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ONE PIECE | |
原作(Original Story): 尾田栄一郎(Oda Eiichiro) ONE PIECE 第1099話ネタバレ | |
第1099話 平和主義者 | |
配信日 | 2023年11月27日 |
ジャンプ | 2023年52号 |
単行本 | 第108巻 |
登場人物 | バーソロミュー・くま ジュエリー・ボニー モンキー・D・ドラゴン モーリー ベティ ベガパンク サターン聖 戦桃丸 ベコリ ブルドッグ コニー |
STORY | |
「もう充分だくま!これ以上は救えない戻れ!お前が命を落とすぞ!くまちー!」 ベコリ王「遥か東の国ではこの政策が成功しゴミのない美しい町として天竜人に絶賛されたそうだ。巨大な幸福の為には時として心を鬼にして改革せねばならない」 「ベコリ王、国民達が猛反発を!」 「今すぐやめろ」 「南部の火を鎮火しろ」 ベコリ王「4・5人撃ち殺せ。大義である」 「王の決定に背く者は前に出ろ。ん?誰だアレは?止まらねぇばこの場で処刑を」
『くまの教会』 「ケガ人に早く手当てを」 「ボニーちゃんも中にいな。月明りに当たっちまうよ」 ボニー「大丈夫かなお父さん…ビビりなのに…」 ベコリ王「待て貴様!国王に手を上げればどうなるかただじゃ済まぬぞ田舎の牧師が!」 『これがソルベ王国の「一人革命」と呼ばれる事件である』
『聖地マリージョア』 「ソルベ王国の王が代わった様です」 サターン聖「誰だ?」 『国民達の願いを断りされずくまは古い教会に住む国王になった』 「くま様」 「くまちー王様、腰が痛い」 くま「そろそろからかうのやめてくれよ。実際に王宮から国を動かしてるのはブルドッグ氏だ。私は安心の為の飾りだよ」 「先々代の王ブルドッグの時代は貧しいが心は豊かでいられた。貧しいのは難点だったが」 ボニー「体力体力」 「ところで誰だい、あの教会を走り回ってる娘っ子は。ジニーに似てかわいいが」 くま「え、ジニー!?」 ボニー「あたし10歳の誕生日にお父さんと海に出て水平線見るんだ。だから今から体力を…え?ギャーー!」 ギョギョ「ボニーだったのか!何だいまの変身、悪魔の実か?いつ食った?」 「これがのうトシトシの実…!?一体どこで」 ギョギョ「何か念じてみな」 ボニー「年とれ~年とれ~」 くま「待ってくれボニー。身だ持たない」
「くま国王」 「国王様お目通りを」 ギョギョ「うわあ本当にババーになった。すごい!しわしわだ」 ボニー「ダメだ。うまく年とれない」 ボニー「おっさんだれ?」 ブルドッグ「ボニー王女だね。私はキミの父上の補佐を務めるブルドッグというもの。大切な話が…母はもうお邪魔している。元王太后コニー」 『ソルベ王国 元先々代国王 ブルドッグ』 ギョギョ「ベコリ王が帰って来る!?こんなデマカセが記事に」 ブルドッグ「ベコリがこれを仕込んだ様だ」 ギョギョ「村を燃やし暴力で王位を奪った!?あの野郎海外から姑息なマネを」 ブルドッグ「世界政府を味方につけているという事だ。ベコリは必ず王位を取り返しに来る。軍艦の準備をしてると情報が」
「ベコリが帰って来るなんてイヤだよ」 「今度こそ殺される」 くま「わかってる。この国には一歩も入らせやしないよ。あいつが帰ってきたら、その全てを返り討ちにする。だがそうすればおれは犯罪者だ。この国にはいられない。その時はブルドッグさん、あんたがこのまま王になってくれ。そしてボニーを匿ってくれないか。教会も危ない」 ブルドッグ「わかった。ここと同じ環境を作ろう」 ボニー「できた」 くま「ボニー、折を見て帰るからいい子にしてくれ」 ブルドッグ「母だ」 ボニー「どっか行くの?さみしいな」 ベコリ「あいつだ海軍!殺せ!私からソルベ王国を奪い悪政の限りを尽くす暴君だ。奴を殺せ。この国の王は私だ!」 くま「よくもヌケヌケと帰って来たな」 『当然全てを沈め海へ逃げたくまは海賊として手配され数々の悪名とその強さが懸賞金を引き上げていった』
