らの様な貧乏軍隊で何が作れる!?」 ドラゴン「わかったよ。相変わらずの正直者だな」 ベガパンク「世界政府はバカでかい組織。海軍には特に話のわかる者も多い。標的は見失うなドラゴン」 ドラゴン「わかってるが今回の事件はさすがに効いたよ。法律という名を得た理不尽に意見しただけの非力な学者達が暴力で叩き潰された。おれは戦える軍隊を作る」 ベガパンク「戦争を嫌ってたお前がか?」 ドラゴン「見てろベガパンク。おれが世界を変えてやる。クローバーの死はオハラの意志は無駄にはしない」
シャカ「その年の内にドラゴンはエンポリオ・イワンコフ、バーソロミュー・くまと共に今や世界を揺るがすあの革命軍を作った。オハラの文献は確かに政府に見つかるわけにはいかない。私自身の興味で内密にエルバフへ行き資料を全て読ませて貰った。つまりオハラの読み解いた世界の謎は私が全てこの脳に受け継ぎ研究を進めてきた」 ロビン「その巨人族の船長の名前はサウロよね?」 シャカ「彼は身を潜めているんだ。誰であれ口外し兼ねる」 ロビン「ありがとうDr.ベガパンク。オハラのみんなの戦いを無駄にしないでくれて」 シャカ「私は全ての学問に精通している。学者の性だよ。解放はできないが付いて来い。君達に見せたいものがある」
『エッグヘッド 工場層 スクラップ場』 ルフィ「おい乗り込むトコねェぞチョッパー」 チョッパー「そうか、自分で動くタイプか」 チョッパー「じゃあ動け!動けロボ!掛け声何かなー」 ルフィ「いや!名前があるハズ。それを呼ぶんだ。動けロボの助!動けロボキング!」 ボニー「ガキかお前ら…動くわけ…」 ルフィ「うわァ!ロボが爆発したァ!」 ベガパンク「助けクエーサー!まずいまた失敗!誰か助けクエーサー!瞬間移動中に時空が歪んでしまったか!?」 ルフィ「何だ錦えもんみてェな奴だ。今助ける」
ベガパンク「ありがとう。お前はドラゴンの息子じゃな?来とるのは知ってた。よく来たな。そしてボニーか!大きくなったな。元気そうで何よりじゃ」 ルフィ「えー!?おっさん浮いてねェか!?」 ボニー「ベガパンク!」 ベガパンク「お前も履いとるじゃろう。DOMシューズにはホバー機能がついておる。横のボタンを押しながらもっとレバーを押し込む」 ルフィ「うひょー!」 ベガパンク「助けてクエーサ~!」 |
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