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DEMON SLAYER |
原作(Original Story): 吾峠呼世晴(Koyoharu Gotōge) 鬼滅の刃 第135話ネタバレ |
第135話 悲鳴嶼行冥 | |
配信日 | 2018年11月19日 |
ジャンプ | 2018年51号 |
単行本 | 第16巻 |
アニメ | 柱稽古編 第7話 岩柱・悲鳴嶼行冥 |
登場人物 | 竈門炭治郎 嘴平伊之助 我妻善逸 不死川玄弥 悲鳴嶼行冥 |
STORY | |
『玄弥に教えてもらった“反復動作”というものは、全ての感覚を一気に開く技だそうだ。全集中とはまた異なるもので呼吸を使えない玄弥も反復動作はできる』
『悲鳴嶼さんと玄弥はこれを使うとき怒りや痛みの記憶を思い出す。それにより心拍と体温を上昇させている。色々話しているうちにもしかしたら俺の痣が出た状態はそれと同じなのではないかと指摘される。だけど悲鳴嶼さんにも玄弥にも痣はないから俺たちは二人で首をひねた。反復動作をすることによりいつでも一瞬で集中を極限まで高められる。痣が濃く出た状態がこれでずっと続けられるようになるといいな。俺の反復動作はまず大切な人の顔を思い浮かべること。それから煉獄さんの言葉を思い出すこと。“心を燃やせ” この流れで俺は極限まで集中を高める。始めのうちはできなかったけど、反復動作から全力を出す。それを何度も何度も何度も繰り返している内、体が覚え始める。反復動作から全力この工程を』 我妻善逸「いったァァァァ!炭治郎いったァァ!バケモノォォ!」 嘴平伊之助「くそォ負けだぜ!」 竈門炭治郎「(まっ…まだだ!一瞬でも気を抜くと脱力して押し負ける。一秒でも長く岩を押し続けるんだ。腕だけじゃない。足腰だ。足腰で押す!上半身より下半身の方が筋肉量も多い)!ぐぬああああ」 嘴平伊之助「天ぷら!天ぷら!猪突ゥ猛進!」 我妻善逸「(伊之助も岩動いちゃった最悪!あと俺だけじゃん最悪!)」 チュン太郎「チュンチュンチュン」 我妻善逸「え、何?手紙…?」
竈門炭治郎「はーはー(一町動かした!これで悲鳴嶼さんの訓練は終わりだ……アレッ?アレッ…あらっ…だっ…脱水症状だ!急激に…滝のように汗をかいて水を飲んでなかったら…善逸…伊之助…!村田さん…!ここで死にそうだ…だれか…!」 竈門炭治郎「(あっ…悲鳴嶼さん…助かった…)」 悲鳴嶼行冥「南無阿弥陀仏…南無阿弥陀仏…」 竈門炭治郎「(えっ俺死んじゃった?あっ生きてる) あっ…ありがとうございます (まだ水くれるんだな)」 悲鳴嶼行冥「岩の訓練も達成した。それに加えて里での正しき行動。私は君を認める」 竈門炭治郎「里?ガフッさ…ゴブッ…水…水ゴブッ大丈夫です」
悲鳴嶼行冥「君は刀鍛冶の里で鬼の妹の命より里の人間の命を優先した」 竈門炭治郎「あ…それは…」 悲鳴嶼行冥「恥じることはない。君は剣士の鑑だ。自分の正しき行動を誇ると良い」 竈門炭治郎「いいえ違います。決断したのは禰豆子であって俺ではありません。俺は決断ができず危うく里の人が死ぬ所でした。認められては困ります」 悲鳴嶼行冥「(子供というのは純粋無垢で弱く、すぐ嘘をつき残酷なことを平気でする。我欲の塊だ。しかしやはりこの子供は違う)」 竈門炭治郎「いつもどんな時も間違いのない道を進みたいと思っていますが、先のことはわかりません。いつだって誰かが助けてくれて俺は結果、間違わずに済んでいるだけです。あの時も本当に危なかったんだ。だから俺のことを簡単に認めないでください。水ありがとうございます。訓練も今日までありがとうございました。勉強になりました」 悲鳴嶼行冥「疑いは晴れた。誰がなんと言おうと私は君を認める竈門炭治郎」 竈門炭治郎「ええっ…わ…わからない…どうしてですか?」
悲鳴嶼行冥「私は昔寺で身寄りのない子供たちを育てていた。皆、血の繋がりこそ無かったが仲睦まじくお互いに助け合い家族のように暮らしていた。私はずっとそのようにして生きていくつもりだった」 悲鳴嶼行冥「ところがある夜、言いつけを守らず日が暮れても寺に戻らなかった子供が鬼と遭遇し、自分が助かる為に寺にいた私と八人の子供達を鬼に喰わせると言ったのだ。私の住んでいた地域では鬼の脅威の伝承が根強く残っており、夜は必ず藤の花の香炉を焚いていた。その子供は香炉の火を消して始末し寺の中へ鬼を招き入れた。すぐに四人が殺された。残った四人を何とか守ろうとしたが三人の子供たちは私の言う事をきかなった。当時の私は食べる物も少なく瘦せ細っており、気も弱かった。大きな声を出したこともなかった。さらには目も見えぬような大人は何の役にも立たないという、あの子たちなりの判断だろう」 竈門炭治郎「(!!悲鳴嶼さん目が…!?)」 悲鳴嶼行冥「私の言うことをきいてくれたのは一番年下の沙代だけが私の後ろに隠れた。他の三人の子供たちは私をあてにせず逃げ…暗闇の中で喉を掻き切られて死んだ。私は何としても沙代だけは守らねばと思い戦った」 沙代〈あの人は化け物。みんなあの人がみんな殺した〉 竈門炭治郎「そんな…」 悲鳴嶼行冥「恐ろしいめに遭い、混乱したのだろう。まだ四つの子供だ。無理もないこと…子供はそういう生き物だ。しかし私はそれでも沙代にだけは労ってほしかった。私のために戦ってくれてありがとうと言ってほしかった。その一言があれば私は救われた。しかし子供はいつも自分のことで手一杯だ。鬼の屍は塵となって消え子供たちの亡骸だけが残った。私は殺人の罪で投獄された」
悲鳴嶼行冥「お館様が助けてくださらねば私は処刑されていた。それから私は本当に疑り深くなったように思う。君のことも勿論疑っていた。普段どれ程善良な人間であっても土壇場で本性が出る。しかし君は逃げず目を逸らさず嘘をつかず素直でひたむきだった。簡単なことのようだが、どんな状況でもそうであれる者は少ない。君は特別な子供。大勢の人間を心の目で見てきた私が言うのだからこれは絶対だ。未来に不安があるのは誰しも同じ。君が道を間違えぬようこれからは私も手助けしよう…」 竈門炭治郎「…頑張ります…ありがとうございます…」 悲鳴嶼行冥「私の訓練は完了した…よくやり遂げたな…」
『沙代の話』 沙代は鬼に襲われた時の証言であの人は化け物、みんな殺したと言っていますが、あの人とはお寺に侵入した鬼のことで、ヒメジマさんのことではありません。しかし鬼は朝日で消滅している上、沙代は事件のショックでまともに話すことができなくなったのでヒメジマの容疑を晴らすことができませんでした。そのことを十四歳になった今でも沙代は気にしており、謝りたいと思っています。 | |
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