- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
SPY×FAMILY | |
原作(Original Story): 遠藤達哉(Tatsuya Endo) TVアニメ『SPY×FAMILY』 第32話ネタバレ | |
第32話 誰がための任務 | |
放送日 | 2023年11月18日 |
OPテーマ | クラクラ (歌 : Ado) |
EDテーマ | トドメの一撃 (歌 : Vaundy) |
原作 | 第48話 - 第50話 |
CAST | |
ロイド・フォージャー Loid Forger CV.江口拓也 アーニャ・フォージャー Anya Forger CV.種﨑敦美 ボンド・フォージャー Bond Forger CV.松田健一郎 フランキー・フランクリン Franky Franklin CV.吉野裕行 ヨル・フォージャー Yor Forger CV.早見沙織 オルカ・グレッチャー Olka Gretcherdebut CV.遠藤綾 グラム Gram CV.大井麻利衣 ゼブ Zeb CV.寺島惇太 マシュー・マクマホン Matthew McMahon CV.堀内賢雄 鎖鎌のバーナビー Barnaby CV.こばたけまさふみ 聞き耳ーくん Snoops CV.興津和幸 エイマン Heymann CV.虎島貴明 ビーデス Vides CV.左座翔丸 | |
STORY VISUAL | |
TITLE CARD | |
STORY | |
アーニャの機嫌を取ろうと、「楽しく愉快な父親」を目指してお土産を選ぶロイド。一方その頃、護衛任務中のヨルは、殺し屋の一人・鎖鎌使いのバーナビーと対峙していた。殺し屋たちの襲撃が激しさを増していくなか、ヨルは〈いばら姫〉として戦う理由を自問自答するのであった……。 |
ヨル「お2人とも下がってて!」 ヨル「(あまり見たことのない得物…中距離タイプでしょうか。お2人を連れながら逃げるのは困難…!でしたら…)」 ヨル「(間合いに入らせていただけない)」 ヨル「(武器の扱いがとってもお上手なお方ですね)」 「何だ?」 「え…あの人、刃物振り回してない?」 ヨル「(ま…まずいです。思い切り目立ってしまってます…!どうしましょう…このままでは騒ぎに…)」 アーニャ「わーすごーい」 ヨル「(えっ…アーニャさん!?しまったこんなところを見られたら)」 アーニャ「さーかすのおねいさんかっこいー!」 「なんだ大道芸か」 「さすが豪華客船」 ヨル「(た…助かりました!ナイスですアーニャさん!アーニャさんにも私だとバレてない模様!今のうちに…!)」 ヨル「(遮蔽物のない通路・衆人環視・後方にはオルカさんたち…やりづらい…なかなか近づけません…!)」 ヨル「(…いや違う)」 ヨル「(どうして?踏み込むのを躊躇している?この程度の鎌なら致命傷を気にすることないのに…)」 アーニャ「おねいさんがんばれー (はやくたおさないとちちがでてきちゃう)」 ヨル「(もういっそダメージ覚悟で鎖を掴んで引きずり倒し…いやでももっと曲芸っぽく立ち回らないと怪しまれてしまうかしら…どうしましょう…えーとえーと…)」 「おっさんもがんばれー!もっとすごい技見せろー!」 バーナビー「(チッ、手こずったせいでだいぶ人目についてしまったな。メンドーだ。薙ぎ払うついでにこいつらも処分しとくか)」 「いやすごいもん見た」 「コンセプトがよくわからんなかったけどな」 アーニャ「(ははおっかない…こんどからもうちょっということきこうとおもう)」 ロイド「(よし完璧だ!)」 アーニャ「はっ!ちち!」 ロイド「(これであいつも喜ぶはず!)」 アーニャ「(おみせもどらないと)」 アーニャ「(ふふふアーニャなしとげた!ははのおてつだいしてちちにもばれずにみっしょんこんぷりーとした!ゆうしゃアーニャ、さいこうのぼうけんにむねのたかなりがおさえきれない!)」 ロイド「これで全部ください」 店員「と…とてもお似合いですお客さま!」 ロイド「(ぬかりない。どこからどう見てもハッピーで愉快な父親だ)」 アーニャ「くそださい。なえる」 「いやーしかしどんだけハデな夫婦ゲンカだったんだ、あそこの客」 「アイスピックがベコベコだったな。こっわー」 「この船で殺人事件が起きなくてよかったっすね、ははは」 「ほんとだよ、まったく」 「(ブルーレスNo.88にマーメイドのオードトワレ…屋敷で確認した香水とは別物だな)」 「オレだ。奴らの足取りは?」 聞き耳くん「わからん。二等か三等の客室に潜んでる可能性が高いがオレの耳にはまだ何も…」 「その辺りに仲間(ひと)を置いとくか。