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Jujutsu Kaisen | |
原作(Original Story): 芥見下々(Gege Akutami) 呪術廻戦 第243話ネタバレ |
第243話 バカサバイバー!!~さんざめけ~ | |
配信日 | 2023年11月27日 |
ジャンプ | 2023年52号 |
単行本 | 第27巻 |
登場人物 | 羂索 乙骨憂太 髙羽史彦 |
STORY | |
『C-1ファイナリスト!笑いの今昔コンビ出陣 No.297 ピンチャン』 髙羽史彦「どうもお世話になってまーす」 羂索「水曜ひま?」 髙羽史彦「いまぁ!?もう始まってんだよ。引っ越しの手伝い以外だったら暇だよ」 羂索「じゃあいいや」 髙羽史彦「引っ越しの手伝いだった!」 羂索「ちっ、どうもピンチャンです。ピンチとチャンスで覚えてください」 髙羽史彦「いやそういうんじゃない。髙羽と羂索ね。よろしくお願いしまーす」
髙羽史彦「桃太郎って知ってる?」 羂索「知らねー!」 髙羽史彦「スッといかせろよ。みんな小さい頃親に聞かされてるだろ」 羂索「いや、本当に知らないから」 髙羽史彦「えっ」 羂索「私、母子家庭で母ちゃん忙しくて」 髙羽史彦「あ、そうなんだ、ごめん、デリケートな話だね」 羂索「お前が母子家庭にどういう印象を持ってるか知らないけど俺は幸せだったぜ。母ちゃん優しくてさ、よく物語を読み聞かせてくれたんだ。桃太郎とか」 髙羽史彦「知ってるじゃん!えっなんで嘘ついたの?」 羂索「寂しくて…構って欲しくて…俺母ちゃん忙しかったから…」 髙羽史彦「だるっ!ちょっと始めに殺伐としちゃったからさ」 羂索「そう?」 髙羽史彦「いやバレてないと思ってるかもしんないけど、舌打ちしてたろ」 羂索「ちっ、してねぇよ」 髙羽史彦「なんなのオマエ。俺そういうの凄い気にするから、みんな知ってる昔話で殺伐とした空気を中和したいんだよね」
羂索「俺馬鹿だからよくわかんねぇけどよぉ!優しい犬猿雉の友達が欲しいってことだな!?」 髙羽史彦「違う違う違う。その枕詞で本当に馬鹿のパターンあるんだ」 羂索「俺馬鹿だからよくわんねぇけどよぉ!本当は桃太郎は桃を食べて若返ったお爺さんとお婆さんが○○○○してできたんじゃないかな」 髙羽史彦「急に芯食ってくんな!確かにそういう説もあるよよ」 羂索「俺馬鹿だからよくわかんねぇけどよぉ!よくわかんないならまずやってみないとな。おばあさん鬼退治に行ってきます」 髙羽史彦「勝手に始めんな!待ちなさい桃太郎。この吉備団子を持っていくんだ」 羂索「ちょっw俺w人が握ったおにぎりとか無理なタイプじゃないすかwww」 髙羽史彦「るせえよ!持ってけよ!」 羂索「わぁ美味しそう!さすが年金で楽して暮らしてるだけあって手間がかかった団子!その負担は俺たち若い世代にかかってるんだけどなクソババア!しばらく顔合わせなくて済むと思うとせいせいすらぁ!最悪!長生きしろよ!」 髙羽史彦「あ、本当はいい子なのかな。長生きしろよって全部帳消しになるから日本語って不思議だ」 羂索「あ、ゴールデンレトリバーだ」 髙羽史彦「和犬にして!世界観崩れるから!柴犬とかせめて雑種」
羂索「この吉備団子金賞受賞してるからうまいよ」 髙羽史彦「全国の唐揚げ屋が受賞してるやつ!あれ受賞してない方が珍しいだろ」 羂索「待って。犬に団子っていいんだっけ」 髙羽史彦「そこはリアリティ捨ててよ」 羂索「やっぱやめとこう。玉ねぎが使われているかもしれない」 髙羽史彦「ないだろとは言い切れないな。玉ねぎは犬に毒だからな」 羂索「首輪に電話番号が書いてる!」 髙羽史彦「そこのリアリティは捨てろ!世界観を崩すな!」 羂索「もしもし、はいはい、そうそう、ゴールデン……あはははははそうかラブラドールか」 髙羽史彦「飼い主と盛り上がんな!」 羂索「飼い主さん練馬だって。歩いて30分くらいか」 髙羽史彦「いやこれから鬼退治だろ」 羂索「仕方ない。鬼ヶ島にキャンセルの電話しよう。サイトに電話番号あるかな…あっ食べログにある!」 髙羽史彦「もう世界観とかどうでもいいか」 羂索「ちょwww星2.1wwww」 髙羽史彦「ネットの情報ではしゃぐな!」 羂索「あ、もしもし、ちょっと今日の予約キャンセル…はいはい、あーキャンセル料…分かりました!じゃあ猿と雉だけ先に向かわせます!」 髙羽史彦「待て待て待て待て!」 羂索「なに?」 髙羽史彦「猿と雉がボコボコにされちゃうでしょうが!戦力の逐次投入は愚策って学校で習わなかったのか!?」 羂索「愚か者め、オマエこそ制空権を知らんのか?飛んでる雉に何ができんだよ。せいぜいウンコ爆撃だろ」 羂索「ウンコ爆撃最強ォー!」 髙羽史彦「小学生の価値観をゴリ押しすんな」 羂索「我々は選ばなきゃいけないわけか。ジョンの飼い主の不安か…」 髙羽史彦「勝手に犬に名前つけんな」 羂索「猿と雉の命か…」 髙羽史彦「どう考えても命だろ」 羂索「とりあえず雉はクビだな」 髙羽史彦「あらま!?どうして!?」 羂索「飼い主の不安を“鳥”除く…ってね」 髙羽史彦「うまい!座布団爆撃ー!」
羂索「………おいどうした?」 髙羽史彦「いや、終わっちまうんだなぁって夢の部隊。今となっては笑いの“わ”の字も分かってねぇだろってオマエの顔ファンすら愛おしい。終わりたくねぇ。終わりたくねぇよ」 羂索「泣くな。白けちまうだろ」 羂索「もういいよ」 髙羽史彦「…ありがとう」 羂索「君、超面白かったよ」
羂索「術式反転 反重力(アンチグラビティ)」 羂索「(何故だ!あの呪力総量の大きい乙骨だぞ…!何故気づかなすった…!?…そうか邪魔されたくなかったのか…)」
羂索「初めからこのつもりだったのかい?」 乙骨憂太「髙羽さんに人は殺させませんから」 羂索「そうか、道半ば……残念だよ。だが、私の意志は受け継がれる」 |