- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
TOKYO REVENGERS | |
原作(Original Story): 和久井健(Ken Wakui) TVアニメ『東京リベンジャーズ』 第43話 | |
第43話 Rise against | |
放送日 | 2023年11月7日 |
OPテーマ | ホワイトノイズ (歌 : Official髭男dism) |
EDテーマ | Say My Name (歌: HEY-SMITH) |
原作 | 第149話 - 第152話 |
CAST | |
花垣武道 Hanagaki Takemichi CV.新祐樹 佐野万次郎 マイキー MIKEY CV.林勇 龍宮寺堅 ドラケン Draken CV.福西勝也 松野千冬 Matsuno Chifuyu CV. 狩野翔 三ツ谷隆 Mitsuya Takashi CV. 松岡禎丞 河田ナホヤ スマイリー Kawata Nahoya CV.河西健吾 河田ソウヤ アングリー Kawata Souya CV.河西健吾 乾青宗 イヌピー Inui Seishu CV.榎木淳弥 九井一 ココ Kokonoi Hjime CV.花江夏樹 黒川イザナ Kurokawa Izana CV.島崎信長 稀咲鉄太 Kisaki Tetta CV.森久保祥太郎 橘日向 Tchibana Hinata CV.和氣あず未 |
STORY | |
タケミチがイヌピーと真一郎の墓参りに行くと、イザナとマイキー、エマと鉢合わせる。しかし、突然バイクで突っ込んで来た稀咲にエマがバットで殴られてしまい、病院に運ばれる途中、マイキーの背中で息を引き取った。一部始終を目の前で見ながら何もできなかったタケミチは、マイキーと東卍が闇に堕ちるきっかけは、エマの死だったことに気づいたが、取り返しがつかない。慰安室で横たわるエマの前に、ドラケンは立ち尽くす。 | |
黒川イザナ「稀咲、替え玉を出頭させた。これでオマエが捕まる事はない」 稀咲鉄太「オレがマイキーを一番知っている。そういう自負がある。人の上に立つ為に必要なのは頭じゃねぇ、容貌だ」 稀咲鉄太「マイキーという容貌は人の上に立つ至高の媒体。アイツは今の東卍の奴らと一緒にいちゃダメだ。せっかくの才能が潰れちまう。だから、オレが手を加えてやる必要があった」 黒川イザナ「勝手な話だな」 稀咲鉄太「その為に目障りなドラケンを殺す計画を立てた。ドラケンに恨みを持つ清水将貴を使ってな。あと少しで殺せるってとこで邪魔が入った。花垣武道だ」 黒川イザナ「たいした奴には見えなかったけどナ」 稀咲鉄太「次に考えたのは芭流覇羅というチームを創りマイキーをトップに据える計画。それを邪魔したのが場地圭介だった」 稀咲鉄太「だから、羽宮一虎を使い場地を殺すように仕向けた」 黒川イザナ「血のハロウィンか」 稀咲鉄太「邪魔なもんは消しちまえばいいんだ。何をやっても満たされねぇオレの心は…最愛の者を失っていくマイキーを見て高揚した。あぁ…こいつを媒体にしてオレはもうすぐ生まれ変わるってね」 黒川イザナ「その仕上げが佐野エマか…?一つわかんねぇのは、リスクを冒してまで自分の手を汚した理由だ。簡単に人を使って殺しができるのに何がオマエを突き動かした?」 稀咲鉄太「実の妹殺した相手にテメェの興味はそれだけか?」 黒川イザナ「実の妹…?アレは妹じゃない」 黒川イザナ「いつか迎えに行く…か…施設で過ごした10年…訪ねてきくれたのは佐野真一郎だけだった。空っぽのオレを埋めたのはあの人の愛だけだ」 黒川イザナ「オレのキョーミは佐野真一郎の愛したモノ全て。佐野真一郎が愛したオレ以外のモノ、みんな消えちまえばいい」 黒川イザナ「今のマイキーはオレと同じ、空虚の極みだ。オレがマイキーを飼い慣らしてやる。時間をかけて、ゆっくりと」 黒川イザナ「稀咲、東卍はオマエのモノだ」 ドラケン「どうなってんだよ」 ドラケン「オマエがいてなんでこうなる?」 ドラケン「オイ…マイキー…何をやってんだよ!?テメェはよぉぉ」 花垣武道「オレのせいです!オレが一番近くにいたのに守れなかったんです!」 花垣武道「マイキー君のせいじゃない!オレのせいなんです。だからドラケン君!責めるならオレなんです!