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DEMON SLAYER |
原作(Original Story): 吾峠呼世晴(Koyoharu Gotōge) 鬼滅の刃 第130話ネタバレ |
第130話 居場所 | |
配信日 | 2018年10月15日 |
ジャンプ | 2018年45号 |
単行本 | 第15巻 |
アニメ | 柱稽古編 第一話 鬼舞辻無惨を倒すために 柱稽古編 第二話 水柱・冨岡義勇の痛み |
登場人物 | 竈門炭治郎 竈門禰豆子 嘴平伊之助 我妻善逸 不死川玄弥 産屋敷耀哉 宇随天元 冨岡義勇 胡蝶しのぶ 時透無一郎 伊黒小芭内 甘露寺蜜璃 不死川実弥 悲鳴嶼行冥 後藤 |
STORY | |
『特別な訓練が始まりました。その名も“柱稽古”。柱より下の階級の者が柱を順番に巡り稽古をつけてもらえるという。基本的に柱は継子以外に稽古をつけなかった。理由は単純、忙しいから。柱は警備担当地区が広大な上に鬼の情報収集や自身のさらなる剣技向上の為の訓練、その他にもやることが多かった。しかし禰豆子の太陽克服以来、鬼の出没がピタリと止んだ現在、嵐の前の静けさとも言える状況であったが、そのお陰で柱は夜の警備と日中の訓練にのみ焦点を絞ることができた』
我妻善逸「らしいよ」 竈門炭治郎「そうなんだ。すごいな」 我妻善逸「何もすごくねぇわ。最悪だよ地獄じゃん。誰だよ教えた奴、死んでくれよ」 竈門炭治郎「自分より格上の人と手合わせしてもらえるって上達の近道なんだぞ。自分より強い人と対峙するとそれをグングン吸収して強くなれるんだから」 我妻善逸「そんな前向きなこと言うんであれば俺とお前の仲も今日これまでだな!お前はいいだろうよ。まだ骨折治ってねぇからぬくぬくぬくぬく寝とけばいいんだからよ!俺はもう今から行かなきゃならねぇんだぞ。わかるかこの気持ち」 竈門炭治郎「いたたたごめんごめん。あっ善逸、言い忘れてたけどありがとう」 我妻善逸「俺に話しかけるんじゃねぇ」 竈門炭治郎「いやいや待ってくれ。上弦の肆との戦いで片足が殆ど使えなくなった時、前に善逸が教えてくれた雷の呼吸のコツを使って鬼の頚が斬れたんだ。勿論善逸みたいな速さではできなかったけど本当にありがとう。こんなふうに人と人との繋がりが窮地を救ってくれることもあるから柱稽古で学んだことは全部きっと良い未来に繋がっていくと思うよ」
我妻善逸「馬鹿野郎お前っ…そんなことで俺の機嫌が直ると思うなよ」 竈門炭治郎「(あっゴキゲンだ。よかった)」 我妻善逸「まったくもうみな俺がいないとなんにもできないんだから」 鎹鴉「カアアアッ」 竈門炭治郎「うわぁ血が出た。急に何するんだよ。ひどいな」 鎹鴉「お館様カラノ手紙ダ!至急読ムノダ!」 竈門炭治郎「手紙?俺に?わざわざ?えー何だろう?」
宇髄天元「遅い遅い遅い遅い何してんのお前ら!意味わかんねぇんだけど!まず基礎体力がなさすぎるわ!走るとかいう単純なことがさ、こんなに遅かったら上弦に勝つなんて夢のまた夢だよ!?」 『柱稽古第一の試練 元・柱 宇髄天元』 宇随天元「ハイハイハイ地面を舐めなくていいからまだ休憩じゃねぇんだよ。もう一本走れ。どうしようもねぇな。質が悪い」 『柱稽古、まずは宇随によるしごき、基礎体力向上から始まり、甘露寺蜜璃による地獄柔軟、時透無一郎による高速移動の稽古、蛇柱による太刀筋矯正、風柱による無限打ち込み稽古、岩柱による筋肉強化訓練』