ボニー「お父さんに会いたい」 コニー「ごめんねぇボニーちゃん。くまさんはこの国を救ってくれたヒーローだよ」 ボニー「どうでもいい。あたしのお父さんだもん。10さいで病気が治ったらあたしも海賊になる」 コニー「それはおよしよ」 ボニー「大人にだってなれるもん」 『トリノ王国』 くま「こういう病気を知らないか?」 「日に当たれない?かわいそうだ」 『クラシガナ島』 アブドーラ「いたぞ高額懸賞金首ィ!バーソロミュー・くんだな!?」 『未来島バルジモア→テキーラウルフ→空島』 〈娘の命は持ってあと5年。10歳の誕生日を迎える事はないでしょう〉
「くまちゃーん♡」 ドラゴン「イワとイナズマは投獄された。会わねェ内にお前は国王で暴君で海賊か」 くま「人が変わった様だろう」 ベティ「ねーくま、私東軍の軍隊長やりたいの。いい?」 くま「なぜおれに聞くんだベティ」 ベティ「ドラゴンさんがくまの許可が出るまではジニー様の永久欠番だって」 くま「口の悪い女が東軍を仕切るのか?おれは構わない」 ベティ「やった」 ドラゴン「サボやコアラ達も会いたがってる。若い志士達が順調に力をつけてる。お前にも見せてやりたい」 くま「世界を見てたドラゴンならどうしただろうと各所で考えた。おれも軍に戻りたいが…」 ドラゴン「ボニーの事でちょうど話したかった事があった。海軍の科学者Dr.ベガパンクを知ってるよな。先日の事故で奴の研究所が移る様だ。普段はとても会える様な男じゃないが今明らかに警備が手薄だ」 くま「ありがとうドラゴン!正直ダメかと…会いに行ってみるよ。もしボニーの病気が治ったらまた一緒に戦いたい」 ドラゴン「運命の風の赴くままにだ、友よ」 くま「ボニーすごいじゃないか!」 ボニー「お父さーん♡」
『海軍科学班 第8研究所(後のエッグヘッド)』 ボニー「どこ?」 くま「お前の病気が治る前のチェックをしてくれるドクターがいるんだ」 ベガパンク「こんな人間がおるのか!」 くま「おれも今そう思っていた」 ボニー「うわーすっげー頭!キモ」 ベガパンク「何という体躯!筋肉を調べさせてくれ、科学の発展の為に。病気の子とはその子か、クソ生意気な、嫌いじゃないが。青宝鱗か、よくここまでの拡大で留めたな。治る」 くま「本当か?」 ベガパンク「現場には下ろして。まだ医療のおらん技術を使う。正確には新しい幹細胞を作り移植する。結果、改造人間を作る様な手間と費用がかかるが」 くま「サイボーグになるのか!?」 ベガパンク「費用の話じゃ」 ベガパンク「お前さんもしやバッカニア族か!?」 くま「ああ」 ベガパンク「オイ私は政府側の人間じゃぞ」 くま「ドラゴンを信頼してる。おれの血は人と何が違うんだ?」 ベガパンク「詳しく説明できる程サンプルはないんじゃが」
くま「おれの複製人間を!?」 ベガパンク「そうじゃ。クローン兵の素体となる人材を探しておった。血液の提供とクローン兵を作る許可をくれりゃボニーの莫大な手術費はゼロでいい。金などなかろう?」 くま「どの道断る事はないが、そいつら一体何をする?おれの姿をした兵士が何人もいてそいつは海兵になるのか?」 ベガパンク「そういう事じゃな。電磁波エネルギーは好きか?人間ならレーザービームが飛び出したら海賊共は声を失うぞ。圧倒的な科学力で非道な輩達をねじ伏せる。頑丈な体は盾の様に銃弾を弾き、弱き市民達を救うヒーローになるハズじゃ。未来からやってきた戦士達は更に」 くま「“妙な男だが欲求に正直で信頼できる” と…」 ベガパンク「ドラゴンがそう言ったか!?得そうに」 くま「もしいつかおれに似たクローン兵が誰かの人生を救ったら、おれ生まれた意味はあるのかもな」 ベガパンク「ドラゴンはキレるぞ、こんな条件」 くま「いや、2人には感謝しかない。正直ボニーが助かるならお前が悪魔でも構わなかった。ボニーを助けてくれ」 ベガパンク「聖人じゃなお前は」
『聖地マリージョア』 サターン聖「クローン兵とは兵器。兵器とは人を何人殺せるかがその価値。チャンスを活かせん男だなベガパンク。私に考えがある」 「は!おおせの通りに」 くま「聖人?おれはただの気弱な平和主義者だ」 ベガパンク「ぺぺぺぺ気に入った。未来の戦士達をそう呼ぼう」 |