航路からしておそらく連中が亡命のアクションを起こすのは明日の夜以降。その時が来たら否が応でも姿を現すさ。そっちは引き続きよろしく」 聞き耳くん「ああ」 「見つかったか?」 「いやまだだ。とりあえず第3デッキに向かえってよ」 「ったく使えねー情報屋だな。金だけもらってトンズラする気じゃねーだろうなぁ」 「んなこたぁさせねーよ。何なら船を降りる前に払った代金回収させてもらうか」 聞き耳くん「(頭の悪い連中はどこにでもいるもんだな。準備だけはしておくか)」 ロイド「おいどこ行く。部屋はこっちだ」 アーニャ「ははがたいへん」 ロイド「ヨルさん?まあ遅くまで仕事してるかもしれんがおまえには関係ないだろ。子どもはもう寝る時間だ。帰るぞ」 アーニャ「アーニャのぼうけんははじまったばかり…」 ロイド「(連絡はなかったし、まあ忙しいんだろうな…)」 ヨル「尾行も盗聴もなし!しばらくここで落ちつけそうですね。部長さんが食料も用意してくれたみたいですし、迎えの船が来るまで籠城できそうです」 ゼブ「ぷはーーーーっ!まじビビったぁ~~何だあいつら…殺し屋ってマジかよ!」 ゼブ「船内で銃ぶっ放したり鎌ふり回したり冗談じゃねーよ。帰りて―よ」 オルカ「騒ぐんじゃないよバカ」 ゼブ「だって姐さん見ましたあのゴツイ男ども!まじゴッツ!」 オルカ「おまえってやつは本当に肝が据わらない男だね。情けなくて泣けてくるよ」 オルカ「おまえはあんな風に育っちゃダメですよ」オルカ「ていうか何で付いてきたのさ。こんな危険に巻き込まれる必要なんてなかったろ。新しい組織に残ってりゃよかったんだ」 ゼブ「そっ…そりゃ姐さんのことが…」 オルカ「え?」 ゼブ「いやっ、その…み…見くびらんでください。先代(ボス)に受けた恩を忘れるほど腐っちゃいねっすよ」 ゼブ「戦後、食い物も何もねー時代、ファミリーが仕切ってた闇市がなければオレは野垂れ死んでた」 ゼブ「今でもあのパンの味を覚えてる。オレがここにいる理由はそれだけで充分です」 ゼブ「そ…それに知ってますか?ハプーンの野郎、軍需産業で儲けようと開戦派に取り入ろうとしてんすよ。クソヤローですよ!任せてください姐さん!ハプーンの手先が襲ってきたってオレがボッコボコにしてやりますよ!」 ゼブ「ヒィ―――ッ!ごめんなさいウソです!」 ヨル「おつかれさまです」 マシュー「あなたさっき部屋で私とのノックの合図忘れてドアに近づいたでしょう?」 ヨル「すみません。気をつけます」 マシュー「明日に備えてお三方はお休みください。ドアにはフォージャーを立たせておきますので」 ゼブ「ね…寝られるかこんな状況で…」 ヨル「部長さんは?」 マシュー「私はフロアを見回りつつ可能であれば敵戦力を削いでいきます」 ゼブ「あんたらほんとすげーよ。命狙われても平然としてどうかしてるぜ」 マシュー「これが我々の任務だ」 ゼブ「殺し殺されが当たり前ってか…何のこたない…終戦から10年以上経ったのにまだあちこちに転がってんのな、戦争ってのはよ」 マシュー「人が人である以上、争いに終わりはない。戦時だろうと平時だろうと我々は常に護国の兵たるのみだ」 マシュー「必要があれば足音等で合図します。警戒を怠らぬように」 ヨル「あっ、はい、わかりました」 ヨル「部長さんのおっしゃる通りみなさんはお休みになってください。横になるだけでもいいです。明日のために体力を温存しないと」 ゼブ「わ…わかった」 ヨル「(そういえば、結局ロイドさんたちに連絡できませんでした。そんな状況ではありませんが…)」 ヨル「(あの足の重さはもしかしたらケガを負うのを怖れていただけなのかもしれない。言い訳ができないほどの傷をお2人に見られたら、あの家にはもういられなくなるから)」 オルカ〈カモフラージュ用の家族なのでしょ?〉 ヨル「(そうですよヨル。優先順位を間違えてはいけない)」 ヨル「(何のために…私は何のために…)」 『亡命までおよそ20時間』 フランキー「なぜオレはこんな朝っぱらから犬コロの世話を…?ねみぃ…」 ボンド「ボッフボッフ」 フランキー「ボッフじゃねーくそがー!オレはペットシッターでもガキんちょシッターでもないっつの!裏稼業で忙しいんだ!時間返せコラー!」 「あらーかわいいわんちゃんですね。おはようございます」 フランキー「おはようございます」