マイキー君を殴るのは筋違いっスよ!」 ドラケン「みんなを守るために東卍創ったんじゃねぇのかよ!?」 花垣武道「やめてくださいよドラケン君!」 ドラケン「パーちん捕まっちまったじゃねぇかよっ!?」 ドラケン「場地は死んじまった!一虎も逮捕された」 ドラケン「エマまでっ!」 ドラケン「エマまで…っ」 花垣武道「しっかり…してよ…ドラケン君…ドラケン君なら…いつものドラケン君なら…乗り越えて…受け入れられますよ…」 花垣武道「(受け入れられる?受け入れられるワケ…ないねぇ)」 花垣武道「(もう一度ヒナに触れたい…もう一度ヒナを見つめたい...もう一度ヒナを…大切な人の死なんて…受け入れられるワケない…)」 花垣武道「(二人は過去には戻れないから…オレみたいに大切な人を救おうなんて2人にはできないから…)」 花垣武道「(マイキー君…君は…受け入れられなかったんだね…何もかも失って何も受け入れられないから、堕ちていくしか…なかったんだね。終わった…もうあの現代は変えられない…)」 千堂敦「千冬、マイキー君と連絡取れた?」 松野千冬「いやダメだ。繋がらねぇ」 千堂敦「タケミチは?」 山岸一司「電源入ってねぇらしい」 山本タクヤ「オレ、タケミチんち行ってみるわ」 松野千冬「乾君!タケミっちは?一緒じゃなかったんスか?」 イヌピー「ヤベぇ事になった…」 花垣武道「マイキー君、こんな時にこんな話…不謹慎かもしれないですけど今日は天竺との決戦です。みんな…マイキー君の号令がないと動けません」 花垣武道「マイキー君、エマちゃんを…殺したのは…稀咲です!アイツの事だから悪知恵働かせて絕ッ対ェ捕まりません。マイキー君…オレは一人でも天竺とやります」 花垣武道「(オレだけでも…前に…進まないと…)」 橘日向「エマちゃぁぁぁん!ヤダよぉぉ!こんなの…」 花垣武道「ナカナイデ!ヒナチャン!」 花垣武道「ホラ、オレガツイテルカラサ!」 花垣武道「エーンエーンタケミチクーン!ドーシタンダイ?オレニソーダンシテゴラン。タケミチクーン。ハハハハ、ヨーシヨシ」 橘日向「ふざけないでよタケミチ君!」 花垣武道「21歳の時デパートで清掃のバイトしてたんだ。よく迷子になる子がいてさ、こうやって気を紛らわそうとして…でももっと泣いちゃってさ…」
花垣武道「くだらないね…これが…オレ…26歳のオレ…チャランポランでどうしようもねぇバカ。毎日ボーっと過ごしてきた」 花垣武道「俺の知らない所ではこんなヤベぇ事が起きてたのにね。なんも知らなかった。つらい事から逃げてたから…オレ…行くね!まだできる事あるから。ヒーローは逃げない。君に笑ってて欲しいから」 松野千冬「聞いてくれみんな!」 松野千冬「今日は総長の妹が亡くなった」 「何があった!?」 「ドラケン君は?」 「総長は?」 松野千冬「総長と副総長は無事だ。だが、総長は当然今日の天竺戦には参加できない。副総長もだ」 「え…?どうすんだよ…?」 「トップ二人がいねぇんじゃ…抗争なんて無理じゃね?」 イヌピー「そうだな。王のいねぇ軍隊は烏合の衆…100%負ける。今日戦うべきじゃない」 花垣武道「確かに今日引いて改めて準備した方が勝ち目はあるかもしれない。でも、東卍は今日天竺に乗り込みます」 「は!?何勝手な事言ってんだテメェ!?」 「マイキー君なしで東卍が動くワケねぇだろうが!」 「いつから東卍仕切ってんだテメェ!」 「調子乗ってんじゃねぇぞ!行きたきゃテメェ一人で行ってこいや!」 「少なくとも総長が立ち直るのを待つべきだろうが」 「解散だ解散!」 松野千冬「まぁ、こうなるわな」 花垣武道「みんなが正しいよ」 松野千冬「で?どうするよ?」 花垣武道「オレは一人でも…引くワケにはいかねぇ…!」 松野千冬「だよな。じゃあ、二人で心中だな」 花垣武道「千冬…すまねぇ…」 千堂敦「二人だけじゃねぇぞ!オレも一緒に行くぜ!タケミチ!いつでもそうだったな!逃げねぇのはタケミチだけだった!」 「一緒に天竺乗り込むぜ!」 「えっ!ウソ!」 スマイリー「病院抜け出してきたぜ」 柴八戒「なぁ?恩人!」 イヌピー「オマエら…正気なのかよ?」 松野千冬「勝算はねぇ!でも、ここで逃げたら東卍は終わりだ!オレらがオレらであるためには証明するしかねぇだろ!たとえマイキー君がいなくたって!」 | |
← 前の話 | 次の話 → |