『柱にしてみても次から次へかかってくる隊士を延々と相手することでさらなる体力向上が見込める。そこから心拍と体温を高め痣が出せるようになればボロ儲けである。すでに痣の出ている者は常に痣状態でいられるよう訓練していく。その過程で得た情報は隊全員に伝達・即共有で隊全体の力を上げていた。来たる戦いに備えて』 『一人の男を除いて』 竈門炭治郎「ごめんくださーい、冨岡さーん、こんにちは、すみませーん、義勇さーん、俺ですー竈門炭治郎ですーこんにちはーじゃあ入りますね」 冨岡義勇「(入ります?いや…帰りますだな。聞き間違いだ)」
竈門炭治郎「ていう感じでみんな稽古してるんですけど」 冨岡義勇「知ってる (近い)」 竈門炭治郎「あ!知ってたんですね。良かった。俺あと七日で復帰許可が出るから稽古つけてもらっていいですか?」 冨岡義勇「つけない」 竈門炭治郎「どうしてですか?クンクン、じんわり怒っている匂いがするんですけど何に怒ってるんですか?」 冨岡義勇「お前が水の呼吸を極めなかったことを怒ってる。お前は水柱にならなければならなかった」 竈門炭治郎「それは申し訳なかったです。でも鱗滝さんとも話したんですけど、使っている呼吸を変えたり新しい呼吸を派生させるのは珍しいことじゃないそうなので、特に水の呼吸は技が基礎に沿ったものだから派生した呼吸も多いって」 冨岡義勇「そんな事を言ってるんじゃない。水柱が不在の今、一刻も早く誰かが水柱にならなければならない」 竈門炭治郎「水柱が不在?義勇さんがいるじゃないですか?」 冨岡義勇「俺は水柱じゃない。帰れ」
✉産屋敷耀哉「炭治郎、怪我の具合はどうだい?情けないことに私は動けなくなってしまってね、義勇と話がしたいんだけどもうできそうにない」 ✉産屋敷耀哉「今はとても大事な時だから皆で一丸となって頑張りたいと思っているんだ。義勇と話をしてやってくれないだろうか。どうしても独りで後ろを向いてしまう義勇が前を向けるよう根気強く話をしてやってくれないか」 竈門炭治郎「はい!」 『お館様の言葉を額面通りに受け取った炭治郎、昼夜問わず義勇につきまとい話かけまくる』 竈門炭治郎「義勇さんどうしましたか、義勇さんどうしましたか」
『ひたすら話かけまくる。戸惑う義勇。これは一生続くのだろうか?話したらつきまとうのをやめてくれるのだろうか。四日後、義勇根負け』 冨岡義勇「はー俺は最終戦別を突破してない」 竈門炭治郎「えっ最終戦別って藤の花の山のですか?」 冨岡義勇「そうだ。おの年に俺は俺と同じく鬼に身内を殺された少年…錆兎という宍色の髪の少年と共に選別を受けた」 冨岡義勇「十三歳だった。同い年で天涯孤独すぐに仲良くなった。錆兎は正義感が強く心の優しい少年だった」
冨岡義勇「あの年の選別で死んだのは錆兎一人だけだ。彼があの山の鬼を殆ど一人で倒してしまったんだ。錆兎以外の全員が選別に受かった。俺は最初に襲いかかって来た鬼に怪我を負わされて朦朧としていた。その時も錆兎が助けてくれた。錆兎は俺を別の少年に預けて助けを呼ぶ声の方へ行ってしまった。気がついた時には選別が終わっていた。俺は確かに七日間生き延びて選別に受かったが、一体の鬼も倒さず、助けられただけの人間が果たして選別に通ったと言えるのだろうか。俺は水柱になっていい人間じゃない。そもそも柱たちと対等に肩を並べていい人間ですらない。俺は彼らとは違う。本来なら鬼殺隊に俺の居場所は無い」
冨岡義勇「柱に稽古をつけてもらえ。それが一番いい。俺には痣も出ない……錆兎なら出たかもしれないが、もう俺に構うな。時間の無駄だ」 | |
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