『オレの名は黄昏。西国(ウェスタリス)一の諜報員。いついかなる状況…たとえそれが死地の只中であろうとも常に冷徹でいられよう訓練されている』 『観察力・判断力・対応力すべてを極限まで研ぎ澄まし今日までこの裏路地(せかい)を渡り歩いてきた。だが』 『オレはうぬぼれていた。世の中にはまだまだ未知のものが存在する。己の持つ情報と経験だけを過信してはならない』 『ヒトの恐怖の根源は未知だ。死も目に見えぬ悪霊も隣国や隣人も正体を知らないことが恐れを抱かせる』 『オレは…オレは諜報員。オレは未知を恐れない。いや…正しく恐れ正しく対処する。科学者たちが暗がりに明りを灯したように、ウイルスやワクチンを発見したように』 『休暇2日目。黄昏はこの難局を乗り越えてみせる!』 エイマン「えっ?」 ビーデス「接待を中止?」 マシュー「昨夜夫婦でひどいケンカをしたようでね、グレイさまがうんこをもらしたことにより奥さまがご立腹で…今日は楽しむ気分じゃないそうだ」 エイマン「そ…そうですか」 ビーデス「誘致の件は…」 マシュー「ご破算だろうな。気にするな。おまえたちは何も悪くない。夫婦のケアは私がする」 マシュー「おまえたちは今日一日自由に過ごしてくれ」
アーニャ「ぼうけん♪たんけん♪きょうもゆうしゃアーニャのたびはつづく~♪」 ロイド「(観察、判断、対応)」 アーニャ「(きのうはねちゃったけど、はやくははをさがしておてつだいしないと。でも…)」 アーニャ〈ちち!ははがたいへんだからはやくたすけにいかないと!〉 ロイド〈なにっ!どういうことだ!?〉 ロイド〈バカな!ヨルさんがばとるのひとだとッ!?なんてこった!おーまいがッ!〉 アーニャ「(ってなっちゃうからいえない。なんとかしてちちをどっかにおいてかないと)」 アーニャ「ちち!ごるふがある!」 ロイド「やってくか?」 アーニャ「(おとなはなぜかごるふだいすき)」 アーニャ「(ちちがごるふにむちゅうになってるすきにアーニャぬけだすさくせん!)」 ロイド「ほらおまえもやってみろ。楽しいぞ」 アーニャ「むきーーーーっ」 ロイド「落ちつけ。よく狙うんだ」 ロイド「そろそろ昼食だぞー?」 アーニャ「はいるまでかえらない!」 ロイド「(ふむ…成功体験は大切だ。納得いくまでじっくりやらせよう) 大声出すと迷惑だぞ」 ロイド「(…まあ楽しいなら何より)」 アーニャ「(はっ!しまった!)」 アーニャ「ぱずるたのしいなーちちにてつだってもらわないとたいへんそうだなー」 ロイド「(並べるだけなら2分でいけそうだな) どれどれ」 アーニャ「わぁ~~」 ロイド「(観察)」 アーニャ「(ちちからにげられないままよるごはんのじかんに…!ていうかとちゅうからははのことわすれてえんじょいしてしまった!)」 ロイド「(なぜだ!?なぜオレをにらむ!?あんなに楽しそうにはしゃいでいたのになぜ今そんなに不機嫌そうな顔なのだ!?)」 ロイド「(オレは何かミスを犯したか!?落ちつけ黄昏!未知に立ち向かえ!嫌われてるのか!?反抗期なのか!?このままではフォージャー家が家庭崩壊を…)」 ロイド「は…腹でも痛いのか?大丈夫か?」 アーニャ「(アーニャちちのことこまらせちゃってる…?) だいじょぶ。アーニャぼうけんをえんじょいしてる」 ロイド「そうか、ならいいが…」 アーニャ「…でもははがいなくてちょっとさみしい」
アーニャ「アーニャちちとははといっしょがいいから…(だからひとりでははのおてつだいにいかないと…)」 ロイド「…そうか…ヨルさんも休暇だとよかったんだがな…(そうだな。こいつはまだまだ小さい子どもなんだ)」 ロイド「ダメ元でヨルさんに明日空いてるか聞いてみるか」 アーニャ「ははのいばしょわかる?」 ロイド「いや…だがコンシェルジュに伝言を頼んでおく。返信が来たら明日落ち合おう」 アーニャ「わかった」 ロイド「そうだ。この後、上で花火が上がるらしいぞ。今夜のメインイベントだからもしかしたらヨルさんたちも見に来るかもな。人多すぎて探せるか怪しいが行ってみるか?」 アーニャ「はなびいくー!」 ヨル「はい…はい…」 ヨル「部長さんからです。ランデブー船から準備が整ったとの連絡があったそうです。接触は4時間後ですが、準備も必要ですし、何よりこの階(デッキ)周辺は敵さんの包囲網が迫っているそうなので部屋を出て別ポイントへ向かいます」 ヨル「みなさん着替えて!カツラもあります」 ゼブ「わ…わかった」 「オレだ。何か動きは?」 聞き耳くん「正体不明の暗号通信を捉えた。秘密警察の周波数とは別のものだ」 「連中の合図か?」 聞き耳くん「可能性はある」 「よし、総員に通信、ステージ3配置して奴らを待ち伏せろ!」 ヨル「行きましょう」 | |
← 前の話 | 次の話 → |
SPY×FAMILY | ||
アニメエピソード | キャラクター | 主題歌 |
漫画 | 劇場版 | 記事一覧 |