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MY HERO ACADEMIA | |
原作(Original Story): 堀越耕平(Kohei Horikoshi) 僕のヒーローアカデミア 第407話ネタバレ | |
第407話 超常遺児 | |
配信日 | 2023年11月20日 |
ジャンプ | 2023年51号 |
単行本 | 第40巻 |
登場人物 | オール・フォー・ワン 与一 |
STORY | |
『その娼婦は一年程前から病に罹っていた。硬質の疣贅が左腕に生えていた。彼女が自身の懐妊に八か月もの間気付かなかったのは、浮浪生活だけが原因ではなかった』
『全く身に覚えがなかったからだ。ソレらはいつの間にか彼女の胎に住みつき、彼女の生きる力を吸い取っていた。川のほとりで双子を産み落とした女性はそのまま死亡した。彼女の疣贅はなぜかきれいさっぱりなくなっていた。赤児達は二人きりだった。ねずみがやって来て遺体と赤児をかじり始めた頃、増水した川が双子をさらっていった。一年後、発光する赤児を皮切りに世界各国で異能の報告が相次ぐ。異能は先天性のものだけではなく、二次性徴前後の青少年にも後天的に発現した。未知の病として調べていた研究グループは異能を “ヒトから枝わかれした新たなる遺伝子” と発表した。それはあまりに無神経で早計だった。群生生命を隔つその発表は混沌を加速させた』 「コンビナート方面で異能の連中が結集し始めたそうだ」 「昨夜デモ隊が衝突した奴等だな」 「連中が決起する前に叩くぞ」 「なんだ?」 「超常遺児か」 「可哀想だが放っとけ!遺児は保菌者(キャリア)の可能性が高い」
「何の音だ」 『それは母親から奪った異能。その赤児は生まれながらに不遜だった。身の回り全てが自身の所有物であり、泣けど喚けど自身を見ない何も与えない者がただただ疑問だった』 与一「ダメ、イタイのダメ」
『母親から与えられる筈の栄養をほとんど兄に奪われたので弟はとても小さく脆弱だった。自身に何も与えない存在だったが手に持っていた所有物なので兄は弟を決して手放そうとしなかった』 《溝が深まる一方で発光する赤児が自ら先頭に立ち、平和と安全を訴えています。賛同者は日増しに増加しており》 AFO「僕に黙って何を読んでる?」 与一「まだ文字の勉強中で難しい本は読めないんだけど…すごいよ、このコミックって本。絵で読めるんだ。描いた人の願いが絵で伝わってくる。ヒーロー…僕もいつかこんな風になりたいな…」 『弟はまだ兄を諦めきれなかった。かすかに憶えているあの手を兄の優しさだと信じたかった』
『三年後』 AFO「例の発光する赤児さぁ…あいつのシンパがとうとう1000万人を超えたんだってさ。おかしいよな。だってあれは戸籍登録が一番早かっただけで、インドなんかじゃその二週間前には50人は異能が産まれてたって話だぜ」 与一「兄さん…その姿は」 AFO「おかしな話だよ。そんなので人を集められるなんてさ。だから殺して奪ってやった」 与一「…なんで…」 AFO「だってあのコミックに描かれていたろ。ONE FOR ALL…ALL FOR ONE良い言葉だよな。ヒーローは正体を隠して孤独に戦っていたけれど、悪の魔王は皆が恐怖して全てを差し出すんだ。おまえがそうであるように…皆が僕の為だけに存在する世界。僕にも夢ができた」
AFO「(待て。何故行ってしまうんだ。力を与えてやったじゃないか!なんだおまえは!離れろ!僕のだ僕を見ていろ!僕のものにならないならもうー)」 | |
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